TOPビジネス経営・マネジメント価値観の凝りをほぐすアート思考ラジオ#741 IPについて考える② クリエイティブ・ソースとしてのIP22:22 10月29日 267再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次IPの新たな側面、創造性刺激の源日本文化が育む二次創作の連鎖継ぎ足しと余白が育むIPの進化UGCと二次創作によるIPの「繁殖」予測不能な未来へ向かうIPの姿AI文字起こし(β版) # はじめのご挨拶 こんにちは。価値観のこりぐさと志向ラジオ。この番組は既存の価値観にとらわれずに、自分らしい価値を作るヒントをお届けします。 # 今日はIPについての連載の第2回 こんにちは。トシコーラジオです。 だいぶ間が空いてしまったんですけれども、IPについての連載をすると言ってですね、 たぶん1ヶ月近く空いてしまったような気がするんですけれども、 今日はちょっと第2回でですね、その連載の続きで、 クリエイティブソースとしてのIPというお話をしてみようかなと思います。 # 創作の連鎖を触発する原液 クリエイティブソースとしてのIPというお話なんですが、 ちょっとここに前回の配信を貼っておきますが、 前回もIPというのを、もちろん儲けの源泉、お金を生み出すものという意味で インテレクチュアルプロパティですね、財産という捉え方もできると思うんですが、 捉え方というのは、お金を生み出すものという意味でですね、財産であると。 ただその財産って、私有財産だけではなくてですね、 もっと文化資源とか遺産みたいな感じに、だんだん公共的なものに、 IPも長く受け継がれてというか、続いていくものというと、 ほとんど公共の資産のようになっていくなと思ってまして、 仏教に出てくる十二神章とか、アシュラーとか、 ああいうのも、もともとあったものが何千年も経っても知られているという意味では、 超巨大IP、それはお金の源泉ではないというか、 もう私有財産ではないわけですけども、そういうふうになっていくよねというお話をしたんですが、 その続きでですね、ちょっと今日はクリエイティブソースとしてのIPという言い方というか側面を見たいなと思います。 クリエイティブソースというのは、僕の造語なんですけども、 創造性を触発する現役みたいなものですね。 日本のこれは本当に特徴的な文化というか、日本人が大得意な領域として、 二次創作というのがあります。 コミケとかでですね、もともとの原作から派生した、派生というか、 ちょっと原作からするとだいぶ飛躍した設定で、BLとかもありますよね。 少年漫画のキャラクター同士が恋愛関係になっていくみたいな二次創作があったりすると思うんですけども、 そういうものから、いろんなイラストを自分でファンアートって書いたりとか、 いろんな形での二次創作があると思うんですけれども、 いいIPというか、長く続いているIPはですね、愛されて愛着がある過程で、 そういう二次創作的なものも生まれていくと。 何だったら、漫画とかアニメでもそうかもしれないんですけど、 二次創作をやっている中で、創作意欲が湧いてクリエイターになっていくみたいな、 これは別に漫画とかだけじゃなくて、 例えばゲームでね、ファミコンのゲームすごく好きだったのでって言って、 ゲームクリエイターになる人とかもいるわけですよね。 そんな風に、創作の連鎖みたいな言い方を弊社の中ではしていますけれども、 作るワクワクの連鎖みたいな言い方をしていたりするんですが、 クリエイティブな作品っていうのは、そういう風に連鎖をしていく力があるなと思っていて、 それ単体で終わるというよりも、 そういう創造性を刺激して、触発して連鎖していくっていうのが、 いい作品であり、IPとして長く残っていくものかなという気がしております。 # 原液はあとから継ぎ足される そのクリエイティブソースですね、 創造性の源っていう意味で言うと、そのIP、良いIPというかですね、 良いと僕が今言っているのは、創作とか創造性を 連鎖させていくようなものを、IPの機能だと一つした時に、 良いクリエイティブソースであるということは、 現役の濃さと余白というのが必要かなというふうに思っています。 現役の濃さというのは、やっぱり作品自体が すごくよくできているとか、愛着を生むということで、 そこが弱いものは、そもそも 伝播されていかないというところもあるかなと。 現役が濃ければ濃いほど良いかというと、 濃ければ濃いほど良いのかもしれないんですが、 長く続いていくためには、余白というのも 必要だと思うんですよね。 例えばサザエさんとかで言うと、 サザエさん一家というのは決まっているものとして、 現役というか、日本人の現風景みたいに なっていますけれども、 もうあれ実際は作者がなくなっているわけで、 新しくそれでも毎週放送されているというのは、 ある種の二次創作でつながっている ところだと思うんですけれども、 そういう新しいお話が生まれても、その中に 包含してくれるような余白があるということかなと思います。 この現役の濃さというのは、最近僕は思っているのは、 最初がめちゃくちゃ濃いということもあるかもしれないんですけど、 ちょっとうなぎ屋さんの秘伝のタレみたいに、 継ぎ足されながらどんどんおいしくなっていくということもあるかなと思っておりまして、 結構名作の作品とかでも、漫画とかの作品とかでも、 IPで後付けでストーリーとか設定が追加されたのって結構あるわけですよね。 有名なところだと、ドラゴンボールの サイヤ人という概念が入って、 いわゆる戦闘漫画っぽくなっていくわけですけど、 最初のうち、悟空には尻尾はあったけれども、 サイヤ人という設定はなかったんですよね。 それが後から設定されて、宇宙人になったというところから、 いろんなベジータとか、サイヤ人がいろいろ来てとか、 そういうふうに広がりをしていったわけですね。 あと、ちょっと古いですけど、僕らの世代だと、 ウルトラマンというのがいたときに、 ウルトラマンはもともとは単発の予定だったのが、 帰ってきたウルトラマンみたいになって、 その後のシリーズになっていくときに、 兄弟っていう、ウルトラ兄弟っていう設定が後付けされて、 ウルトラの父とウルトラの母みたいなのが 出てくるみたいな、これ当初から思っていた現役というよりは、 後から追加されていっているものであると。 やっぱり余白っていうところをいくと、 大元の設定の強さというか、 人気があることは大事なんですけれども、 その派生するときに、いろんなバラエティに富んだ 展開ができるということも結構大事かなというふうに思います。 イメージでいうと、カルピスってありますよね。 あれがまさに現役なわけですけど、 カルピスっていろんな味あるじゃないですか。 なんかぶどう味とかオレンジ味とかですね。 アレンジしているいろんな種類があるみたいなのが、 僕の今持っているイメージに近いんですけど、 要はあれって何味が追加されても、 カルピスであるっていうことは分かるわけですよね。 カルピスであるっていうことは分かる。 いろんな味になっても。 かつ、元のカルピスの味がシンプルであるから、 いろんな掛け算がしていけるっていう多様性を受け入れるのは、 カルピスっていうものがシンプルであるがゆえに 余白があるっていう、そんな感じでですね。 原作もいろんな設定に、 ウルトラマンっていうアイコニックな銀と赤の色があるから、 兄弟になってもいいし、仮面ライダーもお面の形ね。 いろんな、最近の編成以降のライダーは、 本当にいろんな自分で変身できるとか、 いろんな設定が付け加わっているんですけど、 一応虫っぽい顔であるっていうことと、 変身するっていう、それは引き継がれていきながら、 ルールというか、大元のところはシンプルなので、 いろんな展開ができるっていう、まさに カルピスみたいな感じになっているかなというふうに思います。 # 「繁殖」する二次創作 あとからですね、その現役が追加されて、 継ぎ足されながら、いい現役になっていくみたいなところでいくと、 僕がというか、弊社のMetaverse Creatorsで、 なんていうかな、面白いなと思っているのは、 やっぱり二次創作とかUGCって言われるものなんですよね。 そのユーザーが、その現役をただ受け取って 飲むというだけではなくて、 そのアレンジにも関与したり、 現役を継ぎ足すところにも関与するみたいなのが、 今のインターネット以降の新しいIPの生まれ方 みたいなところではないかなというふうに思っています。 これ事例で言うと、例えばSaint Seiyaっていう、 この間応領されちゃって大変みたいな、 車田雅美先生のニュースにもなってましたけど、 が生んだ名作のSaint Seiyaっていうのがあって、 これの二次創作をすごいやっていた、 甲賀勇さんという漫画家さんがいらっしゃって、 それがちゃんと公式認定されて、 公認二次創作として出版されるみたいなことも起こっていたりしまして、 これって元々甲賀勇さんがSaint Seiya好きっていうのがあって、 それの二次創作にも、創作の連鎖が起こった二次創作にも ファンが付いてくるみたいなことになって、 その作品のクリエイティブソースが受け継がれながら 広がっていってるっていう感じのことが、 これからますます起こってくるんではないかなと思います。 弊社で出している男性アバターも、 これもちょっとここにイメージつかないと思って貼っておくんですが、 しずねくんというのと、しどうさんという 美少年とイケオジがいるんですけども、 これすごく人気になっているとファンクラブができて、 しずね集会っていうのがあって、 元のオリジナルのアバターをちょっとずつ みんな自分色にリメイクして、 一堂に会してお互いのしずねを見せ合って、 みんなでそれを見て幸せになるっていうイベントが、 ファンの方主導で開催されていたりとか、 とにかく僕らもコンテンツを出しているわけですけど、 それをそのまんま使ってくださいというわけではなくて、 やっぱりそこにアレンジがされる。 その中ではオリジナルの素体よりも、 かわいいなみたいなものも出てきたりすると思いますし、 あとショートストーリーをね、背景のストーリーを作ってくれるとか、 ファンアートがあるとか、 そういう中で、しずねくんが住んでいる世界が、 クラリビア王国っていう魔法都市みたいなのが、 っていう設定があるんですが、 そこがより豊かになっていくみたいなのが、 すごい面白いなと思っていたりします。 あともう最近ね、エンタメ業界では、 ものすごい伸びをっていうか、ユーザー数が爆増していて、 月に何億円ってもう収益も立っている、 お化けアプリでゼタっていうのがあるんですけども、 ゼタっていうのはですね、 ストーリーをチャット形式でやり取りしながらですね、 生成AIでそのキャラクターとお話しするように、 ストーリーがつむがれていくみたいなところで、 まさにこれはユーザーの側がですね、ストーリーを作る、 ストーリーが生まれていくところに関与しているわけですね。 もうだからその生成がAIによって ものすごいしやすくなると、まさにこの二次創作的なというか、 ユーザーの三角によって現役が 継ぎ足されていくっていう感じになるかなというふうに思っています。 これが結構面白い。面白いっていうのは、コンテンツ事業者、 提供者としてもですね、自分たちが始めたところから、 ちょっと価格反応でどう転がっていくかみたいなのが すごくワクワクするなと思っていて、そういう意味で言うと、 IPってライセンスとかね、ライセンシーっていう 許諾っていう概念があるわけですけど、許諾だとワンウェイな感じなんですが、 もう少し許諾でただ受け取るというよりも、そこに 参加する、参加型のツーウェイの感じ、 分洋されていく、ちょっとずつ現役を分けてもらって 飲みますというよりも、 繁殖していくクリエイティブソースの現役があって、 その子孫が増えていくと。 遺伝子は引き継いでいるんだけども、いろんな 多様性があるみたいな感じで広がっていくのが、 これからそれこそこのクリエイティブソースとしての IPの広がりというところがですね、またワンウェイじゃなくて、 このツーウェイ、IP2.0みたいなのが クリエイティブソース型のIPかなというふうに思ってまして、 こういう展開がちょっと予測できないというか、 コントロールできない転がり方をしていくっていうのも面白いかなと。 IPって普通ね、監修があってちゃんと コントロールすることも大事なんですけども、 半分ぐらい委ねるみたいなIPのあり方になってくるのか どうかっていうのを事業としてもですね、 ちょっと実験的なことも含めながら いろいろ試していて、そこすごい面白いなと思っております。 # コメントへの御礼 はい、最後にコメントのご紹介です。こちらはですね、前回の「執念と執着の違い」という回で、あきさんからコメントをいただいております。 若宮さんこんにちは。Voicy初期からのファンです。いつも若宮さんは私にタイムリーな問いかけをくださるなぁと嬉しくなりました。 放送後、今の自分は執念・執着どっちのお題でジャーナリングに没頭しました。過去の経験が浮かんできました。 当時はただ必死、執着だったのではと思いながらの振り返りでしたが、ギトギトまとわりつく感覚はない。あれは執着ではなかったのかも。 一方、昨年会社員を辞めて取り組んでいるフリーランスへの道には、熱意を持って始めたはずが執着の気配。 本当にその活動をやりたいのか迷いつつ、まだできることがあるのにやりきっていないという不完全燃焼の感覚。 でも結論は出しません。今は道の途中、執念か執着かは後から振り返ってしかわからないのかも。そんなことを考えました。 尊敬する若みなさんからタイムリーに素敵なテーマをいただけたことに感謝です。いつもありがとうございます。 はい、秋さん、素敵なコメントありがとうございます。そして初期から聞いていただいているの本当に嬉しいです。 そうですね。執着と、まああのわかりやすく過去に向かうか未来に向かうかみたいなことだったり、 まあ重くなるか軽くなるかみたいな執念と執着って違う、似てる感じだけれどもちょっと違うよねっていう話を前回はしたんですが、 いやー確かにね、その時その時その瞬間で言うとどっちなんだろうっていうのはわからない、結構難しいですね。 わからないからこそ執着してしまうみたいなところなのかなと思いますね。これ本当にスタートアップというか起業をしていると、 もうここまでやってきてダメだったら、諦めるのも勇気ではないかみたいなことを思う時もあれば、 まあなんかいろんなね、サクセスストーリーを聞くと、そこで諦めなかったからこそ次の景色が見えたみたいな感じがしたりとかしてですね、 まあなんかこう本当難しいなぁと思いますね。でもやっぱりあの秋さんが結論を出すことはないっていうのは不完全燃焼の感覚があるんであれば、 やっぱりそれまだ燃料があるっていうことだと思います。その燃料を燃やしていくときに、 それでさらに火がついて火が大きくなるっていうこともあると思いますし、燃料が燃え尽きたところまでいっても、やっぱりこうちょっとエネルギーが下がってくるなぁみたいな感じになればですね、 まあなんか僕の新規事業とかあれで言うと、A段のタイミングは必要なんですけど、なんかね同じことをぐるぐるぐるぐるただ考えていて、 あのるときはもうなんか、次これやってみたらどうだろうみたいな新しい案が浮かんできてないので、大体もうエネルギー切れになっている ことがあるので、そういうときはもうやめましょうみたいな、堂々巡りしているみたいなときはですね、立ち切った方がいいときもあるんですが、 まあなんか、それはなんかその時が来るまでわからない、もしくは秋さんが書いていただいているように、後から振り返らないとわからないっていうことかもしれないなと思います。 でもなんか続けていってもいいかなっていうのは、やっぱりそこで同じことをやっているようでも、これはやってみ、まだこういう手があるかもとかみたいなのが湧いてくるというか、 思いついてきているうちはですね、それをいろいろやってみると、同じことをやっているようでちょっとずつ違う試し方をしているので、 ここは安藤桃福さんのあれじゃないですけれども、それを考え続けている中でちょっとずついって、どこかでブレイクスルーがポンと出る可能性があるのでですね、 まあちょっと執着フェーズということで、頑張ってもいいのかなというふうに思います。はい、今会社員からフリーランスへの道をされているということなんですが、 今道の途中なので、いろんな展開があったりすると思うので、またコメントでですね、そのものことも聞かせていただけたらとっても嬉しいです。 はい、応援しております。といったわけでですね、今日はクリエイティブソースとしてのIPというお話をしました。 またIPのお話は、本当は毎回毎回連載で話したいんですけど、他に話したいことが出てくると、今回みたいに1ヶ月ぐらい空いちゃうかもしれないんですが、 IPのことも話して、考えながら話してみたいなと思いますので、また聞いていただけたら嬉しいです。はい、といったわけで今日はこの辺で、今日もあなたの1日がユニークでありますように。ではまた明日。 もっと見る #ゲーム #スタートアップ #コンテンツ #エンタメ #マンガ #IP 価値観の凝りをほぐすアート思考ラジオ若宮和男@起業家/アート思考著者/福岡女子大客員教授00:081.はじめのご挨拶00:292.今日はIPについての連載の第2回https://voicy.jp/channel/2376/817461004:143.創作の連鎖を触発する原液05:344.原液はあとから継ぎ足される06:415.「繁殖」する二次創作https://x.com/hashtag/%E9%9B%AB%E5%B3%B0%E9%9B%86%E4%BC%9A?src=hashtag_click05:196.コメントへの御礼コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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