#164 なぜ「イケメン」という言葉に傷つくのか
12:28
197再生
「イケメン」という言葉が、ちょっと苦手です。
悪意なく使っていることが分かっていても、この言葉を自分の口から発すると、胸の奥にモヤっとした悲しさが残るのです。
複雑な一人の人間を、「イケメン」という四文字に集約して、消費してしまうような感覚。
それは女性が、美人かどうか、可愛いかどうか、若いかどうか。容姿を評価され、値踏みされ、序列化される側に長くあったことに対する痛みがあったから、自分が男性を「イケメン」という言葉で評価する側に立ったとき、そこに新鮮さと同時に、違和感が生まれるのかもしれません。
そんな話をお世話になっているネイリストさんにこぼしたことがあります。
彼女は40代のネイリスト。
ネイリストという仕事は、視力や集中力の問題もあり、年齢を重ねると現場を離れ、経営側に回るしかキャリアパスがないと言われるそうです。
けれど彼女は「爪の健康のプロ」としての可能性を信じ、皮膚科医と提携し、巻き爪などのケアも行う新しい形のサロンを立ち上げました。
キャリアに対して挑戦的な人であり、その探求心を尊敬してます。
そんな彼女が、サロンの備品を買いにAppleストアを訪れたときのこと。
対応してくれた男性スタッフの顔を見上げて、思わず「ひゃっ」と声が出てしまったといいます。
まるでアイドルが紛れこんでしまったような、とんでもないイケメンだったらしい。
最近では、彼を“推し”として、彼目当てに買い物に来る中年女性も増えている、という噂まであるとか…。
私は、その話を聞きながら、例のモヤモヤを正直に伝えました。
「イケメンという言葉の容姿だけで評価してしまっている感じが、どうしても苦手なんですよね」と。
すると彼女は、きっぱりと言いました。
「フィッシュさん、それは違います」
彼の接客が本当に素晴らしかったのだと。
ただ商品を売るのではなく「この人にとって何が最適か」を考え、迷いなく提案する。
売上のためではなく、プロとしての矜持が、態度や言葉の端々から伝わってきたのだそうです。
「そのプロフェッショナルな姿勢も含めて、イケメンなんです」
彼女は20年来のK-POPファンで、アイドルを見る目も相当厳しい。
歌やダンスの技術だけではなく、SNSでの振る舞い、ファンへの向き合い方、日常から滲み出る人柄。
「性格がいい人しか、推せません」
彼女にとっての「イケメン」とは単なる顔の造作ではなく、
容姿・スキル・人柄、そのすべてが一体となった“パッケージ”だったのでした。
この話を聞いて、私は「イケメン」という言葉をアップデートできたのです。
悪意なく使っていることが分かっていても、この言葉を自分の口から発すると、胸の奥にモヤっとした悲しさが残るのです。
複雑な一人の人間を、「イケメン」という四文字に集約して、消費してしまうような感覚。
それは女性が、美人かどうか、可愛いかどうか、若いかどうか。容姿を評価され、値踏みされ、序列化される側に長くあったことに対する痛みがあったから、自分が男性を「イケメン」という言葉で評価する側に立ったとき、そこに新鮮さと同時に、違和感が生まれるのかもしれません。
そんな話をお世話になっているネイリストさんにこぼしたことがあります。
彼女は40代のネイリスト。
ネイリストという仕事は、視力や集中力の問題もあり、年齢を重ねると現場を離れ、経営側に回るしかキャリアパスがないと言われるそうです。
けれど彼女は「爪の健康のプロ」としての可能性を信じ、皮膚科医と提携し、巻き爪などのケアも行う新しい形のサロンを立ち上げました。
キャリアに対して挑戦的な人であり、その探求心を尊敬してます。
そんな彼女が、サロンの備品を買いにAppleストアを訪れたときのこと。
対応してくれた男性スタッフの顔を見上げて、思わず「ひゃっ」と声が出てしまったといいます。
まるでアイドルが紛れこんでしまったような、とんでもないイケメンだったらしい。
最近では、彼を“推し”として、彼目当てに買い物に来る中年女性も増えている、という噂まであるとか…。
私は、その話を聞きながら、例のモヤモヤを正直に伝えました。
「イケメンという言葉の容姿だけで評価してしまっている感じが、どうしても苦手なんですよね」と。
すると彼女は、きっぱりと言いました。
「フィッシュさん、それは違います」
彼の接客が本当に素晴らしかったのだと。
ただ商品を売るのではなく「この人にとって何が最適か」を考え、迷いなく提案する。
売上のためではなく、プロとしての矜持が、態度や言葉の端々から伝わってきたのだそうです。
「そのプロフェッショナルな姿勢も含めて、イケメンなんです」
彼女は20年来のK-POPファンで、アイドルを見る目も相当厳しい。
歌やダンスの技術だけではなく、SNSでの振る舞い、ファンへの向き合い方、日常から滲み出る人柄。
「性格がいい人しか、推せません」
彼女にとっての「イケメン」とは単なる顔の造作ではなく、
容姿・スキル・人柄、そのすべてが一体となった“パッケージ”だったのでした。
この話を聞いて、私は「イケメン」という言葉をアップデートできたのです。
昼スナママ・フィッシュ明子の役にたたなくてもいいラジオ
フィッシュ 明子
- 00:161.
タイトルコール
- 02:242.
私たちは、長いあいだ「評価される側」に居すぎた
- 08:323.
とんでもない「イケメン」
- 01:174.
プロフェッショナルな姿勢も含めて、イケメン
コメント

感想・質問・応援メッセージを書こう
平井 良明
1月19日
いけめんって イケてるメンズですよね イケてる面ではないので見た目だけではないはず と思いたいw
フィッシュ 明子
1月19日
イケメンという言葉には諸説あるみたいですね~☺