#94 教育格差を生む経済の格差と「身体的文化」の格差
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今年も直方市の県立鞍手高校で、演劇を使ったコミュニケーションの授業を実施させていただきました。
この取り組みはもう8年ほど続けており、私は福岡県と佐賀県の高校を担当しています。
これまで福岡女子商業高校、東明館高等学校、上智福岡高等学校、福岡女学院高等学校など私立高校で実施してきましたが「筑豊の公立高校で実施する」というのが一つの目標でした。
昨年、熱心な先生方のおかげでそれが実現し、2回目の実施となりました。
この授業をつくった平田オリザさんは、努力では埋まらない「身体的文化資本」の格差について話されています。
いま大学入試は総合型選抜が全体の半数を占め、主体性や協働性を重視する方向に進んでいます。
しかしこれらの力は、幼少期からの経験や環境によって形成される「身体的文化資本」に大きく依存し、短期間の努力で獲得するのは難しいものです。
美術館や博物館に行く経験、生の演劇や音楽に触れる体験、多様な人との交流、豊かな言語環境──。
こうした経験は、家庭の経済的背景や地域環境によって左右されやすく、地方と都市部では機会の差が10倍以上になることもあります。
演劇教育は、多様な人と協働し、失敗や意見の衝突を安全に経験できる場です。
微力ではありますが、この授業がそうした経験のきっかけとなり、格差を少しでも埋める手段になることを願っています。
昼スナママ・フィッシュ明子の役にたたなくてもいいラジオ
フィッシュ 明子
- 00:171.
タイトルコール
- 09:022.
経験の格差が身体的文化資本の格差を生む
- 03:063.
なぜ「筑豊」「公立」にこだわるのか
- 02:174.
私もその格差を体験している1人です
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