TOPライフスタイル子育て発達の多様性を聴くラジオー悪くない暮らしをめざして。#128 改めて、専門家として知的障害について考えてみたー第2話10:06 2024年1月26日 469再生 問題を報告する 再生する シェアする 昨日の放送の続きです。noteでもまとめています。宜しければ合わせてご活用ください。noteはこちら↓https://note.com/koei_sasaki/n/nacdbb060adbdもっと読むAI目次IQだけで支援を判断することのリスク知能指数と生活の質の意外な関係とは?支援の必要性とIQはイコールではない適応行動の重要性とIQの適切な位置づけIQ以外の情報、そして今後の展望AI文字起こし(β版) # タイトルコール 発達の多様性を聞くラジオへようこそ。 このチャンネルは、子どもや大人の発達を専門にしている心理士が、 日々の子育てや生活に役立つヒントを共有するVoicyです。 # IQだけで支援の必要性の濃淡は決められない(昨日の放送もぜひチャプター欄から↓) みなさん、こんにちは。公認心理師の佐々木です。 普段は、発達障害の方々の支援を専門にしていたり、 デザインやアートの力を使って、 障害自社の方々の魅力をより社会に発信していったり、 いろんな形での社会参加、そうしたものを クロスチームという団体の皆さんと一緒に 考えたり、活動したりしています。 さて、今日は1月26日、金曜日ですね。 皆さま、いかがお過ごしでしょうか。 ちょっと最近はですね、すいません、 Voicyの収録の方の時間がかなり、 どんどんずれ込んできていて、なかなか朝に 更新できていないんですけれども、 すいません、また、たぶん明日ぐらいからはまた 朝に更新していけるんじゃないかなと思うんですけれども、 すいませんが、ご容赦いただけたらと思います。 昨日はですね、改めて知的障害について考えてみた 第1話ということで放送したんですけれども、 今回はその続きですね、 もう少し知的障害ということについて 話をしていきたいと思っています。 もしまだ聞いておられないという方がおられれば、 ぜひ昨日の放送を聞いていただける方が 今日の話に繋がりやすいかなと思うので、 昨日の放送の方は、このチャプター欄の方に URLを載せておきますから、そちらの方から ご確認ください。 昨日はですね、どんな話をしたかと言っても とは言っても、なかなか聞く時間がないという方も いらっしゃると思うんですけれども、 昨日はノートで記事にもしているんですけれども、 その記事の要約をチャットGPTにしてもらったんですね。 どんな要約だったかというと、書いた僕の記事ですね、 エッセイでは、知的障害に関する一般的なイメージや誤解、 診断基準の変遷、そして日本における状況が取り上げられ、 知的障害者の多様性とその支援に焦点が当てられています。 特に、IQだけで支援ニーズの全体像を正確に捉えるのに 不十分であるというリスクにも触れられています。 こんなふうにまとめてくださって、 自分の話した内容とか文章に随分すっきりしているし、 すごく端的にまとめてくださっていて、 本当にありがたいな、すごいなと思うんですけれども、 端的にまとめられることをかなり随分冗長に僕はしたんだなと思って、 ちょっと複雑ではあるんですが、 ただこれ続きがあってですね、 その後に最後もう一文加えてくれていて、 著者は知的障害者の多様性とその支援に焦点を当て、 文書の中でさらなる理解に向けた興味を引くような手法を用いています。 ようやくするだけじゃなくて、 僕のちょっと複雑だなと思う気持ちに対しても、 最後はちょっと褒めるような一文を入れてくれて、 すごくすごいなと思いながらようやくを見ていたんですけれども、 だいたいそんな話を昨日はしたんですね。 じゃあ今日はどんな話をするかというと、 さっきもあったようにIQだけを重視する、 それはなかなか不十分なんだ、それはリスクもあるんだというところで 話をしていこうと思うんですけれども、 じゃあIQ、知能指数と言われるものですけれども、 それを重視して何か問題があるのかと言われると、 まあまあ問題はあるんですよね。 例えばそもそもIQを測るというのは、 日常生活の中で誰もが経験するようなことじゃないんですよね。 むしろ知能検査を受けるとなった時にって、 何らかの困りごとがあるのでどこかにご相談に行かれて、 そこでお子さんのことをよりよく知るために、 目的で知能検査をしたりするわけです。 ですから個々に程度の差というのはあったとしても、 何らかの困りごととか、何らかの支援ニーズ、 支援の必要性があるという状態で受けているわけですよね。 ちなみに検査を受ける側にとってみれば、 IQがいくらですよというのは、 その数字というのは良くも悪くもインパクトがあるんですけれども、 IQがいくつだからといって何らかの困りごとが解決するわけじゃないので、 数字よりもっともっと知りたいことがあるわけですよね。 つまり、じゃあどうしたらいいの?とか、 数字はいいんだけども、どんなサポートが必要なんですか?とか、 これからどんなサポートを受けられるの? これにした情報のほうがこれからの生活を考えたときに ずっとずっと大事なわけですよね。 で、さっき話したみたいにどんなサポートがあるんだろう、 どんなサポートが受けられるの?ってなったときに、 IQによって実は受けられるサービスって違いがあるんですよね。 すいません。もちろんIQによって理解できる事柄と取り組める事柄に 濃淡というのは当然出てくるわけですね。 だけどもそれは支援の必要性の濃淡、支援の必要性の有無とか、 それとIQというのはイコールじゃないわけです。 ただ実際には前回の放送でも触れたみたいに、 領域手帳といわれるものの取得はほぼIQで決められる。 で、それ以外にも就学を含めたいろんな進路選択も 知能検査の結果を求められる事っていうのは決して稀じゃないわけですね。 あとは行政的なサービスでいくと特別児童扶養手当っていうのがあるんですけれども、 これ何かっていうと、何らかのサポートが必要なときに 1級と2級っていうのがあって、ちょっと年によって少し額が変わるんですけれども、 1級の場合はだいたい1人のお子さんにつき月額53700円、 2級の場合には1人のお子さんにつき月額35760円のお金が出るわけです。 これ普段の児童手当とか別に出るわけですから、 決して小さくないお金ですよね。 ただこの特別児童扶養手当っていうのも、 IQだけで判断されると思われていることもあったり、 窓口で知的障害がなきゃ取れませんよとかって言われたりする人もいるんですよね。 ただ実際にその基準を見ると、 1級は重度障害児、2級が中度障害児とかって書かれてたりするので、 重度知的障害とか中度の知的障害がないと取れないというふうに思われがちなんですが、 実際はそんなことはない。だけどまだまだそんなふうに誤解をされてたりするわけです。 ちなみに以前は特別支援学校になった時にも、 以前はこれは知的障害が中度、重度じゃないと難しいですよって言われていた時代もあるんですね。 今も現状には地域によってそういうところがあるんですけれども、 一応オフィシャルに出されているものだと、 IQの分類でいくと最重度、重度、中度知的障害に相当するって書かれていた記載っていうのは、 現在はそうした基準っていうのは廃止されているんですけれども、 そんなふうにIQだけで進路を決められていた、決めざるを得なかった、 そういった時代もあったりするわけです。 そうは言っても実際にはIQ高い方が生活しやすいんじゃないですかって、 こんな疑問を持つ方もいらっしゃったりするんですけれども、 ただ一概にそうとは言い切れないんですね。 何をもってそれぞれの方の生活を図っていくのかってのは難しいんですが、 一つ支援を目指す方向性としては、 それぞれの方の生活がより良い方向に行く、豊かになるとか、 生活の質がより良い方向に行く、これが大事だと思うんですけれども、 実はそれに関していろんな調査が昔からされていて、 例えば2006年、これは海外の調査ですけれども、 社会的サポート、これは生活の質に関連するんだけれども、 IQとか自閉症特性などの個人特性は実はそこまで生活の質には大きな関連ないんじゃないかという報告があったり、 日本でも2010年の報告だと、 生活の質というのは自閉症状の強さやIQと必ずしも関係ないと考えられるという報告があったり、 そして2019年には現在の生活の質というのは、 生活の質というのはフルIQですね。 それとPARS現在特典との相関認められなかった。 このPARS現在特典というのは現在の特性の強さみたいなことを表すんですけれども、 それぞれの報告、詳細はノットの方にそれぞれまとめているので、 気になればそちらを見ていただけたらと思うんですが、 要は共通しているのはIQとQOLにそんなに関係がないよということなんですよね。 なのでIQが高いイコール生活しやすいというわけじゃないし、 そもそもそれが通じるのであれば、 昨今は大人の発達障害ってすごく話題になったりしましたよね。 だけどこれは知的能力の困難は薄いんだけれども、 生活上の困りごとの大きい人たちがいますよというのが背景にあるから、 大人の発達障害ってわざわざキーワードとしても取り上げられたりするわけです。 その話をすると、結局何が大事なんだろうかということも疑問に思うかもしれないんですが、 現在の国際的な流れとしてはIQだけじゃなくて、 適応行動と言われるものも管理して考えていきましょうねという風になっていたりするわけです。 つまりIQだけじゃなくて、生活上における困難はどうなんだろう。 どんな支援が必要なんだろうか。 これをIQ以外の情報も含めて考えていきましょうねということになっているわけですね。 とはいえ、じゃあIQっていらないのかと言われると、 これまた別の問題で、IQも大事、そしてそれ以外の情報も大事であるということなんですね。 ここまでざっと昨日の続きとして、 そもそもIQを充実するとどんな問題があるんだろうかとか、 それによって受けられるサービスに違いがあるんだろうか、 あるいは高いほうがいいのかとか、IQは生活に関係があるのか、 そんなことについてお話をしてきました。 次回はじゃあIQ以外の情報が大事だと言うけど、 何が大事なんだろうかとか、知的障害によくある誤解、 そんなあたりについて取り上げていきたいなと思ったりもしています。 それでは今日の放送は以上になります。 いつも皆さん聞いていただいてありがとうございます。 もし放送いいねと思っていただければフォローしていただけたり、 いいねやコメントいただけるととても励みになりますのでありがたいなと思っています。 それではまた明日の放送でお会いしましょう。 ではまた。 もっと見る #多様性 #知的障害 #発達障害 #自閉症スペクトラム #小さな調整が大きな変化を 発達の多様性を聴くラジオー悪くない暮らしをめざして。プレミアム放送配信中!00:111.タイトルコール09:552.IQだけで支援の必要性の濃淡は決められない(昨日の放送もぜひチャプター欄から↓)https://voicy.jp/channel/4144/713482コメント感想・質問・応援メッセージを書こう ぴょんママ2024年1月26日私も息子がASDと診断された4歳の頃は知能指数と自閉特性の強弱の関係性は全くわかっていませんでした。IQが高いと理解できることはたくさんあるけど心の理論はからっきしわからないから友だちとうまくいかなかったり、想像力も弱いから突然の変更が受け入れられなかったりでも、周囲からは分かっている筈と思われて困ってしまったりします。先生のような理解ある支援者隣人が世間さまになってくれたらと思います。いつもありがとうございます。5返信
#1136 知的障害のある人の歯磨き研究から考えた、支援ツールの“その後” 16分・23時間前・ 530再生AI目次知的障害者の歯磨き研究から見えたこと便利な支援ツールの落とし穴とは支援ツール導入後の「その後」ツールが合わない時の考え方支援の真の目的とツールの役割
#1135 本人・きょうだい・家族、全体を考える|今週のハイライト 19分・一昨日・ 380再生AI目次目の前の情報だけで判断しない視点経験なき意思決定の難しさに迫る安易な決めつけを避ける家族の物語個人の尊厳を尊重する発信のあり方支援者として自己満足に陥らぬ姿勢
#1134 ライセンス井本さんの記事から考える、『人のことを語る』難しさ 13分・9月12日・ 602再生AI目次ライセンス井本氏記事から考える公表の意義親が子を語る、本人の同意の難しさ支援者が語る事例、匿名化の限界当事者の困難を笑い話にする危うさ支援現場のミスマッチ、両輪の解決策
#1133 ASDのある人の『仕事の力』と『採用される力』は同じ? 12分・9月11日・ 697再生AI目次ASDのある人の「仕事力」と「採用力」雇用と仕事スキル研究が示す現実面接では仕事の本質を見ているか超短時間雇用が変える採用の視点働く本質を見極める合理的配慮とは
#1131 その場面だけではなく、全体を見て。 7分・9月10日・ 669再生AI目次部分ではなく全体を見る支援の視点困った行動が繰り返されるメカニズム伝え方を教えるコミュニケーション戦略余裕のなさや強い不安を見抜く視点目の前の行動を理解する全体思考の重要性
#1130 きょうだいのことを、僕らはどこまで知っているのだろうか? 14分・9月9日・ 699再生AI目次障害のあるきょうだい経験の多様性支援における「決めつけ」の罠とは10代のきょうだい研究から見えたこと「障害中心」ではない新たな視点「兄弟児」という表現と支援のあり方
#1129 『選んでもらう』と『選べるようになる』は、同じではない。 23分・9月8日・ 744再生AI目次11月ネオカンファレンスの見どころGHAの先進事例に学ぶ選択の可能性「選ぶ」を阻む日本の居住支援課題本人のニーズと意思決定支援のあり方理想の支援を阻む人材・財源の壁
#1128 その経験のあとに、何が残るだろう。 14分・9月7日・ 615再生AI目次「やりたくない」に隠された本心「好き」ではない経験の価値とは経験の後に何が残るかを見極める熊本・ゆこりから得た気づき今村みな子先生の実践に学ぶ
#1127 「その人のために」の、その先。|今週のハイライト 17分・9月6日・ 455再生AI目次講演会での学びと支援の普遍性「できる」と「過ごしやすさ」の差異熊本の実践に学ぶ「目の前の親子」支援者が向き合う「力になれない時」リスナーと共に歩む支援の可能性
IQが高いと理解できることはたくさんあるけど心の理論はからっきしわからないから友だちとうまくいかなかったり、想像力も弱いから突然の変更が受け入れられなかったり
でも、周囲からは分かっている筈と思われて困ってしまったりします。
先生のような理解ある支援者隣人が世間さまになってくれたらと思います。
いつもありがとうございます。