TOPハウツー・学習歴史十二単着付け師の【にちにち気づきだより】第331話 【衣紋道】は遠回りのようで実は近道11:27 2025年10月28日 70再生 問題を報告する 再生する シェアする 【割に合わないことをやりなさい】小玉歩著https://amzn.asia/d/8vHsGjwもっと読むAI目次コスパ至上主義からの脱却とは?AI時代における人間の価値とは?感動資産を築く秘訣とは?衣紋道に見る「割に合わない」価値未来を豊かにする意外なヒントAI文字起こし(β版) # 今日は最近読んだ本から 皆様、おはようございます。佐藤美奈子です。 今日はシリーズで行っている文道の世界を少しお休みをして、また明日から続いていきますが、 今日は最近読んだ本の話を次のチャプターからお話をしていきます。 「わりに合わないことをやりなさい」という、児玉アイアムさんという企業家の方の本を最近読んで、 もう文道はわりに合わないだろうなと思って読んでたんですよね。 ですけれども、やっぱりいろいろこの本を読んだり考えてみると、 遠回りだけれどもやっぱり近道だなというふうに改めて思うことがあったので、 この話をしています。 結局私の場合は、現代の着物の着付けももちろんやりますけれども、 その紐結びであったり、いろんな合わせ方、着物の成り立ち、そこを学んでいくと、 結局はやっぱり平安に一度はいかないとわからない部分があって、 そこが理解してくると、この時代とともに着物が変遷、たどっていくことがよくわかって、 結局は時系列でわかっていくので、意外と早く理解できるのではないかなと思いました。 なので、次のチャプターからぜひお聞きください。 # 過程そのものが重要な世界 おはようございます。佐藤美奈子です。 今日もお聞きくださりありがとうございます。 このチャンネルでは、日本の文化や伝統に息づく心の在り方を、日々の暮らしに優しく重ねてお届けしています。 難しい作法ではなく、ふっと心が解ける瞬間を通して、あなたの奥ゆかしい魅力をさらに引き出していきます。 さて、今日のテーマは、割に合わないことについてです。 突然ですけれども、最近コスパとかタイパって言葉を聞きますよね。 最初何を言っているのかなと思っていたのですが、コストパフォーマンスやタイムパフォーマンスのことですね。 できるだけ無駄なく、効率よく、そして最短距離で結果を出したい。 そう考えるのが、今は当たり前の時代なんでしょうかねという、私にしてみればそうなんだなという感じなんですね。 このテーマのきっかけになったのが、小玉愛美さんという企業家の方の、割に合わないことをやりなさいという本を読んだからなんですけれども、 彼はこれからの時代、AIがどんどん進化していく中で、人間がAIと効率で競争してももう勝ち目はないと指摘をしています。 でも、その結果、なんだか心は満たされないし、こんなに頑張っているのに何かが足りない、そんな風に感じている人も少なくないかもしれませんね。 今日はそんな時代にこそ考えたい、あえて割に合わないことをやってみようというお話です。 この小玉愛美さんという方の割に合わないことをやりなさいという本では、これからの時代、AIがどんどん進化していく中で、人間がAIと効率で競争しても勝ち目はないよと指摘しているんですが、 確かにそうですよね、私もいろいろAIは日々使っていてお世話にもなっていますが、計算の速さですとかデータの処理能力というのはAIにはかなえませんね。 じゃあ、私たち人間というのは、残された価値って何だろう、そういうことを考えたわけです。 小玉さん曰く、その答えこそが割に合わないことの中にあると言っています。 一見無駄に見えることだったりとか、あとは遠回りに思えること、感情が揺れ動いたこととか、そういった非効率な部分にこそ人間ならではの強みが隠されているというふうにおっしゃっているんですね。 そして小玉さんが提唱するのが感動資産という考え方です。 これはすぐにお金になったりとか目に見える結果が出たりするわけではないけれど、人の心を動かす、ひと手間をかけることで信頼や人とのつながりといったお金では買えない資産を築いていこうよという考え方なんです。 例えばメール一本で済むところをあえて手紙を書いてみるとか、あとは雑談のような無駄に思える時間を大切にするとか、そういう非効率的なことこそがめぐりめぐって未来のチャンスですとか、あとは豊かな人間関係につながっていく、これが感動資本という話なんですね。 面白いのはこの小玉さんご自身がかつては徹底した効率主義を説いてベストセラーを出したという方なんですよね。 たくさんの本出されていて、その初期の頃はやっぱり徹底していた内容だったんですけれども、その小玉さんが効率の山の頂に登り詰めた結果、本当に大切なのはそこじゃなかったということに気づかれて、この本をお書きになったんですね。 彼の言葉にはものすごい説得力がある。そうだったけれども、やっぱりそうだよねと。こんな時代だから、そろそろみんな気づこうよという感じでしょうか。 そしてこの割に合わないことの価値をまさにやっているのが、私たちエモンドーの世界にいる人間かなということをすごくこの本を読みながら思ったんですよね。伝統文化的なことですね。 このエモンドーというのを今日お聞きの方もご存知の方も多いと思うし、ご存知はない方もいらっしゃるのでお話をしますけれども、十二単絵のような平安時代の宮廷装束を正しく美しく着付ける、これはもう約平安時代から数えると千年ですが、エモンドーが確立されてからは約900年、そのぐらい続く、今でも続く伝統技術のことなんですね。 このエモンドーこそちょっと割に合わないことの究極の形かなというふうに思ってこの音声を収録しています。 まず一人で切ることができません、十二単絵は。切る人を中心にして正面と後ろに専門の技術者、いわゆる絵文者というのがいて、いわゆる何人もの手が必要になるということ、あとは技術を習得するためには長い年月とそれなりに厳しいというか一生懸命やらなきゃ、お稽古をやらなきゃいけないというものもあります。 そもそもこの小族というのは動きやすさなんて全く考えられていない、今の時代には不向きですよね。 儀式があれば、公室では今でもお召しいただいておりますけれども、むしろ威厳を示すためにあえてしっかり固くなって重くなって一人では切られないように作られたものではあるかなと思います。 まさにこのコスパとかタイパとは正反対の世界、この絵文道の世界ですよね。 でも、そこにこそ絵文道の価値があると私は思っています。 目的はただ衣服を送る、切る、十二単絵を切るという結果なんですけれども、そこではないんですよね。 その一枚一枚、一つ一つの書作に込められた歴史絵、とても敬意を払って行っているということと、これに携わる者たちが一体となって和の精神で行うということ。 これをやるには心を整えて、神聖な気持ちになって、その過程そのものが重要。仕上がったものは美しいけれども、そこに行き着くまでの過程がとても重要な世界です。 目の前で十二単絵が着付けられていくという光景というのは、本当に初めて見る方にしてみれば言葉を失うほどの草原さがあるだとか、大変美しいもの、感動を生み出すもの。 皆様、大変ありがたいご感想をいつもいつもいただいています。 これこそAIには決して真似のできない、人間が長い年月をかけて培ってきた感動資本の結晶ではないかと思っています。 今の時代、いろんなビジネス上がいろんなことを説いています。未来の価値と、いわゆるこのイニシエから伝わる伝統の道。 一見すれば全く違うように見えるこの二つですけれども、割合わないことの中にこそ本質的な豊かさがあるという一点で、見事につながったんじゃないかなという気がしています。 効率だけを追い求めることに、もしあなたが少しでも疲れを感じているのであれば、ぜひ一度自分の周りにある割合わないことに目を向けてみてください。 一番いいのは、ぜひ門戸東京道場にお越しいただいて、十二単がどのようにつけられているのかをじっくりご覧になると、なんとなく腹打ちするかなと思います。 手間のかかる趣味かもしれないんですよ。これ、十二単を趣味としてやっている方もいるし、仕事としてやっている方もいらっしゃいます。 私どもの門邸さんは登録している方で100人ほどいらっしゃいますが、50人ぐらいがアクティブに動いていらっしゃる方です。 これは本当にすぐに結果の出ない勉強かもしれません。ただ、誰かの話をじっくり聞いて学ぶということかもしれません。 本当に割合わない、お金にならないことかもしれませんけれども、それをお客様に喜んでいただくことに提供したときに、何か私たちに残るものがあるので、本当に祝々と行っている、そんな感じですね。 そうした遠回りで非効率的な時間が、これからの時代、私もあなたも、そして皆さんの未来を本当に豊かにしてくれるものかもしれませんね。 それではまた明日。 もっと見る #コスパ #タイパ #割に合わない #今日の一冊 十二単着付け師の【にちにち気づきだより】さとうみなこ01:361.今日は最近読んだ本から09:522.過程そのものが重要な世界コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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第650話 衣を整え、季節を迎える 11分・10月1日・ 69再生AI目次平安貴族の衣替え:住まいも変える五感で楽しむ平安の季節の移ろい「更衣」に込められた二つの意味とは?衣が導く心と体の季節への準備衣替えで心と暮らしを整える秘訣
第649話 長月に思う〜急がずに向き合う時間 10分・9月30日・ 82再生AI目次長月が秘める意味と夜の過ごし方時間の長さに潜む大切な気づき手間をかける仕事が教えるもの効率化の中で守るべき手間とは長月に考える丁寧な時間の使い方
第648話 言葉を知ると、見えるものが変わる 9分・9月29日・ 71再生AI目次秋の情景を彩る微妙な言葉の数々曖昧な感覚が明確になる言葉の力「なんとなく違う」が「違い」に変わる瞬間技術習得に不可欠な言葉と観察眼の連携言葉で育む感性と世界を深める知覚
第647話 蟄虫坏戸 — また戻れる場所であるために 9分・9月28日・ 68再生AI目次巡る季節に宿る穏やかな眼差し稽古場を「休む」ことの真意鍵をかけずに待つ教える側の心休止期間に育つ見えない学びの力戸を閉じても歩み続ける人生の道
第646話 【月やあらぬ…】同時に見られる唯一のもの 11分・9月27日・ 85再生AI目次源氏物語に登場する「月」の役割とは?隔たった者同士を結ぶ唯一の「月」成平の歌にみる変わらぬ月と移ろう心着物と技が繋ぐ時空を超えた絆千年前の装束に触れることで得る一体感