TOPエンタメ映画・本鳥井弘文の旅と読書とコミュニティ読まれるコンテンツより、読み続けたくなる人へ。09:43 9月4日 273再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次Substackが問う「読み続けたい人」匿名性が常識化したSNSとAI時代の信頼AI時代、生身の履歴が持つ信頼の価値Substack推薦機能に託す自身の信用「履歴」が導くSubstackでの生き方AI文字起こし(β版) # チャプター 1 こんにちは、鳥井博文です。 働くをテーマにした対話型オンラインコミュニティ、和製サロンを運営しています。 さて、本日のお題は、読まれるコンテンツよりも、読み続けたくなる人へというテーマでお話ししてみたいと思います。 今日も昨日ブログに書いた内容です。 それでは早速本題に入っていきますね。 そうか、サブスタックって記事の単品販売がないんだっていう風に、先日今更ながら気づいて結構驚きました。 相当みたいに、この記事だけを300円で買うってことができないんですよね。 でもよくよく考えてみると、この仕様もものすごくサブスタックらしいなって思うんです。 コンテンツ単体を買うんじゃなくて、あくまでその人を公読するということに徹する構造です。 課金の設計からして、コンテンツじゃなく人にひも付かせている。本当に徹底しているし、なんだかとても思想が強いなって思いました。 基本的にサブスタックのオススメってのは従来のTikTok型じゃないんですよね。 具体的には好みのコンテンツを分析して、そこにコンテンツをぶつけてくるんじゃなくて、好みの人を分析して似たような人をぶつけてくる。 初期のTwitterにものすごく近い仕様です。 だから好きな人の文章を定期的にシェアしたり、いいねしたりしていると、どんどん自分の好きなタイプの人がオススメされやすくなってくる。 そして同時に自分自身もそのソーシャルグラフに乗っかって、似た感覚を持つ人たちのオススメに出ていくようになります。 単品販売がないことと、人が人を推薦する仕組みであること。 この2つが揃っているのを見ると、サブスタックというのはコンテンツじゃなくて、人にひも付くSNSなんだっていう風に言い切ってしまっていいような気がしてくるから本当に不思議です。 だとしたらここで考えるべき問いなんかも少しずつ変わってくるはずなんですよね。 それっていうのは、どんな記事が読まれるのかとか、どんな内容に課金されるのかではなくて、継続して読みたくなる人、課金してでも読み続けたくなる人って一体どんな人なんだろうということです。 そんなことの方を徹底して考えないといけないんじゃないか。 今日はそんな問いみたいなものを起点にしながら、これからのサブスタックの使い方について自分なりに考えてみたいなという風に思っています。 ただその前に1つだけ引っかかっていることもあるんです。 最近サブスタックにいる人たちのプロフィールなんかを眺めていると、匿名プラス謎のアイコンの人がとても多いんです。 Xやディスコードで見慣れた、あの身元を明かさないままの構えのままサブスタックにも入ってきてしまっている。 Xでは明確に武器になるその匿名性というものが、サブスタックではむしろ逆効果になるんじゃないかという風に僕は思ってしまったんですよね。 で、一体いつからSNSは匿名が当たり前になってしまったんだろうという風になんだかとても悲しくもありました。 似たような話を忘れサロン内にも投稿したら、20代前半の若手メンバーの方からこんなコメントをもらいました。 インターネット黎明期の2チャンネルなんかもそうですが、もともとインターネットのSNSは匿名が当たり前なんじゃないですかという風にです。 これというのは本当に素晴らしい指摘だなという風に思って唸ってしまいました。 というのも、これというのはインターネットの歴史の話と見事につながるからです。 そもそも掲示板文化とSNS文化というのは本来かなり違うものだったはずなんですよね。 少なくとも僕が2010年前後に触れ始めたSNSというのは、2チャン的な匿名掲示板とはまるで逆方向に進んでいるように見えました。 というか、暗示提示として出てきたのがSNSなんですよね。掲示板というのは話題の元に人が集まるような場所でした。 でもSNSでは話題ではなくて人をフォローするし、リアルに存在する個人に紐づいた信頼や人間関係をインターネット上に移設してくるような仕組みだったわけです。 そこが画期的だったわけですよね。単純化してしまえば掲示板がコンテンツ軸でSNSが人軸だった。 ところが今はSNSこそ掲示板になってしまっている。だから今の若い世代がSNSでもともと匿名が当たり前なんでしょうという風に感じるのは当然のことだし、 逆に言えばそれこそが今のSNSの大きな変化なんだという風に思います。 じゃあなんでSNSは匿名掲示板になっちゃったのか。SNSが巨大化をし、投稿がフォロワーの元だけではなくて、 文脈を全く共有していない別の誰かのところへアルゴリズムによって運ばれるようになってしまったからだという風に思います。 そしてその方がビジネスとしても圧倒的に強いということをTikTokが中心に見事に証明してしまったからです。 そうなると自分の投稿が一体いつ誰の元に届くかはわからない。 それは広く拡散されるバズが起きる可能性がある代わりに炎上するリスクも最大限までにパンパンと膨れ上がってしまうわけです。 そんな環境での合理的な防衛策は名前も顔も出さずにリアルの人格とネットの人格をきれいに切り離してしまうことです。 だから僕は匿名化した人たちをおかしくなったという風には思わないんです。 むしろその逆であって彼らは過去10年ぐらいで変化していったそのSNSの環境に対して最も正しく合理的に適応した側の人たちだという風に思っています。 おかしくなったのはユーザーの方ではなくてプラットフォームつまり場の方なんですよね。 そして今そこに突如AIが成り物入りで登場してきた。 少し前までなら匿名でも文章が面白ければそれで十分だったわけです。 誰が書いてるかなんて本当にどうでもよくて面白いコンテンツそのものが面白い人がその背後にいるということの証明になっていたわけですから。 でも今その党式みたいなものが完全に崩れかけているわけですよね。 言い換えると文章の質やクオリティがもう人間であることの証明にはならないということです。 むしろAI時代にはそういう発信こそ真っ先に生成されたものではないかという風に疑えても仕方がない状態ですよね。 少なくともこれからはそう見えてしまう時代の変化みたいなものをもう誰にも止められないんだという風に思います。 だとするとAI時代の信頼はコンテンツそのものではなく誰が言ってるのかという人の軸の方へと急旋回をしまた戻っていくしかないわけですよね。 サブスタッフがこのタイミングで日本に入ってきたのはそういう意味でも必然だったのかもしれません。 とはいえここでだから実名で活動しようというふうに着実させると多分それというのは短絡的な答えになってしまいます。 別に本名だから信用できるわけじゃない。実名でも平気で嘘をつく人たちなんて世の中にはいくらでもいるし、 ハンドルネームのまま10年間同じ調子で書き続けている人の言葉の方がよっぽど信頼性が高かったりもするわけですよね。 大事なのは実名か匿名かじゃなくて生身の時間的な履歴がある存在なのかどうかなんだという風に思います。 ただこれ全部ひっくり返すようなことも言うんですが、どこまで行っても生身の人間だったとしても怪しいわけです。 詐欺師こそ一番信頼できそうな生身の誠実な人間を装うわけですよね。それというのはいつの世も変わらないことです。 じゃあその怪しさをそれでも一体どうやって担保するのかがここで問題となる。 最終的にはすでに自分が信頼している誰かが自分の名前と責任においてその人を推薦するしかないんだというふうに思うんですよね。 そしてここもサブスタックは先回りして準備しているように見えます。 サブスタックの推薦機能というのはそういう意味で単なるお勧め表示とかではないんだというふうに思うんです。 少なくとも僕にはあの推薦欄がこの人を僕は継続して読みたいというふうに思っていますと、自分の名前を添えて自分の責任において紹介する場所に見えます。 つまり推薦するということは相手に信用を渡すだけではなくて、自分自身の信用も少しだけそこに欠けていることになるわけです。 推薦した相手が怪しければ自分の信用も一緒に目減りしてしまいますからね。 だから絶対に軽々しくあの欄でお勧めすることはできないし、逆に言えばだからこそあの推薦欄にはAI時代ものすごく大きな価値があるんだというふうに思うんです。 ここで最初の問いに戻りたいんですが、継続して読みたくなる人、継続して課金したくなる人って一体どんな人なのか。 それっていうのは一本の面白い記事がバズる人ではないんですよね。 そうじゃなくて、発言がちゃんと線でつながっていると、自分の生活と経験の中から定期的に書き続けている人であり、 過去に言ったことと今言っていることの間にちゃんとその人なりの時間が流れているかどうかが大事なわけです。 その上でちゃんと会いに行くことなんかもできて、自分の言葉の責任を自分自身でちゃんと引き受けてくれるような人です。 そんな履歴のあり方こそが少しずつこれからの信頼につながっていくんだというふうに思うんです。 だから冒頭でも語ったように、サブスタックで考えるべきは何を投稿すれば伸びるのかではないんだというふうに思うんです。 2020年代後半の今のX、今のノートとはまるっきり戦い方が異なるんだということですよね。 むしろ2010年代の過去のツイッター、過去のノートでうまく立ち回っていたような人たち。 コンテンツ単体ではなく人としてフォローをされて、人として読み続けてもらうことが上手だった人たちがきっとサブスタック上でも当格を表していくんじゃないかというふうに思っています。 そして大切なのは自分自身もそのソーシャルグラフの中にしっかりと参加して乗っかっていくこと。 そうやって群れずに群れたいの本質を実践し続けることで少しずつ道が開けていくはずです。 これからは何を書いたのか以上に誰がどんな時間を生きてきてなぜそれを書いたのか。 そしてその人を誰が読んでいて誰が推薦をしているのか。 コンテンツが無限に生成されるような時代になったからこそ有限な人生を生きている一人の人間のそんな履歴が逆説的にとても大きな価値を持ち始めてきているなというふうに思います。 だからサブスタックで考えるべき問いっていうのはやっぱりどうすれば読まれるかではないわけですよね。 自分がどんな人間であれば読み続けてもらえるのか。 そして同時に自分はどんな人を読み続けて誰を自分の名前で推薦したいというふうに思うのか。 多分その2つを考え続けるような場所がサブスタックなんだというふうに思っています。 さて今日のお話は以上となります。 いつもこのボイシーを聞いてくださっている皆さんにとっても今日のこのお話が何かしらの考えるきっかけとなっていたら幸いです。 それでは今日はこの辺で。また明日。 もっと見る鳥井弘文の旅と読書とコミュニティプレミアム放送配信中!09:431.チャプター 1コメントプレミアムリスナーになるとコメント欄に参加することができます プレミアムリスナーに参加する
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