TOPハウツー・学習歴史十二単着付け師の【にちにち気づきだより】第550話 所作を整えると、心が整う理由08:47 6月23日 75再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次「気持ち」ではなく「形」から心を整える思考エモン堂に伝わる心と体の連動性不安を解消する「型」が与える安心感周囲の空気を変える小さな所作の力心の「ざわつき」を整える今日からの実践AI文字起こし(β版) # オープニング 日西気付きだより佐藤美奈子です。 今日もお聞きいただきありがとうございます。 このチャンネルでは、エモン道や日本文化の学びを通して感じた、 心の在り方や人との向き合い方を、仕事や暮らしに優しく重ねてお届けしています。 今日のテーマは、「諸作を整えると心が整う理由」というテーマです。 心を整えたいと思った時に、多くの方はまず気持ちの方から何とかしようとされるのではないでしょうか。 心イコール気持ちですものね。 でも今日はその逆の順番、形から心を整えるという考え方についてお話ししたいと思います。 # 所作を整えることは、心を整える近道 どうしても気持ちを落ち着かせてからとか整えてから、それイコール自分の心は整ってくると思う方が大半だと思うんですけれども、 心が乱れている時ほど、まずは動き、所作を整えることをお勧めしたいわけです。 問答は特にここなんですね。 心が整ったら所作も整うと思われがちですけれども、実際はその逆もまた日々の生活も仕事にも取り入れていただきたいことなんですね。 姿勢を正す、手の動きをゆっくりにする、呼吸を整える、いわゆる型を整えることで、心が後からついてくるということもあります。 これはエモン堂の現場で繰り返し、私が実感してきたことです。 これにはちゃんとした理由がありまして、人の心と体というのは別々のものではなくて深く連動しています。 緊張している時は肩も上がりますし、呼吸が浅くなります。そして動きがまずぎこちなくなりますよね。 逆に姿勢を正して、ゆっくり動くことを理解していく、ゆっくり動いて丁寧に物事を行うという意識をすると、自然と呼吸も深くなって気持ちも落ち着いていきます。 これは心理学的にも身体的フィードバックとして知られている現象です。 表情や姿勢が感情そのものに影響を与えるということですね。 エモン堂では、この原理を何百年も前から知識としてだけではなくて、身体感覚として伝えてきたのだと思います。 肩を整えることが結果として心を整えることにつながる。それが習作という文化の本質ではないでしょうか。 実際の私の教室の話でも、習俗をお着せする際、これは着せる側、エモンジャ側ですけれども、 緊張している人、実際のところはお方様が緊張するのではなくて、着せる方は特に緊張すると思うんですけれども、 その方が緊張しているのは、大抵肩が上がってしまっていて、こわばっていて、そして自分の手の置き場に困っていらっしゃる場合が多いです。 ももの前に置くのか、ももの側面に置くのか、お腹のあたりに置くのか、手のやり場に困る。 そういうことで緊張しているのがすごくわかるんですけれども、そういう時には、少し肩を下げるということももちろん言いますし、 手はこのあたりに置くことで、マナー的にも大丈夫ですし、自分も落ち着きますよということで、 逆に体から離さずに、手の甲側が自分の体に来るような形で、皆様にお話をかけます。 そうすると不思議なことに、姿勢が整ってくると、表情は変わってきます。 ちょっと落ち着いてくるんですよね。落ち着いてきましたと。 どこにどう置けばいいかがわかったら、足が動くようになりましたとか、そういうふうに言われることもあります。 心に直接働きかけるよりも、まず体の形というんでしょうかね、体勢というか、 それを少し変える方が案外早く、心の状態が変わることがあるのだなというのを何度も何度も経験してきています。 そしてもう一つ、諸作には肩という側面がありますね。 お辞儀の角度だったり、手の重ね方だったり、歩く時の足の運びもそうです。 どっちの足から引くべきかとか、逆にどっちの足から進むべきか、これらにはある程度決まった肩というものがあります。 エモンドにはエモンドの肩があるわけです。サドウにはサドウの肩というものがやはりあります。 肩があるということは、迷わなくていいということでもありますよね。 すごく堅苦しく感じる方もいると思うんですが、逆にその肩があるおかげで、初めて学ぶ方にも逆に入り込みやすいのだと、そういうことだろうなと思います。 何をすればいいかわからない時、人というものは不安になります。 逆に決まった肩に沿って動ける時に、人は安心します。 そしてその人らしさを出すのは、その後でも十分遅くはないと思っています。 最初から自分らしさとかおっしゃる方がいますが、こういう肩物がある世界というのは、まず肩を徹底してやった後に、独自のもの、感情も乗ってきて、体も乗ってきて、緊張が良い緊張に変わるというでしょうかね。 そういうふうにして、自分の良い意味での肩というものも決まってきますね。 肩というのは自由を奪うものではなくて、安心を生み出すための枠なのだと思います。 そしてその安心感というのは、自分だけではなくて相手にも伝わります。 落ち着いた所作で接してもらうと、相手も自然と安心する。 所作は自分と相手、両方の心を整える力を持っています。 これは特別な場面だけの話ではなくて、例えば誰かに物を渡す時、きちんと両手で丁寧に渡すですとか、挨拶をする時に少しだけ深くゆっくりとお辞儀をしてみるとか、 座る時、座る前に一度姿勢を意識してから腰を下ろすですとか、どれもほんの数秒でできることですよね。 でもその数秒の所作を整えることで、自分の心もその場の空気も少しずつ変わっていきます。 特別な訓練は必要ありません。今日からすぐに試していただけることだと思います。 はい、今日は所作を整えると心が整う理由というテーマでお話をしました。 心は気持ちだけで整えるものではなく、体の型から入っていく、そういうことも言えるのではないかというお話でした。 姿勢、手の動き、お辞儀、このような小さな所作の積み重ねが自分の心と周りの空気を静かに整えていきます。 もし、今日朝から心がざわついているなって感じたら、まずは肩の力を抜いて、姿勢を少しだけ正してみてください。 それだけで案外気持ちが落ち着いてくるかもしれませんね。 今日もお聞きいただきありがとうございました。また次回もお付き合いいただけたら嬉しいです。 それではまた。ごきげんよう。 もっと見る #マインドフルネス #心を整える #所作 #衣紋道 十二単着付け師の【にちにち気づきだより】さとうみなこ00:511.オープニング07:562.所作を整えることは、心を整える近道コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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