#202【レポート】中洲に女豹降臨!ヒョウ柄スナック/大刀洗町・村田まみさん
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#202【レポート】ヒョウ柄スナック/大刀洗町・村田まみさん
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4月5日、中洲に女豹が降臨した。
大刀洗町・地域振興課長の村田まみさん。入庁32年、まちづくりに関わって約12年。人口1万6000人——福岡市の100分の1——の小さな農業の町で、対話を積み重ね、野菜を武器に香港やシンガポールまで飛び、町の人を「友達」にし続けてきた公務員だ。
当日はドレスコード「ヒョウ柄」。乾杯の音頭は、大刀洗名物の「大刀洗ハイボール」で。
まみさん目当てに地元大刀洗からもお客さんが押し寄せて、満員御礼の賑やかな1日となりました。
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■「口の字形の会議」はやめた
まみさんのトークは「地域の会議あるある」から始まった。
参加者が口の字に並び、会長が「スムーズに進むようご協力を」と言う。「それは言い換えると、何も言わんとってくれ、これはすぐ終わりたい!ということです」。スクール形式はもっとひどい、ワークショップ形式でも前で役所の人が淡々としゃべって終わる——だからやめた。
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代わりに、3つのルールを最初から張り出すことにした。
①人を褒める、②断定しない、③未来を語る。
「地域の会議って、文句ばかりなんですよ。町長が悪い、議員が悪い、町内会長が悪い——その話で終わっちゃうので」。
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ある時、民主党政権の「新しい公共」という言葉が出た。「なんなん?」と思ったまみさんは、話し合いの場を開いた。そこに160人が集まった。九州地方整備局の局長という「一番偉い人」にも「皆さんと同じ席に入ってもらっていいですか?」と頼んで、フラットな場を作った。
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くじ引きで有権者1万人から500人を選び、「話し合いしてるから来てください」と声をかけると5%——25人ほどが集まる。その場から、ゴミの16分別回収ステーション、タクシー300円移動、駅の塗り直しが生まれた。
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「社会って、高齢者・障害者・子育て世代・女性って分けて、その人たちだけで解決しようとするけど、もっとごちゃごちゃにやらなきゃいけないんじゃないかという話になりました」
中学生も必ず呼ぶ。
「この子たちが10年経ったら25歳。早いうちに、立ち洗いで一緒に考えて暮らしていくんだというアイデンティティを育てることが大事」
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■1日1人、町の人と友達になる
「得意なこと×社会のためになること×少しの経済」という方程式。毎日1人、町の人と友達になる。1年200日、5年で千人、33年で6600人。
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■香港の5つ星ホテルに、野菜を売り込む
最初はシンガポールへ乗り込んだ。レタスも香港に。
「一回香港に持っていくと、東京経由で戻ってくるんです。香港で『大刀洗は野菜の町』とPRしたものが、東京から福岡に、そして大刀洗に戻ってくる。そういうもくろみで海外PRをやってます」
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やがて海外からの視察団が「バスツアーで40人行きますよ」という話になり、「どうにかして!」という一言で、町の人たちが動いた。
コミュニティセンターでご飯を出し、餅つきを披露し、お母さんの手作り味噌汁を振る舞った。高級ホテル暮らしの香港のお客さんたちが、お味噌汁に感動した。
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味を占めたおじいちゃんたちは翌年、臼と杵を買って「餅つき体験1人千円」を自ら始めた。香港からまたツアーが来ると、2千円に値上がりしていた。お母さんたちはお雛様でおもてなしを始め、韓国人留学生が来ると折り紙教室と手巻き寿司でもてなした。娘が出ていった2階の部屋を開放するホームステイも生まれた。今でも台風のたびに「ママ、元気?」とラインが来る。
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「こういうふうに町の人たちと一緒にやることで、私たちがやっていることが5倍も10倍の意味のある事業になっていくんです」
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■女性管理職50%の町で
大刀洗町の女性管理職登用率が50%。
オリンピック組織委員会の「女性がいると会議が長くなる」という発言に、まみさんはこう言った。「私はあれにすごく同意します。女性がいると、長くなるんじゃなくて——曖昧な話ができなくなるんです」
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男性は場に入る前に根回しをして着座する。女性はそのまま来て、気になったことをその場で出す。「私はちょうど聞きたかったことを、ポンと呼びつけたりして、失礼なことをしちゃいます」。
保健師がピエトロに直接メールを送り食育コラボが実現したり、16分別の回収ステーションを1年で4カ所設置したりと、女性職員のパッと動く力が現場を変えてきた。
「女性は壁を壊す力がある。女性が壊した壁を、男性がきちんと制度立てて片付けていく」
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■「公務員のくせに」と言われ続けても
「枝豆収穫祭も、海外PRも、首長からのトップダウン事業です。選挙で選ばれた首長がやりたいまちづくりを形にすることが、私の仕事」——外からはまみさんが突っ走っているように見えるけれど、それは首長のマニフェストを体を張って実現しているのだと、まみさんは言った。
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「公務員のくせに、とは絶対言われ続ける。でも、私のようなキャラクターで生きていられる町って、素晴らしいなと思う。みんなが頑張れって言ってくれる。それは、大刀洗町がすごいんだと思うんです。生きていることに存在意義がある」
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「次の村田まみを作ってほしいと言われるんですけど、私がやるから、他の人はカスタマイズしたらいかがですか?って思っています」
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100条委員会の設置で昨年は全国的に大きく揺れた大刀洗町でしたが、その渦中にいながらも「公務員として何を行うのか」の本質を貫いたまみさんの言行一致のふるまいに、プロフェッショナリズム・矜持を感じて震える思いでした。
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たくさん話して、たくさん飲んで、本当に楽しい時間でした!
まみさん、また昼スナにママしに来てくださいね。
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4月5日、中洲に女豹が降臨した。
大刀洗町・地域振興課長の村田まみさん。入庁32年、まちづくりに関わって約12年。人口1万6000人——福岡市の100分の1——の小さな農業の町で、対話を積み重ね、野菜を武器に香港やシンガポールまで飛び、町の人を「友達」にし続けてきた公務員だ。
当日はドレスコード「ヒョウ柄」。乾杯の音頭は、大刀洗名物の「大刀洗ハイボール」で。
まみさん目当てに地元大刀洗からもお客さんが押し寄せて、満員御礼の賑やかな1日となりました。
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■「口の字形の会議」はやめた
まみさんのトークは「地域の会議あるある」から始まった。
参加者が口の字に並び、会長が「スムーズに進むようご協力を」と言う。「それは言い換えると、何も言わんとってくれ、これはすぐ終わりたい!ということです」。スクール形式はもっとひどい、ワークショップ形式でも前で役所の人が淡々としゃべって終わる——だからやめた。
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代わりに、3つのルールを最初から張り出すことにした。
①人を褒める、②断定しない、③未来を語る。
「地域の会議って、文句ばかりなんですよ。町長が悪い、議員が悪い、町内会長が悪い——その話で終わっちゃうので」。
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ある時、民主党政権の「新しい公共」という言葉が出た。「なんなん?」と思ったまみさんは、話し合いの場を開いた。そこに160人が集まった。九州地方整備局の局長という「一番偉い人」にも「皆さんと同じ席に入ってもらっていいですか?」と頼んで、フラットな場を作った。
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くじ引きで有権者1万人から500人を選び、「話し合いしてるから来てください」と声をかけると5%——25人ほどが集まる。その場から、ゴミの16分別回収ステーション、タクシー300円移動、駅の塗り直しが生まれた。
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「社会って、高齢者・障害者・子育て世代・女性って分けて、その人たちだけで解決しようとするけど、もっとごちゃごちゃにやらなきゃいけないんじゃないかという話になりました」
中学生も必ず呼ぶ。
「この子たちが10年経ったら25歳。早いうちに、立ち洗いで一緒に考えて暮らしていくんだというアイデンティティを育てることが大事」
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■1日1人、町の人と友達になる
「得意なこと×社会のためになること×少しの経済」という方程式。毎日1人、町の人と友達になる。1年200日、5年で千人、33年で6600人。
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■香港の5つ星ホテルに、野菜を売り込む
最初はシンガポールへ乗り込んだ。レタスも香港に。
「一回香港に持っていくと、東京経由で戻ってくるんです。香港で『大刀洗は野菜の町』とPRしたものが、東京から福岡に、そして大刀洗に戻ってくる。そういうもくろみで海外PRをやってます」
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やがて海外からの視察団が「バスツアーで40人行きますよ」という話になり、「どうにかして!」という一言で、町の人たちが動いた。
コミュニティセンターでご飯を出し、餅つきを披露し、お母さんの手作り味噌汁を振る舞った。高級ホテル暮らしの香港のお客さんたちが、お味噌汁に感動した。
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味を占めたおじいちゃんたちは翌年、臼と杵を買って「餅つき体験1人千円」を自ら始めた。香港からまたツアーが来ると、2千円に値上がりしていた。お母さんたちはお雛様でおもてなしを始め、韓国人留学生が来ると折り紙教室と手巻き寿司でもてなした。娘が出ていった2階の部屋を開放するホームステイも生まれた。今でも台風のたびに「ママ、元気?」とラインが来る。
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「こういうふうに町の人たちと一緒にやることで、私たちがやっていることが5倍も10倍の意味のある事業になっていくんです」
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■女性管理職50%の町で
大刀洗町の女性管理職登用率が50%。
オリンピック組織委員会の「女性がいると会議が長くなる」という発言に、まみさんはこう言った。「私はあれにすごく同意します。女性がいると、長くなるんじゃなくて——曖昧な話ができなくなるんです」
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男性は場に入る前に根回しをして着座する。女性はそのまま来て、気になったことをその場で出す。「私はちょうど聞きたかったことを、ポンと呼びつけたりして、失礼なことをしちゃいます」。
保健師がピエトロに直接メールを送り食育コラボが実現したり、16分別の回収ステーションを1年で4カ所設置したりと、女性職員のパッと動く力が現場を変えてきた。
「女性は壁を壊す力がある。女性が壊した壁を、男性がきちんと制度立てて片付けていく」
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■「公務員のくせに」と言われ続けても
「枝豆収穫祭も、海外PRも、首長からのトップダウン事業です。選挙で選ばれた首長がやりたいまちづくりを形にすることが、私の仕事」——外からはまみさんが突っ走っているように見えるけれど、それは首長のマニフェストを体を張って実現しているのだと、まみさんは言った。
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「公務員のくせに、とは絶対言われ続ける。でも、私のようなキャラクターで生きていられる町って、素晴らしいなと思う。みんなが頑張れって言ってくれる。それは、大刀洗町がすごいんだと思うんです。生きていることに存在意義がある」
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「次の村田まみを作ってほしいと言われるんですけど、私がやるから、他の人はカスタマイズしたらいかがですか?って思っています」
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100条委員会の設置で昨年は全国的に大きく揺れた大刀洗町でしたが、その渦中にいながらも「公務員として何を行うのか」の本質を貫いたまみさんの言行一致のふるまいに、プロフェッショナリズム・矜持を感じて震える思いでした。
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たくさん話して、たくさん飲んで、本当に楽しい時間でした!
まみさん、また昼スナにママしに来てくださいね。
昼スナママ・フィッシュ明子の役にたたなくてもいいラジオ
フィッシュ 明子
- 00:161.
タイトルコール
- 06:492.
ドレスコードはヒョウ柄
- 36:493.
村田まみさんのお話
- 01:084.
またママしに来てね
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