2025年2月
#004 沢庵和尚『不動智神妙録』:不動明王のこと①
22:18
諸仏不動智と申す事。不動とは、うごかずといふ文字にて候。智は智慧の智にて候。不動と申し候ても、石か木かのやうに、無性なる義理にてはなく候。向ふへも、左へも、右へも、十方八方へ、心は動き度きやうに動きながら、卒度も止らぬ心を、不動智と申し候。
不動明王と申して、右の手に剣を握り、左の手に縄(なわ)を取りて、歯を喰出(くいだ)し、目を怒らし、仏法を妨けん悪魔を、降伏せんとて突立て居られ候姿も、あの様なるが、何国(いずく)の世界にもかくれて居られ候にてはなし。容をば、仏法守護の形につくり、体をば、この不動智を体として、衆生に見せたるにて候。
一向の凡夫は、怖れをなして仏法に仇をなさじと思ひ、悟に近き人は、不動智を表したる所を悟りて、一切の迷を晴らし、即ち不動智を明めて、此身則ち不動明王程に、此心法をよく執行(しぎょう)したる人は、悪魔もいやまさぬぞと、知らせん為めの不動明王にて候。
然れば不動明王と申すも、人の一心の動かぬ所を申し候。又身を動転せぬことにて候。動転せぬとは、物毎に留らぬ事にて候。
不動明王と申して、右の手に剣を握り、左の手に縄(なわ)を取りて、歯を喰出(くいだ)し、目を怒らし、仏法を妨けん悪魔を、降伏せんとて突立て居られ候姿も、あの様なるが、何国(いずく)の世界にもかくれて居られ候にてはなし。容をば、仏法守護の形につくり、体をば、この不動智を体として、衆生に見せたるにて候。
一向の凡夫は、怖れをなして仏法に仇をなさじと思ひ、悟に近き人は、不動智を表したる所を悟りて、一切の迷を晴らし、即ち不動智を明めて、此身則ち不動明王程に、此心法をよく執行(しぎょう)したる人は、悪魔もいやまさぬぞと、知らせん為めの不動明王にて候。
然れば不動明王と申すも、人の一心の動かぬ所を申し候。又身を動転せぬことにて候。動転せぬとは、物毎に留らぬ事にて候。
禅僧と考える...日々の暮らしから人生まで
恵林寺 古川周賢
- 00:101.
初めのあいさつ
- 02:542.
「諸仏不動智と申すこと」
- 07:283.
心は動きたいように動く
- 04:134.
心の自由な働き
- 07:245.
不動明王の意味するものは
- 00:106.
終わりのあいさつ
コメント
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