TOPハウツー・学習歴史十二単着付け師の【にちにち気づきだより】第521話 【梅雨時期の楽しみ方】雨を嫌わず、味わってみる13:37 5月25日 84再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次梅雨の憂鬱を覆す雨の楽しみ方雨に濡れるアジサイと恵みの雨の発見雨音が織りなす静寂と特別な家時間日本語が語る雨の美しさと昔人の感性雨の見方を変えれば日常が豊かになる理由AI文字起こし(β版) # チャプター 1 日にし気付きだより佐藤美奈子です。今日もお聞きいただきありがとうございます。 このチャンネルでは、エモン道や日本文化の学びを通して感じた、心の在り方や人との向き合い方を、仕事や暮らしに優しく重ねてお届けしています。 おはようございます。今日は、そろそろちょっと気になってきた梅雨の時期。 その梅雨の時期の楽しみ方というテーマでお話をしてみます。 皆さん、梅雨と聞くとじみじみして、なんとなく気分が重くなる方も多いかもしれませんよね。 例えば、洗濯物が乾きにくかったりとか、外に出るのが悪空になったり、 あとは空がどんよりしていて、ちょっと気分も晴れないなぁと、雨が続くとなんとなく気持ちまで湿ってしまうような日もありますよね。 でも私はですね、雨が割と好きなんです。 お花もバリバリ乾燥しないっていうのも好きな感じなのと、ちょっとほっぺたがひんやりするという感じが実は好きです。 もちろん予定がある日に大雨だと困りますし、例えば和服を着る時、そういう時も雨だと本当に困ります。 雨具の用意をしなければいけないと思ってしまうだけで本当に嫌だなぁと思う時もありますけれども、 足元が濡れたりしないような準備をしたりとか、荷物が増えたり、移動が大変だったりもしますよね。 ですけれども、それでもやっぱり雨には雨の良さがあるなぁと思っています。 梅雨の時期に楽しみにしているものの一つが、私はアジサイです。 ちょうど私が住んでいる地域というのは、アジサイがとても多い地域で、自治体全体が整備をしていただいて、アジサイがたくさんある公園も整備されています。 アジサイって雨が似合う花ですよね。 晴れた日のアジサイも綺麗ですけれども、雨に濡れているアジサイを見ると何とも言えない美しさがあります。 花びらに雨の雫が乗っていたりとか、あとは少し暗い空の下で青や紫の色が深く見えたりもします。 あの感じが私はとても好きです。 私は花が好きで、これはこういう小さい花が好きなんですけれども、それが好きだということを主人がわかってくれて、 花を小さいプランターで育てて、私が例えば仕事とかがない時、パソコンなどを見ない時に、 今のソファーに座った時に、ちょうど目線の先にあるベランダのところに花が見えるように置いてくれています。 バラですとか、フジも育てています。 ちょうどフジとか、あとはモミジですね。 シギ、タツサワという葉脈が綺麗なモミジですけれども、 あとは山椒の木も育てています。 どちらかといえば、日本的なコーナーがあったり、あとはバラが並んでいるコーナーもあります。 花を育てていると雨の見え方も少し変わってきませんか。 雨が降ると、今日は水をもらえて良かったねって思います。 そしてよく言われているのは、雨が降ったからといって、例えば植物には良いわけではなくて、 今は色々な汚れですとか、PM2.5ですか、そういうものも雨に混じって落ちてくるので、 雨が降った後もきちんと水やりをして、そういう汚れを流した方が良いとも聞きますので、 あまり根腐れをしない程度ですけれども、逆に葉っぱとか木の枝の上の方からなるべく水をかけてあげるということもあります。 人間にとっては少し面倒な雨ですけれども、花や土にとっては恵みの雨ですね。 そう考えると雨の日も少し優しく見えてきます。 雨はただ空から水が落ちてくるだけではないんですよね。 例えば季節を進めてくれる、ひと雨ごとに季節が変わるとも言いますよね。 あとは草木を育ててくれます。 そして空気を少し落ち着かせてもくれますよね。 そして自分の気持ちも少し内側に向けてくれるような気がします。 そして雨音も好きです。 私は小学生の時、ピアノを習っていまして、中学校2年生までヤマハで習っていましたけれども、 ヤマハの音楽教室ではジュニアオリジナルコンサートという定期的なコンサートを開くんですね。 オリジナルというぐらいですから、実は作曲をするんです。 その時に私が本当に最初、2,3曲作ったと思うんですけれども、 最初に作った曲が、シトシト雨というタイトルの曲なんです。 それを自分なりに、ピアノの鍵盤の音が雨がシトシト降っているような感じの音楽にしまして、 それを私の先生が少しアレンジを加えてくださって発表したことを覚えています。 それだけ雨が小さい時から好きだったわけです。 家の中で聞く雨音というのも、ちょっと不思議と落ち着きませんでしょうか。 外が雨だからこそ、家の中の時間が少し濃く充実して感じられることがあります。 例えば、本を読むとか、今日は雨だから、ちょっとゆっくり読んでも読もうかなって思わせてくれるのも雨の日。 そして、ちょっとひんやりすると、夏場でもあったかい飲み物を飲みたくもなります。 体にいいですよね。 そして、窓際から花の様子も見れます。 キラキラと輝いてて綺麗です。 あとは静かに考え事をするというのも雨はいいですね。 なぜかというと、雨だとあまり外の車の音とか、外で遊ぶ子どもの声とか、 あとは人の声もちょっと聞こえてこないという感じがうちの周りはするので、 ちょっと考え事には雨の日はいいなと思います。 そういう時間というのが雨の日には似合う気もします。 そして雨を表す日本語も美しいですよね。 よく恵の雨という言葉があります。 これは作物や草木を育てる雨、恵の雨ですね。 少し、例えば雨があまり降らなくて雨漏りをしたくなるほど、 断水、節水、いろんな制限がかかる時がありますけれども、 本当に雨が降ると、これが本当に神様ありがとう、恵の雨だと思う事もあります。 雨が降るから命が繋がっていく、そういう事ですよね。 そう考えると、雨はただの天気ではなくて、自然からの贈り物のようにも感じます。 さみられという言葉もありますね。 梅雨時期の雨を表す言葉ですけれども、響きが柔らかいですよね。 ただ雨が降っているというより、季節そのものを含んでいる感じがします。 あとは水雨という言葉もあります。水晶の水に雨です。 青葉に降る雨、緑を潤す雨という意味合いがある言葉です。 とてもこの水雨という言葉は好きです。 この言葉を知ると、雨の中の緑がちょっと変わって見えてきます。 そして袖笠雨という言葉もあります。 着物の袖に傘、傘というのはサンド傘とかの傘ですね。 丈辺に立つと書いて。 袖笠雨、袖を傘のようにしてしのぐようなにわか雨を表す言葉です。 こういう言葉に触れると、昔の人は雨をただ嫌っていたわけではなくて、 ちゃんと観察して味わっていたのだなと思います。 # チャプター 2 同じ雨でも、見方によってはずいぶん違って見えますよね。 濡れて嫌だなあと思えば、それは嫌な雨になります。 でも、紫陽花がきれいに見える雨だなあと思えば、少し楽しみになります。 花にとっては恵みの雨だなあと思えば、優しい雨になります。 雨音が心を落ち着かせてくれるなあと感じれば、静かな時間になります。 私もよく着付けの受講生さんたちに言うんですけれども、 接客をするときの言葉で、例えば雨の日だったときに、 やはり私が話しかけたときに、じとじとで本当に嫌な雨ですねって言ってしまうよりも、 少し感想が穏やかになって、これも恵みの雨ですねという感じで、 雨というものを良い方向にお話をかけると、その場がとても和むように感じるので、 そういうことを気をつけていますし、そういうふうにしてるんですよということを受講生さんに教えることもあります。 なぜならば、例えば着物の胸紐、腰紐、いろんな紐というのを結ぶんですが、 その紐を結んだときに、きついですか?苦しいですか?って聞くと、 そんなに苦しくないけれども、苦しいかと言われれば苦しく感じてしまうというのが人間の心理です。 ですから、苦しいとは聞かずに、おかげんいかがですか?ひもかげんいかがですか?とか、 そういう言葉で聞くと、本当に苦しければ少し緩めてくださいっておっしゃるでしょうし、 こちらの言葉掛けの言葉選び一つで、相手の気持ちががらりと変わってしまうということがあるので、そういうお話もしています。 ですから、雨というものを自分の解釈だけで考えてしまうと、 じどじど、じめじめ、いやだなと思っている人はそういう言葉でしか表現できませんけれども、 雨というものが少し楽しかったり、雨というものがとても良いものという感覚も持ち合わせている人が誰かとお話をするときっていうのは、 すごく角が立たずに良い時間が生まれるのではないかなと思います。 露を楽しむというのは特別なことをすることではないんですけれども、 雨の日にしか見えないものを見るだとか、雨の日にしか聞こえない音を聞いてみたり、 雨の日だからこそできる過ごし方というのを少し自分なりに考えてみるのも、また梅雨の楽しみ方なのかもしれません。 それだけで梅雨の印象は変わってくる気がします。 私は雨の日には少しだけ立ち止まる時間を持ちたいなと思っています。 紫陽花を眺めたり、プランターの花の様子を見たり、雨音を聞く。 そして、やっぱりこの梅雨とか袖笠雨というのもどんな雨のついた言葉があるんだろうと、この音声を取る前に色々調べてみました。 そういう調べる時間というものもとても楽しい時間が過ごせました。 梅雨も悪くないなと思います。 雨が好きではない方も多いと思います。 でも、もし少し気持ちに余裕がある日があれば、雨を嫌う前に少しだけ味わってみるのもいいのかもしれません。 今日の雨はどんな雨だろう。 緑を潤す雨かなとか、そんな風に見方を変えるだけで同じ一日でも少し柔らかくなる気がしませんか。 雨の日だからこそ見えるもの、そういう小さな楽しみを一つ持っておくと、梅雨の時間も少し好きになるかもしれません。 今日も聞いてくださってありがとうございました。 今日も穏やかな一日をお過ごしください。また次回もお付き合いいただけたら嬉しいです。 それではごきげんよう。 もっと見る #梅雨入り #恵みの雨 #梅雨時期の楽しみ方 #翠雨 #袖笠雨 十二単着付け師の【にちにち気づきだより】さとうみなこ09:201.チャプター 104:172.チャプター 2コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
第634話 【算賀】四十で長寿を祝った時代 9分・14時間前・ 29再生AI目次平安の敬老の日「算賀」とは驚き!40歳を祝う長寿の宴10年ごとに重ねる人生の節目自らの成長を確かめる秘訣現代にも活きる平安人の知恵
第633話 【キノコ狩り】松茸の値段は山と人の距離 7分・昨日・ 39再生AI目次平安貴族も嗜んだ松茸の魅力松茸が身近だった時代の理由松茸の値段が語る人と山との距離「遠くなったもの」が示す現代の課題失われゆく技術を身近にするには
第632話 秋の【襲色目】半歩先の季節を着る 7分・一昨日・ 45再生AI目次平安の美学「襲色目」色の重なり季節を「半歩先」に着る意味とは顧客の無意識を掴むプロの視点「察する力」が示す絶妙な距離感千年前から現代へ繋がる「半歩」
第631話 【恋教え鳥】鶺鴒から教わったこと 7分・9月12日・ 54再生AI目次「恋教え鳥」鶺鴒の意外なルーツ国生みの神も小鳥に教えを乞う知らぬを恥じず学び続ける心構え教える側が一番学ぶという発見分からないを分かるに教わる意味とは
第630話 【秋の七草】目立たないものを七つ数える 7分・9月11日・ 54再生AI目次秋の七草とは?春の七草との違い万葉の花人・山上憶良が選んだ七草目立たぬ野花に宿る日本の美意識日常で「美しさ」を見つける重要性役に立たぬものから始まる文化の贅沢
第629話 【割に合わない】とわかっていても【やる】 7分・9月10日・ 70再生AI目次古代から現代へ続く栗との長い付き合い平安貴族を魅了した甘味料「甘面」の秘密「割に合わない」から生まれる甘さの価値日常のひと手間がもたらす豊かな食卓気づかれなくても「やる」ことの真の意義
第628話 【重陽】そして「扇」を仕舞う日 8分・9月9日・ 50再生AI目次重陽の朝に綿で顔を拭う美の習慣五節句から消えた重陽の節句の背景夏扇を納める九月九日の伝統と意味物事に「終わり」を決める平安人の哲学美しい終わりが次への始まりを彩る
第627話 【重陽の前夜】手がかかることが「祈り」の中身 8分・9月8日・ 60再生AI目次重陽前夜、菊に真綿をかぶせる意味長寿不老を願うキセワタの習わし紫式部が詠んだキセワタの歌「手がかかること」が祈りである理由静かで確実な仕事を生む支度とは
第626話 【白露】消えるからこそ光っている 7分・9月7日・ 61再生AI目次白露に秘められた平安人の感情なぜ露は歌に詠まれ続けるのか「消えるからこそ光る」の真髄十二単体験が残す「写せ身」儚いものだからこそ一番美しい
第625話 【音楽は身近なもの】聴く側ではなく鳴らす側にいた平安人 6分・9月6日・ 59再生AI目次平安貴族の必須科目「管弦」音楽は聴くものにあらず?教養として演奏する意味「見る」と「やる」の決定的な違い現代が失った「鳴らす」体験