#79 ウェルビーイングという言葉に感じる息苦しさ~和歌山県みなべ町の梅ワーケーションでいただいた豊かな体験に感謝
09:58
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梅の産地として知られる和歌山県みなべ町では、この時期に「梅ワーケーション」という農作業体験プログラムを行っておられます。
人的資本やウェルビーイングをテーマに活動する島田由香さんが発起人として生まれたこの取り組み(梅ワー)に参加し、尾崎ファミリーの農園で収穫をお手伝いし、古民家をリノベーションした島田さんのご自宅に泊まらせていただきました。
素晴らしい体験でした。
最近よく耳にする「ウェルビーイング」という言葉は「よく生きる」ことを考える開かれた概念ですが、個人的にはなんとなく正しさの押し付けや、権威を利用したマーケティングに感じる情報も多く、しっくりこないこともありました。
ウェルビーイングがビジネス文脈に持ち込まれるとき、しばしば「人的資本経営の要請」「科学的に証明された幸福」などの外部の権威と結びつけられます。
これによって、本来は主観的な「感じ方」や「生き方」が、評価可能な“指標”や“施策”へと変換されていく。
自己理解に基づく選択、自然との調和、感情のマネジメントなど、一見異論の余地のない“理想”が、「そうでない状態=劣っている/整っていない」という無意識の規範化になりかねない。「あるべき姿」として語られる危険があるのではないでしょうか。
そして、それは企業や教育機関において「導入すべきもの」としてパッケージ化され、“取り組んでいないと遅れている”という同調圧力を生み出す。
「正しさ」や「科学的根拠」や「先進事例」、それらは人を説得する力を持つが、同時に思考の停止も招きやすい気がします。
だからこそ自分を含め「これは正しい」「これは善い」と言いたくなったときほど、それが誰かの不自由を生んでいないかを問い直す必要がある。
ウェルビーイングは、語られるほどに、その語の内側で自己目的化しやすい。
だから「正しさ」にはまらない、未整理で未定義な感の中に“一人ひとりのよく生きる”があるのじゃないか、と思うのです。
人的資本やウェルビーイングをテーマに活動する島田由香さんが発起人として生まれたこの取り組み(梅ワー)に参加し、尾崎ファミリーの農園で収穫をお手伝いし、古民家をリノベーションした島田さんのご自宅に泊まらせていただきました。
素晴らしい体験でした。
最近よく耳にする「ウェルビーイング」という言葉は「よく生きる」ことを考える開かれた概念ですが、個人的にはなんとなく正しさの押し付けや、権威を利用したマーケティングに感じる情報も多く、しっくりこないこともありました。
ウェルビーイングがビジネス文脈に持ち込まれるとき、しばしば「人的資本経営の要請」「科学的に証明された幸福」などの外部の権威と結びつけられます。
これによって、本来は主観的な「感じ方」や「生き方」が、評価可能な“指標”や“施策”へと変換されていく。
自己理解に基づく選択、自然との調和、感情のマネジメントなど、一見異論の余地のない“理想”が、「そうでない状態=劣っている/整っていない」という無意識の規範化になりかねない。「あるべき姿」として語られる危険があるのではないでしょうか。
そして、それは企業や教育機関において「導入すべきもの」としてパッケージ化され、“取り組んでいないと遅れている”という同調圧力を生み出す。
「正しさ」や「科学的根拠」や「先進事例」、それらは人を説得する力を持つが、同時に思考の停止も招きやすい気がします。
だからこそ自分を含め「これは正しい」「これは善い」と言いたくなったときほど、それが誰かの不自由を生んでいないかを問い直す必要がある。
ウェルビーイングは、語られるほどに、その語の内側で自己目的化しやすい。
だから「正しさ」にはまらない、未整理で未定義な感の中に“一人ひとりのよく生きる”があるのじゃないか、と思うのです。
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コメント

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てっちゃん
2025年6月30日
「ダイバーシティ」という言葉がビジネス界隈では美しい文脈で語られているなあと感じていました。そこには、衝突や葛藤といった「乗り越えていく壁」があると思うからです。
フィッシュ 明子
2025年6月30日
ありがとうございます。表面的な多様性にとどまり、実質的な変化にはふれない。主語の大きな主体が都合の良いようにダイバーシティを解釈し、利用しているように見えることがあります。本当のダイバーシティは、混沌でっせ。
