TOPハウツー・学習歴史十二単着付け師の【にちにち気づきだより】第464話 新年度を和の精神で迎えてみよう15:11 3月29日 90再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次新年度を豊かに迎える心の準備身の回りから始める心の余白作り「小族」に宿る伝統の整理術とは片付けが育む「思いやり」と「調和」和の精神に繋がる日々の整え方AI文字起こし(β版) # チャプター 1 日々気づき頼り佐藤美奈子です。 今日もお聞きいただきありがとうございます。 このチャンネルでは日本文化に携わる私が、 気づき感じる心の在り方を日々の暮らしに優しく重ねてお届けしています。 今日の東京は20度まで上がるということで、 昨日ちょうど靖国神社の標本木である桜が満開ということで、 東京は満開の桜をめでられますよというニュースが飛び込んできました。 私の地元のところも、場所によってもうすでに満開の桜もありますけれども、 川沿いの桜はどうしてでしょうね。 いつも真下からの水分とか冷えみたいなものがあるんでしょうかね。 川沿いって少し遅くて、逆に長い期間楽しめる場所です。 今日は新年度に向けて、4月の2・3・4と新たな取り組みである国際文化ギャラリーさんとコラボした、 ちょうどひな祭りの内容、旧暦に合わせてなんですけれども、 田野清子さんの道具とともにお人形を飾って、 皆さまを国分寺の学校の方でお迎えをするというスケジュールが入っております。 新年度も全体職員会議もありますので、 ちょっと美容室に行って、1ヶ月に1度のメンテナンスをしてこようと思っています。 年度納めだからと言っちゃなんですけど、 ちょうど昨日、ここ数日ですね、この1週間くらいですけれども、 体が痛くてですね、痛くて痛くて、 いろいろ弱っているところが痛み出すと大体熱が出る兆しなんですけれども、 昨日はやっぱり38度以上出ましたね。 主人が晩御飯も何でも作ってくれて、朝の洗濯まで回しておいてくださって、 私はとても楽をさせてもらいましたけれども、 これもいい意味でデトックスだろうなと思って、 良い方向に考えています。 ちょうど昨日も、出勤日とはいえ、自分で残無処理ということで職場に行っていたんですけれども、 本当に長く長く溜め込んでいた書類のようなもの。 もうね、これはいろんなステップを私も自分なりに踏んできましたけれども、 これはもう必要ないなって思うこと。 必要がないということは、完全にいらないということよりも、 もう体に入っている、染み込んでいることで、 それでまた新しい独自のものを既に生み出している。 みんなとともに、今のみんなとともに生み出しているので、 この時代のものはもう必要ないなと思うものはどんどん処分をして、 本当にゴミ袋、大きいゴミ袋を2個も3個も溜めてましたね。 何なんでしょうね、溜め込むって良くないなと思って。 やっぱり考え方によっては、この職場のデスクというものも、 私のところのいわゆる職場のもの。 デスクの上もパソコンも職場からお借りしているもの。 椅子もそうですし、いろんなものがね。 職員である、自分がそこに勤めているというもので支給させていただいているものなので、 それをきちんと丁寧に扱って、自分仕様にしすぎないというか、 そういうことも大事ですね。 何となく便利だろうと思って、自分のものがあったりとか、 あまりその仕事に関係のないようなものというのは、 本当にさっぱりと処分をして、 これから新しいネススタッフも入ってくるので、 職員室全体のレイアウトを少し変えて、 新年度、4月1日を迎えたいなと思っています。 そんな皆様も、例えば4月からの新年度に向けて、 何か新しいこととか、特に私の専門である日本的な美しい書作ですとか、 日本の文化というものを学んでみたいと思っていらっしゃる方もいるのではないでしょうか。 何か違うことをしてみたいなとか、せっかく日本人として、 この日本に、美しい日本に生まれてきたから、 何かそういう要素を取り入れたりとか、 そういうことに思いが向くようになってきた年代になってきたという方もいるのかなと思います。 先日、十二単位を切るというよりも、十二単位をつけてみる、 この絵文座になってみるという体験が、 のきなみ満席で増設をしてもお客様が来ていただいて、 それはやっぱり何か思っていたものが、 現実として私の東京道場の方から発表されたことで、 やってみたいっていち早くご参加を決めていただいた方もいて、 とてもうれしい流れだなと思っているので、 今からできる心の準備、 新しい季節をより豊かに迎えるための何か心の在り方というか、 この話を絵文道の内容に名ぞらえながら話していきたいと思います。 # チャプター 2 4月から和の文化を学びたいと考えている方がいらっしゃれば、今すぐ始めていただきたいことというのがあります。 これはですね、ご自身の身の回りの空間とものを整えて、心に余白を作るということです。 これは私の課題でもあるんですけれども、常にそれを意識しながら生活をしていきたいなと思います。 なぜならば、これは日本の伝統文化全体に言えることなのかなと思うんですけれども、もちろん私の専門である絵文道の世界においても、 目に見える外側の美しさというのは、目に見えない内側の心の状態がそのまま現れると古くから考えられています。 空間とかものというものが整っていなければ、やはり心は整っていかない。 そして心が整っていなければ、和の精神の根幹である本当の思いやり、本当の心の在り方ということを育むことがなかなかちょっとできなくなります。 ここで少し私が携わっている絵文道の世界からエピソードをお話しいたしますね。 平安時代、紫色部や聖書などテレビや映画などでも描写されているように、あのように重ねた十二単絵というものを着ています。 そして鎌倉時代に入ってくると、この小族などをきちんとつけられる、そういう絵文者を育成するための絵文道という考え方が起こってきます。 とても大切な教えがあって、それは片付けがそのまま次の準備になるという考え方です。 日本の伝統的な小族というのは、この小族という言葉そのものに意味があって、装う束ねると書きます。小族。 なかなかね、やっぱりこの世界ではない皆様にとっては小族というものを振り金を振らないと、やっぱりなかなか読めない言葉なんですけれども、 着るものだけを示すものではなくて、その空間を整えるすべてのことを小族と言います。 ですから例えば何か儀式があるときに、そこに棚を置き、そこに着るものを置き、どこの方角に畳を敷いて、どこの方角に丸々を置くかとか、そういう失礼をすることそのものが小族という意味があります。 そして十二単衣などの衣服というのは、普通の私たちが今着ている洋服とは違っていて、縫い目というものが折れ目になる、そのように作られています。 十二単衣を着た、お役前を例えば終えた十二単衣などを畳むときに、その縫い目に沿ってきちんと折り畳むと、驚くほど平らで美しい状態に収まっていきます。 一般的な着物もそうですよね。本畳と言われるものもすべて折れ目で折って構成されていきます。 そこで畳んだものをちょうどコンパクトに二つ折りにすると、今で言う和段数の引き出しの幅になるというふうにできています。 この日本の段数というものはそのようにできているわけですね。 そしてこの時に私たちというのは決して布をむやみに撫でる、撫で回すということはしません。 自分の手のぬくもりが逆についてしまわないようにします。 十二単衣のシワを防ぐために、中にどうしても含まれている余分な空気を抜くというふうに畳んでいきます。 空気をしっかりと抜いて平らに整えることが、次にお召しになる方が最も美しいお姿になれるための最高の準備になるということです。 そしてこの畳む作業というのは必ず二人で行います。 なぜならば、二人で息を合わせて畳むことで、自分一人では気づけない不足点などを補い合うことができるからです。 もしも相手のちょっと爪が甘いところがあれば、お互いに声を掛け合って、 あ、そこに空気が入っていますね、とか、そこが折れていないと言いながら、次のための最善の方法は何かということを常に二人で意識して取り組むというわけです。 これこそが他者を思いやる心であって、そして調和の精神そのものなんですね。 皆さんの日常も同じではないでしょうか。忙しいとついつい、脱いだ洋服もそのままになっていたり、 ハンガーに掛ければまだいいですけれども、掛けそびれていたり、掛けた後にやっぱりちょっと埃を払っておきたかったりしますよね。 あとは例えばファブリーズなどを今だったらちょっと掛けて汚れですとか、匂いですとか、そういうものを浄化させるというか、そういうことも出されば一番いいですけれども、 なかなかそれができないとお部屋の空気そのものがちょっと滞ってしまう、淀んでしまうということになります。 そんな時にやはりいろんな、もう一つ、もう一手加える、ブラシを掛けて埃を取るということだけでも、やっぱり自分の心は満たされていきますね。 片付けはただその日を終わらせるための作業ではなくて、明日の自分、そして周りの人へ思いやりの準備をするということにつながります。 一人で行う片付けであったとしても、明日の自分、この例えばジャケットをもう一回着るかもしれない。 そういうふうに最善の準備をしてあげるということが大事だし、そんな意識を持ってみるということもこの和の精神につながっていくと思います。 そして整っていくと、ちょっと心に余白ができて、自然と、この自然、何でしょうね、自然の今桜が咲いているなということに目を向けられる心の余裕が出てきたり、本当の思いやりというものがつながっていきます。 # チャプター 3 4月からの新しい学びというものを考えている方、そんな学びに備えて、今できる一番の準備というのは、日常の中で余分な空気を抜いて、次のための最善を尽くすような片付けを大切にして、思いやりの源となるような余白を作ることが一番。 まあ、手っ取り早くというか、考え方としてはちょっと難しく考えるかもしれませんが、昨日脱いだ洋服を手入れするだけでも全然変わってくると思います。 日本的な学びの美しい土台が、実はそんなところに隠れているというわけです。 もうちょっとね、寒い時もありますけれども、ずいぶんあったかくなりました。我が家の藤のつぼみもふっくらとしてきました。 どうぞ毎日頑張っているご自身の心と体を一番に慈しむ時間を作ってください。 あなたが丁寧に整って満たされることで、その温かな心というものは人に伝わっていきます。それが和の精神にもつながっていく。そんなお話を今日はいたしました。 素晴らしい新年度のスタートを心より応援しております。 今日も心穏やかな一日をお過ごしください。 それではごきげんよう。 もっと見る #十二単 #新生活の心得 #衣紋道 #十二単体験 #衣紋道東京道場 #たたむ 十二単着付け師の【にちにち気づきだより】さとうみなこ06:201.チャプター 107:232.チャプター 201:293.チャプター 3コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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