TOPハウツー・学習歴史十二単着付け師の【にちにち気づきだより】第471話 文化を次の世代へ手渡すには【体験】付きで…12:51 4月5日 67再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次「お雛様と土偶」展: 美と祈りの軌跡秋子女王殿下が説く文化継承の鍵博物館を超え、日常で文化を体験する形ではない「物語」が心を豊かにする身近な道具に宿る人々の思いと智慧AI文字起こし(β版) # リールを観てね。 日にち気づきだより佐藤美奈子です。 このチャンネルでは日本文化に携わる私が気づき感じる心の在り方を日々の暮らしに優しく重ねてお届けしています。 昨日まで企画展お雛様と土偶、哀れと払えと祈りが無事に全日程を終えて皆様と良い時間を過ごせました。 初日はとても良いお天気で、3日目最終日の昨日がちょっとお足元の悪い中になってしまいましたが、会場へ足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございました。楽しいひと時でした。 この展示の様子を昨夜、私のインスタグラム、kb__heianのリール動画に仕上げてアップしましたので、ぜひご覧ください。 動画では12人のおふくあげ実演の一コマを切り取って、私なりに編集をして、最近とても気に入っている音楽を付けて仕上げています。 古代の祈りの形である土偶と平安から続く裕足雛、2つの時代が交差する静かな空間で、12人のおふくあげ、その解説をできましたことはとても良い経験になりましたし、皆様の反応がとてもありがたく頷いてくださって、本当にお話ししやすかったです。ありがとうございます。 衣がふわりと重なっていく様子を皆様にご覧いただきました。 絹ずれの音というと、とてもロマンがありますよね。 耳を澄ましていると聞こえてくるんですが、私も解説をしているので、なるべく皆様にお近くに寄っていただいたり、囲むように座っていただいたりして、なるべく音も聞いていただいたりしました。 えもんじゃの人たちは、ベテランの方々、お方様も私どもの門邸の方にお願いしましたので、諸作もとても流れるようで美しかったです。 私が横で、えもんじゃたちの動きを見ながら解説をしますけれども、本当に阿雲の呼吸とはこういうものだなと思って、本当に感謝しています。 日本人が大切にしてきた思いというもの、願いもそうでしょうか、それを感じていただけたらとても嬉しいです。 展示の後にですね、お抹茶を私も頂戴しながら、皆様と和やかにお話ができましたし、本当にお懐かしいお顔もあったり、いつもお越しいただく常連の方もそうですし、初めてお会いする方、 そしてその今後、5月以降始まっていく体験会のとても興味を持ってくださって、ご質問いただいたお客様もたくさんいます。本当にありがたいことです。 ご説明しましたが、なかなか伝えそびれていることもあると思いますので、ぜひ私のインスタグラムをフォローしていただいて、日々の発信の中からなるべく逃さず、次のご予約につなげていただきたいなと思っています。本当にありがとうございます。 # その奥にある【物語】を語る 今日は日曜日で、ちょうど朝早めに起きて、余韻に浸っているような感じの私ですけれども、 昨年読ませていただいた本で、三笠宮家の秋子女王殿下の御著書を拝読しておりました。 改めて節字が伸びる思いがいたしましたね。 たくさん日本文化についての御著書がおありですけれども、 私がじっくり読ませていただいたのは、日本美の心という小学館文庫から出ている秋子様の本です。 殿下は日本美術史の博士号も取っていらっしゃいますけれども、 何より大切にされているのは、知識として学ぶ以上に、実際に体験すること。 先人の思いを自分の台でしっかり受け止めて、次へと繋いでいくというお立場。 それをとても清々しく書いていらっしゃいます。 私たちも日々着付けですとか、この絵文堂に携わっていますけれども、文化は、やっぱり私もこの活動をしているという意味ですけれども、 博物館に飾っておくだけでは、もったいないなと思うんですよね。 もちろん、きちんとガラスケースの中で湿度の管理もされて、あまり光光と明かりを照らさずに日焼けしないようにとか、焼けてしまわないようにとか、 そういうことを考えてやらなければいけない、本当に貴重な歴史あるものもありますけれども、 例えば可能であれば羽織れることとか、お茶なんかでもきちんと茶道などを習って、型を学んで、 だけれども習うだけではなくて、きちんと例えば自宅とかお友達同士とか、本当にざっくばらんな気軽に過ごせるときも、そのお茶を入れるということを日常にしていくというんでしょうか。 あとは使ってみる、ですよね。 ちょうど大谷選手なんかが岩手県のご出身でいらっしゃいますけれども、岩手といえば鉄器、鉄瓶とか有名です。 私も隣の青森なので、岩手の南部鉄器、出てきた急須ですとか、土瓶というものを母が好んで使っていました。 ですから、とても伝統のあるものをただ飾ってインテリアとして置くのも素敵なんですけれども、 もうそれが作られたのは意味があって、やはり鉄瓶で沸かすお湯というのは本当に滑らかで、鉄分もやはり体に吸収できる、とても素晴らしいものです。 それを使ってこの文化をつないでいく、ここがすごく大事なのかなと思います。 着るとか入れるとか使うという日常の営みの中、こういう言葉って出てくると思うんですけれども、 文化はそういうふうに日常に溶け込むからこそ持ち続けるし、持続していくものだなと思います。 私がお越しいただいた方々にもそういうお話をしましたし、このボイシーを聞いてくださる方にもお伝えしたいのは、 形を完璧に守ることばかりにとらわれないでほしいなというふうなことです。 例えば接客ですとか置き付けとかする際に、これはこういう決まりですからとか、これはルールですからとか、 そういうふうな感じでつないでいくというよりも、この小柄にはこういう思いが込められているということを知って、 その背景にある物語をお客様にお伝えするですとか、 ただ振袖振袖というのではなくて、こういう小柄の振袖ですねというものがちょっと一言添えるだけで、 お客様にとってただお衣装合わせをしているだけの時間かもしれませんけれども、 このサロンに来て、この衣装屋さんに来て、それを選ぶだけではなくて、すごく豊かな文化を受け取る体験ができたなというふうに、 変わっていきますよね。 そうするとやはり人対人のことですから、ほんのちょっとかもしれませんけれども心に残る、 なんとなくそういうお話をしてくださった衣装屋さんの方が柔らかく感じたというか優しく感じたというか、 そういう印象を持ってくださってお客様につながっていく、お客様のレンタルにつながっていくということもあると思います。 伝統は決して堅苦しいものではありません。 時には寄り道を楽しむようなというか、すごく深い世界に入るのは遠回りのように思いますし、 すごく時間のかかることというふうに思われがちなんですけれども、 ちょっと寄り道をして、その言われですとか、その風習みたいなもの、習慣みたいなもの、 そういうものを楽しむような心の余裕を持って、一番大切なやはり敬う気持ちというものを育んでいきたいなと思います。 例えば、今日皆さんができることとすれば、お仕事で使っている道具ですとか、身近にあるものを一つでもいいので選んで、 そのルーツを調べてみるということも面白いかと思います。 誰がどんな思いでそれを受け継いできたのか、それを知るだけで、 明日から皆さんの所作ですとか、皆さんの考え方が自然と深みとか優しさが増してくるのかな、 そして宿っていくのかなというふうに思います。 ほんのちょっとしたことなんですよね。 例えば、衿を留めるためにゴムの付いたベルトなんてあります。 甲林株式会社さんが作った甲林ベルトというのは大変有名なものですけれども、 やはりそこには襟元というものをピシッと長丁場のときであってもずれずに襟合わせをしておきたいという思いがあって、 そういう道具というものは生まれてきていますし、 ゴムはゴムでも、ゴムの中間だけゴムになって、両端は普通の紐というような紐もあります。 いろんなものがありますよね。 それの何か生まれたきっかけをたどってみると面白いです。 もともと戦前は丸帯と言って、裏も表も表地で、 しっかりと重いものがどなたさまも結んでいた帯かもしれませんけれども、 やはり戦争を経て戦後、なるべくコストを下げて、なるべくお客様の手の届くような予算で作るとなると、 二周巻うちの一周目は見えないから柄がなくてもいいよねとか、 半分折りにして回すから半分折りにする中の方は、裏の方は無地でもいいよねというふうに、 どんどんいいアイデアが生まれて、今私たちが結んでいる主流である袋帯というものが生まれてきています。 政治的な背景ももちろんありますけれども、そういうふうなことをちょっと知っておくだけで、 お客様にアドバイスするときも、あと自分自身がとても心豊かになるのかなと思います。 それでは、今日東京は雨が止んで、すがすがしい、ちょっとひんやりしていますけれども、風が流れています。 朝ちょっと寒いですが、窓を全開にして空気を入れ替えました。 どうぞ皆様も心穏やかな一日をお過ごしください。 それではごきげんよう。 もっと見る #伝統文化 #日本文化 #十二単 #人を巻き込むには #衣紋道 #十二単体験 #十二単授業 十二単着付け師の【にちにち気づきだより】さとうみなこ03:521.リールを観てね。https://www.instagram.com/kb_heian09:002.その奥にある【物語】を語るコメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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