2025年2月
#003 沢庵和尚『不動智神妙録』:心を止めてはならない③
29:05
禅宗には是を還把鎗頭倒刺人かえってそうとうをとりてさかさまにひとをさし)来ると申し候。鎗(そう)はほこにて候。人の持ちたる刀を我か方(かた)へもぎ取りて、還て相手を切ると申す心に候。貴殿の無刀と仰せられ候事にて候。
向ふから打つとも、吾から討つとも、打つ人にも打つ太刀にも、程にも拍子にも、卒度も心を止めれば、手前の働は皆抜け候て、人にきられ可申候。
敵に我身を置けば、敵に心をとられ候間(あいだ)、我身にも心を置くべからず。我か身に心を引きしめて置くも、初心の間、習(ならい)入(い)り候時の事なるべし。
太刀に心をとられ候。拍子合に心を置けば、拍子合に心をとられ候。我太刀に心を置けば、我太刀に心をとられ候。これ皆心のとまりて、手前抜(ぬけ)殻(がら)になり申し候。貴殿御(おん)覚(おぼ)え可有候。
仏法と引当て申すにて候。
仏法には、此止る心を迷と申し候。故に無明住地煩悩と申すことにて候。
向ふから打つとも、吾から討つとも、打つ人にも打つ太刀にも、程にも拍子にも、卒度も心を止めれば、手前の働は皆抜け候て、人にきられ可申候。
敵に我身を置けば、敵に心をとられ候間(あいだ)、我身にも心を置くべからず。我か身に心を引きしめて置くも、初心の間、習(ならい)入(い)り候時の事なるべし。
太刀に心をとられ候。拍子合に心を置けば、拍子合に心をとられ候。我太刀に心を置けば、我太刀に心をとられ候。これ皆心のとまりて、手前抜(ぬけ)殻(がら)になり申し候。貴殿御(おん)覚(おぼ)え可有候。
仏法と引当て申すにて候。
仏法には、此止る心を迷と申し候。故に無明住地煩悩と申すことにて候。
禅僧と考える...日々の暮らしから人生まで
恵林寺 古川周賢
- 00:101.
初めのあいさつ
- 03:392.
禅宗には是を...「無明住地煩悩」後半部分
- 09:033.
還って相手の槍頭を把って...
- 06:164.
「理の修行」と「事の修行」
- 09:495.
心が何かに止まってはいないか?
- 00:106.
終わりのあいさつ
コメント
バックナンバーを購入するとコメント欄に参加することができます