#189【レポート】義手を届けにアフリカへ~作業療法士のルワンダ旅行記
55:31
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「ルワンダ」と聞いて、何を思い浮かべますか?
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1994年、100日間で100万人が犠牲になったジェノサイド。でも現在のルワンダは、治安が良く街は清潔で、プラスチック袋全面禁止など環境対策も進む国です。急速な経済発展と、消えない歴史の記憶が同時に存在しています。
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今回お話ししてくださったのは、作業療法士の古川信之さん。そう、昨年11月に昼スナで認知症のお話会を開催してくださった方です。
(ラジオVoicy#149【レポート】身近な人が認知症になったら、あなたはどうする? 〜認知症ケアの最初の一歩〜 https://voicy.jp/channel/821343/7350878)
ルワンダで義手・義足を届ける活動を27年続けている「ジャパン・ワンラブ・プロジェクト」のルダシングワ真美さんの日本側サポーターでもあり、縁あって今回10日間の旅に出ました。
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## 義手をリュックに詰めて、空港へ
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義手は日本製。古川さんは試行錯誤の末にパーツをリュックへ収めましたが、「腕の入ったバックパックを背負う人間」として空港をうろうろするのはなかなか不審だったそうです。
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ルートは福岡→韓国→カタール→ルワンダ、行きで24時間、帰りは30時間の大移動。カタール・ドーハ空港は朝5時でもブランドショップが全開、乗り換えに歩いて20分という巨大さで度肝を抜かれました。
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## 到着2日目、義手を渡す
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ゲストハウスまでのタクシーでは運転手がスマホで動画を見ながら運転し古川さんがナビする羽目に。ゲストハウスの窓は「団体が通れるくらいの穴」が空いていてマラリア蚊が入り放題。毎晩、防虫スプレーを全力で使い蚊帳に駆け込んでいたそうです。
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翌日、いよいよ義手を届けます。相手は20代前半の女性。しかし切断部の処置が不十分で、装着のたびに痛みで泣き出してしまいました。チームで相談しながら内部パーツを取り外しなんとか装着。今度は「重くて気持ち悪い」と言い出します。長年腕のない状態に筋肉が慣れきっていたのです。
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作業療法士として古川さんはその場でアドバイスを。
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> 「義手をはめていなくても、まず筋肉をほぐして腕を動かす練習から始めてみてください。そうすれば使えるようになると思いますよ」
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帰り際、彼女は両腕を振りながら歩いていきました。
チーム全員で「よかった……」と一安心。
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## ジェノサイド記念館と、子どもの抱きつき
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ミッション達成後に向かったのはジェノサイド記念館。館内は撮影禁止。原爆資料館と同じように、現地に行ったら必ず訪れてほしい場所だと古川さんは言います。
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記念館を出て重い気持ちのまま街を歩いていると、5歳くらいの子どもが走ってきて足に抱きついてきた。
「人間のダークな部分をたっぷり見た後だったからすごく感動してしまいました」
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## ニャマタ教会——30年前の記憶
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片道30キロをバイクタクシーで走りニャマタ教会へ。ジェノサイドの際に多くの人が逃げ込んだ教会で、壁には手りゅう弾の跡が残り、遺骨の容器には複数の人の骨が収められていました。
「30年前のことなのに、その場所にはまだ"死のにおい"がするというか……衝撃でした」
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## バイクタクシーと、地図が読めない問題
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ルワンダの移動の主役はバイクタクシー。5キロで200円ほどと激安ですが、乗ってわかったことが一つ——運転手の多くが地図を読めません。GoogleマップもNG、言葉での道案内もNG。彼らは地形や景色を記憶して道を覚えています。
古川さんはやがて「英語で話しかけて、わかった人だけに乗る」という独自のフィルタリングを編み出しました。
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## ルワンダの老人ホームで感じたこと
縁あって訪れた老人ホームは、スタッフも建物もすべて寄付。設備は日本とは比べ物になりませんが、おじいちゃん・おばあちゃんの笑顔が違いました。
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> 「日本の施設では、どこか『世話になっている』感が出てしまう。ここのおじいちゃんたちは『よく来たな!』みたいな堂々とした感じで。設備は日本の方が圧倒的に上なのに、この人たちの方が"生きている"んですよ」
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## ルワンダ、行っちゃお!
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あまりに楽しいお話に、参加者の中から「ルワンダに行きます!」と宣言する人が複数現れました。すごい影響力です!
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ところで古川信之さんの認知症ガイドブックは、中洲昼スナ「役にたたなくてもいい場所」のブックコーナーにて展示中です。
手に取れるのは全国でもここだけ、大好評💛
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1994年、100日間で100万人が犠牲になったジェノサイド。でも現在のルワンダは、治安が良く街は清潔で、プラスチック袋全面禁止など環境対策も進む国です。急速な経済発展と、消えない歴史の記憶が同時に存在しています。
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今回お話ししてくださったのは、作業療法士の古川信之さん。そう、昨年11月に昼スナで認知症のお話会を開催してくださった方です。
(ラジオVoicy#149【レポート】身近な人が認知症になったら、あなたはどうする? 〜認知症ケアの最初の一歩〜 https://voicy.jp/channel/821343/7350878)
ルワンダで義手・義足を届ける活動を27年続けている「ジャパン・ワンラブ・プロジェクト」のルダシングワ真美さんの日本側サポーターでもあり、縁あって今回10日間の旅に出ました。
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## 義手をリュックに詰めて、空港へ
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義手は日本製。古川さんは試行錯誤の末にパーツをリュックへ収めましたが、「腕の入ったバックパックを背負う人間」として空港をうろうろするのはなかなか不審だったそうです。
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ルートは福岡→韓国→カタール→ルワンダ、行きで24時間、帰りは30時間の大移動。カタール・ドーハ空港は朝5時でもブランドショップが全開、乗り換えに歩いて20分という巨大さで度肝を抜かれました。
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## 到着2日目、義手を渡す
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ゲストハウスまでのタクシーでは運転手がスマホで動画を見ながら運転し古川さんがナビする羽目に。ゲストハウスの窓は「団体が通れるくらいの穴」が空いていてマラリア蚊が入り放題。毎晩、防虫スプレーを全力で使い蚊帳に駆け込んでいたそうです。
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翌日、いよいよ義手を届けます。相手は20代前半の女性。しかし切断部の処置が不十分で、装着のたびに痛みで泣き出してしまいました。チームで相談しながら内部パーツを取り外しなんとか装着。今度は「重くて気持ち悪い」と言い出します。長年腕のない状態に筋肉が慣れきっていたのです。
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作業療法士として古川さんはその場でアドバイスを。
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> 「義手をはめていなくても、まず筋肉をほぐして腕を動かす練習から始めてみてください。そうすれば使えるようになると思いますよ」
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帰り際、彼女は両腕を振りながら歩いていきました。
チーム全員で「よかった……」と一安心。
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## ジェノサイド記念館と、子どもの抱きつき
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ミッション達成後に向かったのはジェノサイド記念館。館内は撮影禁止。原爆資料館と同じように、現地に行ったら必ず訪れてほしい場所だと古川さんは言います。
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記念館を出て重い気持ちのまま街を歩いていると、5歳くらいの子どもが走ってきて足に抱きついてきた。
「人間のダークな部分をたっぷり見た後だったからすごく感動してしまいました」
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## ニャマタ教会——30年前の記憶
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片道30キロをバイクタクシーで走りニャマタ教会へ。ジェノサイドの際に多くの人が逃げ込んだ教会で、壁には手りゅう弾の跡が残り、遺骨の容器には複数の人の骨が収められていました。
「30年前のことなのに、その場所にはまだ"死のにおい"がするというか……衝撃でした」
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## バイクタクシーと、地図が読めない問題
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ルワンダの移動の主役はバイクタクシー。5キロで200円ほどと激安ですが、乗ってわかったことが一つ——運転手の多くが地図を読めません。GoogleマップもNG、言葉での道案内もNG。彼らは地形や景色を記憶して道を覚えています。
古川さんはやがて「英語で話しかけて、わかった人だけに乗る」という独自のフィルタリングを編み出しました。
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## ルワンダの老人ホームで感じたこと
縁あって訪れた老人ホームは、スタッフも建物もすべて寄付。設備は日本とは比べ物になりませんが、おじいちゃん・おばあちゃんの笑顔が違いました。
ㅤㅤ ㅤㅤ
> 「日本の施設では、どこか『世話になっている』感が出てしまう。ここのおじいちゃんたちは『よく来たな!』みたいな堂々とした感じで。設備は日本の方が圧倒的に上なのに、この人たちの方が"生きている"んですよ」
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## ルワンダ、行っちゃお!
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あまりに楽しいお話に、参加者の中から「ルワンダに行きます!」と宣言する人が複数現れました。すごい影響力です!
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ところで古川信之さんの認知症ガイドブックは、中洲昼スナ「役にたたなくてもいい場所」のブックコーナーにて展示中です。
手に取れるのは全国でもここだけ、大好評💛
昼スナママ・フィッシュ明子の役にたたなくてもいいラジオ
フィッシュ 明子
- 00:161.
タイトルコール
- 02:132.
認知症ケアプロフェッショナルの古川さん、ルワンダに行く
- 10:003.
ルワンダ旅行記①
- 10:004.
ルワンダ旅行記②
- 10:005.
ルワンダ旅行記③
- 10:006.
ルワンダ旅行記④
- 10:007.
ルワンダ旅行記⑤
- 03:038.
認知症ガイドブック 昼スナブックコーナーで大好評
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