TOPハウツー・学習歴史十二単着付け師の【にちにち気づきだより】第365話 【大雪】香りのように「冬を聞く」12:39 2025年12月7日 64再生 問題を報告する 再生する シェアする 青森の冬は「とことん冷える」んです。 あまりに寒くて、厳しいからこそ、人は自然に対して「参りました」と降参して、黙り込むしかない。 その、抵抗せずに受け入れる静けさが、私はとても好きでした。AI目次故郷青森の雪景色:五感で感じる冬の記憶極寒の冬:温泉と凍る髪の毛の意外な思い出雪が降る音:世界を包み込む静寂の正体“寒い”と言わない青森:冬への独特な心構え「冬を聞く」:香道に学ぶ静けさの味わい方AI文字起こし(β版) # 雪の感触と記憶 おはようございます。佐藤美奈子です。 今日もお聞きくださりありがとうございます。 このチャンネルでは、日本の文化や伝統に息づく心の在り方を、日々の暮らしに優しく重ねてお届けしています。 難しい作法ではなく、ふっと心が解ける瞬間を通して、あなたの奥ゆかしい魅力をさらに引き出していきます。 今日のテーマは、冬。 今日は21世紀の一つ、大雪にあたります。 大雪と書いて大雪にあたります。 文字通り平野部でも、雪が降り積もって本格的な冬が到来する頃とされていますね。 私の故郷青森の山沿いの方では、すでに真っ白な冬の景色が広がっているのがテレビで映っていました。 もう本当に冬ですね。 そんな大雪の季節に寄せて、私が愛した雪国の静かな冬のお話を、今日は中心にお話をしていきます。 皆さんは、雪道を歩いた音を聞いたことがありますか? 雪道を歩くということは、スキーに行かれたりとか、雪国に住んでいらっしゃるとか、旅行で行かれたりとか、 そういう時、音を聞いたことがありますか? どんな靴を履いているかにもよりますけれども、 気温がグッと下がった朝、降り積もった新しい雪を踏みしめると、キュッキュッと音が鳴るんですよ。 独特な高い音、キュッキュッと擦れたような。 そして、吹雪の日というのは、前なんて真っ白いで何も見えないので、あまり前を見れないんですよね。 ですから、転ばないように、ただただ自分の足元だけを見つめて歩くわけです。 視界が閉ざされている分、キュッキュッという音とか、あとは雪の匂いというのが、すごく敏感に感じるんですよね。 その音がキュッキュッと体に響いてくる。骨伝導しているような感じになります。 私の実家の裏手には温泉がありまして、その当時温泉から流れてくる排水というか、お湯が流れてくるので、 家の周りの排水溝から湯気が出ていて、それは本当に温泉の恵み。 雪が降っても、ちょっと温かい下水溝というか、そういうところに雪を片付けをすると、本当にすぐ溶けて、とても恵まれた場所に家がありましたけれども、 週末になると、よく母と一緒にその裏手の温泉に出かけました。 やっぱり家の風呂よりも温泉でたっぷりとお湯を使いたいなという感じが女性ですからね、特にあって。 私は行った時にコーヒー牛乳をおごってもらうのが楽しみだったので、母と一緒に行ってました。 温泉で体の芯まで温まるんですけれども、何せ外は極寒ですよね、青森は。 帰り道を歩いているうちに湯ざめどころの騒ぎじゃないんですよ。 眉毛もまつ毛も凍って白くなって、濡れた髪の毛なんてそのままパリパリに固まってしまうんですよね。 家に帰る頃、アニメのキャラクターの髪の毛みたいになってますからね。 今考えるとすごい光景なんですけれども、そんな寒さもまた故郷の冬の懐かしい記憶です。 私は冬好きなんですよ。東京の冬じゃなくて青森の冬が好きです。 子供の頃、一人で遊ぶのが好きな子供でした。 家の隣にあった空き地で黙々と鎌倉を作ったり、鎌倉といってもたいそうなものじゃなくて、雪が降り積もるので、 子供の頃は普通なのしないでしたけれども、雪が積もって穴を作ればもう鎌倉になっているというぐらい降ってましたし、 普通の一般的な2階建てのお家でしたけれども、2階に自分の部屋があって、その部屋から外に出て、 屋根はトタン屋根ですね。雪国の住居の屋根って、雪が落ちていきやすいようにトタンの屋根が多いんですけれども、 そのトタン屋根を滑り台にして隣の空き地にダイブするというのが普通にあったんですけれども、 そういうふうに鎌倉を作ったり、あとは誰も踏んでいない雪の中に台の字になって転がったりして遊んでましたね。 雪遊びで、ちょっとほてったほっぺたに空からしんしんと降ってくるんですよ、雪が。 冷たい雪がほっぺたに落ちてじわって溶けていく音も聞こえるんですよね。 本当にリンゴの青森ですけれども、リンゴのようなほっぺをして、私も雪の中で寝っ転がって、 上から雪がトントントンと降ってきて、本当にそのまま埋もれてしまうんじゃないかと思いながら、 わざと寝っ転がるんですけれども、あのヒヤッとする感覚が今でも覚えています。 昔は今ほどあまり大気も汚れていないので、 喉が渇いたら綺麗な雪をすくって食べたりしてましたね。 たぶん雪国の子どもはみんなそうだったと思うんですけれども、 軒先にすごく透き通った綺麗なツララがいっぱいあって、 それポキッと折ってなめたりして水分補給をしていましたね。 自然がそのままおやつだったわけです。 遊び方も雪国ならではでしたね。 長靴にベルトが付いてパカッと装着できるミニスキーというものがあって、 今もあるのかな? それすごく便利で。 スピードスケートの選手みたいに足をぴょんぴょんと滑らせて、 普通の道を歩けるんですよね。 お買い物に行くときなんかスーパーに、 スーパーへの帰り道はソリを持って行って、 ソリに買い物袋を乗せて引っ張って帰るんですよね。 とても便利です。 重たい雪道をソリを引いて歩くと、 やっぱり言葉は自然と少ないんですよね。 黙々と歩くしかない。ただただ黙々と歩く。 その時っていうのは、 青森というか地球上というか世界全体が音があるようでない。 雪の時はないんですよ。 本当によく雪がシンシンと降るという表現しますよね。 シンシンと降る雪。 あれは例えば、 ただそのイメージで言っているように皆さん聞こえるとは思いますけれども、 本当にシンシンと鳴るんですよ。雪。 雪の上に雪がシンシンと音がする。 あの耳の横に雪があるとシンシンと音が鳴っていますね。 本当に雪が音を吸い込んでしまっているという感覚なんですよね。 ですから世界がすごく静寂に包まれるような音。 シンシンという音なんです。 # 冬を聞く 高校卒業して東京で暮らすようになって感じるのは、やっぱり冬の音の違いですかね。 東京の冬はこのカラッ風が身に染みて、東京の方がなんか寒く感じるんですよ。私、青森生まれのくせに。 ちょっと違う寒さですよね。どこか音も雑音が入ってくるんですよね、冬も。 こう、慌ただしさがあるというか。でも青森の冬というのはちょっと違っていて、とことん冷えるから、あんまり寒くて厳しいどころか、 自然と、あんまり寒いという厳しい寒さを、青森の人たちって自然に対して、もう参りましたと降参して、黙り込むしかないという感覚でしょうかね。 その抵抗しないで受け入れるという静けさっていうのが、東京はないですよね。私はその静かになるのがとっても好きなんです。 ですから、例えばみんな寒いと、寒い寒いとかって言いますでしょう。私、東京だと寒い寒いってよく言うのかな。寒い寒いって言いますけど、私はあんまり寒い寒いって言わないです。 寒くてもですね。冬は寒いに決まってるからっていうのもありますけど、東京で寒いと言っても、青森の寒さとは全然比べ物にならないぐらい青森は寒いので、青森の人はもっと寒いだろうと思って、東京のこの寒さごときで寒いなんて言っちゃダメなんじゃないかなって、若い時から思ってて。 そう、寒いって言わないんですよね。言わないようになっちゃったというか、もっと寒い人がいるだろうから寒いって言わないと決めています。 またこの音のない世界っていうのは、例えば香道ってありますよね。香りの世界。香りを嗅ぐことを聞く香と書いて文香って言いますよね。 つまり香りを聞くという表現する、そんな言葉があります。鼻だけでくんくんって嗅ぐのではなくて、心を傾けてその香りを聞くということです。文香。冬の寒さや静けさっていうのもそれと同じ感覚でしょうかね。 ただ寒いと身を縮まっているのではなくて、雪が音を吸い込んだその静寂を心で聞くという感覚。それが青森生まれの私の冬の感覚ですね。 今日は日曜日です。そして大切の日です。皆さんもそんな風に静かを味わうというか、静けさを味わう、そんな穏やかな一日でお過ごしになってはいかがでしょうか。それではごきげんよう。 もっと見る #青森 #大雪 #二十四節気 #雪の音 十二単着付け師の【にちにち気づきだより】さとうみなこ09:021.雪の感触と記憶03:382.冬を聞くコメント感想・質問・応援メッセージを書こう きき2025年12月7日😂h 1返信
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