TOPライフスタイルメンタル・心理学禅僧と考える...日々の暮らしから人生まで# オーバーツーリズムについて思う05:46 2024年5月2日 176再生 問題を報告する 再生する シェアする わたしがお守りさせていただいているお寺、恵林寺は、武田信玄公の菩提寺です。そして開山である夢窓国師の庭園があり、この地域(山梨県甲州市)の観光地の一つですがまだ、「オーバーツーリズム」のような問題には直面していませんが、考えさせられることがたくさんあります...もっと読むAI目次オーバーツーリズムの根源とは何か?観光客と地域社会の摩擦:その原因標準化されたサービスの落とし穴観光地の変容と取り返しのつかない事態真の観光の価値を見つめ直す時AI文字起こし(β版) # オーバーツーリズムについて思う おはようございます。山梨県の甲州市で、高田信玄校の部隊であるエリンジの留職を務めています。古川修健と申します。前週のソウルです。今日もどうぞよろしくお願いいたします。 今日は、オーバーツーリズムについてお話したいと思います。 エリンジは観光人員ですので、この問題は一言ではないんですね。 私たちが旅行に出かける時って、何を求めているかというと、実は心の奥底では普段と違う世界に触れるということだと思うんですね。 その先に行くならば、異世界に出会う驚きだったりするんですよ。発見の喜びって、これがこの旅の基本にあるんですよね。 だから、ツーリズムの根本には、そういう普段と違う世界、異世界に触れる、驚きに出会う、これが基本だと思うんですよね。 これが根本にあって、その上で経済をはじめ、現実の生々しい世界のバランスが出てくるわけじゃないですか。 ですから、このソロバンを弾く上での問題だけじゃない。 ソロバンを弾いて、そのソロバンと地域社会がオーバーツーリズムでぶつかってしまって不便になる、不満が出てくるという問題だけじゃないんですね。 そうじゃなくて、今言ったソロバンの問題、それからオーバーツーリズムになってしまった時に、地域社会が直面する現実の様々な問題、 プラス、そもそもその場所に大勢の人がやってくるのはなぜかというところですね。 どうしても目の前で直面する問題が、経済の問題であったり、社会の問題であったりするものだから、この3番目のところですね。 なぜ、そこに人がやってくるかというところを、どうしても見落としがちになってしまうんですね。 現実に振り回されちゃって、一番大事な根本のところは忘れがちになってしまうのが一番怖いんですよね。 オーバーツーリズムが問題になっているその場所というのは、多くの場合には、ブランド品を始めとしたら土産物、ショッピングの世界ですよね。 それからいわゆる観光産業のいろんなサービスですね。ラグジュアリーの世界、こういったものは標準化されていくんですよね。 だからオーバーツーリズムが問題になる場所というのは、常々そういうものが相当標準化されてしまっているということなんです。 こういう標準化されてしまったサービスというのは確かにとても良いものなんだけれども、快適なんだけれども、世界中どこでも一緒なんですね。 そういったサービスのトレンドというのは、どんどん回転していくから、なかなか気づかざりにくいんですけどね。 だけれども実は同じなんです。世界中どこでも同じブランドショップ、世界中どこでも同じようなラグジュアリーなサービスになっていくじゃないですか。 欲望が目の前で刺激されていて快適だから、買い漁ったり、贅沢を堪能するって、それで熱狂しているからあれだけれども、ちょっと冷静になると、わざわざそこに来る価値があるかってなってくるんですよね。 オーバーツーリズムの人がいっぱいいるという不便さも、一時的にはそれぐらい非日常的なすごい場所に自分は来ているんだという一種の精緻感ですよね。 そういったものを醸し出すんだけども、何年か続くと、はっと我に返る時が来るんですね。やっぱり。だんだんだんだん浸透していきますからね。 そうするとやっぱり不便ばかりさが目立って飽きられていくんです。 だからオーバーツーリズムの不便さというのは、最初のうちは地域に住んでいる人たちが激変した生活の中で言うんだけど、だんだんだんだんツアーの人たちも飽きてくるんですよね。 これが一番怖いんです。その時さらに怖いのは、結局お金が動くし、人の欲望は計り知れないですから、大手の人が押し掛けてきた時に、ソフト面だけじゃなくてハード面までどんどんどんどん影響を受けて変わってしまうんですよね。 で、後戻りができなくなるんです。 ハード面で後戻りができないだけじゃなくて、ソフト面だって後戻りができなくなるんですよね。お金がたくさん動き始めると人間性って変わっちゃいます。 で、結局どうなるかっていうと、荒れ果てちゃってどうにもならない廃墟のような場所に、なんかこう勘違いしてしまって、頭の中でぐるぐるぐるぐる回って空回りするような人々が暮らすような場所が残されていくって。 大事なことは、ショッピングやそういうサービスでみんなが押し掛けてくるようなすごい場所であるってことが大事なことなのか、それともそもそも他にはない、その場に一緒にいるしかないものがあるから、それが大事なことなのかって。 そこを忘れてはいけないんですよね。 大勢の人がやってくるから、サービスは必要になるんです。お金が動くし、それをしっかりした形にしようと思うから、標準化されたものが入ってくることは仕方がないんですよね。 でも、大元にはそこはないんです。 私が怖いのは、オーバーツーリズムの恐ろしさっていうのもあるんだけど、それはいつか過ぎ去っていくんですね。 ただその時に、ハード面でもソフト面でも標準化されてしまったものがたくさん入り込んできて、完全に場所が違うものになってしまうってことですね。 軒を犯したら、おもやまで変わっちゃった、なんてことになってしまって、本末の転倒が起きないように注意しないといけないですよね。 取り返しがつかないようなことになってしまってはいけないなって。 私のお守りしているエリンジっていうのは、幸か不幸か、そういうことはまだ起きてないんだけれども、 だけど、やっぱりそういう狂乱を見ていて、そんなことを学びたいなというふうには思っています。 今日もお気に召しました。誠にありがとうございました。どうぞ良い一日をお過ごしください。 もっと見る #オーバーツーリズムにひとこと #普段と違う世界に出会う #発見の喜び #標準化されたサービス 禅僧と考える...日々の暮らしから人生までプレミアム放送配信中!05:461.オーバーツーリズムについて思うコメント感想・質問・応援メッセージを書こう
#663 ズバリと本質を目指す~夢窓国師『夢中問答集』を読む(52)「本分直示の題目」 15分・10月22日・ 111再生AI目次無用心の用心と修行の深層迷いと悟り、その本質の同一性自分を縛る思考を手放すには本分直示、ずばり本質への眼差し悟りの先を見据える修行の心構え
#662 修行の究極を一言で言えば~夢窓国師『夢中問答集』を読む(51)「修行の玄旨(極意)」 15分・10月21日・ 107再生AI目次修行の究極とは?ステージ別の本質用心を極めた先に待つ「無用心」の境地修行の壁に直面した時の「新たな道筋」夢窓国師が示す「勤め」の限界とその先禅の「二条の道」を捨てる真の奥義とは
#661 人生を考える...悩みや不安が気になる時に... 17分・10月20日・ 194再生AI目次悩みや不安は成長の糧?賢い認識法全て解決不能?有限な命と向き合う姿勢生老病死が示す解決不能な問題の識別法テクノロジー社会が生む新たな「心の不安定」不安に惑わされず、心を鍛える知的整理術
#660 人生を考える...「悩みがある」ことは悪いこと? 17分・10月19日・ 154再生AI目次迷いながら生きる人生の再評価現代の若者の悩みの深層「悩み」が「悪いこと」ではない理由不安を抱えながら前進する生き方悩みこそが人生の豊かさをもたらす?
#659 人生を考える...「智慧」を会得すること 16分・10月15日・ 172再生AI目次私たちが普段認識する「知」の限界専門的・抽象的な「知」と日常経験のギャップ目的達成を追求するAIと「テクネ」の役割不明確な人生の目的と「テクネ」の限界「どう生きるか」を問う「智慧」の重要性
#658 修行に向かう人に:覚え書き 15分・10月14日・ 230再生AI目次修行の本質:損得を超えた覚悟とは「技の修業」と「人生の修行」の深い関係性修行現場の鉄則:明確な指示と沈黙の教え語られない「悟り」と個々の体験の価値本気の失敗が導く『自分に正直』な道
#657 本気で修行と向き合うために③~夢窓国師『夢中問答集』を読む(50)「無用心の用心」③ 16分・10月13日・ 202再生AI目次「無用心の用心」:意識を超えた心の深層意識に囚われぬ「無心」へのパラドックス無心に至る試行錯誤と覚悟の道のり「やってつき刀折れ」経験の重要性真の道へ:失敗リスクを恐れぬ本気の修行
#656 本気で修行と向き合うために②~夢窓国師『夢中問答集』を読む(50)「無用心の用心」② 14分・10月12日・ 260再生AI目次「無用心の用心」が示す修行の真理自己を縛る意識の限界と知覚極限の修行が生み出す「気づき」夢窓国師が説く「間違い」の瞬間「無用心の用心」に潜む矛盾と教訓