#179 【ゲスト】『こどもと民主主義をつくる』藤原さとさん① 教育者自身が探究し主体性を取り戻していく学び
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3回にわたり、一般社団法人こたえのない学校代表理事の藤原さとさんを昼スナにお迎えし、昨年12月15日に平凡社から出版された『こどもと民主主義をつくる』についてお届けするインタビュー第1弾です。
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さとさんは、慶應義塾大学法学部政治学科を卒業後、アメリカ・コーネル大学大学院で公共政策学を学び、日本政策金融公庫やソニー等を経て、2014年に一般社団法人答えのない学校を設立されました。学校教員、民間教育者、ビジネスパーソンなど、多様な大人が探究する学びの場「ラーニングクリエイターズラボ」を主催し、アメリカのハイテクハイやデンマークのエグモントホイスコーレンなど海外の先端校とも連携しながら研修を行っておられます。
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さとさんとは、こたえのない学校が1月に実施したDeeper Learning Japan 2026 (#165放送 【レポート】Deeper Learning Japan 教育者一人ひとりの実存が、学びの質を形づくっている https://r.voicy.jp/DAVj50AD9X8)
のカンファレンスに講師として招いていただいたことがきっかけでお会いしました。昨年昼スナにもお越しいただき、そして今回あらためて本書についてじっくりお話を伺うことが叶いました。
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書籍では多数決や選挙といった制度に民主主義を還元するのではなく「どうすれば一人ひとりが参加できるのか」「声を出せない人の存在をどう受け止めるのか」といった問いを、具体的な実践を通して掘り下げています。
子どもを守る対象としてではなく、ともに民主主義をつくる主体として位置づける視点の転換が得られます。
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さとさんが教育のフィールドで活動を始めて今年で13年目。その前は政策金融公庫やソニーなどで新規事業開発やプロジェクトマネジメントに携わってこられました 。もともと政治学を学び、グラミン銀行のマイクロファイナンスに関心を持ったことがキャリアの出発点だったといいます 。
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教育の世界に入ったきっかけは、ご自身のお子さんの保育園で保護者会長になったことでした。地域で子どもたちの学びの場をつくろうという流れの中で、企業で経験してきたプロジェクト型の学びが学校でもできるのではないかと感じ、活動をスタート。
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「正しい答えを教える」タイプの学習ではなく、自ら問いや仮説を持ち、自分の言葉で答えを探していく学び 。しかし学校の先生たちはその方法を体系的に学んできたわけではなく、「やってみて」と言われても戸惑いがあるのが現実です。
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そこで行っているのが、8カ月間にわたる教育者向けプログラム「ラーニングクリエイターズラボ(LCL)」です。毎年36名を定員とし、前半は探究の方法を学び、後半はプロジェクトチームで実践する構成でチームを組み、ひとつのプロジェクトを実際にやってみる。ホームチームとプロジェクトチームの二重の所属をつくり、相談できる関係性を設計しています 。
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実際にやってみると、喧嘩も起きるし、やりたくないと言う人も出る。そこで初めて、「あの子はこういう気持ちだったのか」と気づくことがある。
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さとさんいわく、学級運営は会社のプロジェクトよりもはるかに複雑で、多様な背景を持つ子どもたちをまとめる営みは、非常に高度な仕事。先生たちは本来、教えることにエキサイトできる人たちであり、豊かな引き出しを持っている。しかし探究については、その引き出しがほとんどない状態で始めているため、うまくいかないと「探究はダメだ」となってしまいやすい。だからこそ、まずは大人が探究する姿を持つことが大切だといいます。
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もし学校現場で変化を起こしたいなら「3人ルール」がある。1人では難しい。校内にもう2人、共感し合える仲間がいれば、大きく前進できる 。それが難しければ、学校外でもいい。自分の授業アイデアを「いいね」と聞いてくれる人を1人見つけること。それだけでも状況は変わるといいます。
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孤独に頑張り続けるのではなく、誰かとつながること。そのためのコミュニティは、必ずしも有料の研修でなくてもよい。さまざまな学びの場が全国に広がっている 。
それは探究学習の方法論というよりも、教育者自身が主体性を取り戻していくプロセスについての対話でもありました。
昼スナママ・フィッシュ明子の役にたたなくてもいいラジオ
フィッシュ 明子
- 00:161.
タイトルコール
- 03:142.
教育の現場から民主主義の本質を問い直す『こどもと民主主義をつくる』
- 28:053.
藤原さとさん インタビュー①
- 00:384.
明日はインタビュー第2弾 執筆裏話
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