TOPハウツー・学習歴史十二単着付け師の【にちにち気づきだより】第363話 人生には「寒仕込み」の期間が必要です。10:20 2025年12月5日 60再生 問題を報告する 再生する シェアする 病気で寝込んでいる時間、スランプで動けない時間。 それは「何もしていない無駄な時間」ではなく、人生を美味しくするための「寒仕込み」の期間なのかもしれません。 AI目次停滞を熟成期間と捉える発想冬ごもりの植物に学ぶ生命の根日本文化に息づく「寒仕込み」の極意人生の「寒仕込み」期間をどう過ごすか七十二候が示す冬の熟成エネルギーAI文字起こし(β版) # 熟成期間だと思うようにした話 おはようございます。佐藤美奈子です。今日もお聞きくださりありがとうございます。 このチャンネルでは、日本の文化や伝統に息づく心の在り方を、日々の暮らしに優しく重ねてお届けしています。 難しい作法ではなく、ふっと心が解ける瞬間を通して、あなたの奥ゆかしい魅力をさらに引き出していきます。 いろいろなインフルエンザ等で休んでいる間、すっかり窓の外の景色を見ていなかったんですけれども、 久々に職場から帰ったりするときに、こんなに木々が紅葉しているんだと、すっかり冬めいて、 昨日、今日は寒い東京ですけれども、本当にブルブルっとした感じで、ああ、もう12月なんだという感じです。 11月は本当に寝てばっかりだったような記憶しかないですね。 さて、今日のテーマは、立ち止まってしまっている時間、立ち止まる時間というのは、停滞ではなくて熟成ですというお話をしたいと思います。 しわすに入って、今日で5日目です。早いですね。 体調を崩してしまったり、思うように仕事が進まなかったりする方もいたのではないでしょうか。 周りでも咳き込んでいる方はとても多いです。 自分だけが何となくそうなると立ち止まってしまうとか、止まってしまうとか、 何もできなかったこんな忙しい年末に、なんて思ってしまって焦りを感じることもあるとは思いますけれども、 私自身も今回、療養期間と言っていいでしょうかね、ちょっとお休みをいただいている期間、 寝ながら、もう動けないのでね、目を閉じたらグルグルするし、 天井を見上げて、時間が過ぎちゃっているなとか、音声配信ができないなとか、 もうこれが熱下がったらやろうかなと思っても今度は声が出ないとか、 少し焦る気持ちがなかったといえば嘘になるんですけれども、 けれども、なんとなく紅葉している街並みの木々を見ていて、 ちょうど桜並木の桜の葉っぱが紅葉していたり、 イチョウ並木も我が家の近所にはあるんですけれども、 そこがちょうどマンションのベランダから見ると遠くに本当に黄色の、 本当に黄金色の並木道に川に沿って木があるんですけれども、 それが紅葉になって、 なんとなくこれも私にとっては必要だったんだと思うようにしています。 なので皆さんももしも、今これをお聞きで、 ちょっと体調が悪くて休んでいらっしゃるような方がいれば、 それは熟成期間だと思ってくださればいいのではないかなと思いました。 私がやっているこの和文化というか、きつけとか十二人もそうですし、 あとはこの景色を見て自然の営みというのは、 冬ごもりという美しい言葉があります。 冬にこもる、冬ごもり。 この街の金魚を皆さん見ていただくと、 葉っぱがどんどん今落ちてきていますしね、枝だけになって、 一見枯れてしまったように見えますよね。 うちのベランダのモミジとか、あとはフジの枝なんかも、 もうすっかり葉っぱもなくて、枝だけで剪定を済ませて、 本当に寂しい状態ですけれども、 完全に成長を止めているように見えちゃうんですが、 でも土の中では全く違うことが起きていると言われていますね。 植物生理学的な考え方、 そういうことでは常識なんですけれども、 植物というのは冬の間、地上へ伸びるエネルギーを一旦ストップして、 その栄養を全て根っこの方に送るんだそうです。 すごいですよね。 冷たい風にも耐えて、凍らないように自分の体液の糖度を上げて、 そしてじっと耐えるんだそうです。 そして誰にも見えない土の中で、春に向けて太く長く根を張り巡らせていると言われています。 つまり冬の間は、この植物というのは停滞しているのではなくて、 春に花を咲かせるためのエネルギーを内側にグッとグッと熟成させているという最中なんだそうです。 いいですね。この熟成させている最中。 もう自分に置き換えてみてください。 何もできなくてもこれは熟成期間だと思えば、何かやっていけそうな気もしますね。 そして私たちの食卓にも通じるお話がありますね。 例えば日本酒とかお味噌とか、かんじ込みってありますよね。 かんじ込みのお酒、おいしいですよね。 一年で最も寒くて厳しいこの時期に仕込んだものが一番おいしくなると言われています。 これ、皆さんなぜだかわかりますか。 寒さで余計な雑菌が動けなくなる、いわゆる静かな環境の時だからこそ、 酵母ですとか、麹菌といった本物の発酵するものですね。 そういうものだけがゆっくりゆっくりじっくりじっくり活動できるんだそうです。 雑菌ではなくて本当の麹菌。麹菌は日本の黒菌ですからね。本物です。 それがちゃんと活動できるんだそうです。 暖かい時期だったらすぐに発酵してしまうところをあえて、寒い冬に時間をかけるということで、 深いコク、絶とかまろやかな旨味が生まれていくという感じで作られているそうです。 これを例えば私たちの人としての生き方、人生に置き換えてみるとどうでしょうか。 病気で寝込んでいる時間、まさに先日の私。スランプで動けない人もいる。 そういう時間もある。それは何もしていない無駄な時間ではなくて、 人生というお酒を美味しくするための感じ込みの時期だと思えば、 ちょっとそれもまた良しというふうになりませんでしょうか。 外側の自分の体の動きをちょっと止めて、逆に内側、心の自分の心の部分というのをじっくり向き合って、 あまり雑音というか、聞きたくないようなことは一旦遮断して、 心にある根っこを伸ばす、根っこを深くするという時期。 そう思うと、この時期もまた愛おしく感じたり、今ね、私も回復したから思いますけど、 その時はもう絶対思いませんが、今思えば、ああ、あの時期は必要だったんだなとか、 これがね、その後の何かに変わる。 例えばこういう音声を取れる、あの時はわーだったなんていうことを取れるような自分になれたというのも、 また豊かなものだなというふうに感じています。 # 七十二候 ちょうどあの今の時期は 七十二孔という暦ではですね 太刀花初めて極むという季節にあたります。 周りの草木が枯れていく中で 日本古来の柑橘である太刀花の実だけが 鮮やかな黄色に色づき始める頃なんですね。 こう冬のなんとなく黒っぽいグレーのような 景色が広がっていきますけれども その中でこの太刀花の黄色い実というのは もうなんか太陽の力が失われていない そこだけはちゃんと蓄えられているという ここにはきちんとエネルギーが蓄積されているよ という感じで黄色く色づくんだそうです。 私たちにとってはこの12月 この数週間12月に入って まさにそんな冬ごもりの時期であって そして熟成の時間だった。 そして熟成の時間を今まさに 感じていらっしゃる人もいるかもしれませんけれども 皆様にお伝えしたい言葉、和文化への思いというのが こういう時間の中ですごく深く濃くなってきたように思います。 私にとって今ちょうど12月22日というのは このボイシーの配信1周年なんですね。 なのでその時期に向けて 皆さんにお伝えしていくのを毎日毎日考えているんですが 考えるための熟成期間だったと思えば それはまた良しだなと思いました。 明日はですね なんとなく 今年も金継をするという話題が出ていて 金継の方を呼んで金継の講習でもしようか みたいな話も実はあったんですけれども ちょっと今年はしませんでしたが その日本の伝統技術である金継について ちょっとお話を明日はしたいと思います。 それではごきげんよう。 もっと見る #熟成 #冬籠り #寒仕込み 十二単着付け師の【にちにち気づきだより】さとうみなこ07:581.熟成期間だと思うようにした話02:222.七十二候コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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