TOPライフスタイルメンタル・心理学禅僧と考える...日々の暮らしから人生まで#338 人生を考える...「無常」に向き合うこと(続続)08:53 2024年12月11日 402再生 問題を報告する 再生する シェアする 引き続き、「無常」について考えます。AI目次人生の幸福、その本質とは?「現在」への執着、その矛盾豊かさの裏に潜む虚しさとは?有限な時間、その重みを問う無常への向き合い方、そして人生の意味AI文字起こし(β版) # 初めのあいさつ おはようございます。 エリンジの古川周券です。 今日もどうぞよろしくお願いいたします。 # 「現在」を考えるとは 今日も引き続き人生を考えるということで、無情と向き合うことについて続きのお話をしたいと思います。 昨日では漫画のソウソウのフリーレンのことをちょっと触れたところで、時間が来たのでちょっと切ってしまったんですけれども、その続きをお話したいと思います。 このソウソウのフリーレンという漫画、いろんな切り口からいろんな読み方ができると思うんですね。 これ、哲学的にも宗教的にもいろんなテーマをぎゅっと根絶して描いてあるものなので、大変する作品ですから、いろんな角度から考えることはできますが、今回は無情と向き合うことというテーマで取り上げるので、そこのお話をしたいと思うんですよね。 昨日もちょっとお話しましたけれども、この漫画で医学部の学生さんが、この漫画の中では無情という問題が一番通説だということで、いくつかのことを指摘されていたんですけれども、結局この大事なことは何かというと、人生の喜び、人生の幸福、人生の意味、人生の価値を今ここに置くというのは、生きる上で大事なことです。 今この場をちゃんと生き抜かなかったら、人生の意味って考えることはできない。それをどんどんどんどん突き詰めていくと、今の暮らしを豊かにしようとするために、現在の常実ということを試みるんですよね。それが反映されていくと、いわゆる下世話に言うリア充みたいな表現があるじゃないですか。そこをどんどんどんどん追求するということがあるんですよね。 だけど、私たちが歳をとってくると、必ずしもそれだけじゃなくなってくるということを実感してくるんですよね。何でそうなるかって、結局例えば人間って現在の瞬間瞬間切ないで生きているわけじゃないんですよね。そこには未来というのがあるじゃないですか。将来があるじゃないですか。 例えば私たちが幸せに生きるためには、あるいは毎日の暮らしを安心するためには、将来どうなるかということも強く強く響いているわけですよね。だから今が楽しくても将来に不安があったらやっぱり今の喜びに自分を集中させることはできなくなるんですよね。だから今と将来って連動しています。 でも将来ってこれまで生きたものの延長にあるわけだから過去ともつながっている。だから私たちの幸福って時間の厚みというのがあっての現在なんですよ。そうすると長い年月生きてくると現在の喜びって膨らんでくるんだけどそれは過去の厚み将来の厚みというのがセットなんですよね。経験をたくさん積んでくると過去というのが厚みを持ってきます。過去の厚みがあるから将来の厚みがあるって。 でも人生長く生きているとだんだん残されている時間ってなくなっていくから将来の時間未来の時間ってどんどん減っていくんです。だからそこは少なくなっていくように見えるんだけどでも若いうちって未来ってたくさん時間的にはいっぱいあるんだけど爆弾としているんですよね。なんとなく希望を持っている。なんとなく未来があるように思えているけどなんとなくなんです。 なんとなくって爆弾としたものがイメージを結んで具体的な像を結んでクリアな意味の充実を持って見えてくるのは年齢を重ねていくって。年齢を重ねていって像が解像度が上がってイメージを持ったときには残りが少なくなってくるって。命ってそういうもんですよね。その儚さがあるって。こういうこともこの漫画の中で上手に実は描かれていたりするんですよね。 # 肥大化する「豊かで安定した現在」への懐疑 現代の社会というのは、この無常というものを克服するためにアンチエイジングをやったり、テクノロジーの力を駆使したりやっていくんだけど、 そうやって何をやるかというと、その時が流れていくということを否定したいですよね。 過去、現在、未来って流れていくことを、これが無常の正体ですから、だからできるだけ現在を膨らませて、 現在の充実を豊かにすることによって、過去と将来ということを覆い隠そうとしている、そういう側面があるわけですよ。 反対にこの物語に、ソウソウのフリーレンという物語で描かれているように、やたらめったら寿命が長いって、 それはどんどんどんどん希薄化していくんですよね。ずっと同じことが永遠に続くわけですから、退屈して飽きてきて、 意味の充実なくなってしまうんです。厚みがなくなっちゃうんですよね。逆に、しかわせてしまうわけですよ。 こういうことを踏まえて考えていくと。そこでポイントは何かというと、どんどん過ぎゆくということが嫌だから、現在は充実させていく。 安全、安心、安定、便利で豊かというのが、現代社会の幸福の基本だけど、安全も安心も安定も便利で豊かも、 現在というものをどんどん膨らましていって、変化がないように、それが豊かであるようにということをやります。 何が起きるかというと、今の現在を豊かにして膨らませれば膨らませるほど、未来の核もなくなっていくんですよね。 今、目の前で充実している。充実したら、それがずっと続くようにする。 それって、未来もずっと同じことが続くわけですよ。豊かであることを将来も豊かにするために、安定するということになっていくんですよね。 安定するということは、変化がないということだから、未来がどんどん痩せを沿っていくんです。 結局、現在を膨らませていくと、それだけ未来が痩せを沿って、過去が痩せを沿って、現在だけやたら熱くなっていくんだけど、そうすると意味ってどんどん薄まっていっちゃうんですよ。 だって、現在が深く深くなるって、どうしていいかというと、それは過去があって、変化して変化して、今があるわけじゃないですか。 将来に向かって、どんどん変わっていくということですよね。 だから、今の豊かさしか見なかったら、過去は薄っぺらくなっちゃうし、未来も薄っぺらくなっちゃうし、やたら決めたら、現在だけは肥大しちゃうんです。 現在が肥大化することによって、過去も未来も薄っぺらくなってしまうって、過去も現在も薄っぺらくなってしまうと、何が起きるかというと、結局、現在も薄っぺらくなっちゃうんですよね。 だから、人間って変化って怖いですよ。変化って怖いけど、変化しないようにしちゃうと、変わらない日常って、どんどん薄っぺらくなっていくんですよ。 これって、人間の生きる上での時間と向き合う割とのジレンマですよね。 恐怖をなくして、安定で豊かっていうことをどんどん強固にするとするほど、薄っぺらくなっていくんですよ。 薄っぺらさをなくして変化を受け入れるならば、どんどん変わっていくって、どんどん薄くなっていくって。 やっぱりそこで、時間と向き合うことって辛いことだけど、時間と向き合うから意味があるって。 始まりがあって、終わりがあって、変化があるから厚みがあって豊かなっていくって。 それと同時に、人間っていうのは命の終わりを見取らなきゃならない。命の終わりと向き合うとならないって。 この豊かな現在、できるだけ安定して、安全、安心、安定、便利につながって、それを淡々享受してるんだけど、 そのことによって過剰に現在が肥大化してしまって、結局生きることの意味が薄っぺらかっちゃうってことを若い人たち、現代の人たちは感じていて、 だから、そういう現在が肥大化するっていうことの薄っぺらさに疑問符を突きつけるような、この作品、 ソウソウのフリーレンっていう漫画作品が読まれるのがそこに意味があるんじゃないのかなって。 エルフの目から見たら、千年生きるエルフから見たら、人間なんてあっという間に死んじゃうんだけど、ものすごい密度のある時間を生きていくんですよ。 千年生きる人間からしたら、人間の十年なんて一瞬だけど、その一瞬で命をかけるわけにすれば人間の十年って大きいじゃないですか。 だから、私たちは変わらない、安定、安定、安心、安全、便利豊かを求めることによって、どんどん自分の命を希釈して、薄くしてるんじゃないかって、 そんなパラドックスを突きつけているような、そんな感じがするんですよね。 向き合うってことは、主義欲ってことは、その忠誠さ、過酷さ、辛さと向き合うってことじゃないのかなって、そんなことを考えさせられたんですね。 # 終わりのあいさつ さて、今日も聞いていただきまして、本当にありがとうございました。 どうぞ、良い一日をお過ごしください。 もっと見る #葬送のフリーレン #人生を考える #無常に向き合う #安全・安心・安定・便利・豊か #肥大化する現在 禅僧と考える...日々の暮らしから人生までプレミアム放送配信中!00:101.初めのあいさつ03:442.「現在」を考えるとは04:513.肥大化する「豊かで安定した現在」への懐疑00:094.終わりのあいさつコメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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