TOPビジネス経営・マネジメント価値観の凝りをほぐすアート思考ラジオ#731 IPについて考える① 消費するか、受け継ぐか18:49 9月6日 292再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次IPの核心に迫る問いかけビジネスを巡るIPの多角的解釈文化遺産としてのIPの永続性IPの安易な消費が招く結末次世代へIPを継承する知恵AI文字起こし(β版) # はじめのご挨拶 こんにちは。価値観のゴリ押しアトシコーラジオ。この番組は既存の価値観にとらわれずに、自分らしい価値を作るヒントをお届けします。 # IPについての連載を始めてみる こんにちは。敏光ラジオです。 今日からですね、何回かに分けて、 ちょっとIPについて考えるという伝説をしてみようかなと思っています。 IPっていうのは、最近エンタメビジネス、 アニメとかゲームとかの領域ですごくIP、IPって言われるようになってきているんですけれども、 IPの在り方みたいなところを、うちの会社も、 Metaverse Creatorsもコンテンツ事業をやっておりますので、 すごくこのIPの在り方っていうのには、 ずっと興味があるというか、研究しているところなので、 これどういう着地になるか分からないというか、 考えながらですね、ちょっと連載をしてみたいと思います。 今日はですね、割とIPに対する需要の態度として、 消費するか受け継ぐかみたいなお話をしようかなと思っています。 # IPってなんだ? はい、IPという言葉ですね。最近、エンタメビジネス界隈でよく聞くようになっているかと思います。 これビジネス界隈でという言い方をしたんですけども、割とですね、このビジネスモデル的なというか、 収益を上げる源泉みたいな形で、言っちゃうと儲けのもとみたいな感じの言われ方、使われ方をすることがあるので、 結構エンタメ界隈ではですね、IPという言葉が嫌いだというですね、反発というか反感みたいなのもよく聞きますね。 要はアニメの作品だったり漫画の作品だったり、僕も日本のエンタメ大好きですけれども、 その作品の作り手からすると、別にそれはビジネスのためのIPという言われ方をするのって、 儲けのためにやってそうだとか、作品を作るときにそういうこと考えてないみたいな、割と言説があるかなというふうに思います。 このIPという言葉はですね、もともとインテレクチュアルプロパティということで知的財産というふうに訳されますけれども、 そこに作品とかで言うと著作権が生まれて、その権利を持っていることで、いろんな派生的な展開があったときに、 印税だったり元の原作者というか、原著作者の人たちが持っている権利がお金を生むということで、財産性があるものということで知的財産とインテレクチュアルプロパティというふうに言われます。 米国とかだとフランチャイズという言い方をされたりしますけれども、フランチャイズって日本語だと割とチェーン店とかで、フランチャイズの店舗って本部が作った料理だったり、 そういう型を貸し出すじゃないですけれども、分け与えることで売り上げの何パーセントかを取るみたいなのがフランチャイズですね。コンビニだったり居酒屋のチェーンとかだと思うんですけれども、 そういう元になるものっていうことで言うと、IPとフランチャイズっていうのは似ていて、元になるものがいろんなところに広がりをした結果、広がった先からロイヤリティというか、一定の割合でお金を得るみたいなところもIPとフランチャイズっていうのは似ているところではあるかなと思います。 僕も、このIPっていうのを作っているコンテンツが単にお金を生むからっていう観点に、やっぱり聞こえてしまうっていうところに反発する気持ちは分からなくもないんですけれども、なかなかIPに代わるいい言葉がちょうどいい言葉がまだないなっていう感じで、 つい便利なので、IPっていうのを使ってしまうんですけれども、この連載の間にIPに代わる何か言い方を考えれたらなと思っているんですが、要はIPってアニメとか、サンリオさんとかだとキティちゃんとか、キャラクターみたいなものに思われるかもしれないんですけれども、別にキャラクターには限らず、 ある世界観であったりとか、番組とかで日本だとサスケっていう番組とかがあると、あれもさっきのフランチャイズと一緒で、いろんな国であのフォーマットで番組を展開しているクイズミリオネアとか、ああいうのもそうだと思いますけれども、 そうすると、それは特定のキャラクターとかいなくても、IPっていうことになるので、この広がり方みたいなところを言い表したいときに、IPに代わる言葉っていうのはなかなかないなと思っています。 # 知的財産と文化資源と文化遺産 これ、先ほど言ったビジネスサイドから言うと、お金の儲けの厳選というところもあると思うんですけれども、それ以上にエンターテインメントとかコンテンツの場合はですね、文化として考えた時に、残っていくっていうことってすごい大事だと思うんですね。 50年後、100年後、残っているキャラクターなり、ストーリーなり、世界観なり、番組とかのフォーマットであってもですね、そうやって残っていくっていう時に、そのIP的な、もしくはフランチャイズ的な広がりと、それに基づくお金の循環みたいなところですね。 これってすごく大事なものだな、大事なことだなと僕は思っているので、ビジネスとしてというか、お金の巡りもないと残っていかないみたいなのもあるので、作品は作品性コンテンツ、いいものを作るぞっていうのは、それはその通りだと思うんですけれども、 ちゃんとそれが文化として残っていく意味でも、IP的なあり方っていうのは、悪いものではないと少なくとも思っていますし、ちゃんとそういう設計というか、大事なんじゃないかなと僕は思っています。 なんでかっていうとですね、IP的な性質として、マルチメディアとかよく言われるんですけども、メディアを超えて、メディアが変わっても残り続けるという特徴があります。 例えばポケモンとかで言うと、ゲームボーイっていう、若い方はゲームボーイって言われてもわからない、見たことないみたいなぐらいのポータブルのゲームを任天堂が作ったときに、モンスターを交換できるみたいなところから爆発的なヒットになったわけですけれども、 でもそれがゲームボーイだけに閉じているとしたら、ゲームボーイが売れなくなったときに、ポケモンっていうのはもう終わってしまっていたかもしれないわけですね。 それが他の、もちろん任天堂のゲームはその後、スイッチとかも含めてだったり、スマホのゲームにもなっていたり、アニメになったりですとか、最近だとトレーディングカードとか、メディアを限られずにどんどん伝わっていくからこそ、 一定のメディアとか、やっぱりゲームのデバイス、もしくはプラットフォームっていうのは、それ自体の寿命もあるので、それを超えて残り続けるっていうのが結構IP的なこととして、お金の面だけではなくて、残り続けるっていう意味での重要性があるかなというふうに思います。 IPってインタレクチュアルプロパティということで、知的財産。財産っていうのは一定私有財産ではあるんですけれども、捉え方として言うと、文化資源みたいな感じの捉え方でもいいのかなという気もします。 これ、農学誌の安田昇さんが以前お話ししていたことで、安田さんは農は650年続いているわけですけれども、農はもう石油とかと同じ資源だと思っていると。 石油って原油でそのまま使うだけではなくて、加工して化学繊維みたいなものにもなれば、ペットボトルにもなれば、いろんな使い方ができるわけですね。 その資源っていう捉え方をしたときに、いろんな用途に使える広がりがあるというのが、良い資源というわけじゃないですけれども、石油がこれだけ重宝されてきたということだと思うんですけれども、 IPもプロパティというと財産ですけれども、そういう文化資源としての捉え方もできるかもしれません。それを超えていくと、仏教の仏みたいなのもある意味ではIPであると思うんですけれども、 文化遺産みたいな感じになると、プロパティというよりは資源だとリソースなんですけど、文化遺産だとヘリテージという言い方があると思うんですが、ヘリテージ的なのになると、 私有されるものというよりは公共のもので、誰かに権利があるという感じではないかもしれないんですが、もう100年、200年、仏教のいろんな仏とかでいくと何千年も残っているみたいな、あれをキャラクターみたいに考えるとちょっと軽すぎるぞっていうご意見もあるかもしれないんですけれども、 すごく似たものとして何千年もやっぱり残って、それが人間にある種の感動だったり、愛着とか慰不の念を呼び起こし続けているというのはすごいことだなというふうに思います。 # 消費するか、受け継いでいくか これ、文化資源的な考え方をした時で言うと、リソースっていうのは、使っていると枯渇してしまうわけですね。 石油資源とか、最近化石燃料っていうのは、すごくもう有限で地球に埋まっているものが、使い尽くしてしまうんではないか、みたいなのだと思うんですけども、 やっぱりその資源って、ただ消費するだけではなくて、蓄積するというか、ほとんど大事だと思うんですよね。 石油も長い時間をかけて、生物が石化した時に燃料っていう風になっているので、ゆっくりとは溜まっていってるんだけれども、 使うスピードが速いと枯渇してしまうというところで、この1つ、消費するっていうことに対しての捉え方っていうのはあるかなというふうに思います。 何を言っているかというと、IPって結構流行ると、いわゆる擦るっていう言い方がありますが、アニメとか映画とかでも、ほにゃらら2、ほにゃらら3、ほにゃららザ・ムービーって言うので、 同じものを何回も何回も、1回ヒットしたものっていうのは、ヒット確率を計算しやすいっていうのもあると思いますし、受け手側も最近、タイパーとかコスパーって言われてるのだと、 ハズレがないっていうので、擦るっていうことになると思うんですけど、やっぱ擦ると摩耗して減っていくんだと思うんですね。こればっかりやっていると、せっかく何十年、もしかしたら百年後まで残っていくようなものになるはずだったものが、 一発屋芸人みたいな感じで、一時期にバーッと盛り上がるけれども、もう消費されてしまって、中身もスカスカになって何も残らないみたいになってしまうと、良くないなというふうに思います。この消費ではなくて、擦るんではなくて、 受け継ぐみたいなモードのほうが、IPに関しては良いのではないかなと思っていて、これどういうことかというと、先ほどIP的なもの、もしくはフランチャイズにメディアを超えて広がって残り続けるっていうのがあったと思うんですが、そのメディアが変わったときに、 同じものをただ転用しているのではなくて、新しいメディアにあったものを、そのIPのコンセプトは受け継ぎながら、新しいものを作っていくっていうことですね。これが伝統を受け継ぐっていうことに似ていると思うんですけれども、 オリジナルのコアなコンセプトだったり、ある種の精神性みたいなものは、大事にしながら、その新しいメディアのフォーマットに合わせたものを生み出すと。 なので、これ似たものをただコピーしているとか、ただ転用しているのではなくて、そこで子供、子孫が生まれていくように、新しい命をそこで生んでいくっていう、これによって受け継がれていくっていうのがいいかなというふうに思っています。 なので、売れたからただ擦るみたいなことになると、いわゆるIPの悪いところが出てしまうかもしれないんですが、それって受け継いでいくっていうスタンスで、ちゃんとオリジナルのコンセプトは受け継ぎながら、新しいものをやっぱりそこでものづくりというか、コンテンツ作るときには真摯に作っていくっていうことができるといいのかなと。 さらに言うと、これ日本のお家芸というか、今ますます加速しているところとして、二次創作とか、おしかつ、ファンダムみたいなのはあると思うんですけれども、ここも二次創作でもオリジナルのちゃんとコンセプトとか精神性を受け継ぎながらいくのであれば、 まさにフランチャイズというか、日本で言うと乗れんわけみたいな感じですよね。対象権の受け継いでいるというか、看板は受け継いでいるのはあるけれども、それぞれ違うラーメン出してたりするわけなんですが、それによって受け継がれていくっていうことがあるかなと。 こうやってたくさんの人が受け継いでいく中で、そのIP、知的財産、プロパティというのは、私有的なものではなくて公的なものになっていくんじゃないかなと思って、神話とか仏像でもアシュラとかって誰かの持ち物ですかというわけではなくて、 みんなのものになっていくっていうことで、ずっと続いていくことになるのかなというふうに思います。なので、このIPにはメディアを超えていく。それを超えるからこそ受け継ぐっていうのは、次の受け継い手たちが二次創作も含めていることで、 どんどん開いていって、どうせっていう言い方はあれですけど、知的財産権、著作権っていうのも、死後何年っていうのが定められていて、最後は公的なところになるわけですね。 その長い射程で生き続けるとか、広く伝わっていくっていうことが、やっぱりコンテンツにとっても一番いいことかなというふうに思っていて、ちょっとIPっていうとビジネス的な側面だけ強調されてしまうので、 何かこれ違った言い方を考案できないかなというふうに思っているところです。といったわけで、今日はIPについての連載の紹介ということで、コンテンツを消費するか受け継ぐかみたいなお話をしてみました。 といったわけで、今日はこの辺で。今日もあなたの一日がユニークでありますように。では、また明日。 もっと見る #スタートアップ #コンテンツ #エンタメ #IP #文化資源 価値観の凝りをほぐすアート思考ラジオ若宮和男@起業家/アート思考著者/福岡女子大客員教授00:081.はじめのご挨拶01:112.IPについての連載を始めてみる04:463.IPってなんだ?05:524.知的財産と文化資源と文化遺産06:545.消費するか、受け継いでいくかコメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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