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澤円さんが語る「話が長い人」の特徴と改善策。話を短くするためのポイントとは

澤円さんが語る「話が長い人」の特徴と改善策。話を短くするためのポイントとは

この記事は、Voicyパーソナリティ 澤円さんの放送をもとに書き起こした記事です。
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「全部説明しなきゃいけない」という思い込みを捨てる

昨日Twitterで話題になった、とある政治家のおじいさんの発言はめちゃくちゃひどかったですね。

その発言には「会議が長くなる」という趣旨が含まれてたんですけれども、会議が長くなる、つまり「話が長くなる」というところだけ抽出して考えてみます。

話が長い人って周囲にいませんか?

僕の周りにはかなりいるし、「私はどうしても話が長くなっちゃうんです。どうすれば良いですか?」と僕に相談をしてくる人もいます。なぜ話が長くなるのかがわかれば対処のしようもありますが、わからないとどこから手をつけていいかさえわからないんじゃないでしょうか。

話が長くなる要因をあげればキリがありませんが、まず1つめ。コンテキスト・背景・文脈の全部を説明しなくてはならないと思い、一生懸命わかってもらうために頑張って説明をしている。そうするうちにあれもこれもと思い始めてどんどん話が長くなるパターンですね。これはすごく丁寧な性格だったり、本当に相手の事を思いすぎてしまってやってる場合もあるので必ずしも非難されるようなものでもないと思います。

ただし、話が長くなるというのはポジティブに受け入れられるとは限らず、やっぱり考えものです。そういう人たちは「全部を分かってもらわないと自分の結論が理解されないのではないか?」と心配しているんだと思います。

人は話を全部理解するようにはできいません。結論を知って、それが自分に関わることであれば興味を持ちます。なので、なるべく早く相手が興味を持ちそうな結論を提示する。それが理解されていないようであれば説明を付け加える。こんな順番にすると話がかなり簡潔にまとまる可能性があります。

話が長い人の喋りをずっと聞いてると、最初の方に何を話したかが分からなくなっちゃうんです。そして大抵、あれもこれもで説明を始めて話があちこち飛んだりして、結局何の話か分からなくなる。下手すると話している本人も分からなくなったりするわけです。全部を説明しなくてはならないと思い込んでいる人は、まずその呪縛から解放されて、それは無駄であると自分で否定してみてください。

何もかもを説明したところで相手が理解してくれないと思えば、無駄なことをする気が起きなくなりませんか?毎回喋る時に呪文のように唱えてみてください。「相手は自分の話を100%理解することはない」と。

ですので、これだけは理解してほしいと言うキーワードだけにフォーカスをして、それだけをまず言ってみる。言った上で、それはどういうことなのかを部分的に開示していくってやり方を試してみてはいかがでしょうか。

長く喋ったをからといって、相手は理解していません。それどころか「こいつは話が長いやつだな」という印象だけ持たれてしまい、できる限り話しをしたくないと思われる可能性もあるんです。

特に忙しいビジネスパーソン、あるいは決裁権限を持っている人は話が長い人を嫌う傾向があります。話が長い人はいろんなチャンスを逃しやすいわけです。とにかく結論ありきで話をするトレーニングを日々積んでもらえるといいんじゃないでしょうか。

話を長くする権利があると思い込む人

そして次のパターン、これは厄介です。私には話を長くする権利があると思い込んでる人

これはおそらく何を言っても無駄です。そもそも、こういう人は僕のこの話を聞いても「自分は関係ない」と思いますからね。自分はそんなに話が長くないとか。

もっと厄介なのは「自分はいくら長く話をしても相手は喜んでいる」と、極めておめでたい錯覚をすることができるんです。ある意味羨ましい能力だと思うんですけど、それぐらい自覚がない人にはつける薬がほとんどないと言ってもいいぐらい。そういう人って結構いるんです。

とある講演でプレゼンテーションのトレーニングをさせていただいたときのことです。そこにはいろんな会社の社長さんや元市議会議員の方など、わりとシニアな方がいらっしゃっいました。ほとんどの方は僕のアドバイスを試してみようと真摯に受け止めてくださって、3分間のピッチにもみなさん「よし!3分で納めてやる」と一生懸命に頑張ってくださったんです。

けれども、とある元市議会議員のおっさんが完全に時間を無視して、5分経っても全然話をやめないんです。最初から話をまとめる気なんてなくって「これは完全に時間を無視してるな」と。その時、ある方が何かを落としてガシャンという音がしました。そこで話が止まりました。その隙に司会者が「はい!そこまで!」と止めてくださったんです。

こういう人は自分の話を黙って聞いてくれる人に囲まれてしばらく時間を過ごしちゃったタイプの人なんです。無尽蔵に時間を使って話をしても文句言われない環境が周囲に満ち溢れていた状態。

なので、そういう人は、話をどこかで切らなきゃいけない自覚がそもそもかけています。もっと言えば「短い時間で単刀直入に言わなきゃいけない」とか「他人の時間は借り物で、価値を付けて返さなきゃいけない。さらにそれが等価でなければならない」という意識が全然ないんです。自分の話には価値があると勝手に思いこんで、すごくつまんない話であってもウキウキしながらしゃべり続けちゃうタイプ。

ハッキリいいます。これにはつける薬がないです。本人が自覚しない限りもうどうしようもありませんので、そういう人たちに時間を盗まれないようにできる限り距離をおくに限りますね。

話が長い人から、自分の身を守るために

不幸にも自分の所属している組織のトップや上司がそうだっていう場合にはどうしましょうか。いろんな手がありますが、「うるせえ、バカ。黙れ!」と怒鳴ると人間関係に決定的な亀裂が入り、その人とは口が聞けなくなります。一番手っ取り早い反面、リスクが高すぎますのでやめておきましょう。

例えば、短く話をした時に絶賛するのはどうでしょう。「今日の話、わかりやすかったです!あれぐらいにまとめていただけると本当にバカな僕でもわかるんです!」と、自分を卑下して持ち上げる方法もあります。「隣の部の部長、すごく話が長いと評判なんですよね。〇〇さんはぜひ、3分でビシッと決めてあの部長よりもはるかにいいってところ見せてください!」とそそのかす。こんなふうに、いろんなやり方があります。

僕はサラリーマンを卒業してしまっているので、そういう本質的でないことに時間を使うのが無理な体になっちゃってますけど、まだまだ組織で頑張る方にはこういうアクションがコトと次第によってはものすごく身を助けたりします。そういうテクニックを使うのもありかもしれないですね。

澤円さんから話し方のコツを学べる動画はこちら

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