TOPエンタメ映画・本鳥井弘文の旅と読書とコミュニティ心におさまらないことがあると、人は他者と共有したくなる。09:19 2024年2月15日 640再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次心に収まらない事、他者と共有したい衝動カウンセリング事例から紐解く人間の深層心理現代社会における炎上と人間の習性心の収まらなさを和らげる方法とは?学び続けることの重要性と心の成長AI文字起こし(β版) # チャプター 1 こんにちは、鳥井裕文です。 働くをテーマにした対話型オンラインコミュニティ、和製サロンを運営しています。 さて、本日のお題は 心に収まらないことがあると人は他者と共有したくなるというテーマでお話ししてみたいと思います。 今日も昨日ブログに書いた内容です。 それでは早速本題に入っていきますね。 先日もご紹介した心理学者、河合駿さんの カウンセリングを語るという本があります。 この本の中に非常に面白い記述が書いてありました。 それが今日のタイトルにもある通り 心に収まらないことがあると人は他者と共有したくなるというお話です。 言われてみると、誰もが実際に身に覚えがある話だと思うので 早速本書から少しだけ引用してみたいと思います。 例えば、カウンセラーをやっていて高校生がやってくる。 可愛らしい顔をしていてニコニコと入ってきて こんにちは、と言って勉強はよくできるし どこを見ても問題ないと思っているのに お父さんをむちゃくちゃに殴って骨を折った なんていう高校生が来たりします。 ちょっと中略して ニコニコしてさようなら先生また来ます なんて帰るとどうしても同僚に言いたくなる 今日変な高校生が来てな どこから見ても普通なんやけど 親父だけを殴り寄るんやなんて言いたくなるでしょう なぜだか分かりますか。 自分の心に収まらないからです。 自分の心に収まらない話というのは 人に話したくなると思ってまず間違いないと思います。 さていかがでしょうか。 これはグーのでも出ないほどに 本当におっしゃる通りだなって思いますよね。 自分自身の気持ちを振り返ってみても 本当に強くそう思います。 これは例えば 少し大きめの自信なんかがあった時とかを 考えてみても分かりやすいかと思います。 基本的に人間は 世間の人としかコミュニケーションを取らない 道行く社会の人とは 挨拶も交わさないのが都会のルールだと思います。 でもちょっと大きめの自信なんかがあると 周囲にいる赤の他人と コミュニケーションを取ったりしますよね。 結構揺れましたねみたいな風に。 これも大きめの自信という 自らの実存において心に収まらないことが 起きたからこそ 他者とコミュニケーションを取りたいという風に 願ってしまって無関係ではあるはずの 社会の人でも お互いに声掛けをしてしまうわけですよね。 そしてこの本の続きの部分に 不思議なことに 人間というのは人と話をしているうちに 心に収まってくるのですという風に書かれていましたが 本当にその通りだなという風に思います。 つまり 自らの体験を心に収めたくて その収まらないものを 他者と共有しようとしてしまうんでしょうね。 これは逆の方向から言えば 普通の範囲の日常の出来事 つまり当たり前のように 心に収まることはわざわざ人は 断げをしません。普通じゃないこと かつそれが自分の心に 収まらないことだからこそ 他者と無意識のうちに共有をしたくなる。 週刊誌とかは その人間の習性をうまいこと用いて ネット上で意図的な炎上騒動を起こし それを週刊誌の売上に つなげてしまっているわけですよね。 でもここで一つ重要なことがあるとすれば それっていうのは 大抵の場合は今の世の中で起きていること 今の倫理や 今の価値観の中だけで考えた場合において 心に収まらないことでも あったりするわけです。 具体的には今の常識や普通からすると 考えられないからこそ 多くの人はそれを他人との雑談の中で ついつい話題に上げてしまいたくなるんです。 ジャニーズの問題も 吉本の問題も 基本的には全てそう。 そうやって他者と共有することで 僕らは収まらなさを和らげて 自己の経験を他者と照らし合うことによって 自分だけが不安を感じていたり 孤独を感じているってわけではないってことを 安心感を得たいがために そうやって語りかけるわけです。 あえて昨日の投資の話なんかにも絡めてみると 今みたいな上昇相場の局面で 大きな口コミが生まれてくるのも まさにそうですよね。 現代の常識から考えて ありえないスピードで 価格に大きな変化が起きてくれば 人は他者と絶対に共有をしたくなる。 お金の値動きってものは その反応がものすごく分かりやすいかと思います。 自らが扱ったこともない 金額になればなるほど 多くのステークホルダーたちにとって 心に収まらない事柄になっていくわけですから そこで生まれてくる口コミによって 人がどんどん集まってくると そこにバブルも発生し その育成はチューリップバブルや 繰り返しになりますが メディアやバブルを仕掛ける側は その心の収まらなさを利用するわけです。 もちろんそれが悪いとは 僕は一切思いません。 あくまで人間の習性を用いた テクニックやスキルの一つだと思うからです。 人心掌握に長けている人たちは そうやって 現代人の心の収まらなさみたいなことを ニュースにして 他人の口を自らの格席代わりとして使って 口コミを生み出し 広く注目を集めて 代用するに決まっています。 例えば文春が そのような手法をやめたところで 人間の性質上また別の個人や 組織が似たようなことを 行うに決まっています。 それぐらい心に収まらないことが起きてくれば 人間は自然と自らで考える前に 他者と共有したくなるんだと思います。 とはいえ そんな自らの心に収まらないことが 起きるたびに何でもペラペラと 他者に喋ってしまうというのは 本能じゃないよなと考える人も いるかと思います。 僕もどちらかといえばそのタイプです。 できれば一度自らで咀嚼をし その意味をちゃんと考えてから 発言をしたい。 カワイハヨさんも万が一そうやって 心に収まらないという理由で クライアントの秘密なんかを他者に語ってしまったら それがカウンセラーにとっては 一番やってはいけないことだから 最新の注意を払っているんだという風に本書に書かれていました。 そして だからこそ自動文学や 神話を学んでいるという風に書かれていて 非常に強く膝を打ちました。 再び本書から少しだけ引用してみたいと思います。 私が 自動文学のことを書いてみたり 昔話のことを書いてみたり 神話のことを書いてみたりするというのは 一つは自分のクライアントの話を 絶対にしないためです。 ただしクライアントと私とが 必死になってやり抜いてきたことは みんなに言いたい。これは言う方が役に立つ。 実際にこういう人が来られて こんな夫婦喧嘩があって こんな殺し合いがあって そういうことは言いたくない。 それと同じことが 神話の世界にも昔話の世界にも 自動文学にもありますので 私のカウンセリングで体験したことを 元にして そっちの方を話をしているのです。 さていかがでしょうか。 これはものすごく面白い視点で 本当に感動するなという風に思います。 何ならこの話自体が 僕にとっては今心に収まっていないような話だ という風に感じているからこそ こうやってわざわざボイシーでお話して しようとしているのかもしれません。 歴史はもちろんのこと 人文系の書籍やドストエフスキーみたいな 長編文学などもそうですし また東洋思想や 日本の歴史の中でも例えば 古事記や日本書記、平家物語や 北条記なんかもそうです。 そのような書籍の中にはありとあらゆる 人間の業が国名に記載されている。 これらの視点から言えば 現代のジャニーズの問題も 吉本の問題もまあそれはそういうこともあるよね。 人間がやることだからという風に思います。 単に 今というものさしだけで見たときに 僕らが驚いてしまうだけで 千年くらいの単位で考えれば 何もおかしなことではなかったりもするわけですよね。 だからこそ僕は学ぶということが 本当に大切だなという風に思うわけです。 自分の心それ自体が 大きくなっていけば 不安や恐れ、焦り、フォーモーのような 感情に刺激されて その収まらなさみたいなものを原動力とした 形で他者に むやみやたらと伝播するようなことは あるわけですから。 実際多くの書籍を読み 人間は何でもするということを理解している人は 何か現代倫理に大きく反するようなことが 起きたとしても我を忘れて 慌てることはありません。 神話や自動文学のような 何世紀にも渡って語り継がれてきているようなものの中には 人間がいつの時代にも 変わらずに行い続ける そんな愚かさみたいなものも記載されているわけですからね。 そうすると それを読んでいるというだけで ある種の免疫みたいなものもついてきて 起こり得るよね。人間だもの、世界だもの みたいな風に 一旦は受け入れられるんだと思います。 もちろんこれは だから許して放置をすればいいという話ではありません。 ただ一旦受け止めないと 理性的な判断もできないよね ということなんです。 ここがめちゃくちゃ重要な視点だなと思っています。 一旦受け入れて、動じないために 心を広くするためにこそ学ぼうよということです。 すごいとかひどいとかやばいとかえぐいとか そんな言葉を頻繁に多用している 現代人の多くは 現代における非常にごく一部の 普通という物差しや基準に沿って その言葉を連発してしまっているように 僕には見えます。 繰り返しますが、人は本当に何でも実行する。 世界は何でも起こるわけです。 それをちゃんと 心で一旦受け止めることができるようになることが 本当に大事ですし さらにそれを身体感覚としても 強く実感しておくことは非常に重要なことだと思います。 ゆえに僕はこれからも 読書をし続けるし 旅をし続けるんだろうなという風に思います。 自分の心の容量を少しでも大きく育てていくためにです。 世界で起きることの方自体は コントロールできないんだけれども それを受け入れるための 心の深さや広さ その要石の方は 自分で意思を持って大きくしていくことは 可能だという風に思うからです。 さて、今日のお話は以上となります。 いつもこのボイシーを聞いてくださっている皆さんにとっても 今日のお話が何かしらの 考えるきっかけとなっていたら幸いです。 それでは今日はこの辺で。また明日。 もっと見る #河合隼雄 #カウンセリングを語る 鳥井弘文の旅と読書とコミュニティプレミアム放送配信中!09:191.チャプター 1コメントプレミアムリスナーになるとコメント欄に参加することができます プレミアムリスナーに参加する
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