TOPライフスタイルメンタル・心理学禅僧と考える...日々の暮らしから人生まで#350 令和6年一年を振り返って①12:21 2024年12月27日 354再生 問題を報告する 再生する シェアする 令和6年の年の瀬に、一年を振り返って考えます。凶悪な犯罪、社会不安が印象に残る一年でした...AI目次令和6年、社会不安の深刻化、その背景とは?若者による凶悪事件の増加、その原因を探る社会の規範『エートス』の崩壊、アノミーの危機情報化社会が加速する価値観の変化、その影響とは?失われた規範、これからの社会をどう生きるか?AI文字起こし(β版) # 初めのあいさつ おはようございます。 エリンジュの古川周玄です。 今日もどうぞよろしくお願いいたします。 # 社会不安が深刻になりつつ... 今日は1年を振り返ってということで、今年1年どんな印象が残っているのか少し振り返って考えたいと思います。 今年1年、特に気になったことは、いろんなことがあるんですけれども、脅迫事件というんですかね、とんでもない事件がいっぱい起きましたね。 若者が暴走するような感じですよね。ちょっと残酷な話、ちょっと今までなかったような、びっくりするような事件が多発していて、 特に闇はいとーなんて言われるようなものだとか、強盗みたいなことがどんどん起きるとか、犯人が捕まってみたら、こんな人があって、そんなことがたくさんありますよね。 そうすると、特に都市部では、感覚的に受け止める体感治安というのがずいぶん悪化しているというふうに感じられると思いますよね。 これが、ずっと今年1年と駆けつけている気がするんだけど、この後どうなるのかって。物価も上がっていますし、戦争、世界中では戦争がありますから、何か先行きの不安がありますよね。 こういう脅迫事犯事件が多発している、特に若者の脅迫事件が多発しているというのは、将来に向かってどんどん悪くなっていくような、そういう予感がするって、そんなことを思うんですよね。 こういうものに対してどうするかというと、例えば犯罪に対する原罰が進むとかって、それから社会政策的にいろいろ法律改正とかってことがあります。 必要なものについてはどんどんやらなきゃならないとは思いますけれども、忘れてはならないことは、例えば法律を厳しくするとかって、いろんな形で大きな視点から社会を整えていこうという感覚にどうしてもなりがちなんですけれども、 そういうマクロ的なやり方では、実は社会ってそれほど思うほど変わらないんですよね。あるいは良くはならないことが多い。副作用の方が大きかったりするんですね。 社会って言うのを成り立たしているのは、社会の中で生きている人々の人間がどんなことを感じて、どんなことを考えて生きていくかって。 これが正しいんだよ、これは間違ってるとか、これはかっこいい、これはみっともないとかって、そんなふうに人間が自分が生きていく上で、自分がどんな人間だって。 そういうふうに自分がどんな人間か、どうすることが素晴らしいことか、どうしてはいけないのかって。良いこと、悪いこと、素晴らしいこと、素晴らしくないこと。 そういうことを無意識に、あるいは本能的に、みんなが当たり前のように共有できるような感覚、それが社会を成り立てているわけでしょうね。 それを例えば法律で縛ったとしても、共感できなかったら、逃げなんて言うこと聞かないし、それからこれはあまり良いことではないと思うと同時に、日本社会の特徴なんだけれども、 法律性がどんどんという考え方よりも、むしろそうすることは当たり前っていう、それは自分たちが属している組織のものの考え方に自分を合わせていこうって。 まあよく同調圧力とか空気だって言うんだけど、それが良くも悪くも私たち日本人の生き方の根本にありますから、そういうのが実は行動したりするときの基本なんです。 そうするといくら社会的制度を変えようと思っても、人間その人の感じ方や考え方は簡単に変わらないですよね。 だから原発化を進めていったりして、なかなかそれは社会は変わらないし、むしろ原発化の方が先行しちゃって、人の人が感じるというところと合わないということもよく出てくるんですよね。 だから無駄だと言っているのではなくて、そうではなくて、社会を成り立たしているのは、人の人の人間が何を感じ、何を考えるか、そこで正しいとか間違っているとか、良いとか悪いとかそこがポイントです。 そこが大事だということですよね。だからその社会政策も大事だけど、それ以上に私たちが共通の感覚ですよね。 これはやっちゃいけないよねとか、これは素晴らしい人だよねとか、これは良いことだって、善悪、あるいは美種、美しい、醜い、そういったことをどう共有できるかって、そこが根本から崩れているんじゃないかというのがある程度心配なことですよね。 その社会を成り立たしている人の人の私たちが何を感じ、何を考えるかっていうのを、社会学の用語でエイトスと言いますよね。 エイトスが今、ガタガタしている、グラグラしているって、そんな風に思うんですね。 # 「アノミー」の問題 エイトスという言葉はもともとギリシャの言葉でしょうね。 アリソテレスがこのエイトスについての学問的な仕事を残しているんですけれども、 エイトスというのは私たちが日常生活、いろんな行動を自分たちの日常として繰り返すうちに、 だんだんだんだん性格が決まっていきますよね。 だからその日常習慣がその人の性格を決めていくわけだから、 そんな風にしてまずはその社会でみんながこういうことをするっていうのがあって、 そういうことを繰り返しやっているうちにだんだんだんだんその民族の、 その社会のいろんな人たちの性格が決まっていきます。 それをエイトスって言うんですよね。 だけどそれは個人単位の話なんだけれども、 100年くらい前にマックスウェーバーというドイツの社会学者が、 もっと大きな単位で考えて、国家とか社会ですよね。 私たちが生きる社会の私たちが心で何を感じるか、価値観とか信念とか、 こういう風に行動するんだという行動様式ですよね。 そういうものをエイトスって呼んでいるんです。 だから私たちが社会の中でどう生きているかというのは、 自分たちが持っているエイトスで表現されているわけですよ。 日本人だったら恥ずかしいとか、みっともないとか、世間体を気にする。 それもエイトスから見る一つの見方でもあるわけです。 ここで何が言いたいかというと、 私たちが例えば今世界が経済的に混乱をしていたり、 社会的に先行きは不安であったり、いろいろあるじゃないですか。 例えばつらかったり、寂しかったり、悲しかったり、 いかにいかになったときどう行動しますか。 社会の中で毎日生きているうちにどんどん追い詰められていったりとか、 仕事がつらかったりとかってあるじゃないですか。 そういうときどう感じ、どう行動するか。 これはエイトスの話ですよね。 自暴自棄になるときどうするのか。 これもちろん人の一人、感じ方、考え方、行動は違うけれども、 私たちが社会の中で生きているから、社会に影響を受けますよね。 かつてこういうエイトスというのは、 社会的にずっと作られているものだから、 大きな仕組みでできているものだから、 基本的には変わらないものと言われているんですよね。 その民族、その社会独特のものってなかなか変わらないって言われたんです。 県民性とか言うのもそうだし、国民性というのもそうだし、民族性というのもそうだって。 それは簡単に変わらないって言われているんですよね。 確かに大勢の人間が集まっている国家レベルの話で、 住んでいる人の生活が劇的に変わるとか、 性格、そういう特徴が変わるとか、なかなか考えられなかったじゃないですか。 だけど、情報化社会になったら、そうはいけないですよね。 世界とどんどん交流して、新しいものがどんどん入ってきて、 しかもその入ってくる新しいものが、ただ新しいだけじゃなくて、便利で豊かなったりするんですよね。 で、刺激的で面白くて、便利で豊かでって、 情報化社会でインターネットや、そういったものを通じてすごいものがいっぱい入ってくる。 ゲームとか、娯楽作品ですよね。 エンタメですよね。どんどん感じ方が変わってきますよ。 そうすると、かつてはほとんど変わらないって言われていたものが、だんだん変わりやすくなってきて、 しかも昔は、世代ギャップなんて言われていたものが、 世代どころか、10年、15年、20年ぐらいで変わっちゃうって。 そうすると、親子で価値観が共有できないって、どんどんどんどんですよね。 親子どころか、もう世代どころかも、10年で価値観が変わるって。 例えば最近だったら、コロナ以後で大きく変わりましたよね。 何がどう変わったかっていうのは、まだ計りきれてない。 この変わったものがどういう結果になるのかって、誰も分からないって。 その中で今こういう、いろんな社会不安が起きてるわけですよね。 だからやっぱり不安を感じるんですね。 忘れたくならないことは、そんな風に、かつては社会なんてそんなに変わらないと思っていたんです。 だけど、この情報社会でどれだけ大きく私たちが変わってしまっているのか。 我々のようにもう、年寄り世代っていうのは、長い時間あんまり変わらない世代が生きてるから、我々は変わらないんですよ。 でも、私たちの今の若い世代って、どんどんどんどん変わるのが当たり前。 しかも、私たちに比べて、円玉によって人格や考え方が受ける影響の大きさって、形変わり大きいんですよね。 だからそういう意味では、今どんどん社会が変わっている効力ある方が、私たちの頃のこと、つまり昭和世代の頃の感覚からでは分からないように社会が変わっていくんです。 で、怖いのは、善悪の価値観まで変わっちゃったらどうするんだろうかって。 道徳観や倫理観まで変わっちゃったらどうするのかって。 道徳や倫理が、もう規範がなくなっちゃって、これが正しいとかっていうのが、もう、多様な価値、多様な世界のいろんな善悪の価値観で価値観主義っていうのが入ってくるから、 どのような価値観があって、あるよって、受けるよってなってきたときに、これが正しいというのがなくなったらどうしたらいいのかって。 もっと怖いのは、道徳観や倫理観がなくなっても、これ格好悪いよねとか、これみっともないよねって、 美意識まで含めて人間の行動って、まともになろうとしたらするわけだけど、それまで変わっちゃうわけです。 こんな社会の変化は、実は日本だけじゃないですよね。 その一番大きな宝画が、マイケル・サンデルが、「実力の運の地」って本で書いてました。 メルトクラシーといって、能力主義というのが、いけないよってみんな教えてたのって、これアメリカが大きく変わるってことですよね。 かつて、日本の小室直樹っていう社会役者が、その大きく社会が変わってしまうときに、 何が正しいかとか、どう生きることが素晴らしいかっていう、ぜひ善悪や、人間の生きる上での信念とか、そういったもの、 そういうのが、ノモスって言うんだけど、ノモスがあんまりでも急に変わったり、あんまりでも劇的な変化のときに、 何をどう考えたらいいのか、考える軸が失われてしまう。 そういうのをアノビーって呼んだんですよね。 日本は戦後、敗戦を通じてアノビーになったって、アノビーの副作用が怖いぞっていうことを警告したんだけど、 それは、今また改めてその通りだなって。 それは、その、敗戦、終戦で変わって、その変化を受け入れる前に、今度は、日本だけじゃなくて世界ぐるみで、 情報化社会がやってきて、また新しく、落ち着く間もなく、また新しいアノビーが生まれてるって、 そのように思います。だから、いたずらに怖がることはないけれども、今年一年、特に犯罪傾向ですよね。 それは見てる時に、これはもうまたアノビー?アノビーが生きる上での柱とか軸みたいなもんですよね。 アノビーがまた深刻に頭をもたれてるんじゃないかなって、そんな感覚を持ちました。 # 終わりのあいさつ そうで、今日も長い時間お付き合い頂きまして、誠にありがとうございました。 どうぞ、良い一日をお過ごしください。 もっと見る #アリストテレス #倫理観 #令和6年 #道徳観 #マックス・ヴェーバー #一年を振り返って #ものの感じ方考え方 #エートス 禅僧と考える...日々の暮らしから人生までプレミアム放送配信中!00:101.初めのあいさつ04:472.社会不安が深刻になりつつ...07:163.「アノミー」の問題00:104.終わりのあいさつコメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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#658 修行に向かう人に:覚え書き 15分・10月14日・ 241再生AI目次修行の本質:損得を超えた覚悟とは「技の修業」と「人生の修行」の深い関係性修行現場の鉄則:明確な指示と沈黙の教え語られない「悟り」と個々の体験の価値本気の失敗が導く『自分に正直』な道
#657 本気で修行と向き合うために③~夢窓国師『夢中問答集』を読む(50)「無用心の用心」③ 16分・10月13日・ 203再生AI目次「無用心の用心」:意識を超えた心の深層意識に囚われぬ「無心」へのパラドックス無心に至る試行錯誤と覚悟の道のり「やってつき刀折れ」経験の重要性真の道へ:失敗リスクを恐れぬ本気の修行
#656 本気で修行と向き合うために②~夢窓国師『夢中問答集』を読む(50)「無用心の用心」② 14分・10月12日・ 261再生AI目次「無用心の用心」が示す修行の真理自己を縛る意識の限界と知覚極限の修行が生み出す「気づき」夢窓国師が説く「間違い」の瞬間「無用心の用心」に潜む矛盾と教訓