TOPライフスタイルくらし利他ラジオ第201回:花を咲かせる心──世阿弥の“花伝書”に学ぶ04:39 2025年11月11日 31再生 問題を報告する 再生する シェアする 世阿弥が『風姿花伝』で説いた「花」とは、人の心を動かす瞬間の美。それは自分のためでなく、他者のために咲く“まことの花”でした。時分(じぶん)の花とまことの花──その違いを通して、人の心に花を咲かせる利他的な生き方を考えます。AI目次世阿弥が説く「花」の真髄とは?自分だけの「花」を咲かせる方法他者との関係で生まれる「花」一時の人気では終わらない「誠の花」日常に咲く利他的な「花」の美しさAI文字起こし(β版) # オープニング リタラジオ 松島誠郎です。 奈良県にある庵与寺というお寺で住職をしたり、子どもたちにおやつを届けるお寺おやつクラブという活動をしたり、 3人の子どもの子育てをしたり、たくさんの人に助けられながら生きています。 このラジオは、誰かのために、そして自分のために、そっとできることを考える時間です。 今は、何かと自分を出すことが求められる時代です。 SNSで発信し、成果を見せ、自己表現に励む日々の中で、 リタという言葉に新しい価値や安らぎ、可能性を感じている人も多いのではないでしょうか。 リタは、自分をすり減らすことではなく、自分を大切にすること、他者への眼差しが響き合うこと、 名乗らない優しさ、背景に回る力、手放すことで広がる行為、そんな静かな問いを日々の暮らしからたぐっていきます。 声だけでつながるこの場所で、きょうもゆっくり語っていきましょう。 # 花を咲かせる心──世阿弥の“花伝書”に学ぶ リタラジオ松島誠郎です。 初心はするべからずとして ゼアミの3つの初心、是非の初心、時々の写真、 老後の初心、この3つをご紹介しました。 今回はゼアミの芸の思想の中心にある言葉、花についてお話ししていきます。 ゼアミが残した風紙花伝 この書は 芸の本質を説いた花伝書とも呼ばれます。 そこに繰り返し登場するのが花という言葉。 ゼアミにとって花とは人の心を動かす瞬間の輝きを意味していました。 誠の花というは自分の花なり。 誠の花というは自分の花なり。 これは風紙花伝の有名な一節です。 自分、時の分と書いて自分。 自分の花とは今この瞬間にしか咲かない花のこと。 若さの花、成熟の花、老いの花、 その時々にしか見えない美しさのことです。 ではどうすれば花を咲かせられるのか。 ゼアミはそれを 真似美、学びと誠、真の心で説明します。 他人の芸をよく見て学び、自分の中に取り入れ、 やがて自分の花として咲かせる。 つまり花とは他者との関係の中で生まれるものなのです。 ここに理他的な発想があります。 人を感動させようとする心、人のために美を磨く努力、 それは自分のために咲かせる花ではなく、人の心に花を咲かせる行為そのものです。 ゼアミは 若き農薬者にこんな言葉を残しています。 自分の花はいつしか薄せぬ。 真ことの花を知るべし。 若さや勢いで得た人気は長く続かない。 けれど人の心を想い、真心を込めた芸だけは、時を越えて真ことの花として残る。 理他の心もまた同じです。 一時の善意ではなく日々の中に根を張る思いやりこそが長く咲き続ける花になる。 私たちの日常にも花の瞬間はたくさんあります。 子供の笑顔、誰かの励ましの言葉、手を差し出すその一瞬、それぞれが自分の花であり、誰かの心に希望を灯す 真ことの花になっていくのです。 花は心に咲くもの。 艶みの芸道は決して舞台だけの話ではありません。 暮らしの中で人の心にどんな花を咲かせられるのか、それが理他という生き方の美しさだと思います。 ではまたリタラジオでお会いしましょう。 もっと見る #暮らし #学び #真心 #利他 #世阿弥 #風姿花伝 #花伝書 #初心忘るべからず #時分の花 #芸道 利他ラジオ松島靖朗@おやつのおぼうさん01:101.オープニング03:302.花を咲かせる心──世阿弥の“花伝書”に学ぶコメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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