TOPライフスタイルヘルスケア・ダイエット小谷祐樹とICU隣の芝生の色を知らない10:00 3月14日 65再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次量的データでは見えないICUの実像数字の裏にある診療意思決定の構造各ICUにおける治療方針とチーム文化ウェブ情報では伝わらない微妙なニュアンス学術集会で探るICU診療の思考プロセスAI文字起こし(β版) # チャプター 1 こんにちは、集中治療院の小谷幸です。 今日も集中治療学会で得た学びというか 気づきみたいなものをちょっと共有したいと思います。 ことわざで、隣の家の芝生は青く見えるみたいなものがありますよね。 横のものをピッて覗くと自分よりいい感じに見えちゃう。 雷魔のねだりみたいな文脈かもしれません。 これって なんか ICUの、僕たちは働いているICUの診療だとどうなんだろうなぁみたいなのをちょっと思ったりするんですね。 例えば他の施設のウェブサイトを覗いたりするとですね、年間これぐらいの患者さんを見ています。 エクモは何台ぐらい回りました。 ICUでの死亡率はこれぐらいですとか、こういうデバイスが今新しく入りましたとか、いろんな情報が見えると見えるわけですけれど、 もちろんね、そういう数えやすいデータっていうものは多いんだな、少ないんだなとかは思うことはできるんですけど、 例えば実際じゃあそこで働きたいかどうかみたいなものを考える上では、それだけで必要十分かって言われると、うーんってちょっとなりませんか。 つまりですね、集中治療の面白さみたいなものっていうのは、そういう容易に測定できるものだけでは決まらないんじゃないかなっていうのが思っていることなんです。 例えば、その集中治療科と主科の関係性、どういうふうに日頃の意思決定をしていくのかだったり、診療上のカバー範囲ですよね。 だからこのあたりは主治医の先生たちがして、集中治療がこのあたりをカバーする。これも多少のグラデーションがありますよね。 あとは診療科の中の空気感、例えばそれはローム環境みたいなものも含むかもしれないですし、仲の良さみたいな、平たく言うとそういう雰囲気みたいなものにも多少の差があるでしょう。 実際、仲で働くかどうかってなった時には、結構そういう部分っていうのも大事になってくるような気がします。 あとは、実際にエクモを何台するかしないかとか、抜管が何日くらいかどうかっていう、最終的な数の手前にある、そもそもどういう患者さんにエクモを使うという意思決定をしているのか、抜管というのはどういうふうに決まっているのか、 みたいな意思決定の構造ですかね、そんなものも結構大きいんじゃないかなと思うんですね。 つまり、非常にアクティブにやっているエクモをやっている施設であれば、そもそもどのラインの患者さんまでエクモの効果が期待できるか、みたいなところに興味を持っているかもしれませんし、 ややコンサバティブな立場を取っている場合には、エクモのリソースとかマンパーとか経済的なコストなんかも踏まえて、その効果が最もよく期待できる患者層に限定して使っているかもしれません。 当然、多くの場合それは多い、少ないという最終的な数値に還元されていくわけですけれど、そこに至るまでの意思決定のプロセスを知っていると、より現場に入ったときの、 現場に入ることで、そのチームの一員に自分もなるわけですから、その一員となることへの心地よさみたいな、ちょっとこのスタンスは自分にしては、例えばコンサバすぎるなとか前のみすぎるなみたいな、そういうものにも関わってくるんじゃないかなというふうに思うんですね。 つまり、ウェブサイトを見ていてもよくわからないんですよ。こういう非常にニュアンスな部分が多いところ、ある種主観的な部分が多いものを読んだ人、皆さんに同じような理解を持って届けるというのは非常に困難だと思うんですよね。 せいぜい今、僕が聞いていただいているように、僕がこうやってお話しする、直接的にお話しするっていう、まだ媒体であれば、もう少し理解の共通項を増やすことはできると思うんですけれど、 ただ文字媒体でそこに置いているだけですと、いろんな意図していない、発信側は意図していない解釈が受け取り側には生まれるので、そこは結構注意しないといけない。つまり、非常にこれはウェブサイトには載せづらい情報なんだろうというふうに思うわけです。 そうなったときに、今回もようやく友達と話していた話へ行き着くわけですけれど、やっぱり見ないとわからないんじゃないかなと思うんです。 つまり、僕らは、そういう数字で測れる情報に関しては、〇〇ICUは何床あって、何人患者さんがいて、何人スタッフがいて、何台エッグを見てて、みたいなことは容易にアクセスできるわけですけれど、それだけじゃよくわかんないんですよね。 つまり、それこそ、例えば自分のICUよりも患者さんを1.5倍見ていたら多いなということはわかるわけです。多い少ないで言えばわかるわけですけれど、だから行きたい行きたくないというのはまた違う話ですよね。 そういう意味で、僕たちは、物理的に隣かどうかは別として、近く、ないしは知り合いのところ、有名なICU、知名度の高いICUについて、芝生が何色かよく知らないんじゃないかなと思うんですよ。 そういうところでも、本当はそういうところを知りたいんじゃないかなと思っているんですね。 なので、僕としては、そういうところをいろんな人と話をする中で、この方はこういうふうに考えているんだとか、この方の施設ではこういう考えを大事にして、こういう部分を大事にして、こういう診療のポリシーをとっているんだな、みたいなことを実際に施設に足を運んでみる。 そこまで行かなくても、例えばまさに学術集会みたいな場であれば、一堂に全国のICUに関連する人たちが会しているわけですので、そこでお話しする中で、あなたの施設ではこういうふうにやっているんですね。 僕らはこうやっているんですよ。なんでかというと、こういう思いなんです。どっちもわかるなとか、それは口を出さなくていいけど、自分のポリシーとちょっと合わない、あるな、みたいなところを知る機会になる。 なんとなく僕としては、そういうところをどんどんどんどんオープンにできる、そんな場を学術集会で作れたらいいなと思って、その一つが内科に関するセッションを作って、いろんな症例シナリオみたいなものをベースにしながら、 各先生がどういう心情のポリシーで、この各問い、ディシジョンメイキングの分岐点を捉えているのか、それは登壇者だけじゃなくて会場の人にもいろいろ聞く中で、非常に活気のあるというか、生のディスカッションがそこでできたように思っていますし、 もう一つ、Intensive Care Nextという静聴学会の準期監視にまつわるセッションで言えば、アンドロメダ食通というスタディのプロトコルをベースに、例えば有益について、例えばドクタミンについて、例えば血圧について、どういうふうに考えているかというのを、いかにそこにバリエーションがあるかというのを明らかにすることができた気がするので、 ぜひそのウェブサイトなんかで得られる定量的な情報だけじゃなくて、頭の中のプロセスを明らかにする場として学術集会が使っていければいいんじゃないかなと思っています。 もっと見る #隣の芝生は青い #ICU #集中治療 小谷祐樹とICUプレミアム放送配信中!10:001.チャプター 1コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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