2026年7月
#074 『無門関』を読む...052:無門曰く(第17則)
50:35
無門曰く、
國師三喚、舌頭(ぜっとう)地に墮つ。
侍者(じしゃ)三應(さんのう)、光に和して吐出(としゅつ)す。
國師年老い、心孤(こ)にして、牛頭(ごず)を按(あん)じて草を喫せしむ。
侍者、未だ肯(うけが)って承當(じょうとう)せず。
美食、飽人(ほうじん)の飡(さん)に中(あた)らず。
且らく道え、那裏(なり)か是れ、他(かれ)が辜負(こふ)の處ぞ。
國淨くして、才子貴(たっと)く、家富んで小兒(しょうに)嬌(おご)る。
わたくし無門が言おう、
国師は三度呼び掛けたが、そのために舌が地に落ちてしまった。
国師に随う侍者は三度これに答え、自分の光りを和らげて吐露した。
さすがの国師も年老いて心寂しかったのであろうか、牛の頭を押さえつけて無理やり草を食べさせようとした。
侍者はどうしてもそれを受け取ろうとはしなかった。
どれほど美味しそうなご馳走も、満腹の人に食べてもらうことはない。
さあ、言って見よ、到らなかった、というのはどこを指しているのか?
国が調って清らかならば才能優れたものが貴ばれ、家が豊かであれば子供たちの姿には品位が備わるものだ
國師三喚、舌頭(ぜっとう)地に墮つ。
侍者(じしゃ)三應(さんのう)、光に和して吐出(としゅつ)す。
國師年老い、心孤(こ)にして、牛頭(ごず)を按(あん)じて草を喫せしむ。
侍者、未だ肯(うけが)って承當(じょうとう)せず。
美食、飽人(ほうじん)の飡(さん)に中(あた)らず。
且らく道え、那裏(なり)か是れ、他(かれ)が辜負(こふ)の處ぞ。
國淨くして、才子貴(たっと)く、家富んで小兒(しょうに)嬌(おご)る。
わたくし無門が言おう、
国師は三度呼び掛けたが、そのために舌が地に落ちてしまった。
国師に随う侍者は三度これに答え、自分の光りを和らげて吐露した。
さすがの国師も年老いて心寂しかったのであろうか、牛の頭を押さえつけて無理やり草を食べさせようとした。
侍者はどうしてもそれを受け取ろうとはしなかった。
どれほど美味しそうなご馳走も、満腹の人に食べてもらうことはない。
さあ、言って見よ、到らなかった、というのはどこを指しているのか?
国が調って清らかならば才能優れたものが貴ばれ、家が豊かであれば子供たちの姿には品位が備わるものだ
禅僧と考える...日々の暮らしから人生まで
恵林寺 古川周賢
- 00:151.
初めのあいさつ
- 00:512.
国師三喚、舌頭地に落つ
- 09:323.
国師三喚を味わうには
- 09:584.
師弟関係の妙
- 09:595.
よくできた弟子
- 09:536.
問題の所在は...
- 10:007.
何が問題なのか...
- 00:098.
終わりのあいさつ
コメント
バックナンバーを購入するとコメント欄に参加することができます