TOPビジネスマーケティング マーケティングの極意季節商品はカレンダーで売るな09:13 3時間前 4再生 問題を報告する 再生する シェアする 9月になったから秋物を売る―その販促方針で本当に合っているでしょうか。季節商品は暦以上に気温で動き、同じ商品でも夏と秋では「買う理由」が変わります。気象データを販促・仕入れ・訴求に生かすウェザーマーケティングを解説します。AI目次カレンダーだけではない販売の極意気象データが示す売上逆転現象同じ商品でも「買う理由」が変わるウェザーマーケティング実践のコツたった1度の気温差が売上を動かすAI文字起こし(β版) # チャプター1 秋はカレンダーどおりにはやってきません。 ゆげとろのマーケティングの極意、本日は、季節商品はカレンダーで売るな、というテーマでお送りします。 九月になったら秋物を売る、十一月になったら冬物を並べる、店舗では、そんなふうにカレンダーを基準にして、年間の販売計画を立てているところが多いと思います。 もちろん、それ自体は間違いではないのですが、今年のように残暑が長い年、かといって、九月になったら急に寒いとか、結構、お客様の体もどう動いていいかわからないというような年もあるわけですね。 三十度を超えるような日に、熱々の鍋料理を大きく訴求しても、もちろん食事は動きませんよね。 逆に、まだ十月になっていなくても、急に気温が下がれば、温かい飲み物や羽織る服が欲しいな、となったりします。 つまり、季節商品を動かしているのは、カレンダー通りとはいかないということですね。 かなり大きな要素として、気温があるわけです。 日本気象協会が、2026年9月に公表したデータを見ますと、結構、面白いことが書いてありまして、 8月から9月にかけて、気温と売上の関係が逆転する商品カテゴリーがあると言うんですね。 例えば、つゆとか煮物の料理の素、あるいは生めん、ゆでめん、和風食品、ポン酢などですね。 夏には、こういった商品は、気温が高いと売上が伸びるというものだったのが、 秋になってくると、逆に気温が低いと売上が伸びるという関係に変わっていくということが、 気象データと販売データの分析から示されているんですね。 なぜ、こんなことが起きるのかと。 分かりやすいのが、つゆ、煮物の料理の素ですね。 夏は、そうめんや冷やしうどんなど、冷たい麺を食べる機会が増えます。 暑くなればなるほど、乾麺などが売れて、それに伴って、つゆの需要も伸びるんですね。 ところが、秋になって、急に気温が下がったとなると、今度は、煮物や温かい麺、鍋物などが欲しくなる。 同じつゆという商品でも、夏と秋冬では、買う理由が変わるわけですね。 生めんやゆでめんも同じでしょう。 暑いときは、冷やし中華、ざるそば、冷たいうどん、そうめん。 寒くなれば、ラーメンや温かいうどん、鍋のしめなどが欲しくなるというわけですよね。 季節が変わると、売れる商品が変わるだけではないんですね。 同じ商品でも、売れる理由が変わるということなわけですね。 マーケティングでは、この買う理由を見ることが、とても重要ですよね。 私たちは、ついこの商品は夏物、これは冬物と、商品そのものを分けて考えがちなんですが、 お客様は、今日から9月だから、秋の商品を買おうと考えているわけではないですよね。 今日は暑いからさっぱりしたものが食べたいとか、急に涼しくなったから温かいものが欲しいとか、 朝晩寒くなったから上着を買おうとか、そうした身体感覚によって購買行動が変わってくるわけです。 ですから、カレンダーと気温をこんな風に使い分けたらいいのじゃないのかなと思うのは、 カレンダーは準備をするための基準、そして気温は反則を動かすためのスイッチにすると。 秋物を8月から仕入れて準備しておいて、冬商品を秋から生産しておいてという、こういった計画は、もちろんカレンダーが必要ですよね。 けれどもそれを、いつ店頭の一番前に出すのか、ECサイトのトップのあたりに置くのか、 あるいは、いつ広告を打つのか、いつ営業マンに重点商品だよと言って売ってもらうのか、ここはその年の気温を見ながら決めないといけないわけですね。 この考え方はウェザーマーケティングなんて呼ばれたりします。難しい分析をしなければできないものに聞こえるかもしれませんが、 小さな会社やお店でも、考え方は十分取り入れられると思いますね。 例えば、飲食店なら、10月1日から鍋料理を売ると決めるのではなくて、週間予報を見ながら、最高気温が下がったタイミングで、店頭のポップを鍋料理に変えるとか。 アパレルファッション関係であれば、9月になったから長袖を前面に出すのではなくて、残暑が続けば半袖を残しますし、気温が下がるタイミングでは、上に着るような薄手のセーターとか、そういったものの売り場を拡大すると。 スーパーなら、暑い日は冷たい麺を目立たせて、週末に気温が下がる予報なら、鍋つゆや煮物の材料を手前に出しておく。 今9月で寒くなってますけれども、雨が続いている影響もありますから、この後また夏の暑さがぶり返すとも言われてるんですよね。 つまり、天気予報を、今日は傘が必要かを見るだけのものじゃなくて、数日後、お客様が何を欲しくなるのかを考える情報として見ていこうというわけですね。 気温が売上に与える影響は、意外と大きいんですよね。 日本気象協会の今年6月の分析では、アイスクリーム、乾麺、麦茶、スポーツドリンク、炭酸飲料など、気温の影響を受けやすい商品は、 週平均気温が1度上がると、売上が約3%から8%増える傾向があるというわけですね。 7月になると、日焼け止め、静寒剤、乾麺、アイスクリーム、果汁飲料などで、週平均気温が1度上がると、約6%から12%売上が増えるという分析も出してます。 たった1度の違いですからね。 1度というと、大きな違いには思えないんですけど、売上が数パーセント、10%以上動くのであれば、これは会社としては、お店としては無視できないですよね。 もちろんこれは、気温が1度上がれば必ず売上が何パー増えるという単純な因果関係ではないんですね。 休日なのか、平日なのか、雨なのか、晴れなのか、広告を出したのか、競合がセールしてるのか、売上には様々な要因があるわけです。 それでも、自社の商品と気温の関係を見てみる価値はありますよね。やり方はそんなに難しくないと思います。 自社の商品を、暑くなると売れそうな商品、寒くなると売れそうな商品、雨の日に売れそうな商品というように、ざっくり分類してみる。 そして、過去の売上とその時期の気温を並べてみるわけですね。 そうすると、最高気温が25度を超えると急に売れ始めるとか、20度を下回ると注文が増えるというような、自社なりの売れる境目が見つかるかもしれませんよね。 それが分かれば、仕入れでも、在庫、生産、広告、店頭反則、営業活動も合わせて変えることができますから。 そして、さらに一歩踏み込むなら、この商品はいつ売れるのかだけでなく、この季節にはなぜ売れるのかまで考えたいところですよね。 先ほどの梅雨のように、夏と冬では、同じ商品の用途や、買う理由が変わるということがあります。 そこまで分かれば、広告表現、これは変わりますよね。 夏なら冷たいそうめんを美味しく、寒くなれば温かい煮物や鍋に、同じ梅雨の商品でも、気温に合わせて訴求そのものがガラッと変わるわけですね。 マーケティングと言うと、大規模な市場調査や、デジタル広告、AI分析などを想像するかもしれません。 今後は、AIによって売上が、かなりのピンポイントで予想できるというところまでは変わっていくとは思いますけれどもね。 まずは、もっと身近なところから始めましょうと。 お客様は今日、暑いのか寒いのか、何が欲しいのか、それを考えるだけでも、もうこれはマーケティングだと思いますよね。 カレンダーが教えてくれるのは、今日が何月何日か。 天気予報が教えてくれるのは、お客様が今日、何を欲しくなるかということでしょうかね。 最後まで聞いていただき、ありがとうございます。 ぜひチャンネルのフォロー、いいねをしていただきますと嬉しいです。 もっと見る #マーケティング #販促 #カレンダー #弓削徹 #マーケティングの極意 #ウェザーマーケティング マーケティングの極意弓削徹@実践マーケ09:131.チャプター1コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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