TOPハウツー・学習歴史十二単着付け師の【にちにち気づきだより】第552話 美しい準備から始まる仕事のかたち09:28 6月25日 87再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次「仕事の質」を左右する「準備8割」の真意美しい所作を生む「迷いのない動き」の源泉事前準備が生み出す「美しい動線」の設計術「練習は本番のように」本番を制する準備自分のためだけではない「準備」が示す品格AI文字起こし(β版) # オープニング 日々気づきだより佐藤美奈子です。 今日もお聞きいただきありがとうございます。 このチャンネルでは、エモン道や日本文化の学びを通して感じた、 心の在り方や人との向き合い方を、仕事や暮らしに優しく重ねてお届けしています。 今日のテーマは、「美しい準備から始まる仕事の形」というテーマです。 皆さんはこういう言葉を聞いたことがありませんか? 準備8割、仕事2割。 今日はその準備が、なぜそれほど仕事の質を左右するのか、 特にエモン道の現場での実感を通してお話をしたいと思います。 準備8割、仕事2割。 では、次のチャプターからお話をしていきます。 # 仕事の質は、準備の美しさで決まる はい、準備8割、仕事2割という言葉、私はもうよく聞くんですよね。 よくそれに似たことで、舞台の仕事などをしますと、私はいつも師匠から始まると、始まる頃にはもう終わりの準備をしなさいと、片付けの準備をしときなさいとよく言われて、 それまでは、いろいろ始まるまでの準備のことをしましたけど、いざ始まったら、どんどん最後の片付けのことを考える。 もう動き出したら、どうにもこうにもできませんから、あとは最後の去り際を美しくするために、片付けの準備をしなさいと言われます。 仕事の出来栄えというのは、当日の腕前よりも、その前の準備の美しさで既に半分決まっているのではないかなと感じています。 本当にこういう手技で見せることですとか、着物の着付けもそうですね、ヘアアレンジもそうですけれども、どれだけ準備をしたかによって、もう仕上がりが保証されているというか、そういう感じがします。 所属の着付けも、当日の所作だけが評価されるわけではなくて、実はその前の準備の丁寧さですとか、それまでの鍛錬というか、そういうことが当日ポンと出てくるので、当日の動きの全てに現れてくるのが、その今までの準備の動きだということです。 なぜ準備がそれほど大切なのか。理由は、準備が整っていないと、当日考えることが増えてしまうからではないでしょうか。 当日はもう考えていられませんよね。もう体が思うように動いているというのが準備が整っていることなので、当日迎えたら、とにかくその流れに沿って動くだけ。考えてはいない、体が勝手に動くぐらいまでしているわけですからね。 道具がどこにあるかわからないだとか、準備が決まっていないとか、必要なものが足りない、そういう小さな迷いというのが、動きの一つ一つに緊張や乱れを生んでいきます。 逆に、準備が整っていれば、当日は考えるのではなくて、行うこと、動くことに集中できます。 美しい小さというのは、迷いのない動きから生まれるものですね。そしてその迷いのなさは、準備の段階でこそ作られています。 私は小族の準備をする時ですけれども、道具を一つ一つ使うものを並べながら、その日の仕事の流れを頭の中でなぞるようにしています。 これはこの場面でこう使う、こう使う、こう使う、だからこの位置はこういう向きにしておくとか、そういうことまですべて段取りをしているわけですね。 例えば、一般的な着物の着付けも、帯はこの順番でとか、小物はこの位置に、最初に手に取るのはこれというふうに整理していくと、不思議と心も静かになっていきます。 これは特に、着付け技能検定という試験が、着付けも今国家資格なので、その検定を取る方は特に聞いてほしい音声ですけれども、 本当にこの最初に手に取るのはこれだからここに置くという置き場所まで決めておくということで、ほぼ決まりますね、仕上がりに。 道具を整えることは単なる作業ではなくて、自分の気持ちを整える時間でもあるのだというふうに何度も何度もこの仕事を通して感じてきました。 段取りというのはいわば、事前に描く美しい動線そのものです。 どの順番で何を行うか、無駄な動きがないか、相手にとって心地よい流れになっているか、それを準備の段階で丁寧に組み立てておくこと、これがとても大事です。 当日その通りに動くだけで、自然と無駄のない美しい袖になっていきます。 逆に段取りが荒いまま当日を迎えると、どれだけ技術があっても動きがぎこちなくなってしまって、準備の丁寧さというのは技術以上に結果を左右するものだなぁと本当に痛感しています。 ちょうど先日、着付けの基本と思考法という動画コンテンツを出したんですけれども、その収録の時にもこういう言葉を入れたんですね。 練習は本番のように、本番は練習のようにという言葉。これは先代の校長先生のいつも言ってらっしゃった言葉で、まさにこれが今日の話とぴったりなんですけれども、 何か試験を受ける、何か舞台に立つ、何か人前で何かをするという時に、同じような流れで同じようにやってみる。 例えばギリギリになってきますね。例えば早朝、舞台が10時からだとします。そうすると入りの時間が例えば1時間半、2時間前だとか、そうですよね。 そこから例えばいろんな準備をして10時に舞台に立つということがあるとすれば、シミュレーションをしておくんですね。同じ時間帯で。本当に朝の8時ぐらいから準備をし始めて、 10時になった段階で本当にその段取り通りできているかとか、10時の時点で人様に見てもらえるような段階まで持っていっているか、自分の状態も含めて。 特に私みたいにこういうふうに話すとか、解説をするとか、そういうふうなお仕事を朝からやらなければいけない時には、本当にその10時という時間に一番いい発声とか一番いい喉の状態ができているかということをシミュレーションしておかないと、 朝大丈夫大丈夫って言っても、10時になっても声がガラガラだったりしたらとんでもないわけですよね。だからそういう本番の仕事の前に事前にやっておくってことはとっても大事なことです。 そしてもう一つ大切な自然があります。準備を美しく整えるということは実は自分のためだけではなくて相手のためでもあるということです。 着物などをお着せする相手が安心して身を委ねられるように、一緒に仕事をする仲間が迷わず動けるようにするというのが準備です。 美しい準備の裏側には見えないところで相手を思う気持ちが流れています。それこそが品格という言葉の本当の意味なのかもしれませんね。 # おわりに はい、今日は美しい準備から始まる仕事の形というテーマでお話をしました。 仕事の質は当日の腕前だけではなくて、その前の準備の美しさで決まる。 道具を整える時間、段取りを組む時間、そのどれもが心を整え相手を思う時間でもあります。 今日のお仕事の前に少しだけ時間をとって、準備そのものを丁寧に整えてみてはいかがでしょうか。 それだけで当日の動きが変わってくるはずです。 今日もお聞きいただきありがとうございました。また次回もお付き合いいただけたら嬉しいです。 それではまた。ごきげんよう。 もっと見る #仕事術 #丁寧な仕事 #段取り力 #衣紋道 十二単着付け師の【にちにち気づきだより】さとうみなこ00:571.オープニング07:462.仕事の質は、準備の美しさで決まる00:473.おわりにコメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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