TOPトーク専門家今井正司のココロが軽くなるラジオ#361 認知処理療法:背景と治療法41:15 3月24日 517再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次トラウマの根源へ:思考と感情の歪み短期集中!安心安全な認知の再構築セッションと宿題で変える心の習慣知っておくべきCPTの適用限界と留意点実証済みの効果:過去から自由になる道AI文字起こし(β版) # オープニング みなさんこんにちは。心理学者の今石障子です。 今日は3月24日火曜日の放送になります。 私はね、今日は在宅で仕事をしていて、合間にね、ちょっとあの放送を撮ってみようかなと思って、今スマホを握っております。 丹心府に先の大阪府は茨城市の天気は快晴ですね。 快晴だけど、なんかこの時期ね、あんまり快晴ですって喜んでお伝えできないのは、なんか花粉症でね、苦しんでる方結構いらっしゃるから。 僕も花粉症かなーって最近思うこともあるけどね、本当に花粉症って断言されてる方のようにこう、症状ひどくないから、 どうなんだろうって言って毎年モヤモヤするんだけど、晴れててもちょっと嫌だしね、雨降ってても嫌だし、難しい季節だなぁと思います。 そして今日の放送のテーマなんですが、臨時処理療法についてお話ししたいと思います。 つい最近の1個前の放送では複雑性トラウマの話をしたと思うんですが、そのトラウマの治療って本当にいろんな種類があって、 今すごい注目されている治療技法のこの臨時処理療法。 短期間で治療を行うというところがすごく特徴的な治療法なので、ちょっとこれをご紹介したいなというふうに思っております。 それではタイトルコールの後に本編の方入っていきたいと思います。 今日もよろしくお願いします。 # タイトルコール この放送は、イラスト版子どものマインドフルネス 自分に自信が持てる55のヒントや、教室の中の実行機能の著者 私、今井昭治が皆様の心を豊かにするような情報をお届けいたします。 # 認知処理療法の理論背景:意味の整理 はいそれでは早速認知処理療法についてお話ししたいと思います 認知処理療法はトラウマ治療によく使われる治療法になります 特に強いトラウマ体験を抱えてしまった方の心を整理して生活の中で 再び安心を取り戻すために用いられる心理療法のことです いっぱいありますからねそのうちの一つだと思っていただければと思います この名前が示す通り認知というのは物事の見方とか考え方なんですけど それを処理すること そのパターンとかねっていうものに焦点を当てています この放送ではまず理論的背景とかですね あとトラウマ自体に対する偏見とか誤解とかないようにトラウマと心の位置づけとかね そんなところも抑えつつ この認知処理療法に詳しくなっていただければなというふうに思っております まずトラウマっていう体験があると 皆さんどんなイメージですかね きっとテレビドラマとかね日常的にトラウマになっちゃうとか言うね 言葉の意味からすると 過去に起きた出来事が嫌なイメージとか記憶がすごく浮かんでくるとか 残るっていうような印象かもしれませんが 多くの場合はですね 体験した嫌なことがイメージとして浮かんでくるだけではなくて 自分は弱いとかね 誰も信頼できないって言った自己評価とか 生きている世界観とかね そういったものに強く影響してしまうんです なのでこういった認知の変化っていうものが PTSDとか複雑性トラウマの症状の根底にあるというふうに まずは思っていただけるといいかなと思います 認知処理療法はこうした不適切な思い込みを本当に丁寧に整理していって 現実に即した形で再評価していくことを目指します 例えばそうですね 何かの被害体験があると 結構多くの方がね 責任を自分に押し付けてしまう場合が多いです 自分が悪いんだと そういう考え方を安全に見直して 感情的な負荷を減らすことっていうのがこの認知処理療法ではできるんですよね この認知処理療法の理論的な基盤は何があるかっていうことなんですが これは私の放送なので 認知行動療法の一派として位置づけられるということは 想像いただけるんじゃないかなと思います 認知行動療法が重視するのは思考とか感情 行動 身体感覚の相互作用ですよね 認知処理療法では特にトラウマ体験から生じる 偏った認知パターン 偏ったって言葉も私はあまり好きじゃないですけど 私は自分を苦しめるようなっていう言い方をよくするんですが ここではちょっと わかりやすくイメージしていただくために たまに偏ったという言い方もしてしまうことがありますが そういった認知のパターンに注目していきます こういう極端に偏ってしまうような偏らざるを得ないような 見方 考え方っていうのは 在籍感とか恥とか怒りとか不信とか いろんな強い感情を伴ってきます そうするとやっぱり生活とか人間関係に大きな影響を及ぼしていますよね 認知処理療法はやっぱりその処理っていう言葉が表すように 認知科学の中でも情報処理理論というものに基づきます なのでトラウマの記憶 メモリーですね の神経学的な知見に基づいています トラウマはやっぱりね記憶として残るだけじゃなくて 先ほどちょっとご紹介したように 感情とか身体感覚と結びつきやすいので 思考の柔軟性を低下させてしまいますよね やっぱり疲れている時とか体が緊張している時って やっぱり本来の自分じゃない考え方してしまいますからね そういう思考の柔軟性を低下させるような 記憶感情身体感覚との結びつきというものも見ていきます なのでこれをやるためにはやっぱり安心安全な環境で カウンセリングすることが必要ですよね なので認知処理療法においては特にですね 過去の出来事を安全な文脈で再評価することっていうのが大事で これが回復への近道とされています 認知処理療法の目的と位置づけという意味では トラウマの治療って何かトラウマ記憶を思い出させるっていうようなところが クローズアップされるんですが 単にトラウマの記憶を思い出させることではありません 過去の出来事を現実的に整理して 生活に支障を与えるような思い込みやっぱりね あの あるんですよね あとは誤った 考え方 誤ったっていうのはね その人にとっては誤ってないんだけど なんて言うんだろうな そこまでね誰もあなたに危害を加えないよっていうところを知ってもらうって 意味でね そんなことないよという意味で誤ったっていう言葉を使っていますが そういった認知を修正するとかね もう一回捉え直すっていうところに手段点があります 結果としてね 恐怖とか罪悪感とか自己否定感がやばらいでいて そうすると人間関係とかね日常生活での機能が回復していきます 認知処理療法は短期集中型の治療としても知られていますが 通常12から16回のセッションで実施されることが多いです トラウマ記憶を安全に行いながら 扱いながら考え方や感情の整理を行うって結構ね 慎重に進めていきたいところなので 短期集中型といってもやっぱりね 12から16回ぐらいはかかります 段階的に進めていくことっていうのが重要になります それでは次のチャプターでは 実際の手続きについてご紹介したいと思います # 認知処理療法の実施手続 認知処理療法の実施手続きについてご紹介します。 安全に過去の体験と向き合うというのがテーマになっていきますが、 その基本構造からまずご紹介すると、 基本的にセッションと宿題の組み合わせで進行していきます。 セッションではクライアントさんが体験したトラウマやその影響について話していきます。 何度も繰り返しますが、安全な環境で考え方や感情の調整ということを行っていきます。 ホームワーク・宿題ではセッションで学んだ考え方や物の見方の整理の方法を日常生活に応用して、少しずつ思考の柔軟性を高めていくようなことを行います。 通常の構成は、前のチャプターとお伝えした通り12回から16回の短期集中型で、大体セッションは50分とか60分が目安になります。 治療者は進行役、同時に安全な環境を作る伴奏者としてクライアントさんを支えていきます。 ではセッションの進め方なんですが、最初の段階ではトラウマ体験を整理する前にクライアントさんが安心して話せる状態を確認します。 これは前回、安定化の概念に近くて心の安全を確保することが最優先です。 この放送の1個前の複雑性トラウマのところでもこの話がメインにされているので、よかったら聞いてみてください。 そしてこの安心とか安全が確保された状態で少しずつトラウマ体験に触れることができます。 リラックスして安心した環境でまた緊張が高まって大丈夫ですよっていうところじゃないと、なかなか語れないですよね。 クライアントさんが抱える考え方とか、自分を苦しめるような、ちょっと偏ってしまうような癖、 罪悪感、恥、恐怖、いろいろありますが、そういう強い感情に焦点を当てていきます。 カウンセラー、治療者はその思考や感情にラベルをつけていって整理していく手助けをします。 だから治療者が、これはこう、これはこうというわけじゃなくて、クライアントさんが自分の感情をちゃんと理解してラベルがつけられるように手助けしていくということです。 自分のせいじゃないとか、当時の状況で最善を尽くしたという視点をクライアントさん自身の言葉で確認できるように導くというのが大切になっていきます。 それでは少し内容に踏み込んでいきましょう。認知処理療法の核心部分になりますが、認知の再評価です。 クライアントさんが抱えている、私は無価値だ、みたいな、誰も信じられない、といった信念を現実的に検討し、柔軟な見方に導いていきます。 これは単なる頭の中の作業ではなくて、感情と結びついた思考というのを整理するプロセスになります。 クライアントさんは自分の考え方がトラウマによって偏ってしまっているということに気づいて、新しい視点というのを体験していきます。 慣れてくると、確かに昔はそう考えてたな、というふうに気づいていただけることが多いです。 ここで重要なのは、無理に感情を抑えたりとか、感情を否定したりしないことです。 むしろ感情を認識しながら、かつ思考の柔軟性を高めるということで、体験の意味を安全に再評価できるようになってきます。 だから、こういう感情がまず出てきたということを理解して認識して、 その上で、でもこれはこうだったよなって思えたら、 だんだんそういう感情が出てきても、安心して暮らせるようになっていくわけです。 それでは、今度は宿題の役割についてご紹介したいと思います。 冒頭でお話しした通り、認知処理療法では、セッションだけではなくて、 ホームワーク、宿題とも言いますが、取り組みも重要になってきます。 例えば、トラウマに関する思い込みを書き出して、その根拠を検討するといった課題も用いられることが多いです。 日常生活で自分の思考に気づいて、少しずつ修正していくことで、 セッションの学びというものを定着することができます。 ホームワークは、本当にそういうことを日常生活で実施するってすごく大変なことですから、 クライアントさんにとってもちょっと負担が大きいなというふうに感じることもあると思いますが、 そこはカウンセラーが頑張りすぎちゃう人もいますから、 一緒に話し合いながら無理のない範囲で進めることが大事になってきます。 治りかけてきたりすると、もうできそうだなって頑張りすぎちゃうことも多いですから、 そこはよくよく話し合っていきましょう。 焦らずクライアントさんのペースで取り組むことが回復への結果、近道になります。 こういうセッションとホームワークを繰り返し行っていく中で、 よくある課題と対応というのも出てくるわけですね。 やっぱり認知処理療法は思考の再評価を繰り返し行いますので、 感情の波がどうしても強くなることがあります。 罪悪感とか恥、怒り、悲しみ、いろんな感情が一時的に強くなるというのは自然な反応なんですよね。 治ってないということではないんです。 カウンセラーはこういう状態を避けるんじゃなくて、 むしろ安全な範囲で体験してもらって、 整理するということが重要になるということなんですよね。 あとはトラウマの内容があまりに重い場合や、 乖離が強く出る場合は進行を調整していきます。 認知処理療法は何度も何度もお伝えしますが、 安全な認知の再評価というものを目的にしているので、 無理にエクスポージャーすることを強行するというのは禁忌になります。 ではこのチャプターの締めとして重要なことは、 やっぱり安全な環境で進めることということだと思うんですね。 認知処理療法の効果を最大化するためには、 やっぱり治療環境の安全性というのが不可欠になります。 クライアントさんが安心して話せる場所とか、 信頼できるカウンセラーの存在が、 自分の思考と感情の整理を行う上では、 やっぱりすごく大切だし、それが支えになります。 安全が確保されることで、トラウマ体験を新しい文脈で捉え直すことができるし、 過去の出来事を現在から切り離して整理することが可能になるので、 やっぱりカウンセラーというのが安心・安全な人である。 またその環境を提供できる人であるということは、 すごく大事になっていきます。 それでは、チャプター3では、この辺りをもう少し深く掘り下げてみて、 認知処理療法の禁忌とか、課題についてのお話をしたいと思います。 # 認知処理療法の禁忌と課題 はい、ではこのチャプターでは認知処理療法の近畿と課題についてのお話になります。 やっぱりね、安全に治療を進めるためにどうしたらいいかということにつきちゃうんですが、 まずは認知処理療法を行う際の近畿について、今一度確認したいと思います。 認知処理療法は短期の集中型ですから、やっぱりこれが流行していくというのはわかるんですね。 しかも安全性が高い治療ですが、全てのケースで無条件に適応できるわけではないということをやっぱり抑えておく必要があります。 大前提としては、クライアントさんの心理的安全が確保されていない場合は、認知処理療法を開始すべきではないと思います。 例えばですね、強い自傷燃料とかね、自殺の危険性がある状態とか、 極端な乖離とか精神病症状が強い場合は、まず安全を確保するための支援とか安定化が優先されます。 あとは、薬物依存やアルコール依存の重度の場合も、やっぱり治療中に感情が暴走してしまうリスクがありますので、 まずは依存への対応を行う必要が出てきます。 そうですね、さらに言うとしたら、認知処理療法は認知の整理というものをやっぱり行っていきますので、 言語理解とかね、抽象的思考が十分でない場合には、効果がやっぱり得られにくいこともあります。 逆に、クライアントさんにフラストレーションを与えてしまう可能性がありますから、 発達段階とか、認知機能に著しい制限がある場合には、別の支援や補助的な方法を検討することが重要になっていきます。 次に治療上の課題についてですが、よくこの認知処理療法を進める上で見られる課題の一つとしては、 やっぱり感情の過剰反応なんですよね。 やっぱりトラウマ体験を整理する過程で、どうしてもね、 悲しみとか怒りとか罪悪感というのが 一時的に強くなることがあります。これは前のチャプターでもお話ししましたが、 自然な反応なんです。 ただ過度に強い場合は治療が中断されるリスクというものもあるということです。 カウンセラーは、こうした感情を無理に抑えるんじゃなくて、何度もお伝えしている通り、これをうまく体験してもらう。 だけど、安全なところで体験してもらうために、呼吸法とか、自分を安定化するスキルを活用しながら、 安全に処理できるようにサポートしていきます。 あとは認知処理療法では、ホームワークがすごく重要な役割を担います。 だけど、宿題に取り組めないとか、中途半端になってしまうことも結構あります。 これはクライアントさんの問題ではなく、トラウマのホームワークって難しいですよ。 その難しさとか、なかなか取り組めないということ自身も、カウンセリングの中に入ってきますからね。 だからクライアントさんが過去の体験に向き合うことに、不安を感じている証拠なんですよ。 だからその時は、焦らないでペース配分というのを調節することの方が大事になっていきます。 あとは、もう一つ課題があるとすれば、カウンセラーとの関係性の影響です。 認知処理療法は、認知を丁寧に整理するプロセスを伴いますから、 それを聞いているカウンセラーとの信頼関係は、本当に不可欠なんです。 不適切な態度とか、急ぎすぎた指導的な発言とか、強制的な曝露、エクスポージャーというのは、 クライアントさんに二次的なトラウマを生む可能性がありますから、やめましょう。 カウンセラーは常に、相手のペースと心理的安全を最優先に考えて、 支持的でかつ柔軟な関わりを持つ必要があります。 では、実際に安全性とか安心というのを、どうやったら高められるのかという工夫についてご紹介したいと思います。 認知処理療法の課題に対応していくためには、いくつかの工夫があります。 まずは、治療開始前に安全性の評価を行います。 必要に応じて、安定化とか、補助的支援の取り入れが必要になっていきます。 あとは、セッション中に強い感情が出た場合に、回復呼吸法とか、先ほどご紹介したような、 体と心を落ち着けるようなスキルを習得することも大事です。 あとは、宿題の影響ですね。宿題の課題点というのは、段階的に提示するということが一番重要で、 無理のない範囲で取り組めるように調整していきます。 必要に応じて、カウンセラーは日常生活での支援とか、対人関係でのトラブルとか、 もしあるんだったら、そういう相談も並行して行います。 そうすることで、クライアントさんが安心して治療に取り組めるということになりますから、 こういう環境を整えることも大事になっていきます。 それでは、このチャプターの最後に話そうとしていたのは、 認知処理療法の限界点。やっぱりこういう治療法を紹介するときには、私は必ず近畿とか工夫するところとか、 限界というところもお伝えしたいと思っているので、 最後に限界の部分をお伝えできればと思います。 認知処理療法、冒頭でお話しした通り、すごく人気が今出てきているのですが、もちろん万能ではありません。 特に複雑性トラウマや、すごい多重トラウマを抱える場合には、 短期的な認知処理療法だけでは、完全に回復するのはちょっと難しいなという場合もあります。 こういう場合には、安定化や他の心理療法、薬物療法などと組み合わせて治療することが推奨されています。 あとは、治療者の経験やスキルもかなり影響するのです。 だから、認知処理療法の正確な手順と臨床的判断というのが必要な治療法ですから、 経験豊富な専門家による丁寧なサポート、SVが不可欠になっていきます。 それでは次のチャプターでは、治療効果や実証的根拠みたいなお話ができればなというふうに思います。 # 認知処理療法の実証的効果 それではこのチャプターでは、認知処理療法の治療効果のお話についてお伝えできればなと思います。 まず、認知処理療法はPTSDや複雑性トラウマの症状の軽減に効果があるということは、多くの実証研究で示されています。 レシックという先生たちの研究では、2008年とか2017年とか、私の手元にある論文では、 この認知処理療法を外症後ストレス症状、抑鬱不安、罪悪感、恥、といった心理的負荷を大幅に軽減することが報告されています。 その効果というのは、治療が終わった時だけじゃなくて、その後も見ていくので、半年から1年後のフォローアップでも、その効果が持続するということも確認されています。 この治療のカウンセリングの過程では、クライアントさんは自分の思考パターンに気づいて、それを整理して、より柔軟で現実に沿った考え方を身につけていきますから、 こういうプロセスによって、過去のトラウマが日常生活に影響を与えてくるような度合いが減っていきます。 そうすると、対人関係や生活機能の改善が繋がり、期待できていきます。 やはり多くのクライアントさんは、治療が進むにつれて、罪悪感や自己否定感が和らいできます。 過去の体験を、自分の長い物語の一部として受け入れることができるようになっていきます。 それでは、この効果がある認知処理療法なんですが、臨床での活用例としてはどんなものがあるかということもご紹介したいと思います。 やはりポイントは、認知処理療法が短期集中型だということなんですよね。 なので、外来治療やデイケア、海外だと軍人や災害被災者への支援など、様々な場面で活用されています。 臨床現場では、まず安定化の段階を丁寧に行った上で、認知処理療法を導入するということは、いろんなところに活用されたとしても同じです。 長期の虐待経験や複雑性トラウマを抱える方に対しては、最初に感情調整や体の感覚の安定化を行います。 その後で認知の再評価を段階的に進めます。 あとは繰り返しになりますが、宿題や日常生活での練習を組み合わせることで、セッション内で学んだことを生活の中に落とし込むことが可能になっていきます。 認知処理療法は、個人だけじゃなくて、グループ形式での実施でもあります。 私はこのグループ形式についてはあまり詳しくないので、多くの言及を避けたいのですが、 同じように、自分と同じ体験を持つ人たちと安全に共有して、人の考え方、視点を参考にしながら認知の柔軟性を高めることが促されるのではないかと思っています。 あとは、グループの良いところは、孤立感というのがなくなっていくのですよね。 こんなひどい体験は自分が悪いから、自分一人で悩めばいいんだとなってしまうのですが、 グループの良いところは、他の人だって苦しんでいるんだ、自分だけじゃなかったんだとホッとできるし、 そういった意味で回復を加速させる効果があります。 あとは、治療効果を高めるポイント。さっきも工夫というところでお話ししているのですが、 何回も何回も大事なところですからお伝えしたいと思います。 認知処理療法の効果を最大化するのは、第一にこれも繰り返しになりますが、安全な環境、信頼できるカウンセラーとのつながり、存在です。 カウンセラーはクライアントさんのペースに合わせる、強制しない、支援的な関わりを持つことが大切になってきます。 宿題や日常生活での認知、考え方の整理を継続するということがポイントになりますので、 カウンセリングルームでの経験を、現実生活にどういうふうに活かせるかなという学びが定着するようなサポート、カウンセリングを心がけます。 これによって症状の軽減が持続していくわけですからね。 あとは、治療者、カウンセラーがクライアントさんの感情とか、思考の変化に注意深く対応するということが大事です。 過度のストレスや不安が出たときは、安定化のスキルを活用してサポートしていきます。 それでは最後に、認知処理療法の意義と回復への道についてお話しできたらなと思います。 冒頭のお話とリンクした方がいいと思うので、もう一回思い出していただきたいのは、認知処理療法は単に過去を思い出させる治療ではないということです。 心が安全な状態で過去の経験を整理して、自分の考え方や価値観を再構築するプロセスになります。 こういうプロセスによって、過去のトラウマが現在の生活を支配するような力を弱めて、自己肯定感や生活の質を回復させることが可能になります。 治療の過程の変化というのは、地道で派手なものではないのですが、 だからこそ、カウンセラーが小さな気づきや日常生活で少しずつ安心できる感覚ができているクライアントさんの気持ちを読み取ったり、 フィードバックすることで安心感が増えます。これが長期的な回復に繋がっていくのです。 認知処理療法は、クライアントさんが自分の心の中に新しい視点を育てていけるようなことが大事になりますし、 安全に過去の体験と向き合うようにサポートすることが大事になってきます。 非常に実証性の高い心理療法ですが、焦りは禁物です。マニュアル的に進めるのも禁物です。 患者さんの物語がどのように織り出しているか、過去の辛い体験が物語の一部になるようにサポートすることが大事になっていきます。 それでは、今日は認知処理療法の概略の部分をお話ししてきました。 全体像が少しでも理解できたと思っていただけたら幸いです。 理論と実践の結びつき、安全に心を取り戻すプロセスが見える形で示してくれる認知処理療法は、 トラウマを抱える方にとっては大きな希望になる治療法です。 この放送の再生回数やいいねの数が多かったら、もう少し深掘りして、認知処理療法の背景や 治療技法のもとの細かい部分や理論的な部分もご紹介したいと思っておりますので、 よかったらいいねで評価していただけたり、フォローしていただけると嬉しいです。 それでは最後にエンディングで少しお話をして終わりたいと思います。 # エンディング はいではではエンディングのコーナーになります 皆さんどうだったでしょうか認知処理療法ってね なんかこう 認知療法とかね認知行動療法と何が違うのっていうふうにね 思われる方もいるかもしれないけど結構ね やってることは発展系だなと そして何よりも安心安全をね重んじるところっていうのはまあすごくね トラウマの治療に用いられるってことわかりますね はい 今日はちょっとね在宅で仕事の合間に認知処理療法の話したいなと思って あの パッとねスマホ取って収録しましたけどこの後はですね 引き続き自宅で入学式のね大学の いろんな準備を私しなきゃいけなくて オリエンテーションとかねありますから大学にもね なのでそういう準備をしつつ自分のね 原稿とか 授業の授業もありますからね やっていきたいなと思っております まあでもちょっとね在宅で部屋にずっといるとねちょっと気になるというかあまり こう椅子がねなんか最近ちょっと壊れちゃったのかな 腰が痛くなったりとかするので カフェとかにね行くのもいいかななんて考えています 3月もね本当にもう終わりに近づいてきて4月に向けてね いろいろと皆さんも 慌ただしいと思いますけどね ぜひぜひこういう時にこそねあえてちょっと焦っちゃうんだけど あえて休みをね長めに取るっていうのがいいと思います 私もねなんかちょっと罪悪感にねかられながら こう休むっていうよりは もう思い切ってねちゃんとこの時間は休むために家に休むんだみたいだね あの決意を持って休み始めたらやっぱりね あの仕事の効率もそうなんだけど心に余裕ができますからね 慌ただしい中に罪悪感感抱えながら休んじゃうと逆にね物忘れしちゃったりパニックになっちゃったり しますから皆さんものんびり休んでくれればと思います はい ちょっとねボイシーの方もやっぱりね 4月に向けて頑張ろうという思いもありますし あとはノートね sns でこうブログみたいに書くような媒体があります ノートも引き続き頑張っていきたいと思っておりますので皆さん応援してくれたら 嬉しいです ちょっとね石をたまに打って止めるから変な音発音になっているかもしれません ちょっとご了承ください はいそれでは今日も皆さんの心が軽くなることを願っております また次回の放送でお会いしましょう もっと見る #カウンセリング #トラウマ #認知行動療法 #公認心理師 #PTSD #臨床心理学 #認知処理療法 今井正司のココロが軽くなるラジオプレミアム放送配信中!01:501.オープニング00:192.タイトルコール08:003.認知処理療法の理論背景:意味の整理09:234.認知処理療法の実施手続08:545.認知処理療法の禁忌と課題09:326.認知処理療法の実証的効果03:197.エンディングコメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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