TOPライフスタイルくらし利他ラジオ第79回:虎より強い名前がほしかった──中華料理店「龍」に込めた想い07:45 2025年7月12日 33再生 問題を報告する 再生する シェアする ある中華料理店が「龍」と名乗った理由。それは「虎より強い名前をつけたかった」から。龍の象徴する意味や、鳳凰・四神との関係をたどりながら、名前に込められたやさしさを読み解きます。AI目次中華料理店「龍」の命名秘話「虎」から「龍」へ店名変更の理由龍が象徴する皇帝の威厳と神秘性龍と並ぶ存在、鳳凰や四神獣について名付けに込められた願いと優しさAI文字起こし(β版) # オープニング リタラジオ 松島誠郎です。 奈良県にある庵与寺というお寺で住職をしたり、子どもたちにおやつを届けるお寺おやつクラブという活動をしたり、 3人の子どもの子育てをしたり、たくさんの人に助けられながら生きています。 このラジオは、誰かのために、そして自分のために、そっとできることを考える時間です。 今は、何かと自分を出すことが求められる時代です。 SNSで発信し、成果を見せ、自己表現に励む日々の中で、 リタという言葉に新しい価値や安らぎ、可能性を感じている人も多いのではないでしょうか。 リタは、自分をすり減らすことではなく、自分を大切にすること、他者への眼差しが響き合うこと、 名乗らない優しさ、背景に回る力、手放すことで広がる行為、そんな静かな問いを日々の暮らしからたぐっていきます。 声だけでつながるこの場所で、きょうもゆっくり語っていきましょう。 # 名づけは利他の行為──「龍」という願いを届けたい アリタラジオ松島精朗です。 ある日、中華料理屋さんで食事をしていたときのことです。 お店の名前、龍というお店、ドラゴンの龍ですね、だったので、 どうしてこの名前なんですかと、食事を終えた後に聞いてみました。 すると、ドラより強い名前をつけたかった、そんな話を聞かせてくださったんですね。 このお店はもともとトラという名前のお店で先代が名付けたものだったそうです。 代替わりを機に自分らしさを出したい、さらに強く大きく育てていきたい、 そんな思いから同じ強さを象徴する漢字の中でも、より縁起が良く、皇帝の象徴でもある龍へと変えた、そんなことをお話し聞かせてくださいました。 名前を変えるというのは、ただの変更ではなく、思いの継承と殺心、この両方がこもった行為なんだなというふうに思いました。 確かにトラも強い。でも、それを超えるインパクトや風格を出したい時に、龍という選択肢は実に理にかなっていますよね。 中華料理屋の名前にもよくある龍ですね。 龍は古代中国において皇帝を象徴する、そんな存在でした。 龍の姿というのは、9つの動物を組み合わせたものとされているそうなんですね。 角が鹿、顔がラクダ、目が鬼、鱗が魚、体が蛇、お腹がシン、背中がトラ、爪は鷹、耳は牛、実に様々な生き物の言いとこ取りをしてできているわけですね。 ちなみに、お腹のシンというのは、古代中国の伝説に登場する巨大なハマグリのような獣ですね。 幻獣で、シン、このハマグリが吐く息によって空中に老殻が現れる。シンキロウという言葉がありますよね。その語源にもなった存在なんですね。 龍のお腹がこの幻を生み出す存在でできているということも、実に神秘的な存在ですよね。 一方で、トラというのは百獣の王とも呼ばれます。地上では最強の存在ですが、あくまでも現実の世界の話。 それに対して、龍は創造の存在であり、現実を超えた理想の力や霊的な強さの象徴として扱われてきた。 つまりは、トラより強い名前をと考えたこのお店の方は、まさに伝説級の強さをお店に込めたかったのかもしれません。 では、龍より強い、あるいはそれに並ぶような存在ってあるのでしょうか?ということでちょっと調べてみたんですけど、 中国では、龍と並ぶ存在として、鳳凰という霊長がいるんですね。鳳凰、領土院の鳳凰堂の鳳凰ですね。 龍が力と威厳を象徴するのに対して、鳳凰の方は徳と優美を象徴する。この2つが揃うと、流宝定称という言葉があるんですけど、まさに最上の吉祥とされる。 そんな言葉があります。 他にも、清流、白虎、孫悟、玄武という詩人と呼ばれる存在もありますね。これも中国や日本の神話、陰陽五行思想に基づくもので、東西南北をそれぞれ守る神獣たちです。 清流は東の方、東の守護神で春や木の木を祀る存在。始まりとか成長を象徴して未来へと進む力を表している。白虎は西の守護神で秋や金の木を通じる。 鋭さとか正義、勇猛さを象徴する存在だそうですね。 スザクというのは南を守って、夏や火に関連して、炎とか躍動感、生命力、繁栄を意味する存在であると。 玄武が北の守護神で冬、水の木を持っている。忍耐、長寿、そして守りの力を象徴しているんですね。このように詩人というのはただの強い動物ではなくて、自然のリズムとか方角と結びついた世界を調和させる神聖な存在であると。 その中でも青龍は始まりを司る存在として特別な意味を持っているということですね。またこうしてみると、龍という字にはただの強さ以上の意味が込められているということがわかります。 単に強そうというよりも、人々を導く力、繁栄をもたらす存在、守護神的な眼差し、もっと広く深く人を想う願いが重なっているのかもしれません。 名前というのは実に理他的なものであるということ、名付けるということは、いろんな思いが込められているということを改めて感じるエピソードでした。誰かに伝える言葉でもあり、誰かの記憶に残るものでもある。 この中華料理屋さんが龍と名付けた背景にも、おいしい料理で元気になってもらいたい、福を届けたい、そんな優しい気持ちがあるような気がしました。 名前に込められた優しさを今日もちょっとだけ感じながら、ではまたリタラジオでお会いしましょう。 もっと見る #龍 #中華料理 #名付け #虎 #利他 #白虎 #青龍 #四神 #店名 #蜃気楼 利他ラジオ松島靖朗@おやつのおぼうさん01:101.オープニング06:362.名づけは利他の行為──「龍」という願いを届けたいコメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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