TOPハウツー・学習歴史十二単着付け師の【にちにち気づきだより】第336話 衣紋道の世界9〜【現代儀礼における役割】09:51 2025年11月2日 37再生 問題を報告する 再生する シェアする 衣紋道は、博物館の中に飾られている過去の遺産ではありません。今もなお、日本の最も大切な儀式の中で、静かに、しかし確かに息づいている、生きた伝統です。AI目次現代儀礼における衣紋道の役割とは七五三に見る民族衣装の美しい流れ皇室の儀式における衣紋道の重要性加冠の儀に見る成長の証と装束変化結婚の儀における宮廷婚礼の美しさAI文字起こし(β版) # チャプター 1 おはようございます。佐藤美奈子です。今日もお聞きくださりありがとうございます。 このチャンネルでは日本の文化や伝統に息づく心の在り方を日々の暮らしに優しく重ねてお届けしています。 難しい作法ではなく、ふっと心が解ける瞬間を通して、あなたの奥ゆかしい魅力をさらに引き出していきます。 さて今日のテーマは第9話目となりました、 現代儀礼における役割。ちょっと難しいタイトルですけれども、 いろんな行事ありますよね。私たちの民間の行事というものももちろんあります。 今ちょうど七五三シーズンでしょうか。 かわいい少族を着たお子様たち、お母様もきれいにお着物をお召しになって、中にはお父さんもお着物をお召しになる方もチラッと先日拝見しました。 いい流れだなというふうに思います。なかなか着物とかそういう民族衣装を着る機会がないですけれども、 そういう行事に合わせて節目として日本の中に生きているということを幸せに思いながら、 神様にこれからの成長を願う七五三という儀式をきちんとやろうと思ってくださる家々が多いなということがとても嬉しいことだなと思って、 すごく微笑ましく見ていました。 このシリーズでお話ししているこの絵文堂の世界、絵文堂というのは例えば博物館にあるもの、 いろんなものが飾られていますよね。 昔の少族であったり、昔の歴代の天皇がお召しになったものであったりとか、 そういうものを飾っているところもあります。 けれども実際にそれをまとって儀式は今も行われています。 過去の遺産ではないということです。 日本の最も大切な儀式の中で、静かですけれども本当にこう 縮々とというか淡々とというか、 本当に息づいている、生きた伝説とも言えると思うんですよね。 このお話の中では、現代にも生きている絵文堂の姿というものを見ていきたいと思います。 絵文堂というものが最も発揮されると言うでしょうかね、 注目される、またはそれがないとなかなか進まない、 そういう力を発揮するものは、現代の皇室で行われている大切な儀式の場面です。 例えば即位の礼、お聞きになったこともあると思います。 なぜかというと、令和になってまだ数年ですけれども、 平成から令和になったときに即位の礼という本当に美しい大そかな儀式がありました。 これは天皇陛下が即位される儀式で、 陛下は功露禅の御法という陛下しかお召しになれない特別な所属をお召しになります。 これは天皇だけに許された色、功露禅と文様があるということ、それが施されている所属を着て、 日本の歴史と伝統の象徴であるその所属を着て行う礼です。 そして皇后陛下は格式の高い、皇后陛下だけの十二単をお召しになります。 そして大きいもので、先日秋篠宮家の陛下人、晋納殿下が行った生年の儀、生年式とも言われますが、 皇族の男性が成人されるときに加官の儀という儀式が行われます。 これは冠を加える冠と書いて加官ですけれども、 冠を授かるということは大人になった証拠です。 これは本当に平安の時代も行われていたものです。 源氏物語などには、光源氏が加官の儀を行った場面も出てきます。 この時の所属は脇、いわゆる着物だったら脇縫いというのが繋がっていますけれども、 最初は子供の所属、いわゆる活動しやすい所属にしているため、脇が縫われていないんですね。 それを脇が縫われている大人用の所属、いわゆる側体の縫い液、包液とも言いますが、縫う脇と書きます。 この所属に着替えることで、大人への仲間入りを示すという儀式です。 そして結婚の儀。 後属の方々が結婚される時にもエモンドーは大切な大きな役割を果たしています。 この場合は男性の後属のもとへ女性の方、 例えば民間の方もお上がりになることもあると思いますが、そういう場面には側体と住人への姿になりますけれども、 例えば宮家の方が一般の方とご結婚なさって後席を離脱するという流れの場合には住人へはまといません。 この場合には小内貴と霧馬鎌の姿、または小内貴という所属に長馬鎌を用いて、男性の方は洋装で良いという組み合わせになります。 本当にこの結婚の儀、千年の時を超えて宮廷の婚礼の美しさというのが今でも受け継がれるわけです。 ですから今現実を考えると、被災人様がおいくつでご結婚なさるか、そこはとても注目したいですし、楽しみでもあるわけです。 これらの儀式で江門堂はただ衣装というものを提供しているのではないということです。 それは皇室の歴史が途切れることなく続いていることを目の当たりにすること、目に見える形で示すということ、大切な役割を担っているのが江門堂が関わっているということになります。 歴史に定められた正しい所属をまとうということ、それはこの瞬間その時その時にこの伝統が確かに受け継がれているんだということを力強く物語っている、それが儀式ですね。 例えば公式の儀式だけではなくて、江門堂というものはもっともっと私たちの身近な場所でも見ることができます。 例えば伊勢神宮の様々な儀式であったり、あとは京都の葵祭りですとか、有象ある神社のいわゆる祭祀ですね。 そういう時には神職の方々が衣冠という所属をお召しになったり、束帯といった清掃で儀式に臨まれています。 葵祭りなんかでは本当に歴史的な所属を着て練り歩いて、その裏側で江門者である方々が奉仕をなさっています。 一般の人が結婚式で十二単を着ることもありますし、とても人気です。 人生の大切な節目に十二単の優雅な美しさ、そういうものに触れたいという花嫁様がお衣装をお選びになって、 その十二単で装束を着て神前でいわゆる結婚式ができるところというのは限られていると思いますけれども、 東京都内でも何箇所かあって、そこで従事なさっている方も私どもの関係のある方が多いです。 皇室という日本の文化の中心で輝くものがこの所属であり、江門堂ですね。 神社や祭祀、個人の結婚式でもその美しさを分かち合うのが江門堂です。 宮廷装束の持つ特別な力というものをより多くの人々が体験できるようにしてくれる文化の架け橋のような存在でもあると私も実感しています。 花嫁さんが十二単をまとっているときって本当に美しい打ち掛けもよろしいですけれども、また十二単もいいものですね。 お近くでご婚礼を考えている方がいらっしゃったら、ぜひ十二単へはどうというふうに声をかけていただくと私もとても嬉しいです。 それではまたごきげんよう。 もっと見る #伝統文化 #伝統行事 #十二単 #儀礼 #衣紋道 #十二単体験 #衣紋道東京道場 十二単着付け師の【にちにち気づきだより】さとうみなこ09:511.チャプター 1コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
第634話 【算賀】四十で長寿を祝った時代 9分・5時間前・ 24再生AI目次平安の敬老の日「算賀」とは驚き!40歳を祝う長寿の宴10年ごとに重ねる人生の節目自らの成長を確かめる秘訣現代にも活きる平安人の知恵
第633話 【キノコ狩り】松茸の値段は山と人の距離 7分・昨日・ 39再生AI目次平安貴族も嗜んだ松茸の魅力松茸が身近だった時代の理由松茸の値段が語る人と山との距離「遠くなったもの」が示す現代の課題失われゆく技術を身近にするには
第632話 秋の【襲色目】半歩先の季節を着る 7分・一昨日・ 45再生AI目次平安の美学「襲色目」色の重なり季節を「半歩先」に着る意味とは顧客の無意識を掴むプロの視点「察する力」が示す絶妙な距離感千年前から現代へ繋がる「半歩」
第631話 【恋教え鳥】鶺鴒から教わったこと 7分・9月12日・ 54再生AI目次「恋教え鳥」鶺鴒の意外なルーツ国生みの神も小鳥に教えを乞う知らぬを恥じず学び続ける心構え教える側が一番学ぶという発見分からないを分かるに教わる意味とは
第630話 【秋の七草】目立たないものを七つ数える 7分・9月11日・ 54再生AI目次秋の七草とは?春の七草との違い万葉の花人・山上憶良が選んだ七草目立たぬ野花に宿る日本の美意識日常で「美しさ」を見つける重要性役に立たぬものから始まる文化の贅沢
第629話 【割に合わない】とわかっていても【やる】 7分・9月10日・ 70再生AI目次古代から現代へ続く栗との長い付き合い平安貴族を魅了した甘味料「甘面」の秘密「割に合わない」から生まれる甘さの価値日常のひと手間がもたらす豊かな食卓気づかれなくても「やる」ことの真の意義
第628話 【重陽】そして「扇」を仕舞う日 8分・9月9日・ 50再生AI目次重陽の朝に綿で顔を拭う美の習慣五節句から消えた重陽の節句の背景夏扇を納める九月九日の伝統と意味物事に「終わり」を決める平安人の哲学美しい終わりが次への始まりを彩る
第627話 【重陽の前夜】手がかかることが「祈り」の中身 8分・9月8日・ 60再生AI目次重陽前夜、菊に真綿をかぶせる意味長寿不老を願うキセワタの習わし紫式部が詠んだキセワタの歌「手がかかること」が祈りである理由静かで確実な仕事を生む支度とは
第626話 【白露】消えるからこそ光っている 7分・9月7日・ 61再生AI目次白露に秘められた平安人の感情なぜ露は歌に詠まれ続けるのか「消えるからこそ光る」の真髄十二単体験が残す「写せ身」儚いものだからこそ一番美しい
第625話 【音楽は身近なもの】聴く側ではなく鳴らす側にいた平安人 6分・9月6日・ 59再生AI目次平安貴族の必須科目「管弦」音楽は聴くものにあらず?教養として演奏する意味「見る」と「やる」の決定的な違い現代が失った「鳴らす」体験