TOPビジネスマーケティング マーケティングの極意知財、守るより攻める方法08:30 7月29日 69再生 問題を報告する 再生する シェアする 特許や商標だけが知財ではありません。技術、ブランド、物語、ノウハウ、キャラクターも企業の見えない資産です。任天堂のIP展開の事例も手がかりに、知財を「守る・稼ぐ・育てる」で捉え、中小企業にもできる棚卸しと収益化、ブランドの記憶装置づくりをわかりやすく解説します。もっと読むAI目次知財の今と注目される理由とは生成AIがもたらす知財管理の課題知財を「守る・稼ぐ・育てる」三段階任天堂に学ぶIP多面展開戦略の極意中小企業のための知財棚卸し入門AI文字起こし(β版) # チャプター1 会社の目に見えない価値がIPです。 ユゲトロのマーケティングの極意、本日は、「知財、守るより責める方法」というテーマでお送りします。 最近、ビジネスの世界で、IPという言葉をよく聞くようになりましたよね。 アニメやゲームのキャラクターを使った商品、人気作品と企業のコラボなどがたくさんあって、IPビジネスが成長分野として注目されているわけです。 IPとは、Intellectual Property、つまり知的財産のことですね。 最近はキャラクターや作品を指して使われることが多いのですが、本来はもっと広い言葉の意味がありますね。 技術とかデザイン、商品名、ロゴ、写真、製法やデータ、ノウハウなど、人の知恵や創作から生まれた形のない財産も広く含むわけです。 では、何故、今、知財が注目されているのでしょうか。 工場や設備は、お金を出せば競合企業も同じものを買うことが出来ます。 しかし、独自のノウハウ、ブランドの物語、これはすぐに買えないですよね。 物や設備よりも、目に見えない資産の方が、他者に真似されにくい競争力になるわけです。 政府の知財財産推進計画2026でも、知財、無形資産への投資や、コンテンツ産業、生成AIなどが重要なテーマになっています。 知財は、法務部や技術部だけに任せる話ではなく、経営やマーケティングの中心課題になってきているわけですね。 では、知財にはどのようなものがあるか。 法律の名前より、何を守る権利か、で理解する方が分かりやすいかなと思いますね。 まず、新しい技術や仕組みを守るのが、特許権や実用信用権。 そして、商品の形、建物、画面など、見た目のデザインを守るのが、衣装権。 そして、商品名、サービス名、ロゴ、音などを守るのが、商標権。 最後に、文章、写真、音楽、イラストなどの表現を守るのが、著作権ですね。 そして今、数年前と大きく変わったのが、生成AIですよね。 AIで作った文章や画像も、自由に商用利用できるとは限りません。 使ったAIサービスの利用条件はどうなっているのか。 既存の作品やキャラクターに似すぎていないか。 外注先がAIを使った場合も含めて、プロンプトや修正の履歴、権利の帰属関係を記録しておくことも大切ですね。 生成AIは、製作をスピードアップするんですが、権利確認まで自動で済ませてくれるというわけではないんですね。 さて、知財は守るだけではもったいないというのが、今回のテーマです。 知財の役割は、守る、稼ぐ、育てるの3段階で考えていくと良いのではないかという提案ですね。 1つの商品を1つの権利だけで守るとは限らないんですね。 例えば、商品の仕組みは特許、形は衣装、名前とロゴは商標で、そして広告写真は著作権というように、知財は多面的に守ることができます。 これは、大切な商品を1枚の壁ではなく、複数の壁で囲むような守る考え方ですね。 まず、模倣品や類似商品を防いで利益を守る。 次に、他社へ使用を許諾し、ライセンス料を得る。 そして、別の商品、映像店舗、イベントなどへ展開して、知財そのものの価値を育てていくと。 代表例は任天堂とかですよね。 任天堂はゲームを販売するだけではなくて、映画、テーマパーク、モバイル、オフィシャルストア、グッズなどへ多面展開していて、 任天堂のIPに触れる人口を増やすという戦略を掲げているわけですね。 地方自治体とテーマが合えば、無償でポケモンのキャラクターを供与したりしてますね。 映画を見た人がゲームを始めて、テーマパークへ行った人がキャラクターを好きになってグッズを買う。 様々な接点が相互に働いて、ファンとの関係が長く続くと。 IPは一度売って終わる、そういう商品ではなくて、接点を増やすほど価値が高まる資産だということがわかりますね。 企業と人気キャラクターのコラボが増えているのも同じ理由です。 既存のIPには、すでに認知度だけでなく、不安はいるし、物語があるし、世界観があるわけですね。 企業はそのIPを通じて、ゼロからブランドを説明しなくても、消費者の心の中に入っていくことができるわけですね。 ただし、商品に人気キャラクターの絵を描けばいいという話ではないですね。 健康を大切にするキャラクターと健康食品とか、冒険の物語と旅行用品というように、IPが持っている世界観と商品の価値がうまくリンクできることが大切ですよね。 コラボで借りるのは絵柄じゃなくて、むしろ文脈だということですね。 ここまで聞くと、そういうのは任天堂とか大企業の話でしょと思うかもしれませんが、中小企業にもIPビジネスは可能ですよね。 ガリガリ君の赤木乳業だって、最初は群馬の小企業ですからね、始めた頃は。 独自技術を他社へライセンスするとか、製造ノウハウを研修やコンサルティングで商品化するとか、象徴的な製品デザインをシリーズ化する。 地域の名称とか物語を複数企業の共同ブランドに育てていくとか、そういう取り組みも立派なIP活用ですよね。 また中小企業でも自社のキャラクターを作り、ブランドの記憶装置にすることもできます。 難しい技術や堅い会社名もキャラクターを通して語らせると親しみやすくなりますし、SNSとか商品パッケージ採用活動などで共通の顔として覚えてもらうこともできます。 大規模なアニメ作品に育つということじゃなくても、あのキャラクターの会社と思い出してもらえれば十分に知財として働いてくれているということが言えますよね。 ではまあ最初に何をすればいいのか。いきなり特許や商標を出願するんじゃなくて、まず知財の棚卸しをしてみるのはどうですかね。 商品名、サービス名、ロゴ、独自の形状やパッケージ、製造方法、配合、熟練者だけが知る加工条件、設計図とかマニュアルとか、撮った写真とか動画、会社や商品の物語、地域や業界で築いてきた信用も、こうしたものをできるだけ書き出すわけですね。 その上で三つに分けるのです。一つ目は、特許や商標などを権利化して守るべきもの。二つ目は、社内の秘密として管理するもの。三つ目は、他社に開放したり、ライセンスしたりして稼ぐものですね。 この分類をすると、大事なので全部しまっておくという発想から抜け出せると思います。秘密にするほど価値があるものもあれば、むしろ外へ出して、多くの人に使ってもらうほど価値が高まるというものもありますよね。 考え方のコツですが、もしうちが、うちの会社が、あすなくなったとしたら、競合企業は何を欲しがるのだろうか。技術なのか、商品名なのか、顧客との関係なのか、データ、物語なのか、社員のノウハウなのかと、その答えの中に、自社が本当に守り、磨き、育てるべき知財があるんだと思うんですね。 知財は、しまいこんで守る財産だけではなくて、磨いて、広げて、稼ぐ財産なわけですね。 知財のお話、もう一回分、またお届けします。 最後まで聞いていただき、ありがとうございます。ぜひチャンネルのフォロー、いいねをしていただきますと嬉しいです。 もっと見る #マーケティング #IP #商標 #意匠 #知財 #特許 #弓削徹 #マーケティングの極意 マーケティングの極意弓削徹@実践マーケ08:301.チャプター1コメント感想・質問・応援メッセージを書こう ももすみぃ7月29日任天堂の話でイメージできましました😊ガリガリ君に会いに行きたいッ😭1返信 弓削徹@実践マーケ7月30日ガリガリくんの工場見学、人気らしいですね!1
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