TOPハウツー・学習歴史十二単着付け師の【にちにち気づきだより】第510話 【まっ、いっか…】と言えるようになった日06:25 5月14日 97再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次"まあ、いっか"が言えない真面目な人へ完璧主義が疲弊を招く深層心理「乱れを整える」日本文化の知恵「手放すこと」は諦めではない理由明日を軽やかに生きるための秘訣とは?AI文字起こし(β版) # 手放せない人が疲れる理由 日々気付きだより佐藤美奈子です。 今日もお聞きいただきありがとうございます。 このチャンネルでは、エモン道や日本文化の学びを通して感じた、 心の在り方や人との向き合い方を、仕事や暮らしに優しく重ねてお届けしています。 ところで、みなさん。 例えば、「まあ、いっか。」という言葉、言えますか?使っていますか? まあ、いっか。 この一言がスッと口から出る人と、どうしても出てこない人がいます。 真面目な方ほど出てこないですよね。 まあ、いっか。って言うと、投げやりな感じに聞こえてしまったり、 やる気のなさみたいなものが、言葉で表現されているような気がして、 まあ、いっか。って思いたいけど、まだまだ。という風にされる方も多いのかなと思います。 あの時、「ああ、言えばよかった。」とか、「なぜ自分はいつもこうなんだろう。」 そうやって一つ一つを手放せずに、心の中で溜めていく。 でも、今日はそんな方に少しだけお話ししたいことがあります。 まあ、いっか。というのは、諦めではありません。 むしろ、年齢を重ねた人だけがめぐりつける、とても深いところにある言葉なのだな、という風に私は思っています。 例えば、私が行っている日本文化、着付けですとか絵文童には、 整えるとか、仕上げるとか、整え直すとか、そういう風な考え方というものがあります。 自由に一絵というのは、ある一定の時間をかけて着付けをしていても、 調査の中で少しずつ、乱れてきても直さないという気持ちで行わなければいけません。 あ、乱れてしまったなという風に、嘆いてしまって、ついつい手が出るというのは、 実は絵文童の方ではいけないことでして、 その次の衣をもう一枚かける時に、さりげなくその前の衿も直るように、 そういうテクニックもあるんですね。 何事もないように、整え直すということをします。 例えば、衿元が乱れた、裾が乱れた、そういう乱れたことを責めるのではなくて、 今の状態を見て、できることをする。 この考え方が絵文童にはあって、私はとてもこの考え方が好きなんです。 人の心もきっとそれに近いものかなと思うんですよね。 完璧に整い続けることが目標ではなくて、乱れたらまた静かに整え直せばいい。 乱れてしまった関係も、またきちんと向き合えるようにしていけばいい。 まあいいかというのは、乱れを見て見ぬふりをすることではなくて、乱れを認めた上で、でもまた整えればいいと考えること。 それが本当の意味での手放し方なのだと思います。 では、なぜ手放せないのでしょうか。 私は一つ大きな理由があると思っています。 それは、完璧であることが信頼につながると、長い間信じてきてしまっているからではないかと思うんですね。 仕事でも人間関係でも、ミスをしない自分でいなければ、期待に応え続けなければ、 そうやってずっと張り続けてきた。 気持ちも頭もすべてパーンと張った状態を続けてきた。 それ自体は決して悪いことではないんですけれども、その真剣さが今のあなたを作ってきたのですからね。 でも、年齢を重ねた今、少し問いかけてみて欲しいのです。 その荷物、まだ全部、必要かどうか、ということです。 この十二単衛の絵問答でも、生俗を脱がせる時にも、丁寧な作法がきちんとあります。 脱いでいただく時も、前を勤める方は、膝をついて行います。 終わりだからといって、お方様の前に立ちはだかるということはしないんですね。 着ることと同じくらい、脱ぐことも大切な所作です。 人生もきっとそうだと思います。 重ねてきたものがあるからこそ、今度は丁寧に手放していくことが、これからの美しさを作っていく。 まあいいか、というのも、次のステップに移るには大事な言葉ですね。 # おわりに もちろん、私自身もなかなか手放せない性分です。 あの配信、もっとうまく話せたのではないかなとか、 あの言葉は違う伝え方があったのではないかなとか、 そうやって終わったことを何度も取り出しては眺めていた時もあります。 でもある時に気づいたんですよね。 取り出しても眺めても過去は変わらない。 もちろんそうです。 変えられるのは今日と明日だけですよね。 それに気づいた日から少しずつ心が軽くなりました。 まあいいか、というのは弱さではありません。 今日できることをやりきった人だけが静かに言える言葉です。 そしてその軽さがまた明日、誰かに向き合うための余白になる。 手放すことは諦めではなくて次へ進む準備なのだと私は今そう思っています。 あなたも今日一つだけ何か手放してみる勇気を持ってみませんか。 まあいいか、そんな言葉が言えた日から人生は静かに、そして確かに軽くなっていきます。 それではごきげんよう。 もっと見る #人間関係 #人生 #手放す #荷物を減らす #十二単 #衣紋道 十二単着付け師の【にちにち気づきだより】さとうみなこ05:031.手放せない人が疲れる理由01:222.おわりにコメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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