TOPハウツー・学習旅行・地域藤本智士の「リスカバー ニッポン」旅と本「あらゆることはいま起こる」〔柴崎友香)「ネガティヴ・ケイパビリティ」(帚木蓬生)15:33 2024年5月27日 317再生 問題を報告する 再生する シェアする 柴崎友香さんの新著を読んで思ったことを。AI目次柴崎友香『あらゆることは今起こる』から得た気づきとは『ネガティヴ・ケイパビリティ』との意外な関連性旅と「答えの出ない事態に耐える力」不確実性を受け入れることの重要性とは旅、本、人からの学びAI文字起こし(β版) # 初めのあいさつ 藤本聡氏のディスカバー日本 地方旅する編集者藤本聡氏が旅の良いところを脱少しみなくシェアするラジオです。 今日はちょっとおすすめの本というか、 少し最近読んでとても感銘を受けた本の話をしたいなと思いました。聞いてください。 # 『あらゆることは今起こる』(柴崎友香)を読んで… 関西に戻ってきて、いろいろ原稿を書かなきゃなと思ったり、旅のあれこれを写真を整理したりとか、そんなことをしながら、今日午前中を過ごして、 日曜日なので、そんなに仕事モードになるのもなと思ったり、 また今日とっても良い天気で、すごい良い季節というか、風はちょっと強めだったんですけど、 僕が住んでいる町の宿側の川沿いのベンチに座りながら、ちょっと本でも読もうかなという感じで、 今日読んでいたのは、友人でもある柴崎智子さんという小説家の新著になります、「あらゆることは今起こる」というね。 これは小説家さんが書いた本ながら、小説ではなく、医学書院というね、割と医療系の書籍を出しているところから出てるんですけど、 柴崎さんがADHDの診断を受けて、そういうところで様々を自覚していったり、改めて思ったりしていることをエッセイで書いている本で、 冒頭本当にまだ3分の1も読んでないかなぐらいだったんですけど、めちゃくちゃ良い本で、いろんな気づきに溢れてたんですよ。 なので今日ご紹介するのは、この「あらゆることは今起こる」という柴崎智子さんの新著かなと思われると思うんですけど、実はそうではなくてですね、 僕いろいろとつんどくも多いので、結構いろいろ平行して本を読んだりするんですけど、 この柴崎さんの本を読みながら思い出した本、それがちょっとややこしいんですけど、 今日皆さんにお伝えしたいなぁと思った本です。 そのタイトルはネガティブケイパビリティー。難しいですね。 ネガティブケイパビリティー。答えの出ない事態に耐える力という本です。 これがね、母キギホウセイさん。 これまた名前も難しい。こういう苗字僕初めて出会ったかもしれません。 母キギホウセイさんという方でね、出版社朝日新聞出版から出ているんですけれども、 このネガティブケイパビリティー。答えの出ない事態に耐える力。まさにこのサブタイトルが象徴しています。 このネガティブケイパビリティーという言葉の意味。答えの出ない事態に耐える力。 一応冒頭にこのネガティブケイパビリティーとは何ぞやというのを一応言語化してくれているんですけれども、そこをちょっと読みますね。 ネガティブケイパビリティーとは、どうにも答えの出ない、どうにも対処しようのない事態に耐える能力を指します。 あるいは、請求に証明や理由を求めずに不確実さや不思議さ、会議の中にいることができる能力を意味します。 請求に証明や理由を求めずに、すなわち急いでね、証明やその理由を求めず、不確実さや不思議さ、会議の中にいることができる能力。 会議というのはもちろん打ち合わせみたいな会議じゃなくて、いわゆる会議的みたいな、ちょっと疑いの気持ちみたいな、そういう会議の中にいることができる能力を意味します。 この言葉、僕はとても大事だなと思いました。 早急にとか、請求に答えを出さない力みたいなことを、すぐに答えを求めない能力とでも言うんですかね。 これって結構ね、僕は旅の中で、とても重要だなと思いました。 もしくは旅をしていくことで、この力が身についていくみたいなことはあるんじゃないかなっていうふうに思ったんです。 なんでこのネガティブ・ケイパービリティっていう本のことをね、柴崎さんの新著で思い出したかというと、柴崎さん自身、小学生の頃から何か人とは違うなっていうようなことをずっと持ち続けて、どこか会議の中にいたまま生きてきたってことだと思うんですよ。 そのある種の得意性みたいな、何かが欠けている、何かがある種足りないみたいな、それがやっぱり特性であって、そういうことが小説家という世界の中で、しかも柴崎さんの各小説というかね、そこにまさに生きてきているんだなというか、 ある種のネガティブ・ケイパービリティみたいなものが強くあるからこそ、柴崎さんは言葉に向き合い小説家っていうことを続けてこれたんだろうなとか、小説家としてある意味成功しているというか評価されているんだろうなみたいなことをとても強く感じたので、なのでこのネガティブ・ケイパービリティ、答えの出ない自体に耐える力という本を思い出しました。 何かやっぱりですね、せっかちに事実とか理由を求めないみたいなことっていうのは常々僕の中で思っていることで、 例えば僕が旅の大切な要素の一つとして、何か目の前でネガティブなことが起こったとき、つまりはお店が閉まっているとか、楽しみにしていたのに雨で中止だとか、そういうことがたびたびたびには起こりますよね。 そういうのも付きものだと思います。 それを僕はある種全部伏線だからというふうなことで、ある種ポジティブ転換するようなことを言いましたけど、やっぱりね、それの意味って待つってことだと思うんですよ。 目の前に現れているその事象に対して、早急にその答えとか判断を下さないっていうことだと思うんですね、言い換えれば。 なので、ある意味このネガティブケイパビリティ、この早急に答えとか理由を求めない、ある種の不確実性みたいなものをそのまま受け止めるみたいなことの力と直結しているんじゃないかなというふうに思いました。 僕は安易に答えを出すというのが、とても自分の性格には合わないというか、フィットしないんですよ。 でも時に人は早急に答えを求めたくなるという気持ちはもちろんよくわかるし、僕自身にもそういう気持ちとか要素があることは大いに認めます。 自分だってそういう時はあるんですよ。早く答えが知りたいとかね。 だからこそその待つ力みたいなものがすごい大事なんじゃないかなというふうに思っています。 待つというのはそのままでいるというか、その状態のままいる力だから、まさにそれはネガティブケイパビリティなんじゃないかなというふうに思います。 逆に言うとね、やっぱり今の政治とか、本当に中央の政治家の皆さん、政治家全般ですね、地方の皆さんもそう。 本当にいろんなことがひどいなと思う。これははっきり言ってもう訳がわからない。 なんでそういうことになるのかとか、何が一体正しいんだろうとか、もうまさに本当に取り尽くすべもない事象に満ち溢れているわけですよね。 だからってね、ただただそれを耐える力ということではなく、ちょっともうちょっとしゃべります。 # 『ネガティヴ・ケイパビリティ』(帚木蓬生)を思い出した話 本当に僕たちは今、耐えつつもゆっくり考えていかなきゃいけない。 短絡的に物事を理解しないとか、そういう力をめちゃくちゃ求められている気がしています。 やっぱり僕らはゆっくりとじっくりと、なんで今こんな世の中になっているのか、どういう流れで今こうあるのかみたいなことを、ちゃんと考えなきゃいけないよなっていうふうに思うんですよ。 だから変わらなきゃいけないとか、そういうね、やっぱり向き合うというかね、そこがすごい重要な時代だなっていうふうに思っています。 またね、こういう話はすごいゆっくりしてみたいなと思うんですけど、 ちょっとこう旅の文脈に戻していくと、やっぱりね、旅っていろんなよくわからないものに出会うんですよ。文化が違うから。 方言とかもね、やっぱりそうじゃないですか。言葉もやっぱりそうだし、食べ物なんかもそうだし、いろんな文化がやっぱり違っているので、それをね、やっぱり思い知らされるんですよ。 いかに自分が自分のものさしで生きているかとかね、そこで短絡的な判断をしたり、自分の少ない知識の中だけでそれを判断してしまうと、相手側の思いを傷つけてしまうとか、 そういう相互理解にならないみたいなことがやっぱり旅にはあるので、旅っていうのはやっぱりちょっとわからないものをわからないままじっと見る、じっと耐える、じっと聞くみたいなことをやっていかざるを得ない状況ってすごくあるので、 なのでこのネガティブケイパビリティというものが本当に僕は大切な時代だなと思うだけに、それを育んでいくっていう意味でも旅っていうのはとても重要な価値を持っているんじゃないか、意味があるんじゃないかっていうふうに思いました。 あんまり難しい話をたくさんすると、いっぱいいっぱいになっちゃうと思うので、これぐらいにしとこうかなと思いますけど、ネガティブケイパビリティというこの本、朝日宣書から出てるんですけど、平行して読んでるんで、こっちもまだ僕は半分ぐらいかな、読んで。 でも読書ってこういう読み方でも全然いいんですよ。なんかしばさきさんの本を読んで、あの本って思い出してまた引っ張り出してくるみたいなね。 とてもおすすめです。もちろんね、しばさきさんのあらゆることは今起こる、もうとてもいい本ですね。3分の1ぐらいだけどまだ。 ぜひ読んでみてくれたらなと思います。旅と本と人っていうのが、やっぱりね、新たな気づきをくれる、学びをくれる、もう最大の3要素なんですよ。これはもう間違いなく。 これはいろんな人が言ってると思います。だから僕は人のこと、そして本のことを、旅のことを語るようにこれからも語っていこうかなというふうに思います。 今日はネガティブケイパビリティという本の紹介でした。 # 終わりのあいさつ そう思えば、わかりやすい旅の本や気候文などではなくても、旅の気づきを与えてくれる本や読書は一つの旅なので、 物語とかもまさにそうですよね。本当に小説とかも、やっぱりその自分の知らない世界を旅するような、旅先での出会いに、知らない町に行くようなものと、やっぱり本当によく似ている。 なので本の話とかも積極的にやっていきたいなというふうに、今日話しながら改めて思いました。 ということで皆さん、チャンネルのフォロー、コメントよろしければ、SNSでのシェアもよろしくお願いします。 藤本聡のリスカバー日本でした。 もっと見る #ネガティヴ・ケイパビリティ #柴崎友香 #あらゆることは今起こる 藤本智士の「リスカバー ニッポン」藤本智士(日本を旅する編集者/Re:S)00:221.初めのあいさつ10:002.『あらゆることは今起こる』(柴崎友香)を読んで…https://amzn.to/3Vd1Xfo04:143.『ネガティヴ・ケイパビリティ』(帚木蓬生)を思い出した話https://amzn.to/3Vd1IRw00:574.終わりのあいさつコメント感想・質問・応援メッセージを書こう yukarich2024年7月6日旅と本と人が気づきをくれる、そうだよなぁと思いました。以前から読もう読もうと思っていた『ネガティブ・ケイパビリティ』、放送きっかけで買えました。映画『閉鎖病院』を観ていたので馴染みのある作家さんでした。ぼちぼち読んでいこうと思います。来週B&Bさんで柴崎さんの書籍刊行記念イベントがあるのも気になっています。1返信 藤本智士(日本を旅する編集者/Re:S)2024年7月6日本を買うきっかけになって嬉しいー。柴崎さんのイベントいいなぁ。 yukarich2024年7月6日https://peatix.com/event/4015486リアルタイム配信、見逃し視聴もあるようです。ご参考まで。1
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以前から読もう読もうと思っていた『ネガティブ・ケイパビリティ』、放送きっかけで買えました。映画『閉鎖病院』を観ていたので馴染みのある作家さんでした。ぼちぼち読んでいこうと思います。
来週B&Bさんで柴崎さんの書籍刊行記念イベントがあるのも気になっています。
リアルタイム配信、見逃し視聴もあるようです。ご参考まで。