TOPトーク専門家今井正司のココロが軽くなるラジオ#387 家族を支える認知行動療法 5-4:SPACEに学ぶ、子どもの力を信じる親支援 ⌘ 巻き込みを減らしたら子どもが激しく反発した40:36 8月14日 223再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次SPACE実践:子の反発に親がどう向き合うか子の反発:消去バースト以外の多角的解釈子の攻撃性への対処:安全確保とサポーター攻撃性と不安:別々に評価する重要性とはSPACEの有効性:解明途上のメカニズムAI文字起こし(β版) # オープニング みなさん心を軽くしてお過ごしでしょうか。心が軽くなるラジオパーソナリティの今井昭治です。 今日は8月14日の金曜日になります。はい、もうお盆休みまだまだ続いておりまして、 みなさんね、のんびりされているかと思います。 だからこの休み疲れみたいな形にならないように、適宜ね、リラックスする時間をとっていただけ たら嬉しいです。はい、ということで今日も 家族を支える認知行動療法5-4ということで、スペースのプログラムについてのお話になります。 スペースはお子さんが不安症だったり、脅迫症だったりと、今だと ASDの研究も進んでいますが、そういうお子さんの症状を親の行動を変えることで改善していく というようなプログラムになります。 このスペースも 私も勉強し直してですね、 文章で振り返ることもよくやるんですけど、 どっちかというと私はスライド、図として覚えることの方が頭に入りやすいので、 自分で特に何か発表しなきゃいけないとか、そういうことがあるわけじゃないんですけど、 なんかそういう講演会でも使えるような資料を自分で作るとすごく勉強になるんですね。 それをコツコツコツコツ作っていって、 デザイン的なものはさておいて、結構字を打ってこことここが繋がっているみたいにやったら、 ちょうど奇跡的に100枚になったんですね。 これもちろん、スペースの勉強だけやって100枚というよりは、 これ大学院生さんに教えるんだったら、こういうインテークの取り方も説明しないとなぁとかね、 ちょっと補足説明というか、認知行動療法を学んだことない人でも、なんかこうスペースが使えるというかですね。 認知行動療法を学びながら、スペースのプログラム実施までたどり着けるようなスライドが何かね、意図せず完成したので、 100枚だからこれ、どうなんだろう、6時間とかのね、講義とかかかりそうな感じがして、ちょっとどういう形でこれをアウトプットというかね、 皆さんにお届けできるような形にしようかっていうのを迷ってますけど、 まだまだね、ちょっとデザイン的、デザインというか見やすさの部分で工夫したいところがいっぱいあるので、 もしね、この放送のスペースのシリーズも含めて全部聞いていただけたらね、 こういう資料とかね、どこかで共有できる場を作りたいなぁと思いますので、 今日もよかったらね、放送する前からなんですけど、いいねとか押しといていただけると励みになりますので、よろしくお願いします。 はい、今日のスペースもですね、実際にどういうふうに始めるのっていうところを前回の放送でお伝えしましたが、今日はこのスペース、親がね、行動を変えると、 子供が今までいろいろ不安になった時に確認とかサポートしてくれてた親が、それがなんか今まで通りには答えてもらえなくなっているわけですよね。 アナウンスメントして、もうパパとママはそういうことをやらないことに決めてるからって。 そうするとだいたい予想がつくのが、子供がちょっとね、強く反発したり怒ったりすることが出てくるんですね。 今日はそのことについて詳しくお伝えしたいと思います。これはですね、 不安症の子だけではなくてですね、例えば何か物を買って欲しいと言って、結構ダダをこねてしまうような子とかね、 何々買ってくれなきゃ何々しないとかね、交渉を持ちかける子に関しても、使える考え方だったり、実践の方法だったりするので、 このあたりちょっとね、スペースも学んでいただきたいんですけど、そうじゃない部分でもね、 学びがきっとあると思いますので、ここを確かめていきたいと思います。それでは今日もよろしくお願いします。 # SPACEにおけるエスカレーション、攻撃的反応、安全性 はいではでは早速今日もね第4回目になりましたねまだまだねちょっと 第10回ぐらいまではね続く感じなのであの気楽にね 聞いていただければと思います大学の授業と違って試験とかもねありませんから もう気楽に聞いてください 今日は先ほどオープニングでお伝えした通りスペースを実施するつまりこう 巻き込みっていうのをね減らしていったら子供が反発したということがよく起きます なのでこのなんだろうエスカレーション攻撃反応とかいうようなところと後この安全性 あの親御さんにとってもお子さんにとってもやっぱ安全性って大事ですから このあたりについてお伝えしたいと思います 前回の放送のまあおさらいからちょっとさせていただきたいんですが 巻き込みっていうものを見つけてその中から具体的な行動を一つ選んで変更する こういうところをお話ししてきました 変更を突然始めるんじゃなくてあなたが怖いことはわかっているよ でもあなたはこの不安に対処する力があるということを信じているよっていうこの2つの ね メッセージしかも順番は子供のね苦痛を理解して共感する そして信頼するってこの流れがとっても重要ですよということをお伝えしたと思います 実際に親が行動を変えたらやっぱり子供はね そうなんだわかったって言ってくれるってことはあんまりないですよね なってやっぱり 自分の不安をね 解消してくれる人が減っちゃうわけだから ねだからそのあたりでなんでとかね前はやってくれたじゃんとかね お願いだからやってーって言ってね泣いちゃったりとか お母さんのせいで余計に不安になったとかねちょっと お母さんを揺さぶるようなことを言って強くね 反応することも出てくること結構ありますね だから泣く怒るとかね 要求がこうより過剰になっちゃってね消去バーストってことね 前回の放送でもお伝えしましたか そういうことが出てきますでもっとねこれが過激になってくると物を投げたりとか 親にね 暴言を吐いたりとか威嚇的な行動が出たりすることもあります まあスペースはこういう反応が起こり得ることをかなり現実的に捉えている点では 今までの cbt の音親支援プログラムとはちょっと違うなってあのね やっぱりそういうこと当たり前に起きるよという前提でプログラムが構成されています まあ不安をねあの減らしてくれた行動が親の音急になくなるわけですから これはやっぱりね子供にとっては脅威です でもこの子供の音 a 脅威をよくよくあの 冷静に見るために科学的に見るためにねもうちょっとここをお伝えしたいなと思うんです 例えば子供が脅迫症だとこれ汚れてないよねっていうふうに1日にね 50回も60回もこう確認するってことがあります で親が大丈夫だよって答えると不安が盛る このメカニズムはもうね4回の放送でお分かりいただいていると思うんですが これね本当に何十回何百回って繰り返したら あのその流れがねもできてますから で親がアナウンスメントしてね不安なの分かっているよということとこの確認にはもう 答えられないよってあのしたとします やっぱりね子供としてはこれまでそれで自分の不安をコントロールしてたような気持ちになって たから やっぱりねびっくりしますやって言われてもね だからそうは言われてもやっぱり確認しちゃうし なんだったらもっと強く確認するし 声をね大きくして泣いたり俺が入ってね叫ぶこともあると思います でこういった時に反応がねいつもの あの自分にとってホッとするような反応が得られなかったら ねえ予想通りの 行動が出なかったらさらに強い行動になるのを消去バーストっていう風にね あの呼びますっていう前回の方 すいません前回の放送であったと思います 消去バース ただあのスペース実施する上で特に小学者の心理師に多いんですけど こういうのを全部消去バーストっていうふうに呼んでしまうこと結構あるんですね 気をつけなきゃいけないのはこういう子供の反応を全部 消去バーストって呼ばないイスタンスが大事です ここはね結構慎重に扱った方がいいと思っています なので sv をねさせていただくときにはスペースの事例に限らずに 消去バーストって軽々しく言っちゃう前にちょっとその消去バーストかどうか 確かめてみませんかっていうところで私は結構扱っていきます だから子供の反応が強くなった時に 例えば親御さんにこれは消去バーストですとだけ説明してしまうとですね 大事な情報を落としてしまう可能性があります だから子供の不安症ってやっぱ当たり前ですけど本当に不安だから あの親に保証を求めたくなるんですよね 一緒についてきてくれるとか代わりにね先生に電話してくれるとかね そういうことだと思うんです だから本人にとっては安全を保証してくれているものが急に失われたわけですからね だから あの消去バーストっていうよりも 例えば純粋の不安反応かもしれないし あと親への怒りその消去バースト以前にその裏切られたみたいなね 怒りとしてそういうのが出ているかもしれない もっとこうね心理的に言うと見捨てられたみたいなね 解釈もあるかもしれないです こういう複数の機能と意味が混在しているから 例えばその見捨てられたっていうような気持ちがありそうな時って 消去バーストだからもうママとパパはそれはできないんだよっていうスタンスで 子供に関わるんじゃなくて あの辛いことは本当にねわかってるよ わかってるっていうところやっぱり共感のところをやっぱり重視しないと難しくなっちゃいますよね 親子の関係に日々入っちゃいますからね だから消去バーストだから無視してくださいとかねそういう対応はスペースのこの支持的 サポーティブな姿勢とはかなり違います 不安が強いほどね反応も強くなることはあります だから臨床では症状が重いほど家族による巻き込みも多いというデータも実は出ていて あのイニエスタ スプルベラっていうんですかねあのちょっと読み方が英語読みでいいのかどうかちょっと あれですがあの子供先生のですね 論文21年の論文なんですがやっぱり小児期青年期の不安と家族の巻き込みとの関連を メタ分析した時に親協定では両者に中程度の性の相関があった つまりこれ不安症状が強いほど 家族による巻き込みも多い傾向があるということがね一応こうデータでは出てるんですね まあでもこのデータとっても大事なんだけど まああの親御さんの経験とかね臨床的な経験でもこれ納得しやすいデータですよね だから子供の不安が強かったらそれはたくさんの音 巻き込みっていうのも出てくるよだろうなっていうのはまあすごく理解できます だからやっぱりその巻き込みを減らしたから怒ったっていうより それだけ親の行動かね 子供の不安調整システムの中で大きな役割を担ってたんだなっていうふうに 理解した方がいいかなと思います そうするとあの ここからはじゃあ実際にそういうふうな時に どういう親はね心構えと具体的などういう サポートが得られるかということについてねお話ししたいと思います # サポーターの力をかりる このチャプターでは子どもがアナウンスメントをしてしばらく巻き込み行動を親がしなくなった時に起こったら、どういう状態になってどういうふうにしたらいいか、その時の心構えも一緒に確認したいと思います。 だからまず子どもが起こったっていうのはとても前のチャプターまででわかっていただけたと思うんですが、 子どもがしばらくものすごく消去バーストの状態になって、怒っちゃう。もっともっと怒っちゃう。 そうするとやっぱりこういう支援とかに慣れていなかったり、もともとその怒りを見聞きする環境じゃないお母さんお父さんにとっては、 この子どもが激しく怒っているということだけでも何か胸がドキドキして耐えられなくなっちゃうということがあって、 こんなに子どもが怒るんだったらスペースちょっとやめようかっていう気持ちになっちゃうんですね。 でもこれさっきも言ったみたいに、子どもがそれだけ怒るほど親の行動が子どもの不安を調節することに関与しているってことだから、 これやめちゃっていいのかなって踏みとどまってほしいんですよね。 そうするとまた子どもが確にホッとするということをまた繰り返して子どもの症状も悪化していきますからね。 だから親が元の行動に戻ることが非常に強く強化されるのはすごくわかります。 しかも子ども側から見ても、やっぱり強く要求すれば最終的に親がやってくれるんだということが学習してしまう可能性がありますよね。 だからまたお父さんお母さん、やっぱりちょっとスペースじゃないにしても何かやろうってなった時にやっぱり同じ消去バーストみたいなものは起きますからね。 あの時もこれだけ怒ったりしたらやめてくれたからっていうことを学んでしまうわけですよね。 だからこのあたりは事前にかなり丁寧に説明しておく必要があります。 やっぱり親御さんが一度折れたら治療が失敗するわけではないんだけど、やっぱり親としても心の準備ができていないと本当にこの治療でいいのかなっていう不安になっちゃいますもんね。 ここで大事なのは、耐え抜くっていうことをすごくアピールするわけじゃないんです。お伝えするわけじゃないんです。 何があっても絶対に折れないでくださいなんていうことを話すのは、これは親を支援する人間として言わないでほしいんですね。 これ非常に危険です。しかもそういう言い方するとね。 スペースは親を我慢させるプログラムではないので、例えば物理的な攻撃とか、自傷とか互いとか、あとは家から飛び出ちゃうとか、危険なものなんか使うとか刃物使うとか、 深刻な破壊行動っていうようなものがあるときはまず安全性が最優先です。 スペースの他にも、今後クラフトとかいろんな家族支援のプログラムをご紹介するんですが、この安全性っていうのが家族支援ではまず最優先なんですね。 この不安への巻き込みを減らすことと、安全確保っていうのは別の問題になります。 なので危険な行動に対して消去バーストだから反応しないっていう対応をしてはいけないです。 この区別はすごい大事。治療原理を守るよりも、やっぱり安全を守るということを気にかけてほしいんですね。 そういう意味では、スペースは子どもの攻撃性を想定しているので、家族による巻き込みを減らす際に、子どもの威嚇的なまたは攻撃的な反応というのも出てきますよ、 っていうのをやっぱり共有するんですね。これはすごく大事なことだと思います。 これは他のペアトレでも、内容として載ってなくても行動分析がやっぱり主になってますから、この辺りはセラピストの力量でお伝えする方が多いんじゃないかなと思います。 具体的にはどういうふうにお伝えしたらいいかってことなんですね。 今言ったように、答えなかったら物を壊すとか、親を殴るとか、家族に脅しをかけるという反応が出た時には、怒ってから考えるんじゃなくてね。 まず今回ご紹介するのはサポーターというものを実車に作っていただいて、そのサポーター第三者に入ってもらって、そういった消去バーストのあまりに強いものに関しては安全を確保するために第三者に入ってもらうということをします。 このサポーターというのはスペースではすごく重要なプログラムの中の位置づけで、やっぱり家族だけで問題を抱え込まないための仕組みです。 サポーターに介入してもらう人、誰がいいのって言ったら、第三者って他人じゃなくてもいいです。例えば祖父母であってもいいし、おじおばでもいいし、親しいお父さんお母さんの友人でもいいし、学校関係者でもいいです。 そういう場合によっては、信頼できる大人の人に入れていただいてもいいんですが、家族の方針を理解して支えてくれる人をあらかじめ考えます。 サポーターの役割は、時間があるときには実際にお話しするのですが、子供を説得することではないんですね。 お父さんとお母さんの言うことを聞かなきゃダメじゃんとか、そういう圧力をかけることじゃなくて、むしろお父さんとお母さんがやっているアナウンスメントと同じです。 〇〇くんが大変なのはわかっているよって、それつらいよねって。でもお父さんお母さんが〇〇くんを助けようとして取り組んでいることも、おじさん知っているんだよっていう形で、家族が新しい対応を維持できるように支えることが重要になります。 だから、説得したり、なんていう子供だとか、そういうことじゃないんです。余計複雑になります。 じゃあ、なんで家族の他に人を入れるのかっていうところの意味は、やっぱり皆さんも知りたいと思うんですよね。 これは不安症というものが長期化すると、家族の中で子供対親という二者関係が結構固定化しやすくなるんですよね。 親が巻き込みを減らそうとする。子供が反発する。親が説得する。子供が怒る。親も怒る。 これはコアシブサイクルですよね。強制家庭みたいなものなんですが、不安の治療だったはずなのに、親子の権力闘争みたいな感じになっちゃうんですね。 これ、第三者がいることによって、これは親が意地悪しているという構図から少し離れることができるし、 親自身にとっても自分たちだけでこれをやらなきゃいけないのかという孤立感は減ります。 もちろん、私がスペースをやるときにはちょくちょくとご相談いただいたり、お子さんとも話すことが出てくることが多いんですね。 スペースって本当は子供には合わないんですけどね。行ってみたいというお子さんが途中で来たりするからね。頑張ってるねということと、 そういうときにはどうやって対処したらいいんだろうねという、子供の脅迫のCBTとか昔よくやってたので、 そういうお話もお子さん自身にしたりもしますけど。 カウンセラーが入るとまたちょっと種類が違ってくるので、第三者を入れるという意味はそういうところにあります。 このサポーター支援者はやっぱりね、もう一つ子供を責めないというのと親を責めないというのも大事です。 親が子供の強い反応に負けて以前の対応に戻っちゃった。 そのときにね、だから言ったでしょって、例えばカウンセラーとかサポーターが言うのは論外です。 そこまで強い反応が出ると、この対応が子供の不安を調整する役割として私たちいたんだな、 こんなに怒っちゃうほど私たちって関わってたんだなっていう理解が大事ですね。 その上で目標としてた行動とかターゲットが大きすぎたんじゃないかなとかね、 変更の幅がちょっと急ぎすぎたかなとか、準備十分だったかなとかね、 そういうことを考えていただくきっかけになると思います。 じゃあ次のチャプターも続いていってみたいと思います。 # 攻撃性と不安は別々に評価する はい、ではこのチャプターではですね、攻撃性と不安を別々に評価する必要があるということについてお伝えしたいと思います。 前のチャプターでは、親を責めないということで、やっぱ消去バーストが起きてね、ちょっと前のプログラムに戻りそうになっているという時には、 やっぱりね、ターゲットが、標的がそれで良かったのかとかね、急いでなかったのかとか、安全性十分だったとかね、準備ができていたとか、いろんなことを 再検討するということでチャプターを終えたと思うんですが、この支援、治療計画通りにいかなかった時に 患者さんとかね、家族の失敗として処理するんじゃなくて、仮説を修正するっていうスタンスが大事になります。 その仮説を修正するっていうスタンスは、科学的なスタンスですよね。 評価の仕方っていうのがポイントになります。 やっぱりあそこの過程はとか、そういうことじゃないんですね。 なので専門職の方に特に強調しておきたいのは、 不安症の子どもが激しく起こった時、 全ての不安症状のそれが一部だというふうに考えてはいけないということなんです。 不安に伴う苛立ちなのか、 巻き込みが得られないことによる要求行動なのか、 もともと外在化の問題があるのか、 発達特性が関与しているのか、 家庭内で別の相互パターンが形成されているのか、 今ちょっと頭で思い浮かんだのはこの5つぐらいなんですが、 それぞれ評定する必要があると思います。 実際にカブレラ先生、2023年の研究では、 児童期の不安の治療において、 若者の益刺激性、起こりやすさというのと、親による巻き込みというものの関連を検討しているんですね。 益刺激性、ちょっとしたことでカーッとなっちゃうお子さんでは、やっぱり家族による巻き込みが治療過程に重要な関与をするということが書かれています。 つまり、不安があるから起こるという一本の説明で済ませないことが大事で、 不安を下げるんじゃなくて、不安に耐えられるという新しい学習を作っていかなきゃいけないんですよね。 ここがすごく難しいところ、考え方があると思います。 家族による巻き込みが多い家庭では、 子供が不安になったら誰かに取り除いてもらわなきゃいけないという経験を繰り返している可能性がありますから、 スペースでは不安というのは起こるよと、 でも私はその不安に対処できるという経験に変えていかなきゃいけないということなんですね。 ここはCBTをやっている方々だと、暴露法の学習と共通していると思われると思います。 ただ、スペースでは子供に直接暴露課題を提示しているわけではないんですね。 こういう苦手な場面に行って、耐えましょうとかしているわけじゃないわけですよね。 親の行動を変えてですね。親が不安除去行動を減らしているから、 原理はちょっと似てるんですけど、子供にエクスポージャーしているわけじゃないということが大事です。 結果として、子供が不安を経験しながら生活する機会を取り戻していくということですね。 ここの点が、スペースの理論的に面白いところでもあるんですが、親も新しい学習を実はしてるんですね。子供だけじゃなくて。 だから新しい学習を、子供もね。お父さん、お母さんに行ってもアコモデーションをしてくれない。 それは自分の症状を治すためだというのと、親もね。 やっぱりね、こういうふうに先回りしていろいろやらなくても、この子は頑張っているんだなというところを見ることでね。 自分たちがアコモデーションしなくてもいいんだな、ということを学べるわけですね。 だって親の気持ちとしてはね、子供が不安になったらすぐ助けたいなぁと思うし、ましてや泣いている子供を見たら何とかしなきゃってね。 特にそういう経験を繰り返しているわけですよね。スペースを実施する親御さんにとってはね。 だけどやっぱり、親として全部それを取り除かなくていいよとかね。 子供が苦しんでいても、そばにいながら待つこともできるよとかね。 不安があることと危険というのは同じじゃないというね。 そういう新しい経験をします。私もね、本当にそうでした。 前回の放送でもお伝えした通り、自分の 長男がちょっと不安が強いなぁと思ったことがあって、それをきっかけでね、 もともと子供の脅迫とか、そういう子供の不安症というものに 研究もしてたので、その時にね、スペースっていうのを読んだんですが。 そう、これだから、今言ってたのはほぼほぼね、私の気持ちでもあるなってね。 今、自分で言いながら思いました。 親の不安調整行動の介入っていうのがやっぱりね、何度も言うんですけど、スペースの新しいところです。 ただ、そのメカニズムについてはですね、 まだちょっとですね、明確、完全にはわかってない部分もあります。 専門的な話として、大事なのね、一つ留歩しておきたいんですが、 スペースで子供の不安が改善するメカニズムというのは、完全に解明されているわけではないです。 代表的なね、無作為比較試験では、スペースによって家族による巻き込みが大きく減少して、子供の不安を改善したってことは、これはわかっています。 ただ、巻き込みが減ったから不安が改善したという媒介過程まではね、 どうだろう、私が知る限り完全に確立されているわけじゃないと思います。 一番新しい今年の26年の論文で、イーガン先生たちのスペースの系統的レビューでも、 12個の研究のレビューなんですが、多くの症状と家族による巻き込みの改善というのが、一応報告されていました。 研究の多くが、臨床と研究は一緒にしづらいところがあるので、 方法論的な個室がちょっと低かったりとか、長期的な効果については結果が一致していないという評価なんですね。 だからまだまだこれから積み上げていって、どの部分が効果を発揮しているのかというのは、研究していく必要があります。 だからスペースは親だけで子どもの不安を治せる魔法の治療ですという紹介は、私はちょっとしたくないんですが、 それでも現時点で非常に有望で、比較試験による指示もありますしね。 だからメカニズムの適用範囲とか、長期的効果についてはまだ必要だよって、これがフェアにご紹介する、今のスペースの位置づけかなというふうに思います。 はい、ということで今日はこの辺りにしておきましょうかね。 いろいろね、消去バーストっていうところの切り口からスタートしたんですが、でもポイントは消去バーストという言葉だけでね、 説明するのが適切じゃないよ。いろんな理由があるから、その機能を見ていきましょうということと、 あともう一つは親がね、そういう消去バーストみたいなものが起こった時に、一人で耐える、夫婦で耐えるだけじゃなくて、周囲のサポーターも活用しながら、 新しい対応を維持していくっていうところがね、ポイントになるよというお話になりました。 はい、ということで、次の放送は、ちょっとこのエビデンスの話をしようかなって、そのスペースって本当にCBTと同じぐらい、 効くのかっていうところについてのお話になります。 ぜひぜひ次の回も聞いていただければと思います。 それでは次のチャプターはエンディングのコーナーに行きたいと思います。 # エンディング はい、エンディングのコーナーです。 昨日の、前回の放送のエンディングでは、 読書会というものを開催しますよ、私の書いた2冊の本を元にして、 どっちか、教室の中の実行機能か、子供のマインドフルネスどっちかの本、 または両方という方も実はお申し込みいただいているんですが、 選んで、6時間本を一緒に読みながら、私がもちろん読みますけど、 読んで、こういう風に考えると分かりやすいですよとか、 こういう風に日常場面ではこの理論って出てきますよ、 こんな風に観察できますよとかね、 そういうちょっとざっくばらんな感じで、 気軽に学んでいただけるような読書会を企画しております。 今回もこのチャプターにチラシを添付しますので、 よかったら覗いてみてください。 各コース12人、もう本当にざっくばらんにやりたいので、 12人設定しております。 まだXとかそういうところには出していなくて、 私の支援団体エスプリっていうのをやってるんですけど、 エスプリの皆さんと、一番早くエスプリの皆さんにお届けして、 次はちょっとボイシーのリスナーさんにお届けしてるという状態です。 なので、明日土曜日だからね、 あんまり私のXとかボイシーって見聞きされないんですが、 でも明日それを一般に公開したいなという風に思ってますので、 どうだろう、すぐ埋まっちゃうってことはきっとないだろうけど、 でもそういうことを考えてると結構早く埋まっちゃった年とかもあるので、 一応お早めにということでお伝えさせていただきたいと思います。 夏休みっていうと、子どもは8月いっぱいだけど、 大人は結局夏休みってあるのかって言ったら、 このお盆の時だけですもんね。 さすがにお盆の時に研修会ってあることもありますけど、 やっぱりお盆は休んでほしいなっていう思いがあるので、 私の研修会とかサロンに入ってくださっている方って、 やっぱり学校の先生だったりカウンセラーさんだったり、 あと保護者の方、あと学生さんっていう感じなので、 よくよく考えたら8月に実施するよりは、 子育てされている方も多いし、学校始まったり、 いろいろ稼働した方がリズムがつかめるかなと思って、 9月に入ってからにしました。 なので涼しく、ちょっとだけ涼しくなってますよね、きっとね。 しかも夜の7時からの開催なので、 ちょっとゆったりして雑談っぽく学んでいただけたらなと思ってます。 はい、あれなんかね、いろいろ話したいことがあるなと思ったら、 またこの話に戻っちゃうので申し訳なかったですね。 私は最近ちょっと咳も出始めて、調子が悪い悪いと思ってて、 やっぱりね、家の中っていうか部屋の中にコン詰めてるからだなってね。 ウォーキングとかはするんですけど、その時だけ外に出てるって感じなので、 なんだろう、やっぱり私そんな多動な方ではないんだけど、 いろんなところにやっぱり行ってみたいとか、 ある程度の雑音がないとできない人間なのかなって、 最近またね、自分をアセスメントしてるので、 今日はちょっとカフェに行ってね、原稿を書いてみようかなーなんて思っています。 すごく仲良くさせてもらってる、同じ大学の全然違う分野の食文化の先生がいらっしゃって、 すごいね、面白い研究されてる。 あんまり言うと特定されちゃうからあれなんですけど、 本もたくさん書かれてる先生で、 このボーイシーでもね、1年くらい前かな、もっと前から話してたかもしれないけど、 本当に偶然にね、よくバス、行きも帰りもね、同じバスによく乗ってたりとかしてたんですけど、 この前とうとうね、カフェで、学校行く前にカフェっていうかパン屋さんかな、 いたら先生がいらっしゃって、 その先生言ってもね、面白い。私と会うとね、何かちっちゃいお菓子くれるんですよね。 私もお返しにいつもコーヒー豆とかね、フィナンシアが入ってるセットの袋に入ったものをポストに入れたりとかして、 お菓子交換とかね、たまに続いたりとかするんですけど、 その先生、やっぱりいろんなお店、おしゃれなお店、きっと知ってる先生なんだろうなと思って、 聞いてみたら、やっぱりね、茨城駅の近くで、あそこはいいですよとかね、 ちょっと仕事しやすいですよとかね、教えていただいたので最近。 やっぱりちょっと行ってみようかなーなんて思います。 やっぱりそういうところをね、いろんな駅、地下のところとかそういうところもね、 もっと開拓できるところはきっとあるでしょうから、行ってみようかなーって思います。 ぜひ、すいません。 皆さんもね、家族サービスで疲れちゃったーとか言ってね、 なりすぎないようにね、もちろん楽しくて疲れちゃうっていうのはそれでよくあることですから、 自分だけのね、時間、ミニタイムみたいなものを適宜とって、 お休みいただけたらなーっていうふうに思っております。 ぜひぜひ、心も体も軽やかにね、夏を乗り切っていただきたい。 一緒に乗り切りましょうっていう心境でいますので。 はい、ということで私は、なので今日は、 カフェで原稿をたくさん書くぞ!っていうのと、 ちょっとやっぱり夕方になったら温泉行こうかなーって思っております。 はい、皆さんも何か一つね、ホッとできる習慣つけていただけると嬉しいです。 それでは今日の放送はここまでにしたいと思います。 今日も皆様の心が軽くなることを願っております。 また次回の放送でお会いしましょう。ありがとうございました。 もっと見る #心理学 #育児 #家族 #カウンセリング #認知行動療法 #不安症 #強迫症 #ペアトレ #親支援 #SPACE 今井正司のココロが軽くなるラジオプレミアム放送配信中!04:391.オープニング09:072.SPACEにおけるエスカレーション、攻撃的反応、安全性09:573.サポーターの力をかりる09:524.攻撃性と不安は別々に評価する07:045.エンディングコメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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