TOPビジネスマーケティング マーケティングの極意中国故事成語に学ぶビジネスの本質908:29 8月26日 70再生 問題を報告する 再生する シェアする 「兵は神速を貴ぶ」と「匹夫の勇」は、ともに素早い行動に見えて、その中身は正反対です。曹操の北方遠征と、孟子の教えをひもとき、勝機を逃さない決断と、感情任せの即断の違いを現代の経営に引き寄せて解説。判断の質を高め、組織を速く動かすためのヒントをお伝えします。もっと読むAI目次「兵貴神速」と「匹夫の勇」の深い違い曹操の決断を支えた郭歌の戦略孟子が王に語った「匹夫の勇」とは現代ビジネスに活かす「速さ」の原則優れたリーダーが持つ「決断力」の真髄AI文字起こし(β版) # チャプター1 決断が早いことと、判断が雑なことは違います。 ゆげとろのマーケティング・朗読本日は、中国古字生語に学ぶビジネスの本質Ⅹ、兵器迅速とヒップの勇というテーマでお送りします。 兵器迅速、これは平和迅速をたっ飛ぶ、とヒップの勇は、どちらも勇気や行動に関係する言葉ですが、並べてみると、現代の経営者やビジネスパーソンにとって大切な違いが見えてきます。 まずは、平和迅速をたっ飛ぶから。 時代は、中国の五漢の後、三国志の英雄曹操が勢力を広げていた頃ですね。 西暦二百年、曹操は関都の戦いで、袁紹を破りました。 しかし、袁紹の死後、その息子たちは、北方の異民族の勢力を頼るんですね。 これを放置すれば、再び曹操に対抗する勢力となりかねないと、いうことで曹操は、袁紹の子供たちと異民族を討つため、北方への遠征を決断するんですね。 しかし、これは簡単な戦いではないと。 敵は千里も離れた遠方である上、道は険しく、食料や武器などの物資を大量に運べば、軍の動きは遅くなる。 その間に、曹操軍が近づいていると、分られてしまえば、敵は守りを固めますよね、当然。 しかも、曹操の陣営には、遠征中に本拠地を攻められるんじゃないのか、という反対論もあったんですね。 南方には、劉氷がいて、そこには劉備もいたからですね、劉備玄徳ですね。 しかし、曹操陣営では、劉氷には、劉備を十分に使いこなす器量がなく、もし劉備を重く用いれば、自分の立場が脅かされると警戒するため、きっと大胆な攻撃には出ないだろうと読んだんですね。 曹操は、目の前の敵だけでなく、背後の危険まで、見当していたわけです。 このとき、曹操の軍師である郭歌が、進言したのが、平和、迅速をたっとむ、という言葉ですね。 郭歌は、遠征に必要な大量の荷物を残し、身軽な精鋭部隊だけで、昼夜健康で進むべきだと意見したんですね。 敵が予想しないうちに、一気に懐へまで入り込んで、不意をつこうという作戦なんですね。 曹操は、この進言を採用します。 軍は、険しい道を急行し、敵の準備が整わないうちに攻撃して、勝利を得て、遠志の残存勢力を追い詰めたんですね。 ここで大切なのは、平和、迅速をたっとむが、何でも急いでやればよいという意味ではないということですね。 郭歌は、敵との距離、兵場、そして情報が伝わる時間、奇襲の効果を冷静に分析したんですね。 その上で、正気が消えないうちに動くべきだと判断したんです。 つまり、迅速、神のスピードですね。 とにかく早くということではなく、考え抜いた上で、気を逃さず動くことなんですね。 一方の、卑怯の優は、孟子に登場する言葉ですね。 時代は、春秋戦国時代、清の先王が孟子に、国の在り方や、近隣諸国との付き合い方について尋ねたんですね。 孟子の話を聞いた先王は、立派な話だ。 しかし、私には悪い癖がある。 私は勇気を好むのだ、と言うんですよね。 そこで、孟子は、王に、小さな勇気を好んではいけません、と諭すんですね。 相手と対峙して、剣の柄に手をかけて、で、私にかなうものかと威勢を張る、これは卑怯の優だと、つまり、ただ一人を相手にするだけの、つまらない勇気だと言うわけですね。 卑怯とは、身分のない普通の男という意味です。 ここで批判されているのは、地位の低さではなくて、腹を立てた勢いだけで、相手に向かって行く、考えの小さな勇気なんですね。 孟子が、先王に求めたのは、もっと大きな勇気なんですね。 自分の免罪や怒りのためではなく、苦しんでいる民を救い、天下を休んじるための、その勇気、立ち上がる勇気ですね。 つまり、平和親束をたっ飛ぶと、卑怯の優は、どちらも素早く行動するように見えて、その中身は正反対なんですね。 平気親束には、目的があり、情勢分析があり、勝つための合理性があるんですね。 一方、卑怯の優には、感情はあるんですが、大きな目的も、先を読む視点もないという。 これを現代のビジネスに当てはめてみると、例えば、競合企業が新商品を発表したと聞いて、社長が、うちもすぐ似た商品を出せと、号令をかける。 競合が値下げしたんだったら、じゃあ、うちも即座に価格を下げる。 SNSで批判されたことに腹を立て、社長自ら感情的な反論を投稿して、炎上してしまう。 行動は早いかもしれませんが、これは親束ではなく、卑怯の優に近い判断ですよね。 顧客が本当に求めているのか、自社の強みとあっているのか、その行動が、半年後のうちのブランドに何を残すのかが、考えられていないからですよね。 一方、顧客の困りごとを日頃から把握して、試作品を準備しておいて、市場が動いた瞬間に発売する。 原材料の不足を予測し、他社が動く前に調達先を伏線化する。 小さなテスト販売を繰り返し、手応えをつかんだ段階で一気に投資する。 これは、平気迅速といえますよね。 決断の早い会社は、会議の時間が短い会社とは限りません。 判断の基準が共有され、必要な情報がすぐに集まり、誰が決めるかが明確になっている会社が強いんですよね。 平時に考えているからこそ、有事にも早く動けるわけです。 逆に、社長がその場の思いつきで市場を変え、社員が毎回その真意を憶測、推測しなければならない。 そんな会社では、号令だけは早くても、組織全体の動きは遅くなりますよね。 手戻りが増えたり、部門ごとの判断も止まるからですよね。 経営の速さは、トップが即答することではなく、組織が迷わず次の行動へ移れることで測るべきなのかなと思います。 もう一つ重要なのは、全ての決断を同じ速さで行わないことでしょうかね。 やり直せる決断は、早く試したらいいと思うんですよ。 広告のキャッチコピーとか、売り場の配置とか、小規模なキャンペーンなどは、実行して、反応を見ながら直せますからね。 でも、大規模な設備投資とか、企業買収とか、主力商品の大幅な値下げなど、簡単には元へ戻せない決断は、慎重に考える必要がありますよね。 何でも即断する人が優れたリーダーなのではありませんよね。 早く決めるべきことと、時間をかけて決めるべきことを見分けられる人が優れたリーダーなのかなと。 ビジネスでは、速さが競争力になります。 しかし、その速さは、焦りや怒りから生まれるものではなくて。 目的を定め、情報を集め、判断基準を持って、好機が来たらためらわずに動く。 そこまで準備されてはじめて、心速、神のスピードになるわけですね。 平気心速から学ぶのは、気を逃さない速さ。 ヒップの勇から学ぶのは、感情だけで走らない自精神ですね。 最後まで聴いていただき、ありがとうございます。 ぜひチャンネルのフォロー、いいねをしていただきますと嬉しいです。 もっと見る #マーケティング #故事成語 #弓削徹 #マーケティングの極意 #兵貴神速 マーケティングの極意弓削徹@実践マーケ08:291.チャプター1コメント感想・質問・応援メッセージを書こう momosumee8月26日「速さ」って、ただ焦って動く「匹夫の勇」じゃなくて、しっかり裏付けがあるからこそ「神速」の決断になるんだなぁって納得しました。日々の中でも、ただ慌てるんじゃなく、ちゃんと見極めて動ける人でいたいです♡素敵な気づきをありがとうございます!1返信 弓削徹@実践マーケ8月26日そうですね。すぐに動くべきときと、熟慮するべきときの見極めをすることが大切なんですね。。1
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