TOPビジネスキャリア前田れいこ/岡崎市議会議員『政治や介護や日々のこと』#102 『棺桶まで歩こう』萬田緑平著18:59 5月18日 30再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次最先端治療への疑問と在宅医療への転身2000人のお見取りと多様な在宅ケア事例環境より重視される”死の心の状態”最後まで”歩く”ことの尊厳と気力自宅での最期を支える在宅医の役割AI文字起こし(β版) # 在宅緩和ケア医師の本 こんにちは。岡崎市議会議員で現役ケアマネジャーの前田玲子です。 前田玲子のVoicy、政治や介護や日々のことを始めていきたいと思います。 今日はですね、ある本を読んでその感想についてお話をしたいと思います。 どんな本かというと、マンダ・リョクヘイ先生が書かれた「看護家まで歩こう!」 すごい衝撃的なタイトルでしょ。 このマンダ・リョクヘイ先生というのは在宅医療の先生です。 たくさんの自宅で最後自然な形で亡くなりたいという患者さんのお見取りを 2000人以上お見取りをしてきた経験から こういう最後の迎え方がいいんじゃないかということが書かれた本なんです。 今日はこの本を読んで私なりに感じたこと、そして皆さんにこの本をぜひ紹介したいので このお話をしたいと思います。よかったら聞いてください。 # ケアマネジャーとして考えること はい、それでは始めていきたいと思います。 今日はある方にね、前田さんこの本は読んだ方がいいよって言われた本があったので、それをね読んだんです。 これがとっても良かったので、是非ご紹介したいなと思って今日はお話をするんですけども、タイトルは「官王家まで歩こう」。 著者は万田力平。 この万田力平さんというのは、お医者様なんですね。 1964年生まれ、群馬大学医学部卒業後、群馬大学医学部の附属病院第一理科に勤務されていた。 手術とか抗がん剤治療とか、最先端の治療をずっとやっていらっしゃったんだけれども、 医療のあり方にね、いろいろ疑問を持たれます。 当時は、がんの患者さんに告知というのもまだ最初、この先生がね、お医者様になられてすぐの頃は、 まだ患者に自分の余命を伝えるということすらしてない時代だったにもかかわらず、 この先生はね、1年目から自分の考えで余命宣告をしていたというお医者様なんですね。 そうしているうちにね、医療のあり方に疑問を持たれるわけなんです。 この治療が、この患者さんの人生の最後にとって本当に幸せなんだろうか、 またその家族の方にとって治療を続けていくことで、患者さん本人、家族の方が苦しむ姿を見続けるということが、 本当に幸せなんだろうかということを疑問に持たれたわけなんですよね。 2008年に、その後、この大学病院を退職されて、民間の看護ケア診療所に勤務をされます。 そこで在宅看護ケア医として、2000人以上の方のお見取りをしてきました。 今はご自身で開業されて、看護ケアマンダ診療所というところを開設して、 院長として在宅医療に関わりながら、全国いろんなところに公演活動をしているという、こういう方なんですよね。 この看護ケアまで歩こうという方の中には、様々な先生がこれまで見取りをされて来られて、 在宅看護医、がんの末期とかいう方に対して、またはお年寄りになられて様々な病気が出てきたり、 本来だったらこれ病院で入院した方がいいんじゃない、みたいなことを言われる患者さんに対しても、 なんとか家で在宅医が入ることで、最後まで自分の望む生活を支えるというようなことをやって来られた先生が書かれた本です。 いろんな事例が載せられていて、そして説得力もある内容で、様々な事例の中で、 例えば40代で結婚をしなかったんだけども、最後家族にありがとうが言えて亡くなられた方の話とか、 あとは4歳の男の子でもうがんになってしまって、嫁宣告を受けた男の子が最後家族みんなに、 あたかも4歳の子なんだけども、あたかも大人のようにみんなにありがとうということを伝えて旅立っていったこの話とか、 あとはお水は飲みないんだけどビールだったら飲めたよという患者さんに先生が許可をしながら、コントロールしながら、 飲みすぎないようにコントロールしながら好きなお酒を飲んだことで、嫁が短いと言われながら家に帰ってきたんだけれども、 結局1年以上生きたよという方の話だとか、さまざまな事例が紹介されてきている本なので、ぜひこれを読んでいただきたいなと思うんですけども、 私もこういう在宅介護の担い手としての片隅に身を置いている人間として、いろんな方の人生の最後に携わらせてもらうことが多いですね。 なかなかその医療職じゃないので、ご臨終のその瞬間までということはなかなかないんだけれども、でも亡くなられる前後に関わるということもあります。 これまで私も20年介護の仕事をしてきていて、ケアマネージャーとしては10年以上やっているんだけれども、いろんな方の人生の最後を見せていただいて、 改めて、私自身の人生の最後、どういうふうに閉じたいかなということを、今日この看護家まで歩こうという本を読んだ後に、自分なりに考えたんですよね。 なので皆さんもぜひこれを読んで、自分だったらどうしたいかなということを考えるいいきっかけになる本だと思うんですよね。 私はね、やっぱり家で死ねたらいいなとは思います。 病院で死ぬでもいいと思う。それはでも病院で死ぬとするならば、管理されてコントロールされて、自分の思いが通じないのに、おトイレさえ自分のタイミングで行けないのに病院で死ぬということではなくて、 自分の意思が、自分の思いがしっかりと伝えられるような環境の中であれば、病院で死ぬのはそれでいいなと思うし、 必ずしもね、私は家族に囲まれて死にたいとも今は思ってはないんですよね。 この本を読んで私は思ったのが、死ぬってどういうことかなって思ったんです。 死ぬっていうのは、明日起きてこられないっていうことなんじゃないかなっていうふうに思ったんですよ。 今日というふうに一日が終わり、眠りにつき、次の日目が覚めるっていうのが、いわゆる生きてるっていう状態だと思うんですよね。 でも死ぬっていうことは、次の朝目が覚めないっていうことが、死かもしれないなっていうふうに思うんですよね。 死んだとして、それが本当にこの魂の終わりなのかなって思うと、私はそうではないって思う派なんですよね。 またいずれ転生をするかもしれないし、生まれ変わるかもしれないし、また次の人生っていうのがあるかもしれないかなっていうふうに思っている派なんだけども、 それでいうと、死ぬときに周りの環境、どこで死ぬかとか、誰に囲まれて死ぬかっていうのは、環境だと思うんですよね。 だけど最後の最後、死ぬときって自分の心の状態がどんな状態なのかなによって、幸せな死なのかなどうなのかなっていうことが変わるんじゃないかなっていうふうに、今この本を読んで思ったんです。 つまり、私は亡くなるときに、自分の人生、こういういろんな楽しいことあったよなーって、自分の心の中の引き出しをね、いろいろこっそり出しながら、 こんな楽しい思い出があったよね、誰にも言ってなかったけど、こんな素敵なこともあったよねっていうようなことを思い出しながら、にんまり死ねるといいなーっていうふうに思ったんです。 逆を言うと、そうなるためには、今この瞬間をやっぱり一生懸命生きなくちゃいけないかなっていうふうに思った。 そして延命をね、無駄な延命を受けないためには、しっかりとね、今周りの大事な家族に自分の意思を伝えないといけないなーっていうこと。 これはね、この本を持って改めて思いました。 ちょっと一旦これで切りますね。 # 自分自身の死について考える マンナ先生は、この本の最後に書いてあります。 今私が思ったのと同じようなことをおっしゃっているんですけども、 必ず人って死ぬよねって、 誰にでも等しく公平にやってくる死なんだけれども、 必ず人は死ぬのに、死の話をするのはタブー死、どうしてされているのかなっていうことを言っています。 なのでこの先生は、僕たちは死についてもっと話をすべきだと思います。 だから僕は、なるべく多くの方に自宅で亡くなってほしいと考えています。 特に子どもたちに与える影響は大きいと思います。 病院とかで家族が苦しんで辛い思いをしながら亡くなって、骨になって家に帰ってくるというんだと、 子どもはただただ恐ろしい体験となる。 でも自宅で同じ時間を過ごしてみとることができれば、 死を身近に感じるし、ありがとういい人生だったよって言って穏やかになくなれば、 子どもや孫たちは死をそんなに怖いものだとは思いませんって書いてあるんですよね。 今でこそほとんどの方が病院で亡くなりますけれども、 昔の日本は当たり前に家で人が亡くなりましたし、 死というのは日常の延長にあったのが本来の人間の自然な在り方なんじゃないかなというふうに思うんですよね。 でね、この先生その見取り、これまで2000人されたってことをおっしゃるんですけども、 この本の中にも書かれてるんです。 意外に思われるかもしれないけれども、 僕は患者さんが亡くなる場面に立ち会うことはほぼありませんと。 訪問看護さんがいたりとか、または亡くなった後に患者さんから連絡があって、 その後駆けつけるっていう形だって言うんですよね。 亡くなる時にその家族の方が、 穏やかな見取りっていうのは薬のコントロールじゃなくて、 患者さんと家族の方がどんな心の状態で最後を迎えられたか、 ということに尽きるっていうふうに考えてあるんですよね。 私もね、さっき言いましたけども、 私は亡くなる時にもしかしたら家族に囲まれてるかもしれないし、 もしかしたらたった一人、どこか旅先で命を落とすこともあるかもしれない。 でもその意識が亡くなる直前に、 自分の人生楽しかったな、やりたいことやり切ったな、生き切ったなって思えて死ねたら、 それは自分の人生にとってとても幸せなんじゃないかなと思いますし、 それができるためには、やっぱりこの本に書いてあるように、 看護家まで歩こうって、やっぱり歩くことって非常に大事ですよってこと、この先生もね、 本の最初の方に書いてあります。 やっぱりおむつつけたくてつけてる人なんて一人もいないんですよね。 私も最初介護の資格を取るときに、おむつ実習っていうのがあるんです。 これ何かっていうとね、ヘルパーの資格を取るときに宿題で、おむつの中で排泄をしてください。 おしっこやうんち、それを宿題として出されるの。 おむつも渡されるんだけども、一回皆さんこれやってみてください。 私もね、かつてやったんです。 まずね、そのおむつをはいて、今からおむつの中でおしっこをする。 これヘルパーとしての宿題なんだけども、このことを家族に知られたくなかった。 だから別の部屋に行ってこっそり。 でもね、できなかった私。出なかったの。 それだけね、やっぱりおむつの中で排泄をするってことは非常にハードルが高いことなんですよ。 でも私たち介護職とかね、サポートチームっていうのは、いかに転ばないように、歩かせないように、 もうおむつの中でしとけばいいじゃんなんてことをね、言っちゃう家族っていうのも分からんでもない大変だから。 でも、もし自分がね、最後まで歩けることができたら、 おトイレに行って、おトイレで排泄をする。 この当たり前のことができるだけで、ずいぶんね、尊厳って違うんですよ。 筋力がなくなるから歩けないじゃないんですって、この本読むと分かるんだけど。 やっぱりね、気力なんだって歩くっていうことは。 だからね、私はね、やっぱり筋肉とお友達になっておこうと思いましたし、 なるべくね、いつまでも元気で歩くっていうこと。 介護職としてね、ケアマネージャーとして、もう一度支援のあり方っていうことも考えましたし、 あと自宅で亡くなるっていうことを叶え、なるべく多くの方が自宅で亡くなった方がいいってこの先生はおっしゃるけれども、 一ケアマネージャーとしてね、思うのは、やっぱりそこに理解のある在宅医がいなければ、これはね、できないんですよね。 私たち介護職だけでは、自宅で亡くなるっていうことは支援できない。 医者がいなくては、医療的なベースがなかったら、これは支援ができないんですよね。 なんでね、こういうお医者様に私がもし亡くなるときに出会えるといいなと思いますし、 これ聞いてくださっている方もね、一度この本を読んでいただいて、 またはご自身がもしお家で亡くなりたいとか、そういうことを思われるんだったら、 アンテナを立てて、どういうお医者様がいるのかなということもアンテナを立てていただけると面白いんじゃないかなというふうに思いました。 またこの先生、何かのタイミングでお会いできるといいなと思いますので、 私もアンテナを立てていきたいかなというふうに思います。 それでは今日は、看護家まで歩こうという本、万田緑兵先生のお話から、私の施政観みたいなこともお話をしました。 いいきっかけなので、皆さんもこの本、興味あったら読んでいただいて、 そしてご自身の死ということを考えつつも、自分がどういうふうに生きていったらいいかということをもう一度立ち返るいいきっかけになるような本だと思いましたので、 今日はご紹介をさせていただきました。 それでは前田玲子の防止、政治や介護や日々のこと、これで終わりたいと思います。 聞いていただいてありがとうございました。 それではまた聞いてください。 またね。バイバイ。 もっと見る前田れいこ/岡崎市議会議員『政治や介護や日々のこと』前田 れいこ/岡崎市議会議員(介護職)01:141.在宅緩和ケア医師の本09:432.ケアマネジャーとして考えること08:033.自分自身の死について考えるコメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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