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メンタルを強くする「習慣」のつくりかた − ゆうきゆう@マンガで分かる心療内科

メンタルを強くする「習慣」のつくりかた − ゆうきゆう@マンガで分かる心療内科

精神科医のゆうきゆうさんが、心が強くなるTipsを紹介する『人生を変える「セクシー心理学」』。今回はメンタルを強くするための「習慣化」について解説。ちょっとした習慣の積み重ねが未来のあなたを形作ります。

この記事は、Voicyパーソナリティゆうきゆうさんの放送をもとに書き起こした記事です。
音声でも聴きたい方は、記事最後の再生プレーヤーからお楽しみください!

習慣が自分自身を形作る

どんな方でも気持ちが落ちることってあると思うんです。そんな時に少しでも気持ちが持ち上がる秘訣を教えようと思います。それは習慣をつくることです。

人間は習慣の動物で、習慣を繰り返しているからこそ成長したり、何か成し遂げたりすることができるんです。1日だけ何かをやったからといって、それだけで成功することはほとんどないことで、本当に毎日の積み重ねや習慣がその人自身を形作っています

分かりやすい例でいくと食事。我々は毎日毎食食事を食べているので、何十年も生きたりする事ができる訳です。1年に1度ものすごい量を食べて、残りの日は全く食べない生き方をしたら絶対に途中で餓死してしまいます。習慣的に食事を食べる、そういった積み重ねで人間は生きていけるわけです。他にも歯磨きをするから清潔で生きていられるとか、お風呂入るから体を清潔にして生きていられるとか。少しの習慣を積み重ねることで、うまく生活できたりするわけです。これは仕事でも同じです。毎日ちょっとしたことを積み重ねていくことで、最終的には大きな成果を成し遂げたりする。そういう意味で何かを継続するのは非常に重要であると考えるわけです。

例えばですが、鬱が酷い方とか、認知症が酷い方になってしまうと、今までやれたことをやれなくなっちゃうんです。習慣が作れなくなってしまうと。例えば、毎日会社に決まった時間に行ってたのが、急にできなくなっちゃったり、毎食決まった時間に食べてた物が食べられなくなったりとか、そういう形で習慣がかなり減ってくるんです。

小さなことからコツコツと

ある程度気持ちを高めたいな、保ちたいなと思ったら習慣を毎日やっていくことを心がけていただくと良いと思います。なんでもいいから習慣づけてやっていく。

私は朝起きたら日記を書くように心掛けております。昨日あったことや今日何したいとかを書きますね。あとは1日に1回は本を読むとか、1日に1回は英会話をやったりとか、1日1回原稿を書くとか、そういう風に習慣的なものを1日の中で何個か持ってるんですね。

なので、皆さんも何かちょっとした習慣を必ず持つと心がけていただくとその瞬間を保っている限りは、ある程度心の平穏が訪れるのではないかな思います。本当に簡単なことでOKです。例えば、朝起きたらニコッと笑顔になるとか、ちょっとした記録を必ず付けるとか、本読むでも構いませんので、そういった習慣を必ずやるという心がけおくと。

人間って記憶しても忘れちゃうんですよ。忘れちゃうので、どこかでやめちゃうこともあると思います。でもやめたからといって、全然ダメだと思う必要はなくて、やめたのに気づいたらまた始めればいいです。本当にそれだけなので、変に気に病んだりとか、自分はダメなんじゃないかとか、そういう悩むことなく再開していただくことを心がけるとよろしいのではないかなと思います。

結局どんな人も習慣の積み重ねなので、やり続けていればある程度心の平穏を保てる。これを覚えていただければと思っております。

この習慣作りは、本当に今すぐやった方がいいです。自分自身の好きなこととか、何でもいいのでやってみたいことを今考えて、それを習慣的にやっていただくように心がけていただければと思います。

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