2026年5月
#068 『無門関』を読む...046:無門曰く(第15則)
43:00
無門曰く、
雲門、當時(そのかみ)便ち本分の草料を與えて、洞山をして別に生機(さんき)の一路あらしめば、家門をして寂寥を致さじ。
一夜是非海裏に在って著倒(じゃくとう)す。
直に天明を待って再來すれば、又他(かれ)の與(ため)に注破す。
洞山、直下に悟り去るも、未だ是れ性燥(しょうそう)ならず。
且く諸人に問う。洞山三頓の棒、喫すべきか、喫すべからざるか。
若し、喫すべしと道(い)わば、草木叢林、皆棒を喫すべし。
若し、喫すべからずと道わば、雲門、又、誑語(おうご)を成す。
者裏(しゃり)に向って明め得ば、方(まさ)に洞山と一口の氣を出さん。
わたくし無門が言おう、
雲門がこの時、本分である悟りの糧(本分の草料)を与えて洞山がさらなる活きた禅の働き(生機)を特別に切り開くようにしていれば、雲門宗は衰退することがなかったであろう。
一晩是非善悪に深くとらわれて行き詰まって(著倒)しまった。
夜明けを待って直ぐさま師のもとを再訪すると、師は弟子のために道を開いてやったのだ。
洞山は、即座に悟ったとはいっても、俊敏だとは言えない。
さあ、ここでお前さんたちに問おう、洞山は師の厳しい痛棒を受けるべきであったのか、受けるべきではなかったのか?
もし、痛棒を受けるべきであったと言うのであれば、草や木、森や林のすべてが痛棒を受けるべきなのだ。
もし、痛棒を受けるべきではなかったと言うならば、雲門は偽りを言ったことになる。
ここのところがはっきりと会得できるならば、洞山とピッタリと息を合わせる阿吽(あうん)の呼吸をわがものとするであろう。
雲門、當時(そのかみ)便ち本分の草料を與えて、洞山をして別に生機(さんき)の一路あらしめば、家門をして寂寥を致さじ。
一夜是非海裏に在って著倒(じゃくとう)す。
直に天明を待って再來すれば、又他(かれ)の與(ため)に注破す。
洞山、直下に悟り去るも、未だ是れ性燥(しょうそう)ならず。
且く諸人に問う。洞山三頓の棒、喫すべきか、喫すべからざるか。
若し、喫すべしと道(い)わば、草木叢林、皆棒を喫すべし。
若し、喫すべからずと道わば、雲門、又、誑語(おうご)を成す。
者裏(しゃり)に向って明め得ば、方(まさ)に洞山と一口の氣を出さん。
わたくし無門が言おう、
雲門がこの時、本分である悟りの糧(本分の草料)を与えて洞山がさらなる活きた禅の働き(生機)を特別に切り開くようにしていれば、雲門宗は衰退することがなかったであろう。
一晩是非善悪に深くとらわれて行き詰まって(著倒)しまった。
夜明けを待って直ぐさま師のもとを再訪すると、師は弟子のために道を開いてやったのだ。
洞山は、即座に悟ったとはいっても、俊敏だとは言えない。
さあ、ここでお前さんたちに問おう、洞山は師の厳しい痛棒を受けるべきであったのか、受けるべきではなかったのか?
もし、痛棒を受けるべきであったと言うのであれば、草や木、森や林のすべてが痛棒を受けるべきなのだ。
もし、痛棒を受けるべきではなかったと言うならば、雲門は偽りを言ったことになる。
ここのところがはっきりと会得できるならば、洞山とピッタリと息を合わせる阿吽(あうん)の呼吸をわがものとするであろう。
禅僧と考える...日々の暮らしから人生まで
恵林寺 古川周賢
- 00:141.
初めのあいさつ
- 01:102.
雲門、当時、すなわち本分の草料を与えて...
- 08:123.
この問答における問題提起は...
- 09:574.
眼目...「本分の草料」とは?
- 09:135.
眼目...汝に三頓の棒を放す
- 09:446.
眼目...三頓の棒喫すべきか喫すべからざるか
- 04:227.
要するに...
- 00:108.
終わりのあいさつ
コメント
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