TOPハウツー・学習旅行・地域藤本智士の「リスカバー ニッポン」松山編「伊丹十三記念館へ」16:50 2024年4月8日 288再生 問題を報告する 再生する シェアする 僕が大好きな伊丹十三さん、そして松山市にある伊丹十三記念館の話をしたいと思います。AI目次伊丹十三記念館の魅力に迫る知られざる伊丹十三の素顔とは「アルデンテ」の語源とその逸話絶品十三饅頭の美味しさの秘密松山観光の新たな魅力を発見AI文字起こし(β版) # 初めのあいさつ 藤本聡氏のディスカバー日本 地方の旅を続ける編集者藤本聡氏が旅のいいところを出し惜しみなくシェアするラジオです。 そろそろ愛媛の旅も終わりにしようかなと思っておりますが、 今日は再び松山市のある施設のお話をしたいと思います。聞いてください。 # 伊丹十三記念館 松山の旅というか愛媛の旅、一旦最後にという感じだと思いますけれども、お話ししようと思っているのが、「痛み重蔵記念館」です。 痛み重蔵記念館というか、痛み重蔵をご存知ですかね。 僕はこの痛み重蔵さんが好きなんですよね。好きだという方もたくさんいらっしゃると思うんですけど、 僕今回、30歳になったばかりの後輩の編集者の子と一緒に痛み重蔵記念館に行ったんですけども、 彼女はね、やっぱり痛み重蔵を知らなかったですね。30歳とか20代とかになってくると、みんな痛み重蔵さんのことを知らないんだなあっていう驚きと、 それと共にですね、もうその子に関してはその痛み重蔵をその痛み重蔵記念館を通して、ゼロから知るわけじゃないですか。 めちゃくちゃ羨ましいなと思いましたね。 その20代30代前半の若いうちに痛み重蔵さんという人を今の時代で知ると、 どんな風なのかなあっていうのが、とても気になりました。 なぜこの痛み重蔵さんの記念館がこの松山にあるかと言いますとですね、 お父さんのね、あのふるさとなんですよね。 お父さんが亡くなられたことを機に、お父さんの地元であるその松山に引っ越してきたと。 そこから高校の卒業後かな、に上京するまで松山に痛み重蔵さんはいらっしゃったんですよ。 そもそもちょっと痛み重蔵さんのね、あのことを少し話すと、 やっぱ晩年はやっぱり映画監督として有名じゃないですかね。皆さんご存知なんじゃないでしょうか。 タンポポ、マルサの女とかね。 スーパーの女とか色々ありましたよね。 映画監督として、とても高い評価を受けた監督であると同時に、そもそも俳優さんでもあるんですよ。 僕やっぱ好きなのは、松田佑作さんの家族ゲームですね。 そこにおける痛み重蔵さんはすごく印象に残っています。 俳優さんとしての痛み重蔵っていうのは、僕のような世代でもなかなかこう色々ね、 触れる機会があるかというとあんまりなかったんですけど、どっちかというと映画監督。 やっぱり僕は映画から入ったかな。 映画から入って、その後エッセイストとして、文筆家としての痛み重蔵さんを知り、 もうそれがかっこいいんですよ。 要はね、僕も今やというか、辞書だったりとかそういうところでも、ある意味で対応したりすることもあるんですけど、 口語体というね、要は話しかけるように書く。 本を読みながら、著者から喋りかけられているかのように書いてくれているそういう文章。 そういうのってね、昔やっぱりなかったそうです。 痛み重蔵さんのスタイルとして広まったと言ってもいいんじゃないでしょうか。 だから本当にね、痛み重蔵さんはもういろんな顔があるんですよ。 で、商業デザイナーとしてデザインのお仕事をされていたこともあるし、 でもある意味やっぱりイラストレーターでもあるとか、イラストもすごく上手だし、 あとね、テレビディレクターというか番組を作ったりとか、あとCMの制作、 そういうこともとにかくマルチ。 あとやっぱりね、僕がとても好きなのは、エッセイとかから入っていったんですけど、 料理好きなんですよ。もはやもう料理家、料理人と言ってもいいぐらい料理が得意。 なども痛みさんの特徴というかね、なんじゃないでしょうか。 いやーもうだから料理通でもあるし、文章もすごいし、もうなんだかね、 もう才能の塊というか、センスの塊みたいな感じで、 羨ましい限りですよ、本当に。 あのすごい有名なのがね、 あれなんだっけ、女たちよっていうエッセイだったと思うんですけど、 その中に、 スパゲッティの美味しい召し上がり方っていうエッセイがあるんですよ。 これね、ちょっと朗読していいですかね。少し話すと、 まず私が声を台にして言いたいのは、スパゲッティはうどんではないということだな。 そもそも粉からして違うのだ。 うどんは中力粉で作られるが、スパゲッティはもっと不質の多い高質の小麦粉で作られる。 したがって、うどんの特質がやわいということであるとするなら、スパゲッティの特質は硬い。 と、まあ極端に言えばそういうことになるわけですね。 だからスパゲッティをうでる時には決してうですぎてはならない。 日本のレストランで食べるスパゲッティはほとんど例外なくうですぎてふわふわになってしまっているが、 ふわふわのスパゲッティはこれはもうスパゲッティとは言えないのであります。 そしてですね、この後、イタリー人はスパゲッティの理想のゆで加減をアルデンテという言葉で表現する。 アルデンテとはハニーということであって、つまりスパゲッティをゆでながらゆで加減を見るために一本取り出して前歯で噛んでみる。 というように、これすごい有名なエッセイで、これなんで有名かというと、このアルデンテっていう今や誰もが聞いたことがある言葉をおそらく世間一般に日本人に広めたのは、この痛み重蔵さんなんですよ。 もうこれだけでもなんかちょっとワクワクしませんか。 好きですね。 今ゆでるという表現をうでるって呼んだんですけど、それはねー うという風にゆでるじゃなくて、うという風に読み仮名が振ってあるんですよ。 そういう独特のルビーの打ち方とか漢字の表現とかも僕はすごい好きで、そういうところの細やかなこだわりみたいなものも、 僕はすごい文筆家としてとても影響を受けています。 そんな痛み重蔵さんの記念館が松山にありまして、松山駅からとか、わりと市街地の大海道とかのあたりからだと、 バスとか使うといけるんじゃないでしょうか。僕は車で友人に送ってもらったんですけども、バスとかでも行けるはずです。 いや本当にね、俳優さんやられただけもあってね、もうそもそももう男前だし。 考え方とか文章とかもとにかくかっこいい。本当に大好き。改めてなんか惚れ惚れしました。 そこでね、痛み重蔵記念館ガイドブックっていうのがあって、それすごいいいんですよ。あの文庫サイズのぶっとい本でですね。 これをお土産代わりに買って帰るっていうのもいいんじゃないでしょうか。 普通に本屋では流通してないので、そういうのいいですよね。お土産として本を買うっていう。 僕沖縄とか行くと、お土産として本を買うことあるんですよ。やっぱり沖縄だけで流通している沖縄の出版社ってすごい頑張ってらっしゃるので。 割とね、そんな感じで。だから最近はあの木の先とかでもね、本と温泉というプロジェクトがあって、その木の先温泉に行かないと買えない本っていうのがあったりするんで。 本の作り手としたそういうのもやっぱ嬉しいなというかいいなぁと思ったりします。もう少しだけしゃべります。 # 十三饅頭 あとぜひね、僕、いたみじゅうぞう記念館で買ってほしいなと思うのが、 じゅうぞうまんじゅう。 じゅうぞうまんじゅうがね、おいしい。おいしいんですよ、これ。 いわゆるしろあん系の卵あんというか、シンプルなおまんじゅうなんですけど、 まずサイズがほどよくて、僕、大きいまんじゅうとか苦手なんで食べきれないやつね。 非常に上品でいいなと思います。 確かだから、これもいたみじゅうぞうさんの奥さん宮本信子さんという女優さんでね、 いたみじゅうぞう監督作品の主演とかでよく出てくるんですよ。 アマちゃんのね、のんちゃんのおばあちゃん役か、とかで若い人は知ってるかもしれないですけど、 アマちゃんももはやだいぶ前ですもんね。 まあまあでもそんな宮本信子さんが監修とかしてたんじゃないかな。 このじゅうぞうまんじゅう、まんじゅうの上にね、じゅうぞうって書いてるだけなんですよ。 そういう野球が押されてるだけ。 あのよくあるでしょ、いろんなところで、もうただただその野球を押すみたいな。 そういうのって基本、なんかね、あんまりというかね、そんなに心躍らないと思うんですけど、 このじゅうぞうまんじゅうだけはめちゃめちゃ心躍るんです。 じゅうぞうっていうのも、何かの絵に書いてるいたみじゅうぞうさんのサインのその文字を、 そのまま野球にして押されてるんですけど、 これあの関西人はじゅうそうというね、じゅうさんと書いてじゅうそうという駅があるので、 阪急電車の駅があるんですけども、そっちをね、思い浮かべる人が多いからじゅうそうのお土産なんじゃないかと思う関西人はね、 多いかもしれないですけど、じゅうぞうです。じゅうぞうまんじゅう。 ちなみにそれで思い出しましたけど、 あの、いたみじゅうぞうってもともと、あの、俳優になった時に、 いたみいちぞうだったんですよ。じゅうじゃなくていち。 このいちぞうっていうのはね、これまた僕が大好きな小林一蔵という阪急電鉄の創業者。 この小林一蔵の話はいつかまたしたいですね、あらためて。 小林一蔵は阪急の創設者であり、東宝とかね、そういうこう日本のエンターテイメントのね、 重要な人物でもあるわけです。 で、そのまさに小林一蔵からとってですね、 そうそう、いたみじゅうぞうのお父さんはね、 いたみまんさくという映画監督なんですよ。 だから、そうそう、本名はいたみじゃないんですよ。 あの、いたみじゅうぞうさんは。 あの、池内と、本名で池内よしひろというのが名前なんですよ。 なんですけども、芸名の時にお父さんがいたみまんさくだから、 苗字はいたみ、そして一蔵の方は小林一蔵からとったと。 で、それが今度ね、その一蔵だったのが、 その数年後に本人がね、いたみじゅうぞうさん本人が マイナスをプラスに変えるっていう意味で、十に変えたらしいんですよ。 こういうのもなんかね、粋じゃないですか、すごいね。 なんかこういうね、粋なエピソードでこのいたみじゅうぞうさんはあふれている。 ほんとに。 いやー、なのでそのね、ほんとセンスというか粋というかね、 それを感じられる美しいまんじゅうです。 美しいまんじゅうです。 この十蔵まんじゅうを作っているのは一六本舗、一六タルトが有名なところですね。 前々回ぐらいに話しましたけど、僕、 愛知のね、カステラであんを巻いたタルトの食べ比べの会をしましたけど、 一六本舗がなんでこんなに有名なのか、 一六タルトがわりと愛媛のタルトといえばって出てくるのかっていうと、 これね、いたみじゅうぞうさんと一六本舗の社長がすごい交流があって、 で、結構ね、地元の人たちでは有名らしいんですけど、 一六タルトのコマーシャルを作ったり、本人も出てたそうです。 それでね、一六タルトがそんなにメジャーになった。 ひいてはタルトそのものが愛媛の名家として有名になったということなんじゃないでしょうか。 ということで、今日はいたみじゅうぞう記念館、そして十蔵まんじゅうの話をしました。 # 終わりのあいさつ 愛媛の旅、充実でしたね。本当に。 大津の話とか松山の話、そして今治とかね、いくつかの街をたどるような数日間になりましたけれども、どうでしたでしょうか。 ぜひね、松山行ってみてほしいです。 愛媛本当に豊かなところなのでね、道後温泉とかね、まだまだ喋れてないところもいっぱいありますし、 僕もまた訪れる機会があれば、新しい何かスポットを見つけたり、美味しいものを見つけるたびに、またここでも話そうかなというふうに思っております。 ということで、チャンネルのフォロー、コメントをよろしければ、SNSでのシェアもお願いします。 藤本聡之のリスカバー日本でした。 もっと見る #旅 #伊丹十三 #松山市 #伊丹十三記念館 藤本智士の「リスカバー ニッポン」藤本智士(日本を旅する編集者/Re:S)00:271.初めのあいさつ09:592.伊丹十三記念館https://itami-kinenkan.jp/05:283.十三饅頭00:574.終わりのあいさつコメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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