TOPビジネス経営・マネジメント人事採用の問題と、職場の悩みを解きほぐすただの質問を「責められた」と感じる人の中で、何が起きているか09:59 8月24日 119再生 問題を報告する 再生する シェアする 「質問や確認をすることは、悪なのか」シリーズ2回目です。よろしければ是非お聴きください。AI目次質問で逆ギレ?隠された心理と行動「恥」の感情と怒りの防衛反応曖昧な質問が引き起こす拒絶感質問への反応に見る個人差の背景受け止め方を変える質問の状況作りAI文字起こし(β版) # ご挨拶 おはようございます。 全時採用の問題と職場の悩みを解きほぐす パーソナリティの村上ゆかりです。 今日のテーマは、昨日に続いて 質問や確認をすることは悪なのかというテーマで、 2回目のきょうは放送でお話をしていきたいと思います。 今日のテーマは、責められたと感じている人の中で 一体何が起きているのか。 ただ質問をしただけなのに 責められたというふうに感じてしまう人は どのような心の動きがあるのかについて ひも解いていきたいと思います。 これは質問をしている人からすれば ただ質問をしているだけなのに すごい悪いふうに受け止められてしまう というふうにいつも感じている方も 質問をされる側として 質問が怖いと感じている方も どちらの方も ヒントになるようなお話ができるといいなと思って お話をさせていただくので よろしければ最後までぜひお聞きください。 # 注意したいこと はじめに一つだけお話をしたいと思います。 今日お話する内容というのは、 ラベリングをするためのものではありません。 あの人はこういうタイプだからこうしようとかっていう風に、 ラベリングをするというのは、 人間関係を作っていく上で、 とても良くないことだと私は考えていますので、 誰かを分類するためのお話ではなくて、 あくまでも相手を知るためのヒントとして 捉えていただきたいなと思います。 # 質問すると逆ギレするひとの心理 さて、昨日の放送で3つの場面をご紹介したと思うのですが、 その3つ目のケースについて取り上げてみたいと思います。 企画の提案を受けて、その企画の目的とゴールを聞いたら、 なぜか逆切れされたというケースをご紹介しています。 質問をしただけでなぜ起こるのかという点ですね。 ここには3つポイントがあります。 まず1つ目は、恥と罪悪感を混同してしまうことです。 心理学ではこの2つをはっきりと分けています。 罪悪感というのは、自分がやったことに対して向く感情です。 あのやり方はまずかったなぁとかそういうことです。 それに対して恥というものは、自分の存在そのものに向く感情になります。 例えば、自分はダメな人間だなとかそういう感じですね。 対象が違うだけで、大した差はないように聞こえるかもしれないのですが、 でもこの2つは実際に出る行動が全く違います。 タングニーという研究者たちの一連の研究では、 罪悪感は修復行動に向かうのに対して、 恥は回避、他人のせいにするとか攻撃に向かうという結果が繰り返し示されています。 つまり、恥というものは攻撃をするという行動に出やすいということです。 先ほどご紹介した逆切れというのは、怒りの感情です。 ただ、怒りの感情って実は防衛感情って言われています。 つまり何かというと、自分を守る時に出る感情が怒りの感情なんです。 具体的には、心と体を脅かされた時です。 動物で例えると分かりやすいのですが、 天敵の敵に遭った時に怒りの感情を出して、 全力で戦うか全力で逃げるというエネルギーを出すのですが、 その時の怒りの感情というのは、自分の身を守るために出てきます。 人の感情もこれと同じような形で、 命の危険を感じることってあまりないと思うのですが、 心が脅かされた時に怒りの感情が出る、 そのように考えていただければと思います。 怒りの感情は防衛感情、 自分の心と体を守るために出る感情なんです。 なので、怒っている人というのは、 自分の心を守っている状態、つまり壁を立てているような状態とも言えます。 話を戻すと、 罪悪感ではなく恥ずかしい恥をかかされたと思った人は、 怒りの感情が出やすいです。 そして二つ目、 曖昧さを敵意で埋めてしまうという動きについてです。 ダウニーとフェルドマンという研究者が1996年に出した研究で、 拒絶に敏感な人というのは、 相手の曖昧な言動から意図的な拒絶を読み取りやすいということが実験で示されています。 つまり、曖昧な言動をすると拒絶に敏感な人は、 拒絶行為だと思ってしまう傾向があるということです。 ここでポイントなのは、 質問という行為そのものが情報の欠けた状態であるということです。 質問というのは、なぜそれを聞くのかという理由まで話していないことが多いと思います。 質問を受けた側は、その言われなかったところを自分の想像で埋めるしかありません。 だいたいこの場合は過去の経験で埋めることが多いんですけど、 この過去に質問されて嫌な目にあったり、 質問を受けた経験がある人というのは、その経験で埋めてしまうことがあります。 質問が曖昧であればあるほど、受け手側にその穴を埋める作業が発生します。 そこでズレが起きやすいということです。 そして3つ目、これは職場特有の話です。 評価する人からの質問は、実際に評価に直結することがあります。 上司が部下に何かを質問するケースが当てはまると思いますが、 その答えが評価に全く影響しないということが考えにくい状況下の場合、 上司としてはただ聞きたいだけなのに、評価の一部として受け取られて 身構えられてしまうというケースがあると思います。 # 受け止め側の個人差をどう捉えるか ここで、私が大事だと思っていることをお話ししたいと思います。 責められたと感じやすい人のことを、 気にしすぎだとか、メンタルが弱いからだという風に 片付けてしまう方って少なくないんじゃないかなと思います。 ただ、そう片付けてしまうと前に進まないんですよね。 実際に、詰められたとか、キツモンだという風に感じるかどうかというのは 個人差が大きいと思います。 これはかなりあると思います。 同じ会議で同じ質問を受けた場合、平気な人もいれば固まってしまう人もいる。 観察をしていればすぐに分かることですし、 そもそも、今日ご紹介した拒絶感受性という考え方自体が 人によって違うということを前提にした概念です。 その上で、2つお話ししたいと思います。 まず1つ目、個人差に見えているものの中には 経験の差というのがかなり混ざっているということです。 前の職場で詰められ続けたことがある人とそうでない人、 同じ質問への反応が違うのは当たり前のことです。 でも、職場の人って過去の経験まで細かく把握しているケースって 少ないと思うんですよね。 これがメンタルの弱さとか性格の差なんじゃないかという風に 受け止められてしまうことはあると思います。 もともと繊細な人とそうでない人ももちろんいると思いますし、 もともと繊細だけど訓練をして体制をつけた人もいると思います。 この経験の差が結構混ざっているというのがまず1つ目です。 そして2つ目、個人差があるということを前提にすべきじゃないか ということです。 個個人によって反応が違うのはある種当然のことじゃないかなと 私は思っています。 この個人差を対処の起点にしてしまうと、 個人を何とかしなきゃいけないみたいな話になってくるので ちょっとアプローチが変わってきてしまうんですけど、 そうではなくて、さまざまな人がいるという前提で 質問、要は詰められているという風に受け止めにくいような 状況を作り上げることの方が私は重要なんじゃないかなと思っています。 昨日の放送でも状況についてご紹介したんですけど、 人は変えにくい、他人は変えられない。 けれど状況は変えることができる。 そういう考え方に立てば、動かせる方から手をつける方が はるかに合理的です。 # まとめ 今日のお話をまとめたいと思います。 逆切れというのは、怒りの感情で防衛感情であること。 質問は曖昧だという要素があるからこそ、質問の受け手側の過去の経験で埋められてしまうことがある。 そして、評価者からの質問は警戒されてしまいやすい。 質問をした時に相手が固まってしまった場合、その人の性格や敏感なんじゃないかというふうに考えるのではなく、恥を欠かされたというふうに感じられていないか。 曖昧さを埋める材料を自分は渡せているのか。 受け手側の立場に立って、どうすれば、何の情報を渡せば、どういう状況での聞き方にすれば、 質問だというふうに感じられないような状況を作ることができるのか。 受け手側の立場に立って、想像してみるだけでも何かヒントがあるんじゃないかなと思います。 いかがだったでしょうか。 いいねと思った方はいいねボタンと、あと、できればフォローもよろしくお願いいたします。 感想やご意見なども、もしある方はコメントなどでいただけるととっても嬉しいです。 明日は質問をさらに深掘りしていきたいと思います。 責めるための質問と、責めるためではない質問をどうやって見分けるのかについてお話をします。 今日も最後までお聞きいただきましてありがとうございました。 もっと見る #言葉にできなかったこと 人事採用の問題と、職場の悩みを解きほぐす村上ゆかり01:041.ご挨拶00:282.注意したいこと04:323.質問すると逆ギレするひとの心理02:304.受け止め側の個人差をどう捉えるか01:265.まとめコメント感想・質問・応援メッセージを書こう
AIに仕事を奪われる人と、AIで仕事が増える人のちがい 7分・10時間前・ 50再生AI目次仕事は「消滅」せず「組み変わる」ルーティン作業はAIの得意領域か?AIで問われる人の能力差の行方本当に学ぶべきAIスキルとは?AIと共存し仕事が増える戦略
AI時代、「仕事ができる人」の定義は変わる? 8分・9月11日・ 624再生AI目次AIが塗り替える仕事の評価基準AI活用を超えた「分析的思考」の重要性AIを活かす「問いを立てる」能力の真髄AI成果を疑い検証する仕事術AIが引き出す人の「より良い判断」
AI面接で、人に求められることとは 10分・9月10日・ 88再生AI目次AI面接、その強みと想定外の弱みAI評価が招く人間の判断ミスとは応募者がAI評価に求める人間対話AIと人が最大限に活きる面接設計AI面接時代に人が果たすべき役割
AIの判断だけで、本当に不採用にして大丈夫なのか 9分・9月9日・ 90再生AI目次AI評価での不採用がもたらす見えない損失AIの効率性が生む「間違いの大量生産」AI評価の基準は本当に仕事と関連しているかAI選考が抱える「差別」リスクの具体像AI評価を人がどう活かすべきか?その戦略
AI面接を受ける応募者はどう感じるのか 6分・9月8日・ 82再生AI目次AI面接が応募者にもたらす意外な利点アルゴリズム判断への応募者の不信感機械的な評価で失われる「人としての感覚」応募者の納得感を高めるAI面接設計AI面接で企業と応募者がWin-Winになるには?
AI面接は、本当に「仕事ができる人」を見抜けるのか 9分・9月7日・ 97再生AI目次AI面接の進化と多様な分析手法AI面接の精度より重要な「測る視点」表情や声から人物像を測る限界と注意点AI面接を成功に導く具体的な活用法「仕事ができる人」を見抜くAIの真価
AIが面接する時代は、もう始まっている 8分・9月4日・ 99再生AI目次AI面接、すでに現実の採用現場へ人間の面接官が抱える不公平性AIなら面接は本当に公平になるかAIによる「偏見」再現のリスクAI面接で最も重要なポイントとは
部下から不満が上がってきたとき、上司が見るべき2つのこと 9分・9月3日・ 122再生AI目次部下からの不満、どこまで向き合うべきか上司が不満を見るべき2つの視点とは再現性と影響範囲で最適な対処法を探る不満へ「対処しない」と決めた時の説明誰が、いつまでやる?対処を明確化する鍵
不満が出ない職場ほど危ない。「静かな組織」で起きていること 6分・9月2日・ 114再生AI目次何を言っても無駄が離職のサイン不満を言わない職場は本当に安全か?ハーバード大研究:ミス報告多いチーム「心理的安全性」を阻む組織の心理沈黙する職場:問題対処の次の一手
できる人に仕事が集中する現象、どうしたらいいの? 10分・9月1日・ 135再生AI目次仕事集中で生まれる不公平感仕事を引き受けるかの判断軸給料以外のメリットを見極める自分に何も残らない仕事とは値引きされた自分の価値を守る