TOPライフスタイルヘルスケア・ダイエット小谷祐樹とICUぼくは症例報告を読まなすぎる10:00 2025年11月16日 73再生 問題を報告する 再生する シェアする 今回の救急医学会で感じたのは、症例報告やっぱ大事だなってことでした。若手の先生の発表に自分が知らない診断名が出てきて思わず質問してしまったこともありました。Nの多い研究はもちろん大事ですが、細かい箇所もつぶさに記述し、世の中と共有する症例報告を読まなさすぎる自分を改めようと思いました。もっと読むAI目次学会会場で得た症例報告の魅力大規模研究と異なる「深さ」若手医師のプレゼンから学ぶ視点稀な疾患を紐解く症例の価値診療と研究を深める新たな挑戦AI文字起こし(β版) # チャプター 1 こんにちは、小谷幸です。 今日は、僕は症例報告を読まなさすぎるというテーマでお話してみようと思います。 救急医学会で感じたことが非常にたくさんあってですね、 その延長で感じたことをメモっていって、一つ一つVoicyに落とし込んでいっているわけで、 未だにまだ救急医学会のお話が続いていきます。 今回の救急医学会の会場って、結構縦長というかですね、 一面にバーッとだだっぴろく会場というか、お部屋がたくさんある、 ワンフロアであるという感じではなくてですね、 大阪の中のある種、高層ビルの一部を借りてやっていたわけですけれど、 そうすると結構、メイン会場というんですかね、 大きな、たくさんの人が収容できるような会場というのは、 比較的会の上の方、例えば10階とかぐらいかな、8階とかにあったんだと思います。 一方で、3階ぐらいは、比較的小規模な企業展示プラスミニオーラルの部屋が6つあって、 あとは2階ですね。2階は、これは学会そのものの会場ではないわけですけれど、 ちょっと休憩スペースみたいになっていて、座れたり充電できたりみたいなスペースがあって、 8階とか10階まで上がるのは結構大変なんで、 僕結構2階と3階をずっと行ったり来たりしているみたいな、 例えばゆったり誰かと座ってお話ししましょうみたいな時は2階にいましたし、 それ以外の時間、予定がなくて空いている時間は3階に行って、 集中中学会のアンダー30は自分ももともと所属していたので、 そこで知り合いと話したり、あとはミニオーラルの会場でちょっと座って、 いろんな発表をお聞きしたりしていたんですね。 なかなかこういうことってあんまりなくて、つまり間が空いているので、 上の階へ自分はアクセスしなくてですね、 そうするとどちらかというとこういう省略報告とか、 もっと言えば活動報告とか、 そういう一例ものだったり一施設ものみたいな発表がほとんどだったんですよ。 そういう発表でほぼ自分の聴講を埋め尽くした学会というのは、 ものすごい久しぶり、もしくは初めてぐらいな気がします。 普段自分が読む論文というのも、 大体何百人とか何千人という患者さんを集めて、 それはランダム化、比較試験かもしれないし観察研究かもしれないけれど、 いう研究がほとんどで、一例をぐっと掘り下げる、 内緒はうちの施設はこうやってますというのを掘り下げるみたいなことは当然そこにはないわけですね。 すごく新鮮でした。 この一例もののプレゼンテーションという中にも発表者ごとに、 形式はほぼ一緒なわけですよね。 イントロダクション、タイトルスライド、イントロダクション、 そしてケースプレゼンテーション、ディスカッション、コンクルージョン、 この要素で構成されて、ある種みんな同じなわけですよ。 ただその中でも、例えばスライドの色使いだったり、文字の大きさだったり、 スピーカーの喋り方だったり、非常に個性があって、 やはりこれは知らないなという病気のプレゼンテーションを非常に若い先生がされてて、 これは勉強になったなとか、これ自分だったら気づけなかったなみたいなやつは、 どうしても質問したくなっちゃいますし、 非常に発表者は比較的若い方が多いわけですけれど、 すごく勉強になるなと思いました。 それを見るにつけ、やっぱり大きな研究、規模の大きな研究と、 一例もの症例報告の明確なメリット・デメリットを感じたんですね。 僕がどうして普段、比較的規模の大きいものを好んで読むかというと、 一つはやっぱり、その結果をどれくらい当てはめられるかという力が大きいということですよね。 1人より2人、2人より100人、100人より1000人となっていくように、 その結果の信憑性とか、ある種誤差の少なさが軽減していく。 だから、いきなり診療に当てはめるかどうかは別として、 診療や今後の研究への示唆、影響力みたいなものが大きくなっていくわけです。 やっぱり自分の興味ある研究を踏まえ進めるとか、 自分が臨床で困っていることへの答えを求めるとなったときには、 そういうものを重視して、診療内研究をガイドしていきたいという思いがあるわけです。 一方で、一例のケースプレゼンテーションになると、非常に深いところまでいきます。 そして、例えば非常に印象的だった一つのプレゼンテーションは、 動画を用いて時系列で、初日、翌朝、翌夕方みたいな感じで、 症状がみるみる改善していくものが収められているわけですよ。 これはやっぱり印象的ですよね。 例えば血圧が300人の患者さんで、1日目、2日目以降上がっていきますと言われたら、 そうかなと思うわけですけれど、やっぱり一人一人の患者さんに向き合って、 その動向というんですかね、経過をまざまざと見せつけられると、 やっぱり刺さり具合が違うなと思いました。 あとは、やはり頻度が稀な病気に関しては、たくさんの患者さんを集めるのは非常に難しい。 一方で、万が一同じような疾患、その疑いの患者さんに出会った時には、 過去の一例一例を詳細に記述した文献にこそ意味がありますよね。 何日くらいで良くなるのかとか、最初のプレゼンテーションの時にはどういう証拠を提するのかとか、 単純にどれくらいの方が多かったのかなとか、年齢とか性別ですね。 そういう最も冷縮な情報すら、まとまった数のデータがないわけですから、 過去の一人目、二人目、三人目、この方は六人目かも、みたいなのが非常に知識の蓄積になって、 それは他に大きな規模の研究がない以上、まさにそれが診療だったり研究を促進する要素になるわけです。 やっぱりケースレポートとか普段ほぼ見ないんですけど、これちょっとあまり良くないなって思いました。 圧倒的にそこに何か欠落している視点が自分にはあるんだろうなっていう、 それがまだ何かうまく言えませんし、読み始めたらどういう影響が自分の診療や研究に どういう効果があるのかはまだ経験していないわけですけれど、 少なくとも圧倒的な、ある種いい意味で近視眼的にルーペ使ってグッと倍率上げて見ていくみたいな、 そういう視点が最近の自分にはちょっと欠けているような気がして、 今回の症例報告セッションで非常に教えられたポイントだなと思って、これから取り入れようと思っています。 それではまた。 もっと見る #研究 #学会 #救急 #症例報告 #ER #ICU #集中治療 #救急医学会 #ケースレポート 小谷祐樹とICUプレミアム放送配信中!10:001.チャプター 1コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
ICUで見る破傷風 20分・7時間前・ 22再生AI目次稀少疾患破傷風との忘れ得ぬ出会い頭部外傷と顔面麻痺に潜む危険ベテラン医師が看破した破傷風DPCデータが示す破傷風の現実長期治療の課題と予防の重要性
【ARDS60周年 #20】ARDSと右心系・静脈うっ血の関係 15分・9月8日・ 61再生AI目次ARDS症例から見る循環とPEEPの矛盾肺血管抵抗上昇が右心を蝕む理由PEEPが右心に及ぼす光と影右心不全と静脈うっ血が腎臓を襲うARDS管理、PEEPと循環の最適解
【ARDS60周年 #19】最新のARDSの定義で何が変わったのか? 19分・9月7日・ 67再生AI目次ARDS新定義の登場とその意義ベルリン定義が抱える課題とはグローバル定義が変える診断基準広がるARDS患者群と異質性問題個別化医療へ向けたARDS研究の行方
最近読んだ本×3 23分・9月6日・ 126再生AI目次プロが選ぶ!心を揺さぶる3冊の世界村上春樹が迫るオウム心理教の内面小川公代が描くケアと不確実性の本質集中治療に「芸術性」を問う新視点3冊から見出す「世界を深掘る」ヒント
【ARDS60周年 #18】免疫不全患者での呼吸不全 20分・9月5日・ 49再生AI目次免疫不全患者の呼吸不全:見落としがちな落とし穴ARDS診断の限界と根本原因特定への道ステロイド治療の功罪と診断マスクのリスク非侵襲的呼吸サポートの光と影:相関遅延の危険性BAL検査の決断:診断とリスクのバランス
【ARDS60周年 #16】外傷性ARDS 13分・9月3日・ 48再生AI目次外傷患者の低酸素血症、ARDSか「マルチプルヒット」が引き起こすARDS胸部外傷と肺座症、ARDS発症リスク外傷性ARDS予防の鍵は「鎮痛」ARDS予防の鉄則 早期の根本治療とは
【ARDS60周年 #15】ARDSは予防できるのか? 15分・9月2日・ 52再生AI目次ARDS、その予防は可能か?多重ヒット説:肺障害の蓄積輸血関連肺障害(TRALI)の教訓二次的なヒットを避ける管理戦略予防薬とARDS予防の現実
【ARDS60周年 #14】PEEPをどこまで上げて、どこで止めるのか? 16分・9月1日・ 78再生AI目次高PEEPの患者選定と適正値の探索PEEP調整時の観察点と判断基準段階的PEEP増加時の変化と考察PEEP上昇を止めるべき3つの兆候理想的なPEEP設定へのアプローチ