TOPハウツー・学習歴史十二単着付け師の【にちにち気づきだより】第455話 平安時代のロマンチックな手紙の作法09:21 3月18日 89再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次平安貴族の「踏みつけ枝」作法LINEスタンプと異なる和歌の手紙枝に託す恋心と駆け引きの美学季節の草木が語る切ない感情現代にも活かせる心の伝え方とはAI文字起こし(β版) # チャプター 1 日々気づきだより佐藤美奈子です。 今日もお聞きくださりありがとうございます。 このチャンネルでは、日本文化に携わる私が、気づき感じる心の在り方を日々の暮らしに優しく重ねてお届けしています。 さて皆さんは、誰かにメッセージを送る時にどんな方法を使っていますでしょうか。 そうですね、今ほとんどの方がLINEなどのアプリを使っているのかなと思いますが、 例えばスタンプ一つポチッと押して、今の気持ちが伝わるかわいいスタンプたちがありますよね。 私も最近お気に入りで使っているスタンプは、私と同じオカッパ頭の女の子で、なかなかかわいいスタンプがあるので、 家族に何か送る時も、ボブイコール母という感じなので、それを使ったりしています。 とても便利な時代になりました。 では今から千年以上前の平安時代は、スマホなんてもちろんありませんので、 当時の貴族たちは、今のLINEスタンプよりももっともっとロマンチックな方法で、 いろんな手間のかかる方法で、自分たちの気持ちというものを表現していたわけです。 今日はそんな平安時代の美しい手紙の作法として、今も伝わっている踏みつけ枝についてお話をしたいと思います。 ちょうど昨日ですけれども、私のKB平安エモンド東京登場の佐藤美奈子のインスタグラムで、 この踏みつけ枝に、この枝の先にボールペンが付いていまして、 踏みつけ枝というのは、踏みを書いて枝に巻いて、それを送るというものなんですけれども、 その枝が筆記用具だったらどうなんだろうということで、 後輩がペン先をきちんと埋め込んでくれて作った、ちょっと面白いショート動画も投稿しました。 この踏みつけ枝というのは、文章の文に付くと書いて、枝です。 もうその名の通り、和歌を書いた手紙を季節の草木の枝に結びつけて送る風習のことです。 この平安時代当時の貴族たちにとっては、手紙は連絡ツール、ただの連絡ツールというわけではなくて、 自分のセンスの良さですとか、強要ですね、それを相手にアピールをする、 いわばすごく自分のことを表現する、表現芸術というか、総合芸術というか、芸術の一つだとも言えると思うんですね。 季節に合わせた色の紙を選んで、そこに自分のお気に入りのお香を抱きしめて、そして季節の枝に結びつけるということ。 それに和歌を書いて、その思いを相手に伝えるわけですよね。 目で見てもいいし、香りを聞くこともできるし、そして言葉を味わうこともできるという、とてもいろんな双方向なというか、いろんな広がりのあるメッセージなわけです。 具体的にどんな枝が使われていたのかなと調べて、私たちはちょうどこの3月、4月といろんなイベントをやるものですから、 3月の桃の節句にちなんで、桃の花びらを私どものアクセサリー作家がおりますので、 その人に作ってもらって、それを商品化してこのイベントに花を添えたいなと思っていたんですね。 それがまず梅ですよね。そしてこのちょうど春、春だったらやっぱり桜の枝ではないでしょうか。 ちょうど春というと、なんとなく始まりとか、儚さもありますけれども、恋の始まりにぴったりの季節かなと思うんですけれども、 出会いもありますしね。よく使われたのが桜の枝です。 そしてこの桜というのには、早く私に会いに来ないと花が散ってしまいますよというような、 ちょっとロマンティックな、相手をちょっと焦らせるような可愛らしい駆け引きの意味が込められていたと言われています。 そして緑が深まってくる初夏から夏にかけてですけれども、初夏に白い花を咲かせるたちばなというものが好まれました。 このたちばなの香りには、昔の恋人を思い出すという有名な和歌があるので、忘れられない思いですとか、 昔を懐かしむ気持ちを伝えるときに、このたちばなを選んだそうです。 なんかこう、なんでしょうね、切ないようなキュンとしますよね。 そして平安貴族が最も感情を揺さぶられた秋です。 この秋というのは逆に春と違って恋の終わりを感じさせたり、 あとは相手の心が離れていく不安を表現する季節でもあったわけです。 そしてそのときの定番は萩の枝です。 萩の葉は色づいて散りやすいので、あなたの心が私から移ろってしまった、 そして飽きてしまったのねというように、ちょっと恨みぶしを伝えるときに使われたと言われています。 最後に冬ですけれども、花が少なくなる季節ですよね。 もう枝しかないとか、そういう季節ですけれども、逆に当時の人というのは起点をよく聞かせていて、 なんとあえて枯れた草ですとか、枯れた枝などに手紙を結ぶこともあったそうなんです。 これはどういう意味を表すかというと、 あなたが全然来てくれないから私の心はこんな風に枯れ果ててしまいました、みたいな感じで、 かなり強烈な抗議文のようなメッセージを込めていたと言われています。 本当にラインスタンプで言うと涙をみーっと流しているようなキャラクターがありますよね。 あんな感じでしょうかね。 はい。 # チャプター 2 いかがでしたでしょうか。 ただ文字を送るだけではなくて、 葉っぱの散り具合ですとか、 あとは花の香りに、 自分の繊細な感情を託して、 平安時代の人々の心の豊かさ、 そして自然と寄り添う歓声というものが、 この踏みつけ枝に現れています。 本当に哀れで美しいということが ぴったりかなと思います。 ちょうど今はこれから春で、 桜の開花宣言が出ましたね。 この間のニュースで、 3月23日でしたっけ、 東京都内は開花予報が出ておりました。 もしも誰かに手紙を書く機会があったら、 言葉だけではなくて、 季節のお花を、 おしばなとか、 そういうものを一輪添えてみたり、 踏み香、お手紙に添えるお香があって、 それを入れてみるというのもいいかなと思います。 あなたの気持ちが、 より深く相手に伝わるツールとして、 使っていただければなと思います。 ちょうどこの前の最初のチャプターに、 私どもが作った踏みつけ枝、 枝もこれは本当に作り物の枝ですけれども、 ないときには作る。 作ったものは本物のように作る。 それがコンセプトで作っております。 ちょうど3月です。 何か年度末で、 どなたかに逆にご挨拶をして、 お別れになる場合もあるし、 逆に新たな場所で、 新たな方と出会うときに、 このような風情のある、 手紙のやりとりというか、 お礼の仕方というでしょうか。 そういうことをしてみるのも、 よいかもしれませんね。 それではごきげんよう。 もっと見る #平安時代 #もののあはれ #平安貴族 #平安時代の和歌 #文付枝 十二単着付け師の【にちにち気づきだより】さとうみなこ07:141.チャプター 102:072.チャプター 2コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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