2026年5月
#067 『無門関』を読む...045:第15則 洞山三頓
39:59
十五 洞山三頓(さんとん)
雲門、因に洞山の參ずる次(つい)で、門、問うて曰く、
近離甚(いづ)れの處ぞ。
山云く、査渡(さと)。
門曰く、夏(げ)、甚れの處にか在る。
山云く、湖南の報慈(ほうず)。
門曰く、幾時(いつ)か彼(かしこ)を離る。
山云く、八月二十五。
門曰く、汝に三頓の棒を放(ゆる)す。
山、明日に至って却って上り、問訊す。
昨日和尚に三頓の棒を放すことを蒙る。知らず、過(とが)、甚麼(いずれ)の處にか在る。
門曰く、飯袋子(はんたいす)、江西湖南(こうぜいこなん)、便ち恁麼(いんも)にし去るか。
山、此に於いて大悟す。
洞山が修行中、雲門禅師の許を訪れた時、雲門禅師は問われた、
ここにやって来るまで、どこにいたのだ?
洞山は言った、査渡におりました。
雲門禅師は言われた、修行期間(夏)はどこで過ごしたのだ。
洞山は言った、湖南の報慈です。
雲門禅師は言われた、いつ、出立したのだ。
洞山は言った、八月二十五です。
雲門禅師は言われた、お前、棒で打ち据えるのだけは勘弁してやろう。
洞山は翌日、師のところにやって来て改まって問うた。
昨日は和尚から棒を喰らうことは勘弁していただきましたが、どこに過ちがあったのでしょうか?
雲門禅師は言われた、この穀潰しめ! 江西、湖南とうろうろほっつき歩いてどうするというのだ!
洞山はここで大悟した。
雲門、因に洞山の參ずる次(つい)で、門、問うて曰く、
近離甚(いづ)れの處ぞ。
山云く、査渡(さと)。
門曰く、夏(げ)、甚れの處にか在る。
山云く、湖南の報慈(ほうず)。
門曰く、幾時(いつ)か彼(かしこ)を離る。
山云く、八月二十五。
門曰く、汝に三頓の棒を放(ゆる)す。
山、明日に至って却って上り、問訊す。
昨日和尚に三頓の棒を放すことを蒙る。知らず、過(とが)、甚麼(いずれ)の處にか在る。
門曰く、飯袋子(はんたいす)、江西湖南(こうぜいこなん)、便ち恁麼(いんも)にし去るか。
山、此に於いて大悟す。
洞山が修行中、雲門禅師の許を訪れた時、雲門禅師は問われた、
ここにやって来るまで、どこにいたのだ?
洞山は言った、査渡におりました。
雲門禅師は言われた、修行期間(夏)はどこで過ごしたのだ。
洞山は言った、湖南の報慈です。
雲門禅師は言われた、いつ、出立したのだ。
洞山は言った、八月二十五です。
雲門禅師は言われた、お前、棒で打ち据えるのだけは勘弁してやろう。
洞山は翌日、師のところにやって来て改まって問うた。
昨日は和尚から棒を喰らうことは勘弁していただきましたが、どこに過ちがあったのでしょうか?
雲門禅師は言われた、この穀潰しめ! 江西、湖南とうろうろほっつき歩いてどうするというのだ!
洞山はここで大悟した。
禅僧と考える...日々の暮らしから人生まで
恵林寺 古川周賢
- 00:151.
初めのあいさつ
- 01:052.
雲門ちなみに洞山の参ずる次いで、門問うて曰く...
- 09:313.
一見当たり前のような遣り取りだけれど...
- 09:484.
問答の眼目は
- 09:555.
何が問題なのか
- 09:196.
この問答の落とし所は
- 00:097.
終わりのあいさつ
コメント
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