2026年4月
#064 『無門関』を読む...042:第14則 南泉斬猫
40:04
十四 南泉漸猫
南泉和尚、因(ちなみ) に東西の両堂、猫兒(みょうじ)を爭う。
泉、乃ち提起して云く、
大衆、道(い)ひ得ば、即ち救い得ん。道ひ得ずんば、即ち斬却(ざんきゃく)せん。
衆、對(たい)無し。
泉、遂に之を斬る。
晩に趙州外より歸る。泉、州に擧似(こじ)す。州、乃ち履(くつ)を脱ぎて頭上に安じて而して出づ。
泉云く、子、若し在(いまし)なば、即ち猫兒を救ひ得てん。
或る時、南泉和尚の道場で東堂と西堂の修行僧たちが猫のことで言い争っていた。
南泉和尚は猫を引っ捕らえて言われた、
お前たち、ズバリと一句言うことができるならばこの猫を助けてやろう。言うことができないならば、斬り捨ててしまうぞ。
修行僧たちに答える者はいなかった。
南泉和尚は、猫を斬り捨ててしまった。
晩になって弟子の趙州が帰ってきた。南泉和尚は趙州に経緯を話した。
趙州はサッと履き物を脱いで頭に載せてさっさと出て行ってしまった。
南泉和尚は言われた、お前さんがいてくれたならば、猫を救うことができたのだがな。
南泉和尚、因(ちなみ) に東西の両堂、猫兒(みょうじ)を爭う。
泉、乃ち提起して云く、
大衆、道(い)ひ得ば、即ち救い得ん。道ひ得ずんば、即ち斬却(ざんきゃく)せん。
衆、對(たい)無し。
泉、遂に之を斬る。
晩に趙州外より歸る。泉、州に擧似(こじ)す。州、乃ち履(くつ)を脱ぎて頭上に安じて而して出づ。
泉云く、子、若し在(いまし)なば、即ち猫兒を救ひ得てん。
或る時、南泉和尚の道場で東堂と西堂の修行僧たちが猫のことで言い争っていた。
南泉和尚は猫を引っ捕らえて言われた、
お前たち、ズバリと一句言うことができるならばこの猫を助けてやろう。言うことができないならば、斬り捨ててしまうぞ。
修行僧たちに答える者はいなかった。
南泉和尚は、猫を斬り捨ててしまった。
晩になって弟子の趙州が帰ってきた。南泉和尚は趙州に経緯を話した。
趙州はサッと履き物を脱いで頭に載せてさっさと出て行ってしまった。
南泉和尚は言われた、お前さんがいてくれたならば、猫を救うことができたのだがな。
禅僧と考える...日々の暮らしから人生まで
恵林寺 古川周賢
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