TOPハウツー・学習歴史十二単着付け師の【にちにち気づきだより】第631話 【恋教え鳥】鶺鴒から教わったこと06:01 9月12日 69再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次「恋教え鳥」鶺鴒の意外なルーツ国生みの神も小鳥に教えを乞う知らぬを恥じず学び続ける心構え教える側が一番学ぶという発見分からないを分かるに教わる意味とはAI文字起こし(β版) # 今日はどんな日 日々気づき頼り、佐藤美奈子です。 今日もお聞きいただきありがとうございます。 このチャンネルでは、毎朝、平安の行事、季節の移ろい、 当時の人の暮らし、そして消息のこと、その日の暦を一つお話ししています。 千年前の営みが、今の暮らしや仕事にどう繋がっているのか、 毎朝一つお届けしています。 はい、おはようございます。 昨日は、秋の七草の話をしました。 今日は、七十二孔が変わります。 赤霊なく、です。 赤霊という鳥が鳴く頃という孔に入っていきます。 # 分からないことを分かるものに教わる 赤霊を見たことがあるでしょうか? とても細身の可愛い鳥ですが、 美容の世界でも赤霊タボという髪の揺り方があって、 タボ、いわゆる後ろの髪の毛のところを、 少し赤霊の尾っぽのようにツンと伸ばしたようなタボの作り方を 赤霊タボと言ったりします。とても馴染みのある鳥です。 長い尾っぽを上下に振りながら歩きます。 その尾で石を叩いているように見えることから、 石叩きとも呼ばれています。 この鳥には大変古い言い伝えがあります。 もう古い古い、日本書紀に出てくるんですね。 この中でイザナギとイザナミ、国を生んだとされるあのお方たちです。 この二人が夫婦の交わりというものを知らなかった時、 赤霊が尾を振るのを見て教えられた、そう書いてあるんですね。 そのため赤霊はこう呼ばれます。 恋教え鳥、または嫁教え鳥、そして婚礼の儀式にも結びついてきました。 さて私がこの話で好きなのはここです。 日本最古の書物に鳥に教わったと書いてある、そのことが好きなんですよね。 神話の登場人物です。国を生んだ神様の話です。 その人たちが水辺の小鳥をじっと見て学んでいるわけです。 この全く気取らないところが私はとても好きなくだりなんですよね。 そして秋の甲の名前にこの鳥が選ばれていることもとても嬉しく思います。 例えば学び始めた頃というのは、まず自分が置かれた場所で教わるということを大切にしてきました。 まあ師匠ですとか、あとは先輩方が歩いて来られた道を知って受け継がれてきた型を身につけていくわけです。 それが自分の中の柱になります。 けれども柱ができた後まで一つの場所だけを見ている必要はないと思っています。 ところが変われば考え方も方法も変わりますからね。 だから受講生の方にも気になる先生とか学びたい技があるなら、遠慮せずに尋ねてみてくださいと伝えています。 分からないことを分かっている人に聞くということ、できないことをできる人のところへ学びに行くということ、 それは自分の学びを裏切ることではなくて、むしろ自分の柱があるからこそ外で見たものを自分なりに受け止められるのだと私は思っています。 長く続けていると聞くことを恥ずかしく感じる瞬間もあります。 けれども分からないままにする方がもっと惜しいことじゃないかなって思うんですよね。 神話の中の神々でさえ分からないことがあれば誰かに教えを求めているんです。 学ぶということは、知っている人になることではなくて、いつまでも教わることのできる人でいることなのだと思います。 神様が小鳥に教わる。 教えるということをずっとしてきて思うのは、教えるのは上から下へ流れるものではないということです。 私は教える側に立っていますけれども、稽古場で一番学んでいるのはたぶん私自身です。 受講生の方が思いもよらない手つきをされることもあります。 それは多くの場合、改善した方が良い手つきが多いんですけれども、なぜその手が出たのかを考えると、私が言葉足らずだったことに気づくわけです。 あるいはごくたまにですけれども、そのやり方の方が理にかなっていることというのもあります。 30年やっていてもそうです。 受講生さんのやり方がなかなか良いやり方だなと思って、声をかけたことも何度もあります。 イザナギとイザナミが小鳥を見ていた。 あれはきっと恥ずかしいことではなかったのだと思います。 わからないことをわかるものに教わる。 順番はそれだけなんですよね。 今日は9月12日、赤霊なくの講です。 明日はいよいよ重ねの色目のお話をします。 8月に夏の透ける色目のお話をしました。 明日は秋の重ねる色目のお話です。 それではまた。ごきげんよう。 もっと見る #日本書紀 #イザナギイザナミ #鶺鴒 #鶺鴒鳴 十二単着付け師の【にちにち気づきだより】さとうみなこ00:471.今日はどんな日05:142.分からないことを分かるものに教わるコメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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