#257 タクシー運転手さんにキャリア開発のロールモデルをみた~山口県社会福祉士会総会レポート
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6月末、1泊2日で山口へ。山口県社会福祉士会の総会で、地域でのアウトリーチ実践について報告する機会をいただいたのです。
お店のお客さんでもある社会福祉士の山根茂樹さんから「保守的な地域のイメージを打ち破る総会にしたい」というオーダーをいただき「お任せください」と二つ返事で答えました。
(というより、むしろ私には打ち破るしかできないのかもw)
少し早めに到着し、総会の前半にも参加。各地域の支部から、とても丁寧な活動報告が続き、社会福祉士の認知度の向上と、地域における活動の多様性が共通するテーマとしてあるように感じました。
社会福祉士は人権のプロフェッショナル。私自身、その役割を通じて行政や企業からお声がけいただく機会が増えていて、そういう形で少しは認知度の向上に貢献できているのかもしれません。(ただ、私が最初に出会う社会福祉士である場合、そこにはいくつかの誤解も生まれているかもしれませんがw)
山根さんをはじめ現地で出会った社会福祉士の皆さんは、心が優しく、個性が豊かで、そして力がある方ばかり。長年活動を続けてこられた素敵な社会福祉士の皆さんとご一緒できたことは、本当に楽しく、嬉しい時間でした。
懇親会では老舗の海山の幸、そして素敵なホテルで温泉を満喫。大好きなYCAM(山口情報芸術センター)にも足を運ぶことができて満たされました。
そして帰りのタクシーで出会った運転手さんが、この旅を語るうえで欠かせない方でした。とてもフレンドリーで、この仕事をはじめてまだ半年とのこと。その前は、居酒屋の調理長を長く務めていたといいます。東京、神奈川、静岡、長野と各地を転々としながら、20年ほど、居酒屋のチェーン店で転勤を重ねて働いてこられた。しかし1日15時間という長時間労働が当たり前だったこと。前年比130パーセントという売上を上げても、人員を増やしてもらえず、これ以上働いたら体を壊すと思って辞めたそうです。
どうしてタクシーの運転手を選んだかというと、介護、警備、タクシーといくつかの選択肢がある中で、休みが取りやすく、自分のタイミングで食事やトイレに行けるから、と。そのひとことから、これまでどれだけハードに働いてこられたかが伝わってきました。
今でも休みの日に居酒屋に行くと、まずお刺身とビールを頼むといいます。お刺身は切り方ひとつで味が変わる。きちんと修行をした人かどうかは、それを見れば一目でわかるのだと。
助手席には歴史書や観光ガイドブックが積まれていました。平日の午前中は病院通いの高齢者の送迎で忙しいけれど、午後は比較的時間があり、その空いた時間に読んでインプットした知識を、週末に観光客を案内する際に役立てているのだそうです。
個人的なおすすめは萩。何を見るためにではなく、街に行ってお茶を飲んだり散歩をしたり、ただその街の中で過ごすことがとても心地いい。そう勧められたお客さんが実際に休日を過ごし、帰りがけにまた彼のタクシーを呼んでくれて「すごく素敵な旅になりました」と言ってもらえることが、最高に幸せなのだと。
笑顔で話すその表情から、仕事を楽しんでいることが伝わってきて、私まで嬉しい気持ちになりました。
学んだことをベースに自分らしさを乗せて、誰かを喜ばせる。そんな日常に幸せを感じている姿を見て、この方は50代にしてご自身のキャリアを開いていかれたのだな、と感動していました。
今では月に2、3回、故郷の母親を訪ねて、一緒に食事をしたり健康状態をチェックしたりできるようになった。ご実家の周りの団子屋さんの情報まで教えてくれて、何を話すときにも必ず情報がついてくるのが彼らしい。そうやって接客を重ねる中で、彼に一日観光案内お願いしたいと貸切のご要望も増えてきたといいます。働き始めてわずか半年で指名されるドライバーになった。
「自分らしさ」をのせて楽しみながら働くことが、ビジネス資本にもなり、経済資本にもなっていく。キャリア開発の見本を見せていただいたようでした、お見事です。
誰を知っているか。誰と出会い、誰と時間を過ごしたか。それによって、その土地の印象はガラッと変わります。この2日間で、私の心の中にある山口県の地図の色が変わった気がします。ありがとうございました。
そして、温泉付きのお仕事は前のめりでお受けしたいと思いましたw
お店のお客さんでもある社会福祉士の山根茂樹さんから「保守的な地域のイメージを打ち破る総会にしたい」というオーダーをいただき「お任せください」と二つ返事で答えました。
(というより、むしろ私には打ち破るしかできないのかもw)
少し早めに到着し、総会の前半にも参加。各地域の支部から、とても丁寧な活動報告が続き、社会福祉士の認知度の向上と、地域における活動の多様性が共通するテーマとしてあるように感じました。
社会福祉士は人権のプロフェッショナル。私自身、その役割を通じて行政や企業からお声がけいただく機会が増えていて、そういう形で少しは認知度の向上に貢献できているのかもしれません。(ただ、私が最初に出会う社会福祉士である場合、そこにはいくつかの誤解も生まれているかもしれませんがw)
山根さんをはじめ現地で出会った社会福祉士の皆さんは、心が優しく、個性が豊かで、そして力がある方ばかり。長年活動を続けてこられた素敵な社会福祉士の皆さんとご一緒できたことは、本当に楽しく、嬉しい時間でした。
懇親会では老舗の海山の幸、そして素敵なホテルで温泉を満喫。大好きなYCAM(山口情報芸術センター)にも足を運ぶことができて満たされました。
そして帰りのタクシーで出会った運転手さんが、この旅を語るうえで欠かせない方でした。とてもフレンドリーで、この仕事をはじめてまだ半年とのこと。その前は、居酒屋の調理長を長く務めていたといいます。東京、神奈川、静岡、長野と各地を転々としながら、20年ほど、居酒屋のチェーン店で転勤を重ねて働いてこられた。しかし1日15時間という長時間労働が当たり前だったこと。前年比130パーセントという売上を上げても、人員を増やしてもらえず、これ以上働いたら体を壊すと思って辞めたそうです。
どうしてタクシーの運転手を選んだかというと、介護、警備、タクシーといくつかの選択肢がある中で、休みが取りやすく、自分のタイミングで食事やトイレに行けるから、と。そのひとことから、これまでどれだけハードに働いてこられたかが伝わってきました。
今でも休みの日に居酒屋に行くと、まずお刺身とビールを頼むといいます。お刺身は切り方ひとつで味が変わる。きちんと修行をした人かどうかは、それを見れば一目でわかるのだと。
助手席には歴史書や観光ガイドブックが積まれていました。平日の午前中は病院通いの高齢者の送迎で忙しいけれど、午後は比較的時間があり、その空いた時間に読んでインプットした知識を、週末に観光客を案内する際に役立てているのだそうです。
個人的なおすすめは萩。何を見るためにではなく、街に行ってお茶を飲んだり散歩をしたり、ただその街の中で過ごすことがとても心地いい。そう勧められたお客さんが実際に休日を過ごし、帰りがけにまた彼のタクシーを呼んでくれて「すごく素敵な旅になりました」と言ってもらえることが、最高に幸せなのだと。
笑顔で話すその表情から、仕事を楽しんでいることが伝わってきて、私まで嬉しい気持ちになりました。
学んだことをベースに自分らしさを乗せて、誰かを喜ばせる。そんな日常に幸せを感じている姿を見て、この方は50代にしてご自身のキャリアを開いていかれたのだな、と感動していました。
今では月に2、3回、故郷の母親を訪ねて、一緒に食事をしたり健康状態をチェックしたりできるようになった。ご実家の周りの団子屋さんの情報まで教えてくれて、何を話すときにも必ず情報がついてくるのが彼らしい。そうやって接客を重ねる中で、彼に一日観光案内お願いしたいと貸切のご要望も増えてきたといいます。働き始めてわずか半年で指名されるドライバーになった。
「自分らしさ」をのせて楽しみながら働くことが、ビジネス資本にもなり、経済資本にもなっていく。キャリア開発の見本を見せていただいたようでした、お見事です。
誰を知っているか。誰と出会い、誰と時間を過ごしたか。それによって、その土地の印象はガラッと変わります。この2日間で、私の心の中にある山口県の地図の色が変わった気がします。ありがとうございました。
そして、温泉付きのお仕事は前のめりでお受けしたいと思いましたw
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フィッシュ 明子
- 00:161.
タイトルコール
- 09:092.
温泉付きのお仕事は、前のめりで
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