TOPトーク専門家授業は熱く、退勤は早く。|丸岡慎弥教育を「何事もなく終わること」にしない06:38 12時間前 14再生 問題を報告する 再生する シェアする 授業が予定どおりに終わった。そのとき、子どもの中では何が起きていたでしょうか。誤答の理由を一つ聞く、気づいた変化を具体的に返す。先生自身の暮らしも守りながら、子どもの学びに立ち止まる余白を考えます。AI目次授業で子どもの変化にどう向き合うか「どうしてそう考えた?」その問いが導くもの何を残すか、何を見直すか?働き方改革の本質全て大人任せにせず子どもに考えさせる余地「もう一度考えたんだね」具体的な言葉の力AI文字起こし(β版) # 子どもの変化に立ち止まる余白 おはようございます。丸岡真也です。 授業は熱く、退勤は早く、今日もお聞きいただきありがとうございます。 今日は、教育を何事もなく終わらせることにしていないだろうか、というお話です。 授業が時間通りに終わった。予定していたところまで進んだ。大きなトラブルもなかった。 忙しい一日には、それだけでほっとしますよね。安全に過ごせることも、見通しをもって進められることも、とても大切です。 ですから、今日は予定通りに進めるのは良くない、という話ではありません。 その上で、もう一つだけ見失いたくない問いがあるんです。 今日、子供の中で、どんな変化があっただろう。私は、教育の中心には、この問いがあると思っています。 昨日まで知らなかったことに出会う。友達の考えを聞いて、自分の考えを少し変える。 出来なかったことに、もう一度挑戦してみる。 そんな変化に立ち会えることに、この仕事の醍醐味があると思うんですね。 ただ、これを毎時間、目に見える成果を出さなければ、と受け取って欲しくはありません。 すぐに言葉にならない学びもあるでしょうし、今日は考え続けて終わることもあると思います。 先生が子供を無理に変える、ということでもないんです。 こちらの予定だけでなく、子供の中で何が起きているかにも目を向けたい。 今日は、そのお話をしたいと思います。 例えば、算数の授業を想像してみてください。 子供が、こちらの想定とは違う答えを書いた、この後に扱う問題もある。 授業の終わりも近づいている。 違うね。 では、次の人と進めたくなる場面かもしれません。 でも、そこで一度だけ聞いてみる。 どうしてそう考えたの? 答えだけでは分からなかった。 その隣の理由が見えるかもしれません。 書き方は違っていても、大事なことに気づいているのかもしれない。 あるいは、どこで分からなくなったのかが、初めて見えるのかもしれない。 間違った答えを、何でも正解にするという意味ではありません。 最後には、何が成り立って、何が成り立たないのかを確かめる必要があります。 ただ、その前に、考えの道筋を聞く、正しい答えを選ぶことと、子供の考えを知ることは少し違うんですよね。 ここで大切にしたいのは、先生が全ての発言を延々と取り上げることではありません。 それを毎時間やろうとすると、先生も苦しくなってしまいます。 まずは、今日の学びに関わる、気になった考えを一つだけ、どこを見てそう思ったの? そう聞いてみるだけでもいいと思うんです。 新しい教材を増やすのでも、特別な活動を用意するのでもない。 いつもの授業の中で、答えの後に理由を聞く時間を少し置く。 明日の授業で試すなら、そのくらい小さな一歩からでいいのではないでしょうか。 そして、この一歩を難しくしているのは、先生の熱意が足りないからとは限りません。 次の仕事が迫っている。終わらせなければいけないことが積み重なっている。 聞きたい気持ちはあっても、立ち止まる余裕がない。 そういう構造の中で、先生が一人で頑張り続けることには限界があります。 だから私は、働き方改革は必要だと思っています。 教師が倒れるまで働く必要はありません。 休む時間や、学校の外で自分の生活を大切にする時間も当然必要です。 子供のためだからといって、先生が無理をし続けることを、良いことにはしたくありません。 その上で、減らせる仕事を減らすときに、大切にしたいことがあります。 何を残すために、何を減らすのか、という問いです。 目的が重なっている書類や、続ける理由が曖昧になった作業があるなら、見直せないか。 一人の先生の工夫だけでなく、学校として減らせるものはないか。 そうやって生まれた余白が、先生の休息にも、子供の言葉を聞く時間にも繋がって欲しい。 私は、効率化と子供を丁寧に見ることを対立させたくないんです。 時間をかけたから、良い教育だったとは限らない。 反対に、早く終わったから、それだけで良い教育だったとも言い切れない。 どれだけ手間をかけたかではなく、子供の学びにとって、どんな意味があったか、そこを見失わずにいたいと思います。 もう一つ、失敗についても考えてみたいんです。 子供が困らないように、先回りして教える。 もちろん、危険を防いだり、誰かが傷つくことを止めたりするために、大人が関わることは必要です。 わざと失敗させたり、トラブルを放っておいたりする話ではありません。 でも、安全や尊厳を守った上で、子供自身が考え直せる場面まで、全て大人が片付けてしまったらどうでしょうか。 試してみる。 うまくいかなかった理由を考える。 やり方を変える。 その経験までなくしてしまうかもしれません。 例えば、活動の進め方がうまくいかなかったとき、すぐに大人が次の手順を全部決める前に、次にやるならどこを変えてみたい、と聞いてみる。 これは、子供に丸投げすることではありません。 必要なところは支えながら、考える部分を少し残しておく、ということです。 何も起きなかったかどうかだけでなく、何かが起きた後、どんな学びにつなげられたか、私は、そこにも教師の専門性があると思っています。 そして、変化を見つけたら、できれば本人にも伝えたいんです。 大げさに褒める必要はありません。 実際に見えたことを、短く返してみる。 例えば、友達の話を聞いて考えを変えた場面なら、 友達の考えを聞いて、もう一度考えたんだね、と伝える。 うまくいかなかった後、方法を変えて試した場面なら、さっきとはやり方を変えてみたんだね、と返す。 ここで大切なのは、本当に見えたことを言葉にすることです。 無理に成長の物語を作る必要はありません。 立派な評価の言葉を探すより、その子がしたことを具体的に返す。 本人がまだ気づいていない変化に、光を当てられるかもしれません。 今日のお話を聞いて、またやることが増えた、とは思ってほしくありません。 新しい記録用紙を作ったり、毎日全員分の成長を書き出したりしなくて大丈夫です。 次の授業で、想定と違う答えに出会ったら、理由を一つ聞いてみる。 あるいは、気づいた変化を、その場で一言だけ本人に返す。 まずは、どちらか一つでいいと思います。 予定通りに終わったか。その問いも必要です。 でも、それだけでは見えないものがあります。 何を考えたのか。何に気づいたのか。どこでもう一度やってみようとしたのか。 目の前の子供の姿に、もう一度目を向けてみる。 教育の価値は、書類の整い方や、トラブルの件数だけでは測れない。 子供の中で起きている変化に気づき、必要な支えを考えていく。 私は、そこを大切にしたいと思っています。 授業は熱く、退勤は早く。先生自身の暮らしも守りながら、 子供の学びに立ち止まる余白を、一緒に作っていきましょう。 今日も最後までお聞きいただき、ありがとうございました。 丸岡真也でした。 もっと見る #教育 #働き方改革 #授業づくり 授業は熱く、退勤は早く。|丸岡慎弥丸岡慎弥(まるしん先生)06:381.子どもの変化に立ち止まる余白コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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