TOPビジネスマーケティング マーケティングの極意自販機大国の衰退に学ぶ勝ち筋のヒント08:08 4月3日 120再生 問題を報告する 再生する シェアする 最近、自動販売機が減少しています。なぜ、姿を消しつつあるのか? その原因と犯人を明らかにするとともに、この現象を他山の石として、一般のビジネス市場に置き換えて考えてみますAI目次自販機170万台消失の衝撃コンビニとドラッグストアの包囲網高騰する運営コストの深刻な影響「特化型」自販機が示す活路コモディティ化を避けるビジネス戦略AI文字起こし(β版) # チャプター1 最近、変な自動販売機増えてますよね。 ユゲトールのマーケティングの極意、本日は、「自販機大国の衰退に学ぶ勝ち筋のヒント」というテーマでお送りします。 街を歩いていて、あれ、ここに自販機あったはずなのに、って感じたことありませんかね。 実は今、日本が世界に誇る自販機文化が、大きな曲がり角を迎えてるんですね。 自動販売機は、2000年に約560万台あったものが、2025年末には388万台にまで減少してます。 つまり、170万台以上が消えた計算になるんですね。 かつて日本は、どこへ行っても24時間、冷たい、あったかい飲み物が買える自販機大国ですよね。 駅前にもある住宅街にも、会社の中にも、夜中でもあると。 当然無人で売ってるわけですよね。 まさに日本らしい便利さの象徴だったんですが、 ちなみに私の実家は、浅草の食料品、酒類の問屋でして、私自身も自動販売機の補充の手伝いなんてしてましたけども、 あれほど便利だった自販機が、なぜ街から姿を消しているのか。 そのペースは加速しているという証言もあります。 今回はこの要因について考えていきたいんですが、それはビジネス全般にも関わる話だと思います。 まず、象徴的なニュースなんですが、 自販機販売が売上げの8割以上を占めている、自販機一本足だ方といってもいい、大道ドリンコですね。 この会社さん、国内飲料事業で赤字に転落してしまったと。 自販機特価型のビジネスモデルが、根底から由来でいる証拠かなと。 さらに、自社で自販機の商品補充やメンテナンスをやってきたコカ・コーラは、管理業も別会社化しました。 これは、平たく言えば、自販機管理を自社で抱え続けるのは、コスト的に限界だという宣言でもありますよね。 かつて、自販機は設置さえすれば、現金がチャリンチャリンと、金のなる木みたいだったんですが、 しかし、今や維持することも大変な重荷に変わってしまったんじゃないのか、ということですね。 この構造変化の原因は何なのか。 第一に挙げたいのは、コンビニとドラッグストアの包囲網ですね。 今や都市部なら数十メートルおきにコンビニがあります。 日本のコンビニの店舗数は現在全国でおよそ5万6千店舗。増えすぎですよね。 さらに、コンビニのプライベートブランド飲料も充実していますし、価格も安い。品質はそこそこ良くて。 ナショナルブランド品より安い。 消費者にとっては魅力的な選択肢ですよね。 それと、最近はコンビニコーヒーもありますよね。 店に入るのが面倒だから自販機という行動もあるんですけれども、今はついでにコンビニで引き立てコーヒーを買おうということの方が、ちょっと顕在化している感じですね。 私は缶コーヒーとドリップコーヒーは違う種類の飲み物だなとは思うんですけどもね。 さらに追い打ちをかけているのがドラッグストアですね。 自販機で160円するお茶がすぐ隣のドラッグストアでは70円80円で売られていると。 これはドラッグストアが安い食品関係の商材で集客をして、薬品や化粧品で利益を取るという、いわゆるあらりミックスの手法で攻めてきているという背景があるわけですね。 それと、コンビニは都会にあるということですけども、ドラッグストアは郊外にもどんどん出店していて、生活圏に完全に組み込まれているんですね。 車で便利に寄れて、まとめ買いもできますと。 自販機が提供していた価値は手軽にすぐ買える利便性だったんですけども、コンビニがその利便性を持っていってしまいましたし、ドラッグストアが今度圧倒的な価格差を突きつけたということですね。 次の要因が人件費、物流費なんですよね。これが運営コスト、上昇、これが非常に圧迫していると。 自販機は無人に見えるんですが、実は全然無人じゃないんですね。 重い缶を運んで補充したり、売上金を回収するルートセールスの人が必要です。 釣り線も補充しなきゃいけない。他にも故障を直す人、ゴミ箱を掃除する人、設置先との交渉もあるわけですね。 つまり裏側ではかなり人手がかかっているわけですね。 さらに電気代も上がりました。自販機は24時間、365日、温めたり冷やしたりで電力を消費し続けます。 1台当たりの電気代は年間で相当長くなりますね。 売上は伸びないし、ドライバーは不足、人件費は高い。電気代は値上がり。 これではね、採算が合わなくなる設置場所も増えるわけですよね。 ただ、こうした全ての自販機が劣勢と言いますかね、消えちゃうわけじゃなくて、代わり種が増えているという側面もあるんですね。 例えば、そこでしか買えないものに特化した自販機が増えていると。 例えば、絞りたてオレンジジュースの自販機。見たことありますかね。 目の前でオレンジがコロコロっとなって、絞ってくれて、オレンジジュースが飲めると。 価格は高いんですけど売れているんですね。 コンビニやドラッグスターでは体験できない、体験価値を提供しているからですかね。 ですけど、それもやがて飽きちゃうのかなという心配もありますけどね。 あるいは、出汁の自販機。液体の出汁を24時間購入できる。 調味料の自販機もありますよね。 悪魔のホットソースという赤いボトル、見たことありませんかね。 こういうものは、いわば自販機というよりも、特産品の無人売り場なんですよね。 1本500円とか1000円とか、そういう高単価な商品であれば、人件費をかけたり電気代をかけても利幅が取れる、残るのではないかということですね。 まとめなんですけれども、今回は自販機の話であって、そして全てのビジネスの話でもあるということですね。 マーケティングでは、チャンネルと商品は常にセットで考えるんですけれども、 これまでの自販機は、いつでもどこでも買えるというチャンネルの優位性があったわけですね。 そのチャンネル優位性がコンビニとドラッグストアに侵食された瞬間、普通の飲み物を売っているだけの自販機は存在価値を失いかけていると。 一方、出汁の自販機やオレンジジュースの絞って飲ませてもらえる自販機は、その場所でしか体験できないものを売ることで、チャンネルとしての新しい価値を地味ですけど生み出しているんじゃないかと。 これらは自販機業界だけの話ではないかもしれませんよね。 製造業でもサービス業でも、どこにでもあるものとなった瞬間に、コモディティ化した瞬間に価格競争に引きずり込まれると。 その兆候が見えた瞬間に、どう商品価値やチャンネルを変えていくか、考えなければいけないですよね。 どういう差別化でそこから抜け出すかと。 これは以前にも売りのずらし方でお話しているんですけれども、ある市場で差別化できなくても、別の市場に行けば輝くかもしれない。 経営者はそれを考えるのが役割なのではないかなと思うわけですね。 以上、最後まで聞いていただきありがとうございます。ぜひチャンネルのフォロー、いいねをよろしくお願いいたします。 もっと見る #マーケティング #自動販売機 #自販機 #弓削徹 #マーケティングの極意 マーケティングの極意弓削徹@実践マーケ08:081.チャプター1コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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